記事一覧

とさでん

ファイル 1646-1.jpg高知市街から近郊までを走る路面電車。通称「土電(とでん)」
あ、市電じゃなかったのか。
中心の国道を東西に長く走る路線と、駅と港を繋ぐ縦の路線の十字の路線の2路線(西と東は直通だけど別路線らしく正確には3路線)があり、その交差する中心が丁度今いる「はりまや橋」なので、ちょこっと乗ってみようかなと思った。

乗るなら何処へ行こうか路線図見てみたけど、目的が路面電車なのでどこでもよく少し迷った。
で、短い縦の桟橋線で桟橋車庫へ行ってみようと思った。

ファイル 1646-2.jpg電車はバス以上に頻繁に走ってて、差ほど待たずに到着。

来た車輛は四角く小さく見える1000形(1002)という昭和56年製の比較的新しい車輛。
基本の土佐電カラーで安心した。

乗車するとあまり混んでなかったので優々座れた。
ので、旅の恥は掻き捨て宜しく子供のように先頭に座って運転席越しに走る景色を眺めた。

いいねー揺れも音も。
乗降ボタンを押すとチーンと鳴るんだね。ちんちん電車だね。

ファイル 1646-3.jpg

対向車輛とも何度か離合。
速度も車よりゆっくりめでのんびりで、整備員のような人達が線路歩いてたりもしてた。軌道あるとバスより全然安全だね。

料金は高知市内は一律200円。(はりまや橋で乗り換えるときは乗換券をくれるらしい)なんか遊園地の園内乗物みたいな気軽な乗物って感じ。住んでるとそうは思わないんだろうけど、路面電車の走る都市って雰囲気好きだわぁ。

そして、終点の一つ前の「桟橋車庫前」で下車。
ここに「とさでん交通」の本社と車庫がある。簡単な資料館とか売店とかあればなぁ、、とか思ったけどそんなものはなかった。
5/3の鉄道の日のイベントでは此処でいろいろ催されるらしいけど、なんでもない今日は静かな土曜日だった。

とりあえず、路面電車の車庫を眺めた。(奥にはバスの車庫もある)

ファイル 1646-4.jpg

いろいろな型の車輛が並び、特にクラシカルな貨1形というやつはイベント宣伝用になっちゃってたけど可愛かったし、奥には欧州製のやつとか三連接のカッコイイのも停まってた。

そしてたまに整備なのか位置の入れ替えなのか、車庫の入口までの往復で車輛動かしたりしてて、意外と面白かった。

あ、そういえば以前好きだったオレンジ色のネコみたいなラッピングの車輛ってもうないのかなぁ?あれの「ごめん」行きが謝ってるみたいで好きだったんだけどなぁ。

98/5/3 後免線

ファイル 1646-7.jpg

十八年も前じゃもう変わってて当然か、、

そんな感じでしばらく眺めて停留所に戻った。
終点の「桟橋通五丁目」は信号一個分のすぐ先によく見えてて、その先の港に海保の巡視船が覗いたりしてた。(昔はその桟橋からフェリーが出てたそうだけど今はない)

ファイル 1646-5.jpg

そして少し待って車輛到着。
今度は古くてカッコよくて大きく見える200形(202)という昭和25年製の車輛。これまた基本の土佐電カラーで安心した。(ラッピング車輛は一番多い型の600形(S32年~38年製)が多いようだ)

乗車するとガラガラで独占。古くて雰囲気ある車内を悠々眺め回せた。
いいねー。それにしても昭和25年製の車輛って凄いよね。もう平成も28年、改修され続けたにしても一時代分走り続けてるんだもんな。

ファイル 1646-6.jpg

なんてひたってたら、途中から乗客が乗ってきた。
土佐弁ばりばりで駆け回る子供たちと、やっぱり土佐弁で叱るじいちゃんと眉顰める怖そうなばあちゃんに暢気そうな婦人方。ナチュラルな土佐弁聞けて満足。

