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侍ラーメン

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三条市大島の8号沿いにあるラーメン店。三条だけどカレーじゃなくて背脂らしいので寄ってみた。

まずは店入る前に、暮れた後のサーモンピングな西の雲がキレイだったのでちょっと眺めた。

ファイル 2332-2.jpg店は、入口に某巨大ヒーローキャラが服着て立っていた。(こういうのははっきり載せない方がいいのかな、、とか思った)
そして中に入るとその雰囲気のまま沢山のフィギアが並んでいた。特に世代的に懐かしめたりいまだに好きだったりするキャラクターが多かった。

カウンター席についてメニューを見て「これは普通のラーメンが背脂ですか?」と聞くと、そうだという事なので普通のをたのんだ。けど、他のメニューやおすすめメニュー、夜限定メニューなどを説明してくれて、興味を持った夜メニューの「背脂煮込ラーメン」というのに変更してみた。
麺硬さ普通、背脂量も普通で。

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これはこれは背脂の柔らかさを抜けた醤油のきりりとした濃い味のラーメンで潔い味。
やっぱり背脂はしつこくなくてまろやかでおいしい。新潟の背脂は何か違うのかなぁ?
背脂ラーメンは燕市内の二店でしか食べたことなかったけど、それとはまた少し違ってるのは店の個性か、三条市内だからか、夜メニューだからか、もっといろいろ食べ回ってみたいけど、そう滅多に来るわけでもないし、新潟では他にも色々食べたいしってことでなかなか機会多くは無さそうだけど、また気軽に食べたいラーメンだった。

ファイル 2332-4.jpgそして食べ終わって会計をすますと、レジでくじ引きを1回ひかせてくれた。店の雰囲気通り遊び心ある感じがいいね。
何等だったのか失念したけど、壁に貼った袋のおもちゃか、縁起いいおみくじか、レジ周りの駄菓子のどれかひとつをどうぞってことで(ドベではなかったっぽい)おもちゃはいらんし、くじ引いておみくじが当たるって分けわかんないし、ってことで駄菓子のうまい棒をもらった。(ドベだと駄菓子の一択なのかも)
面白い店だった。

タグ:餐:ら 観:光 楽:験

山本記念公園

ファイル 2331-1.jpgまず先に長岡市呉服町にある「山本五十六記念館」に行った。
けどここは館内全面写真禁止。
なので点景記事にはならないので、この街歩きは書かなくてもいいかなーとか思ってたんだけど、次に行った公園が良かったのでそっちを表題にして上げてみた。

「山本五十六記念館」は意外と小さな宅地タイプの建物で、1フロアだけの記念館。
メインは搭乗して撃墜された一式陸攻の左翼部分と搭乗席。あとは戦艦長門の軍艦旗も大きな展示物。

じっくり見るつもりだったけど15分くらいで見終わっちゃった。。

そして少し歩いて「山本記念公園」は長岡市坂之上町にある公園。
ここは山本五十六の生家の高野家があった場所。城下外堀手前の侍屋敷で、高野家は長岡藩の中級武士。戊辰戦争で城が焼けた後、明治時代に同じ場所に家を建てて暮らしたそうだ。(ちなみに記念館は山本家が明治以降にあった場所だそうで、家名再興後なので河井家共々城外にやや離れている)

公園は普通の町中の公園くらいの大きさで、奥に山本五十六の胸像があった。

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中央に池になりそうな水槽みたいな四角いのがあって両脇に潜水婦みたいな女性像が立ってて、妙に色気ある尻だった。

さて、振り返ると公園入口の横に家屋があって、旧式の資料館かなとか思って見てきたら、これがなんと戦時中の長岡空襲で焼き落ちた山本五十六の生家を復元したものだそうで、「え?敷地のわりに家ちいさくね?」とか思いつつ、中も上がれるみたいで感激。

上がると昭和の香りの懐かしいような家屋で、一部屋一部屋小さいながら部屋数は多かった。奥の部屋には胸像の元?がドカンとあって驚いた。そしてトイレも形だけはちゃんと再現されていた。

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急な階段を上るとやけに天井の低い二階もあがれて、窓から公園が見下ろせた。五十六は七人兄姉の末子だから、十人近い家族が暮らしていたわけだけど、子だくさんの昔の家庭では二階があるだけでも広く大きな家だろうね。(ウチの父親も六人兄姉の末子でその都内の平屋の家に比べたら全然大きい)
三十歳で山本家を相続した五十六は、その後長岡に帰って来た時はこっちに帰ってたのかな?

