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殺生石

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那須町湯本の県道沿いにある景勝地。
従姉との旅行で宿でゆっくりのつもりではいたけど、ホテルのチェックインにはちょっと早い時間だからオマケの寄り道。
ここはいつも駐車場満車で寄ったことかったんだけど、日曜のこの時間で小雨降ってたから今日は駐車場ガラガラ。なので、山の上まで行くのはやめて咄嗟に寄ってみた。

傘差して車を降りるとさっそく硫黄臭。んーいいねー。温泉だよね。この臭さ好きだなぁw

園内は木道で楽に歩けるようになっていた。

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他の温泉火山地のこういう地獄風な場所に比べたら平坦であっさりした印象ではあるけど、途中に「千体地蔵」や「教伝地獄」などあって雰囲気作りは上々。
温泉は噴きだしてなかったけど硫黄が出てそうな感じの部分はあった。
青森の恐山に行ったときの話とかしながら歩いた。

で、一番奥にあったのが「殺生石」

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日本を滅ぼそうと渡来した九尾の狐が、退治されてもなお毒石となって近づく人や獣を死に至らしめてたという伝説の石の破片だそうな。
ふーん。

ゆっくり眺めて脇の川を見たりして折り返した。

戻りは反対側をまわってみた。
こっちには「湯の花採取場」や「盲蛇石」などがあった。

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そういえば最初から気になってたけど、「蜂や蝶の類、重なりて死す所」とかある割には、やたらと白い小さなチョウが元気に飛びまわっていた。

大きさはシジミチョウくらいだけどこれはなんていう蝶だ?
とまったときに羽を畳むから蛾じゃないとは思うけど、、
(帰ってから写真見て調べたけど分からなかった、、やっぱ蝶じゃなくて蛾かな?シャクガの仲間?)

「サンバレー那須フォレストヴィラ」
従姉の予約で贅沢な宿を甘えてしまいました。
バイキングの料理はどれもこれもおいしくて、温泉はいくつもの湯をワゴンで巡回できてそれぞれの湯にまたそれぞれ幾つもの湯船あって、兎にも角にも最高だった。といううちのサイトらしからぬ宿泊。どうもありがとう。
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千年の池

小山市高椅の県道沿いにある高椅神社の池。
っていうか、まずはいきなりお気に入りの店の(行者にんにく入り)餃子定食の写真がドーン。(店の写真はとってなかった)

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こちらは何度も来てる話好きの雰囲気いいおばちゃんの小さな店で、従姉を連れてきてこういう店でも大丈夫かな?とか思ってたけど、逆に話が盛り上がって、餃子の話では「キムチ鍋に入れてもおいしいのよ」って話でわざわざキムチ汁餃子をサービスで作ってもらえて従姉も感激してた。
僕はからいの苦手だから食べなかったけど美味しかったそうで嬉しい。

そして、向かいの高椅神社や池の話になって、ちょっと食後に行ってみようって事になった。

ファイル 1868-2.jpgで、千年の池。
高椅神社は鯉が守り神なので、この地域の人達は鯉料理を食べないし、鯉のぼりも揚げないそうだ。そんな鯉が泳ぐ池。
この鯉が可愛いんだ。池の縁を歩くとみんな付いて来るし餌の食いもいい。以前は池の鯉って興味なかったんだけど、ここでエサあげてから鯉のかわいさに気付いたって場所。
いやぁ、そんなトコ従姉を連れてきて大丈夫かな?とも思いつつ散歩がてら来てみたら、それまでの雨雲も割れてタイミング良く日も差してきてた。

今日も池の縁を歩くとやっぱり追って付いてきてかわいかった。
さっそく100円納めてエサをとって従姉と分け合って鯉と戯れた。

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そしたら池の畔で椅子に座ってたお婆さんが「でーてこい でーてこい 池の鯉」といい声で歌い出した。
話を聞くと池の前の家の昔からの住人だそうで、若いときには頼まれて料亭で歌ってたという自慢話から、歌は冒頭以外はオリジナルで作ったとか、昔一家の主に代わって鯉を奉納放流して恥ずかしかったとか色々話が聞けて楽しかった。従姉も楽しんでて良かった。

そして高椅神社にもお参り。
楼門は改修中で一つ一つ外して置かれた木組みを覗けた。

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横からまわると社殿前は散り落ちた銀杏の葉が黄色くきれいで、、お参りして包丁塚を見た。


地味だけど図らずもナイスな寄り道。
従姉は日本に帰るたびに友達と旅行してまわったりしてるので、日本の観光地はあちこち行きつくした感あるようだけど、それだけにこういう観光地ではない普通の神社や、おばあちゃんの話とかの何気ない田舎の風景は逆にツボだったのかも。好評で良かった。

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