「はりまや橋」まで戻って下車。あー乗り換えしないまでも乗換券を記念に貰っとけばよかったかな。。


と、ほんの30分ばかりだけど路面電車を楽しめた。
元々ドライブ中に見る路面電車とかって大好きで、並んで走るとワクワクしてた。
でもそういえばドライブ中の寄り道で乗ったことは、、長崎で乗っただけだわ。(地下鉄は福岡で乗った。モノレールは那覇で乗った)
もっとこういう都市交通機関の散歩乗車休憩があってもいいよなーと思った。

タグ:楽:乗 楽:音 楽:懐 観:鉄

はりまや橋

ファイル 1645-1.jpg高知市はりまや町の32号沿いにある「日本三大がっかり名所」のひとつとして有名な橋。

国道を通過中にチラ見で何度か見てて知ってたけど、たまには散歩がてらじっくり見てみるかと、近くの駐車場から歩いて来てみた。

橋は赤く小さく可愛らしい感じで公園の水路に復元されている。
んー別に悪くないと思うけど。。

正直言ってどこがどうガッカリなのか、やっぱりわからない。
みんないったいどんな橋を期待してガッカリするのだろう?
「よさこい節」の歌詞のように坊さんがカンザシ買うような洒落た小恥ずかしさもあるし、だいたいこんなもんじゃないの?
(むしろ東京の日本橋の方がよっぽどガッカリな気がするけど)

ファイル 1645-2.jpg

橋の横には創業200周年の珊瑚飾りの店が店頭でサービス価格の小物を売ってた。(坊さんでさえカンザシ買うような町で)そのくらいの物でも土産に買ってってあげようという相手がいない自分にガッカリってことでいいかな。

「はりまや橋公園」には地下広場というのがあるようなので下りてみた。
何のことはない交差点下の地下道だけど、昔の欄干が展示されてたり、よさこい祭りや物語の資料や、昔の高知市街の絵図の壁になってたりしてた。
けど、ホームレスが要所要所で寝てて閲覧できずにガッカリ。

ファイル 1645-3.jpg

トイレに入ってみたら「地下ホールとトイレを夜間閉鎖します」と貼り紙してあって(多分)ホームレスもガッカリ。

地上に出ようとエレベーター乗ったら、その建物の四階はハローワークになってた。ハロワの地下にはホームレス。なんかガッカリ。

地上に出るとバイキンマンの像があった。ホームレスいるからってそりゃないだろうとガッカリ?
歩道橋渡るとアンパンマンもあった。そういう意味じゃなくてガッカリ?

ファイル 1645-4.jpg

しつこいのでそろそろガッカリ終了。
32号には石の欄干があって、これが現役の播磨屋橋ということらしい。ふーん。

なんとなくはりまや橋交差点の路面電車乗り場に渡ってみた。
ちょっと乗ってみようかな、、とか思ってたら電車来たので思わず乗車。これは稿を改めます。

ファイル 1645-5.jpgで、また路面電車で戻ってきたのがちょうど10時。
交差点の東の建物に掛かるからくり時計が鳴って動いていた。

とりあえず濃い朝だけどまだ10時。
何も食べてなくて空腹ゲンカイ。10時なら商店街の店も開きはじめるかな?と思って商店街に歩いてみた。


で、結論としては、やっぱり僕的にはガッカリではない橋。
札幌の時計台だってガッカリしなかったしなぁ。那覇の守礼門なんかいい雰囲気だった。(ガッカリできなくてガッカリっていうのは無しね)

有名なトコで万人がホントにガッカリするトコは、、、たぶん「がっかり名所」なんて名乗る前に話題にもならないよね。(ばいめいっていうことか、、、)

タグ:楽:歩 観:橋 観:選 観:園 観:像 観:キ 観:装 楽:音

五台山公園

ファイル 1644-1.jpg高知市吸江の高知港前にある山の頂上付近にある公園。
展望台がありそうなので来てみた。
道は一通なので通過しちゃったらアウトだけど、公園下の入口の駐車場は通過して進んでみたら無事に上にも駐車場があって、優々停められた。

