富津岬にある県立公園。
いつも公園の手前は通過して岬の先の展望台に向かってたけど、一応この公園内の丘の上に展望台があるのが見えてて気にはなってた所。
でも、展望するならやっぱ岬の突端だよねー。ってことでその突端への道が通行止めの今日ぐらいしか寄るチャンスはないだろうと戻ってきて歩いてみた。
まず大きな池に歩くと、その展望台の丘は池の中の島だった。
ってことでその島に渡る橋に進んだ。
ら、
その橋も立入禁止で閉鎖されていた。。なんなんだまったく。
でもポカポカ陽気で気分いいので散歩だけでもいいかと林へ歩いてみた。
防風林の松林も公園だけに歩きやすい道ばかりだろうと思ってたけど、妙にマイナーな人の通りが少なそうな道もあって、なぜか妙に気になってその道を進んでみた。
ヤブ漕ぎとまではいわないけど、暖かい季節になったら鬱蒼としそうな細道を進むと、なにやらコンクリの蒲鉾型建造物が見えた。
お!なーんかこれは軍事遺跡っぽい雰囲気。銘も説明も何もなくて判別できなかったけど、帰ってから調べようとよく見て写真撮った。
公園から抜け出ちゃったような廃れた雰囲気の道をそのまま進むと、公園らしい松林の道に出て「海浜の森」の散策案内地図もあった。
他にも何か怪しい建造物みたいなのあるかな?と見たけど、そんなものが案内されてる訳もなく(今通って来た細い道も載ってなかった、、)森の奥の方に進んでも何もなさそうだったから、大池の方向に進んでみた。
天気いいせいか深い林も鬱蒼とした感じは無く、気分いい散歩。方向と位置と公園の範囲は把握してるので多少道がそれてても問題なく不安なく歩いた。
ら、
またこっちにも軍事遺跡っぽい建造物が道の横にあった。
ちょっと気ままに歩いただけでこんな幾つもあるならもっと沢山あるのかな?と、ここでスマホで調べてみた。
これらは旧陸軍の射撃試験場の遺跡だそうで、この小さなトーチカみたいなのは「監的所」と云う射線を覗き観測する所。目の前の松林は当時は平地でここで短距離砲の射撃試験を行っていたらしい。
そして先ほどの蒲鉾型のものは「弾丸射入窖」というそうで、砲弾の初速を測るために弾丸を撃ち込む穴ぐらだそうだ。
「監的所」は同じものが公園内にあと二つあるそうだけど、逆方向なので探す気はなくそのまま進んで大池の南側に出た。
実はこの池、公園の為に造られた池ではなく、東京湾要塞の富津元洲堡塁砲台を構築した時に掘られた堀。池の中の中島がその堡塁砲台跡。あーそっか、それで一度は歩いてみたいって思ってたんだっけ。。。「富津公園の軍事遺跡」で調べるまで忘れてた。
沢山いるカモやバンの水鳥を眺めながら池の周りを進んで、表側に出て正面中央の橋まで来てみたけど、やっぱりこっちも閉鎖されてた。
工事は2/15までだそうだ。二週間早かったか。
まぁ、今回は大正~昭和の軍事遺跡を覗けたので、明治の軍事遺跡は混ぜずにまた次回ということで丁度いいかと思えた。
最後に駐車場を通過して北側の海辺にあるという監視所へは行けるかな?と歩いてみたけど、プール施設で遮られてて行かれず、柵があって海すら出れなかった。岬の先へ行けないと海は見れないのか。
通れないとこが多いのは残念だったけど、取り敢えず二月とは思えないポカポカ陽気で、のんびり散歩できて満足。