川越市の城跡。
去年来た時は(→)保存修理工事中でこの本丸御殿には入れなかった。
ってわけで(たまたまだけど)再訪。
入館料は100円だった。
この本丸御殿は現存物。
掛川でも書いたけど全国に四箇所しかないらしい。
だいたいどこでもそうだろうけど、明治の維新後は新政府やらの庁舎などに転用されたりで、この川越城本丸御殿も県庁舎から修練道場、中学校舎を経ている。
その都度都合良く改装されたりしたんだろうから往時の姿とは違ってるんだろうけど、そういう歴史を踏んだ建物ということで、飾りか物置にしかならない櫓や天守とは違った趣がある。
さて、本丸御殿の中は、意外と飾り気がなく実務的で質素な御屋敷だった。
部屋は小さ目の部屋と大広間が並んでて、大広間だけは入室できるけど撮影禁止。
日当たりいいけど冷たい板間の廊下から覗き見て回った。
裏側には明治棟という明治期に増築された小棟があり、渡り廊下の先には家老詰所という独立したような屋敷があった。
この家老詰所は元はもっと長い渡り廊下の先の端にあったそうだけど、富士見市の農家に払い下げて移築してたものを又戻して再現。
奥に談合する家老人形が置かれてたのが不自然だったけど、それをのぞけば本丸御殿と言うことを忘れそうな長閑な雰囲気。
日当たりのいいポカポカの縁側がある屋敷だった。
庭先ではネコがやってきて水飲んでた。
おっとおっと、、
なんか和んじゃいそうだけど、こんな天気イイのに勿体ない。。
ドライブで和みたい!
ってわけで後はサラリと早足で廻る。
順路は大広間の裏側を廻る。
撮影禁止の大広間だけど、この裏側の廊下に面した絵板戸は写していいんだよね?
最後にその大広間に入って見る。そんなに広く感じなかった。
本当に残ったのは一部だけのようでこれでおしまい。全体の六分の一くらいだろうか。
ちょっと物足りないような気もするけど、凛としたイイ雰囲気の建物だった。
そしてまた今回も、本丸御殿前の神社の売店で川越やきそばを食べた。
んー。太麺の焼きそばだけど、これはやっぱりうどんだよね。。