河井継之助記念館
河井継之助は幕末の長岡藩の家老。戊辰戦争で官軍と戦い、負傷して会津に退却中のこの地で息を引取った。
記念館は新しく立派な建物だった。
入館料¥300
館内スリッパ。写真可。
司馬遼太郎の「峠」は、有能で才覚がありながら小うるさくて無愛想で嫌われやすい性分のこの河井継之助を題材にしながら、面白く読みやすい小説。司馬遼さまさまだね。
小説で分かった気になってちゃいけないけど、小説で分かりやすく描かれてなきゃちょっと分けわかんない人物。
記念館の中には、その河井が息を引取った屋敷が移築されてた。
小説では峠を越えてこの地で死ぬのがクライマックスだと思うんだけど、そのくだりは頁数少なく惜しい気がした覚えがある。(読んだの随分前だけど)
ガトリング砲のレプリカが展示されてた。
もっと活躍してほしかった兵器である。

戊辰戦争コーナーはビデオと地図が連動しててわかりやすかった。

そして順路では記念館からちょっと外に出て「山塩資料館」に行く。この建物が昔の「河井継之助記念館」だったらしい。
中にはダムで沈んだ塩沢村の、塩泉から塩を作ってた様子が解説されてた。
河井とは関係ないけど、これはこれで興味深かった。
記念館に戻る。

河井が担がれて越えた峠、八十里越えの新旧街道の地図があった。こういうのが見たかった。
峠峠言いながら峠自体の話が少なくて不満だったんだよね。

「八十里 腰抜け武士の 越す峠」戸板に乗せて運ばれてる怪我人が言う言葉かね。。(^ ^;Δ
この句も小説の題名の「峠」も幕末期全体を八十里越の峠に例えて言ってたんだろうね。
そして記念館を出て、近くにあるという河井継之助の墓に行ってみた。
河井継之助の墓は墓石が新しくて、全然雰囲気がなかった。。と思ってて、帰って来て調べたら、その写真に撮った新しい墓は隣の別の人の墓だった。。