眺めのいい駐車場から公園に歩くと、庭園のような整った雰囲気の公園だった。
そんな園内を進むと展望台の建物に出た。

ファイル 1644-5.jpg

一階の売店は閉まってたけど屋上の展望台への階段は閉まっておらず自由に展望できた。

ってわけでさっそく展望。
屋上には突き出したテラスみたいなのと階段部の屋上とがあって、突き出した方は人がいたので先に階段部の一番上の屋上で展望。360度のパノラマでぐるりと見回せていい眺めだった。

ファイル 1644-2.jpg

山としては公園前のNHKの電波塔の先が一番高い頂上みたいだね。その脇には竹林寺の五重塔も見えた。

そして、突き出したテラスの方にも行ってみた。
やっぱりこっちの方がメインかな。
高知市街から浦戸湾と高知港がよく見えた。
市街には高知城も見つかり、湾港には小さな島「丸山台」が浮いててカワイかった。(公園になってる島だけど渡る手段は無いそうだ)

ファイル 1644-3.jpg

先にいた人が帰ってからはしばらくひとりだったので悠々と展望。風も気持ちよかった。

ファイル 1644-4.jpgしばらく眺めて、真下を覗いてたら登ってくる人が見えたので退散。
空いてる時間にのんびり来れて良かった。

と、思ったけど売店横の廊下に「土佐のほうじ茶アイスクリン」なんて貼紙みたら、やっぱちょっと店開いてるくらいの時間に来ればよかったかも、、とか思ったりして。


ちなみにこの展望台の建物は、昔運行されていた「五台山ロープモノレール」の山頂駅だったんだそうだ。
ロープモノレール?
吊って引っぱるロープウェイとは違って、ロープを伝って自走する画期的な乗物で国内唯一の導入例だったそうだ。へー。
昭和44年の開業で57年に廃止。
残念だなぁとも思うけど、残ってても多分乗らないだろうな。

タグ:楽:眺 景:海 景:島 景:川 景:町 観:楼 観:城 観:園

五色ノ浜

土佐市宇佐町竜の横浪半島にある浜。
景色イイ浜を眺める展望台でもあるのかと思って立ち寄ってみたんだけど、小さな日陰の駐車場から少し歩いてみたら途中で鉄柵越しに浜が見下ろせた。でもま、もう少しちゃんと見れる場所があるならばと進むと、小道の入口に案内板があった。

ファイル 1643-1.jpg

ここは「横浪メランジュ」という1億3千年間から7千年前までの岩石や地層が入り乱れて分布する海岸で、プレート学を世界で最初に証明した場所として国の天然記念物になってるそうだ。
。。ちょっとムヅカシイね。

っていうか、展望台じゃなくて浜に下りる道だった。んーどうしようか、、
けっこう高さあるよな、、戻るのつらいよな、、っていうか、道も草ボウボウで怪しいし、、とか思いながらも進んでた。
トンボが沢山いて先導された。太めの尾のトンボはあまり見ないやつだな(ハラビロトンボと言うらしい)

ファイル 1643-2.jpg

浜を眺めながら、けっきょく浜まで階段を下りきると、小型の案内板があった。

北へ進むと「伊坂ノ鼻」に展望台があって「横浪メランジュ」の北端から南端まで一望できるらしい。

南に進むと、様々な岩石や地層を観察できて「チャート壁」まで行けるけど、潮位によっては通れない場所があるそうだ。片道45分。

とりあえず様々な岩石が並ぶ南側こそが「五色ノ浜」のようなので、まずは浜を南に進んでみた。

この南ルート、散策路があるかと思いきや、そんなものはなかった。
足場を探しながら岩を登っていく形。。
浜に出たトコから見えていた小型の案内板があるトコまで来てみたけどけっこう大変。っていうかこんなトコまだ序の口の入口程度だった。
案内板には【巡検ガイド】メランジュの様々な岩石が写真で解説されてた。