山本五十六は連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を指揮した太平洋戦争時の日本で一番有名な提督。
有名なだけに賛否両論だけど英雄視する方が一般的かな。僕個人としても全面的に英雄視してるわけじゃないけど、復元生家にワクワクするくらいのファンではある。存分に楽しめた。

さて、公園を出たのが4時。
この後のイベントの時間は4時半から5時半までの受付。急いで行ってもヒマになりそうで少し余裕あるからもう一軒。
来た方向に戻る形で「河井継之助記念館」に行ってみた。

河井継之助は戊辰戦争時の長岡藩軍事総督で新政府軍と戦った偉人。
とは言っても、負けると分かっていた戦をして長岡の町も城も焦土とした張本人として賛否両論。個人的には司馬遼太郎の小説「峠」でしか知らず、傑作なのに人間的には嫌な奴って印象だけどやっぱり英雄。(小千谷談判はもう少し棘のない態度で相手としっかり話し合う器量があれば全然違ってたと思う)

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継之助の記念館は他にもあって、会津只見の「河井継之助記念館」には九年前コワク→に行ったことがあり、ここより大きな建物でじっくり見てたので、ここは別に入らなくてもいいかな、、ってくらいでそんなには期待していなかった。
入ってみたら受付の人が(山本記念館とはうって変わって)愛想よく雰囲気よく、写真は基本ダメだけどOKなものをそれぞれ紹介してくれた。

写真OKなのは、郷土資料館のとは違ってちゃんと復元したガトリング砲のレプリカと梯子の旗、それと継之助の像。以上。見やすいパネルの展示で二階まで廻って一通り見てまわった。なかなかよかった。

出たのが4時半。さて、いい頃合いかな。
ってわけで、駅へ向かって歩いた。夕方前で日も傾いてきたのに全然気温下がらず真夏の暑さ。汗かきながら歩いた。

ファイル 2331-5.jpgしたら駅近くのアーケードのビル一階に「長岡戦災資料館」という入場無料の資料館があった。少しくらいならまだ大丈夫な時間かな?と思い、ちょっと冷房が恋しかったので入ってみた。

ここも写真NG。中は太平洋戦争の説明と長岡空襲の被害の資料展示で焼夷弾なども並んでいた。当時の家庭の復元と市街の焼け野原のジオラマは写真撮りたかったなー。

それにしてもほぼ駅前にここまでちゃんと戦争を伝える資料館が開放的にある街ってすごいなぁ、、まぁ、山本も河井も戦争がらみだし、忘れちゃいけない町の記憶と教訓をしっかり展示できるのは大事なことだと思う。
夏休みの研究のような子供を連れた家族も来てて、親の方が真剣に驚きながら見てたのが印象的だった。

そして駅前通りに出た。
通りの向かいがイベント会場のアオーレ長岡。
渡る為にいったん駅前の高架歩道「大手スカイデッキ」を上る。エスカレーター動いてて楽だった。

アオーレ長岡はなんかここだけスゴイ近代的でちょっと浮いた印象。あれ?前に来たのいつだっけ?

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この長岡駅が長岡城本丸跡で、このアオーレは二の丸跡。石碑の立った一角はまだ前来た時のまんま残ってたw
前にこの石碑見に来たのっていつだっけ?(十年前の08/4/16)その時は古めかしい建物だったよなぁ。。とか思いつつ会場に進んだ。(その時の建物は翌年に解体して2012年にアオーレがオープンしたそうだ)

というのは新潟のアイドルグループNGT48の握手会。
興味ない人や否定的な人が多いかなと思って(自分自身、数年前までそうだった)伏せてたけど、何度か「何のイベント?」と聞かれたので書いておきます。
一時の興味本位で傾倒してて今年の2月で終わりにするつもりだったのが、リバウンドで興味継続してました。。
 
で、長岡の話に戻ると、今回は去年の8月に長岡に来た時はハイプ長岡での「全握」というイベントでライブもあるので早く来てたけど、今日は「個握」で時間が決まってるのでゆっくり来た。
チョイチヨイと済ませてすぐ終わるかと思ってたのが、なんか階段折り返して三階まで続く長い列になってて時間かかった。。なんだこりゃ。流れ始めて会場に入ってもレーン内の列が途切れることなく「個握」でこんなに並ぶとは思わなかった。。三十分かからないかと思ってたのが、ゆっくり券を消化してたら一時間かかった。やっぱ地元新潟は熱いってことだね。幕張の方が全然楽でいいや。。
 
