記事一覧

滝岡ミヤコタナゴ保護地

ファイル 1765-1.jpg大田原市滝岡の天然記念物ミヤコタナゴ(絶滅危惧種)保護地。

何回か来てるお気に入りだった場所。
水中観察舎から池の中が覗けるだけでなく、さらさら流れる小川と小さな林のような爽やかな一角、、だったんだけど、去年の3月に来てみたら、、樹は切られ草は刈られ池の底はゴミが沈み、正直取り壊してるように見えた。
けど一応「改修工事」との貼り紙もあり、きっと整備して復活するんだろう、、という甘い期待も持ちつつ、やっぱ恐いからしばらく来れなかった。

で、ここんとこ魚ネタばかり続けてて、ここがずっと気になってたので、思いきってきてみた。
ら、 やっぱり樹はなくガラーンとした雑草野原になってて茫然。園内を歩く道のような痕もなく雑草生い茂ってた。
でも水中観察舎はまだあるみたいなので、取り敢えず雑草の草叢を歩いてみた。
サンダルじゃ歩きづらいけど、靴に履き替えるって程でもなく、一応残ってた小川のイトトンボを眺めながら進んだ。

ファイル 1765-2.jpg

この観察舎は程よい日陰にイトトンボが集まってて階段の段ごとに停まってた。もうしわけないけど払うように下りた。
奥には掃除用具があり、キチンとしてて荒れた様子はなく、窓面前に椅子代わりのビールケースが置かれてた。

取り敢えず座って水中をみてみた。
アクリル窓の汚れと水の濁りであまりよくは見えなかったけど、前に来たときのようなゴミは沈んでおらず、静かな池の底だった。
魚は、、、やっぱいないか。とダメそうな感じだったけど、よくみるともぞもぞとザリガニ発見。
っていうか気付けばザリガニだらけ。のそのそ動いては乗っかったりちょっかい出したりしてケンカしては泥を巻き上げていた。

ファイル 1765-3.jpg

じっとしてたら魚も現れるんじゃないかと思ってしばーらく待っている内に、蒸し暑さにも慣れてきた。
ふと周りを見ると、また階段にイトトンボが戻って来ててのんびり。他にも子供のカエルまで来てた。色的にヒキガエルの子かなと思ったけど見た感じアマガエルっぽい形してて、ヒキガエル色の保護色になったアマガエルかな?とか思った。セミの抜け殻に合わせてるつもりかな?かわいらしい。自然ぽくていいな。

水中窓面に目を戻すと、今度は近くで鳴く鳥の声に気付いて探して見ると、水面に頭を出した倒木の上に小鳥が乗って囀ってた。

ファイル 1765-4.jpg

ハクセキレイかな?セグロセキレイかな?こっちの視線も気付いてるように目線をくれたりしてたけど、しばらく木の上をチョコチョコ跳んでまわって見せつけるようにポーズ決めてた。
なかなかこんな水面からの角度でゆっくり野鳥を眺めることもないので、ゆっくり飛び去るまで観察した。

虫や蛙や鳥まで見れて自然いっぱいでいいけど、肝心の魚は見れないのかね、、と思って水中に目を戻すと。
あ、ダボハゼ。
最近、別のトコでは魚が少ないときにオマケの慰めのように現れるダボハゼだけど、ここのは貼りつくだけでなく割とちょこちょこ泳ぐ姿も見せてくれた。これは横の説明にもある完全陸封型のジュズカケハゼってやつかな。模様がハッキリしててかわいらしい。

なんだ、魚いるじゃん。
と気をよくしてまたしばらく眺めてたら、タナゴ大の魚も何度か見え隠れ。素早いし濁ってるし汚れてるし、、もうちょっとよく見えるトコをゆっくり泳いで欲しいと願ってたら、気前のイイ一匹がシャッタータイムとばかりにイイ位置にゆらーっと出てきた。
おお!これは、、、ミヤコタナゴ??
タナゴっというよりクチボソ(モロコ)だな。でもまぁいいか。

ファイル 1765-5.jpg

ハッキリよく見えたのはその一匹だけだったけど、間違いなくタナゴっぽい形で尾の付け根が赤い魚もいたので、ハッキリ見えるトコに出てこないかな、、としばらく粘った。
けど、よく見えたのはクチボソの子供くらい。
ミヤコタナゴをはっきり見たかったなぁ。。でもまぁ魚も見れたしタナゴもいることは分かったし取り敢えず満足。もう4時過ぎちゃったから帰ろうか、と諦めて観察舎を出た。