ファイル 1643-3.jpg

少し登ればその先の様子が見れるかな?と、頑張ってみたけど、この先は更に岩肌を登ったり道なき岩を辿っていくようで、登ってる時はまだいいけど、フト振り返ると戻るのも大変で意外と怖い。
こりゃ散歩でフラリと進むルートじゃないわ、、岩歩きの完全装備じゃないと死ぬわ、、と諦めた。

振り返った浜は景色よく、北の「伊坂ノ鼻」はカッコよく聳えていた。こっちはいいや、そっち行こう。

「伊坂ノ鼻」は展望台があると書かれてたから、そっちは道があるだろう、、、と進んだけど甘かった。
こっちもやっぱり岩。溝の大きい歩きやすい靴なので滑る心配はなかったけど、やっぱり大変だった。

ファイル 1643-4.jpg

しっかり岩に掴まって一歩一歩慎重に進むと、崩れたような痕があった。あーひょっとしたら道らしい道は崩れて落ちたか?
更に慎重に進んだので小型の案内板まで遠かった。。

で、なんとかその小型の案内板のトコまで登ると、ここが峠。
あれ?展望台ってどこよ? 確かにココから北も南も見渡せるけど、展望の台はどこさ。崩れたのか?
案内板だけちゃんとしてて他はワイルドなキツイ場所だった。

ファイル 1643-5.jpg案内板には【巡検ガイド】地震断層の化石が写真で解説されてた。

その地震断層の化石が見れる岬の北の浜、、景色よくいい眺めだけど、またこれ岩を下りるのも登って戻るのも大変そうなので、ココで眺めるだけで良しとしよう。。(写真で見るとたいしたことなさそうに見えるのが不思議)
「こういうときは臆病なくらいがちょうどいいのよね」正直言って地震断層の化石は、、見てもわかんないし。

ってわけでここで折り返し。
っていうか、、、振り返ったらこっちから見る「五色ノ浜」もいい眺め。さっきの南側の岩場の先もよく見えた。 、、っていうか、あんなの進んじゃダメでしょ。

ファイル 1643-6.jpg

そして戻る道はなく、、やっぱ崩れてるよね。あーなんでこんなトコまで登って来ちゃったんだろうか、と後悔しつつも、あんまし考えるとますますイヤになりそうだったので足元だけに集中して、周りの岩をしっかり掴みながらゆっくり下りた。

ファイル 1643-7.jpgそして浜に下りて休憩。つかれた。。
浜は小石がガラガラ言っててなかなか心地いい音を奏でてて癒された。
散歩だったら浜辺でのんびりするくらいで止めとかなきゃね。

そして階段を上って県道に戻った。
もちろん汗はかいたけど思ったほどキツくはなかった。ちゃんとした道だしねww

しっかしマニアックなコースだった。
案内板だけはちゃんとしてて観光地みたいな雰囲気出してるのがイケナイよ。

っていうか、ドライブ中に興味もって寄るスポットで地質学系の岩場とかって割りと多く、何処が面白いのか分からないトコも多いけど、もう少し勉強したら面白くなるかな?
あ、いや、面白くなったら興味本位で危険なトコにも入り込んじゃいそうだからヤメとこう。。アブナイあぶない。

タグ:楽:眺 楽:登 楽:音 楽<困 景:岩 景:海 景:浜 景:岬 観:地 観:然 動:虫

帷子﨑

ファイル 1642-1.jpg須崎市裏ノ内下中山の県道「横浪黒潮ライン」沿いにある駐車場。
カーブ脇で入りやすいのでこの道を通るときには大概立ち寄ってる。(ここの西の先には武市半平太像の駐車場があるけど、そこは道の裏に廻る形なので殆んど寄らない)