でもまぁ、おかげで長岡をじっくりまわれたし、台風の暴風域を抜けてドライブできたのでよかった。
あくまでドライブがてらで、周りの人に比べても熱は低いけど、ちょっとした心のアクセサリー気分で楽しめたらいいかなと思ってます。

タグ:観:館 観:園 観:像 観:屋 観:城 楽:歩 楽<待 楽:催 楽:推

悠久山公園

ファイル 2330-1.jpg長岡市御山町の標高115mの小山にある公園。

長岡は幕末の戊辰戦争で新政府軍との熾烈な戦闘で陥落奪還を繰り返した長岡城のあった町。
その城跡はーというと、現在JR長岡駅になって埋もれて公園すらない(石碑くらいはある)。よっぽど新政府が消し去りたかった苦い戦いだったんだろうと想像させるよね。(西郷隆盛の弟もここで戦死してる)
戊辰戦争で戦闘があった幕軍の城の中でもここまで影も形も残ってない城は他にはないんじゃないかな?

そんな消し去られた長岡城だけど、この悠久山公園内にある「長岡市郷土資料館」に天守型の建物が建てられてて失った城を偲んでいる、、というのをネットで見て気になっててネタ帳に書いていて来たいと思っていた。

さてさて、その「長岡市郷土資料館」は公園の一番奥で駐車場からちょっと歩くようだ。今日はここまでどこも寄らなかった分しっかり歩こうと石段を上った。

駐車場の脇には野球場があって、試合中らしく応援の太鼓や歌や声援が聞こえていた。それも夏らしいなと思った。

少し上ると鳥居があって「蒼柴神社」に進む。

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御祭神は長岡藩三代目藩主の牧野忠辰。
拝殿で参拝して境内を進むと、本殿の横に長岡藩主牧野家御霊廟とあって石塔が並んでいた。
この神社は最初は長岡城内にあったのを、この地に移し領民に広く親しまれ、裏の森(現在の公園全域)は立入禁止の神域にしていたそうだ。

神社を抜けて先へ進むと広い森に囲まれた公園。写真だと青空高く緑が映えて清々しく見えるけど、暑かったー。

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そして意外と広く「長岡市郷土資料館」は先の先、あちこちに見かけた長岡の偉人の石碑の中には戊辰戦争時の長岡藩総督の河井継之助のものもあり、見ながら進んだ。

広場の先は登り坂。下から見ても山の頂上に見えてたので、やっぱそうだよな、、と思いながら坂を上ると頂上(ここが115m?)の天守型資料館に出た。

これはこれは模擬天守のようなちゃんとした造りだけど、案内板も「郷土資料館」としてて城をかたどった建物と書かれていた。よそならこれで「○○城」とか名乗っちゃうところを(千葉にも多い)あくまで資料館ですとキチンと言ってるのに好感。
この入り口の脇の石垣の一部分に「長岡城塁の石」として長岡城の礎石が嵌め込まれていた。(石垣ではなく礎石なのでちょっと変)

入館は有料だったけど(ネタ帳に書いてなかったから無料かと思ってた、、)払って入館。
受付で「この建物は長岡城の天守変わりだった三階櫓を復元したものですか?」と聞いてみたら、「三階櫓はもっと小さくてシンプルな形だったようで、こちらは会津城をモデルに三階で建てたと聞いてます」だそうだ。なるほどカッコいい。

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中の資料館はなんと写真OK。めずらしいよね。
まずは藩主牧野家と長岡城と城下の歴史資料、上の階に長岡の有名人の資料、写真全面OKでも資料はその場で見ればよくて意外と撮らないもので、戊辰戦争のガトリング砲(おまつりで使った不正確な模型)と山本五十六の軍服だけ。長岡城とか戊辰戦争のジオラマ模型とかあればなーとか思った。(長岡城のジオラマは「長岡藩主牧野家資料館」というトコにあるそうだ)

逆に下の階の「雪国の民族展」は面白くて撮りまくった。
雪国民家の様子を再現した一角には昭和のマネキンのような彫の深い白人風の人形家族が囲炉裏を囲んでて面白かった。
そして雪の装備や道具の展示の脇にいきなり「戊辰戦争で使われた大砲の砲架」の現物が置かれてて、あれ?なんでこれ上の階に置かないんだ?と思った。けど説明を読んで納得、新政府軍のものだった。長岡の資料とは並べたくなかったのね。
それと長岡花火の三尺五寸玉打上筒(昭和58年当時日本一のもの)とか花火の資料もあった。