なんか色々見て気をよくしてから見まわしてみると、自然公園ぽく整えた人にやさしそうな公園より、保護区としてはこの方がより自然な姿に近くていいのかも、、とか思えてきた。
木があると枯葉や実で水底汚れるし、元々タナゴとかって林の沢じゃなくて平野部の野原の雑草の合間の小川とかが生息原風景なのだとしたら、保護地としては敢えてこの姿にしてるのかな?なんて思えてきた。

ファイル 1765-6.jpg

雑草の野原を戻ると、来た時以上に蛙がピョコピョコ跳びだした。
跳び出さなきゃ場所バレないのにね。。
カメラを向けてみると、アマガエルだとばかり思ってのがそうではなくて、アカガエルだった。

失ったと思ってた楽園は、より自然な姿で沢山の小動物が見れるいいスポットになってた。
意外と来てみたら北のいつものコースからも離れてなかったので、また来ようっと。


ちなみに
13/4/29の点景(→)

11/2/6の点景(→)

タグ:動:魚 動:虫 動:鳥 景:原 楽<残 観:然 観:蛙 観:池

道の駅 さかい

ファイル 1764-1.jpg境町新吉町の県道の境大橋北詰にある道の駅。
この県道はいつも通る北方向の定番コースで頻繁に通過してる道の駅。でもここんとこ割と寄るようになってきた。

なんか以前はイマイチ活気のない面白味欠ける印象の道の駅で、蕎麦はうまいけどすぐ売り切れるし、軟体動物のようなカツ丼は衝撃的だけど二度と食べたくないし、、
っていうトコだったのが、ここ最近は色いろと面白いメニューも増えたし、近隣の利根川べりを利用したアトラクションなんかも企画あって活気出てきた感じ。そして工事してた一角にはアメリカンな洒落たスナック店が出来ていた。

今日は蕎麦だけ食べようと思って寄ってみた。
点景もこの冬に書いたばかりだから今回は割愛のつもりで気軽な食事。

ファイル 1764-2.jpg

ん?あれ?変わった?
以前は十割とは思えない食べ易さの柔らかい蕎麦だったけど、今日のは堅めの田舎蕎麦。筑波で食べたようなズッシリした蕎麦で、「十割」って雰囲気だった。
そして厨房前の渡し口にあった自由に取れるオクラがとても新鮮でおいしく、後半はめんつゆに入れて粘らせながら啜っておいしく食べられた。
この調子でカツ丼もちゃんとしたのかな?気になるけどチャレンジする気にはならないww それよりも気になったものがあったので外に出た。

ファイル 1764-3.jpgで、入口脇の一角にある例のアメリカンな洒落たスナック店「CORG'S」。
奥の食堂で見かけた雑誌の切り抜きに、ここのホットドッグはさしま茶入りのソーセージだと出てて気になって来てみた。
で、辛くないか確認してホットドッグ購入した。

この店は「弱虫ペダル」とコラボしたサイクルカフェだそうで、「弱虫ペダル」の顔ハメがあって、ホットドッグ調理を待つ間見てたら、写真撮ってる人も多かった。へー。人気なんだ。

ファイル 1764-4.jpg

ホットドックは豪華な箱入りのしっかりした物だった。
そして期待の「さしま茶入りのソーセージ」は意外や意外、見た目から脂プリプリ弾けるパキッっていうのを想像してたけど違って、柔らかく優しくソフトなソーセージ。ちゃんとお茶の葉がはいっててその風味も相まってしつこさのない落ち着いたソーセージでおいしかった!
来る手前で買って持ち込みのテイになっちゃった「さしま茶」ともよくあってペロリと食べられた。

ファイル 1764-5.jpgそしてその「さしま茶」は引き続きドライブの友。
ゆっくり飲むつもりだったけど、やっぱりおいしくてすぐに飲んじゃった。
フト気がつくとラベルは英語表記の面と「さしま茶の歴史」の面があって、帰ってからゆっくり読もうかと写真とっといてみた。

なんでも「さしま茶」は幕末の黒船来航後から早速アメリカに売り込んで輸出に成功した日本茶第一号なんだとか、、ほんとかよ。
下田に来てたハリスにも飲ませて気に入られてたそうで、駿河の茶所を出し抜いて遣り手のお茶だっだんだ、、
なんか、さっきのアメリカンな店の「さしま茶入りのソーセージ」っていうのもあながちチグハグではなかったんだと妙に納得した。


ちなみに前回のここの点景はこちら(→)

タグ:餐:麺 餐:菜 餐:ば 餐:飲 道の駅