ココから見える太平洋へ突き出した岬が「帷子﨑(かたびらざき)」、、、とばかり思ってたけどそうではなく、この駐車場が岬の付根にあるので真ん中の海が見えずらい方向に延びてるのが帷子﨑のようだ。

そのいつも帷子﨑だとばかり思ってたのは地図で見ると「大碆」と書かれてたけど、それはその岬の先の岩場の名前のようで、岬は名前がないみたい。
下のパノラマ写真で左端の先が「帷子﨑」、真ん中がその名前のない岬と「大碆」で(これが帷子﨑だと思ってたので)ズームでも撮ってた。

ファイル 1642-2.jpg

えーあれが帷子﨑じゃなかったのか。。
どんな形してるんだろう、帷子﨑っていうくらいだから単衣の着物みたいな岬? んー、、、まぁいいか。

ところでこの駐車場、前来たときよりクジラの絵は崩れかけてたけど舗装はきれいになってて、フト気付けば駐車する場所が区分けされてて、ここは車で入る場所じゃなくなってたようだ。(あと、以前は沢山いたネコが一匹だけしか見当たらなかった)
まぁ、他に誰もいないから問題はないだろうけど行儀悪い気がしたので反対側に移動した。

ってわけで、東側の眺め。

ファイル 1642-3.jpg

こちらは朝日のシルエットになってて一味違った眺め。
この岬は地図で見ると「ツヅラ崎」って名だね。
運転中はつらい朝の眩しさも展望では気分いい。清々しい朝をたっぷり感じて休憩した。

今回の点景は、その場で感じた事ではなくて帰ってから地図見て気付いた地名の話しになってしまった。。
ついでに調べながらウェブ見てたら、実はこの駐車場、前の県道渡った先にもう一段高い展望台の登り口があったそうだ。。知らなかった。
そこから見たら「帷子﨑」もちゃんとみえるかな。
帰ってきて早々に次回行くときの楽しみが出来ちゃった。

タグ:楽:眺 景:岬 景:海 景:岩 動:獣 観:絵 観:P

手打ちうどん つるや

ファイル 1641-1.jpg観音寺市坂本町の県道沿いにあるうどん店。

この店は某アニメの舞台になったいわゆる聖地で、かなり気に入って何度も見返したりするくらいのイイ作品なんだけど、だから来ようと思ったわけではなく、作品内では学生の主人公らが部活帰りの夕方に食べて帰っていたので、日暮れのこの時間でも営業しているおいしい店だろうと思って来てみたわけです。(昼過ぎで終わっちゃう店も多いからね)

店に入ると程よくすいていた。
町で元々人気の店のようで、お客さんも普通に近所の人って感じでゆったりしてた。(サイトを見ると創業四十周年とあった)

で、こちらはノンセルフ。席について注文。(あ、おでんはセルフだった。食べてないけど)
メニュー色々あって迷ったけど、まず目に付いた「肉ぶっかけうどん」の大にした。
たしかアニメの作中でもそれをおいしそうに食べてたと思った。。 けど、うどんを待つ間にメニュー見返してたら「肉うどん」というのもあった。。あれ?こっちか?(そうらしい)え、、「肉うどん」と「肉ぶっかけうどん」て違うの?どう違うの?とか思ってる内にうどん登場。

ファイル 1641-2.jpg

うん、おいしかった!
うどんはしっかりモチッと生き生きしてて、だしも旨く、そこに甘味ある肉が乗りつつ、アクセントのレモンが面白く調和してた。
うどんにレモンかー!いいなこれ。
美味しく面白く一気に食べた。

