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千波湖

水戸市千波町にある「沼」
涸沼、牛久沼などは、積極的に沼と呼んでいるのになぜここが「湖」と呼ばれているのかは知らないけど、日本三大庭園の偕楽園から繋がるように広がる千波公園にあるし、昔は水戸城の堀としての機能もあったようなので、むしろ「池」と呼んだ方がしっくりきそう。

さてさて、今日は友達と水戸辺りで合流できるかなと思って、水戸市街の無料駐車場を考えててこの千波公園に来てみた。
で、千波湖を眺めてのんびりしながら連絡休憩。

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その千波湖は県庁のある都市の真ん中にある湖沼にしては広く、まさに水の戸の町だと思える眺めだけど、ここもやっぱり干拓で小さくなったそうで江戸時代にはこの3~4倍近い大きさがあったそうだ。

そういえば来る時には噴水が高々と上がってたのに、車を停めてるうちに終わってしまってちょっと悔しい。
そんな噴水の効果がどれだけ効いてるのか分からないけど、覗いた水はどろっと濃い緑のアオコで絵の具の筆を洗ったような感じだった。。

少しボーっと水面を眺めてたら、カモが泳いで近づいてきた。
エサかなんか貰うつもりだったのかね、けっこう近づいてきたけど、何も貰えないと分かるとサッと反転して不機嫌そうに去って行った。けど、そんなカモのお尻が可愛いかった。

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そして次は逆方向から黒鳥が登場。
ちょうど、黒鳥の説明が書かれた看板の前を通ってさりげなく大接近。目の前で停止。。でもやっぱり何ももらえないので「ナンだよケチな客だな」って感じで去っていった。
黒鳥はねぇ、某保険会社のCMのせいで印象悪くしてるよね。。

ファイル 1512-3.jpgでもそのあとヒョコヒョコと陸にも上がってきた。
歩く姿は可愛らしい。
松本零士の描くトリさんみたいだ。
でもやっぱり何も貰えず、通りかかった子供連れには遠巻きに避けられてたりして可哀相だった。

そうこうしてるうちに友達から連絡入って休憩終了。車に戻って移動した。

千波公園はSLとかバスの移動映画館とかいろいろあるみたいなので、また休憩に来てもいいかなーと思った。

タグ:景:湖 景:町 動:鳥

ロマンの碑公園

ファイル 1511-1.jpg芳賀町東高橋の123号沿いにある公園。
国道を走ってて何となく樹がカッコよかったのとトイレ行きたかったので寄ってみた。

駐車場の向かいの川沿いの一区画だけの小さな公園だけど、そこに「ロマンの碑」とか「勝善神の祠」とか「二十三夜塔」とか置かれてて、解説があるのは「ロマンの碑」だけで、他は標柱だけだった。っていうか、樹はなんでもない負通のエノキだったようだ。

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ファイル 1511-3.jpgその「ロマンの碑」というのは日本を代表する明治時代の画家の青木繁が、この芳賀町出身の福田たねと恋仲になり子供を産んで、親子三人でこの芳賀町の実家に滞在した時期があり、名作を描いた地でもあるということを記念して造られた親子の姿の碑だそうだ。
細かく言うと、たねは明治36年に上京して繁と出会い、38年には子を産み、39年の暮れから翌40年春まで当地に滞在して別れたそうで、実は結婚はしていない。
青木繁の代表作はこの五年間の間にすべて描かれていて、別れて四年後に28歳で病死している。まさに二人のロマンがあってこそ輝けた芸術の炎ってとこでしょうか。

へー、どんな絵かいてたんだろう?
とか思ってたら、五行川に面した東屋の前に代表作「海の幸」の案内板があった。あーこれ見たことある。ほうほうほう、この絵の人なんだ!
とか思いながら何気なく川の方を見たら対岸の川岸にその絵っぽい石タイルが組まれていた。

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何気なく寄ったトコだけど、普段とは違ったジャンルを楽しめて面白かった。
(恋人の聖地とかそいうスポットじゃなくてよかった)

タグ:植:樹 観:藝 観:石 景:川