さてさて最後に最上階の展望室。表に出ると長岡市街が一望できた。

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西から北に広がる市街以外は山と森で、高い山も手前の森に隠れるくらいだったので眺める方向は西北に尽きた。
市街の先には弥彦山が見えていた。時折いい風が吹いてはいたけど、やっぱ室内の方が涼しくそんなには眺めてられなかった。。

資料館を出た。結構ゆっくり見てまわったつもりだったけど、それほど時間かかってなかったから、公園内にあるらしい動物園を覗いてみようかなと思い、そっちに下ってみた。

木の間に覗きながら下ると、立派なサル山のあるミニ動物園だった。しかもどうやら無料のようなのでサル山の脇から入ってみた。
「長岡開府400周年」の400の字を配した花壇の前の円形の展示舎を中心に囲うようにいくつもの展示舎が並んでた。

動物はサルも含め、割と野生でも見かけそうなウサギ、テン、タヌキ、アナグマなどが並び、クマは体調不良でお休みでいなかったけど、とにかくタヌキが沢山いて元気でかわいかった。カメラを向けると寄って来てクンクン。アップで撮れたw やーっぱタヌキはかわいいなぁ!

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鳥の方が多かった。
ここのメインは新潟だけにトキの近縁種。「クロトキ」はインドのトキ、「ムギワラトキ」はオーストラリアのトキだそうだ。でもやっぱ、トキは白に赤桃色の嘴じゃないとねー。

他には孔雀に雉に鴨、鶏、白鳥、梟、隼などなど、こちらもトキ以外は割と見かけそうなものが多かったけど「チョウゲンボウ」という小型の隼が凛々しくてカッコよかった。外で飛んでるのを見てみたいな。

全体的に普通に野山にいそうな身近な種類の動物がメインだけど、逆にそういう種の動物の方がじっくり見る事って少ないよね。ゾウとかゴリラとかキリンとかに比べて実物のタヌキって(路上の死骸以外で)そうそう見ることないよ。イラストとかでは見るけどね。とにかくタヌキはかわいかった。

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表から動物園を出て、広場の北側を下の池を見下ろしながら駐車場へ歩いた。
(この「泉翠池」は大正時代にここが公園になる時に造られた人工池。そしてその向かい側は昔スキー場だったそうだ)

暑くさえなければいい散歩なんだけど、とにかく汗だく。公園が広く長く感じた。

タグ:観:園 観:館 観:宮 観:閣 観:石 観:具 観:模 景:町 景:山 楽:眺 動:鳥 動:獣

すえひろ食堂

ファイル 2329-1.jpgみなかみ町布施の17号沿いにある食堂。

大きなトンカツの看板で「上州麦豚 重ねトンカツ」というのが前から気になってた店。
調べたら意外と朝早めの時間から開いてる店で、朝からなら一度は寄ってみようかなと思っていたけど、場所的に沼田や月夜野までの混雑が解消された先で、いつもスイスイ流れて通過してばかりだった。
ので、時間に余裕がある今日は初めて寄れた。

ファイル 2329-2.jpgで、その「重ねトンカツ定食」をたのんだ。
蕎麦とのセットもあるとか、チーズ入りや梅入りにもできるとか言われたけど、取り敢えず普通にそのままの定食にした。

座ってスマホいじって待ってたら、足元がもぞもぞして、テーブルの下を覗くとアブがじゃれついてきてた。うぜー。
別に刺さないし、かまれる時も素早くはないので停まられた時に叩けばいいんだけど、停まる様子はなく足元周りで飛び回ってるだけのようで鬱陶しかったので、店の人に「虫タタキないですか」と聞いたら「田舎なのでごめんなさい、こっちの席でどうぞ」と移動願われた。

さて「重ねトンカツ定食」のカツは「ソースでも醤油でもお好みで」と言われたので半分ソースで半分醤油で食べてみた。

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重ねトンカツは思ったほどのボリュームでもなく、お!という事は無かったけど普通においしかった。
うん醤油が面白くていいな。

今日は朝早めという時間でもなかったけど、9時からちゃんと食事できる店ならまたよることあるかもね。
次回は「上州麦豚 豚丼」かな。ややリーズナブルだし。

タグ:食:定 餐:揚