風先輩が何を食べてたかなんでどうでもよく、美味しいうどんを食べれて満足した。

食べ終わる頃には家族連れのお客さんぞくぞく来て混み始めた。夕食タイムかな。
混む寸前の夕方のいい時間に食べれてよかった。

タグ:餐:麺 餐:肉 観:ロ

紫雲出山

ファイル 1640-1.jpg三豊市詫間町の三豊市詫間町の先の部分(浦島)にある山。
展望台があるようなので県道の坂をクネクネ上がってきてみたけど、駐車場からも少し歩いて登るらしい。。
んー丸亀城で歩いてけっこう疲れたからなぁ、、どうしようかなぁ、、何て思いつつ、迷いながらも取りあえず進んでたw

まあ、そんな距離でもなかったけど、いい勾配の舗装路で、夕暮れどきで焦ってたせいか長く感じた。

で、8分程歩いて頂上付近の公園に出ると、まず見かけたのが竪穴式住居のある遺跡館。こんな山の上に弥生時代の集落遺跡って凄いなぁ。
でももう閉まってた。軽く覗いて通過。
すれ違った家族連れの女の子が人形を見て「ぶきみー」と笑ってた。

ファイル 1640-2.jpg

更にちょこっと坂を登るとちょっと突き出した形の屋根のある展望台があった。

おーいい眺め。
標高352mの紫雲出山山頂の一番高いトコから庄内半島の先っぽ方向の北西部180°のパノラマと、北側は少し木々に隠れてたけど粟島も見えて、遠くには瀬戸大橋も見えた。
ここもひとりだったので気持ちよくしばらく展望。
吊られてた鐘も恋人向けって感じじゃなかったから鳴らしてみた。(、、別にいい音でも面白いもんでもなかった)

ファイル 1640-3.jpg

ファイル 1640-4.jpg残念ながら、パノラマの撮影は太陽の光量差で失敗。
広がる青い海はうまく撮れても写真じゃわかんないかもね。(そんなこと言ったら元も子もないけど)
半島の先っぽからこの眩しい西日を挟んで南西に広がる燵灘の海は島も少なくて青々広々。
半島の右と左で印象違って面白いね。

後から来た人の声が聞こえて譲るように下りた。(後から来たのが若者で、後にした展望台から「ぱねーぱねーぱねーぱねー」と騒ぐ声がうるさかった)

北側の道を戻って下ると、少し下に東屋のある展望台があって、こっちはさっき少し隠れがちだった北側の海が、足元の箱集落から広がってよく見えた。ここはパノラマに出来た。

ファイル 1640-5.jpg

で、下りは5分ほどで下りられた。
車に乗って駐車場から出ると、道は奥にもうひとつ駐車場があってそっちも展望台になってるようなので、ちょこっと移動して行ってみた。
おお、こっちは半島の付け根の南東側がよく見渡せる展望台。いい眺め。(詫間基地跡の所は隠れてたけど、粟島と詫間の間の離着水してた海は見下ろせた)

ファイル 1640-6.jpg

夕暮れ前のラストの時間でナイスな展望地。ここまではちょっと地味な半島だったけど、まわってよかった。

タグ:楽:眺 楽:登 景:海 景:島 景:山 景:岬 景:陽 観:遺

詫間海軍航空隊跡

ファイル 1639-1.jpg三豊市詫間町香田の県道沿いに昔あった旧軍の航空隊基地跡。
ここはもう現在では工場と学校になっていて立ち入ることは出来ず、石碑を見るだけのスポットなんだけど、前から興味あって来てみたいと思ってた。

詫間海軍航空隊は戦時中に編制された水上機の実用教育基地。
戦時末期にはかなりの数の水上機や飛行艇が集まった海軍最大の水上機基地で、ここからも偵察機や誘導機、特攻機なども飛んで出撃したそうだ。

どのくらいの数の水上機艇が有ったのか分からないけど、石碑には「第二次、第三次丹作戦で二式飛行艇二十七機と二百五十名の精鋭を失った」とある。二式大艇27機って、、
帰還した艇が何機あったのかわからないけど可成の数の大型艇を飛ばした海だったんだろう。
ちなみに、鹿屋基地で見た現存する二式大艇は、終戦時にこの詫間基地に残った三機の内の一機だそうだ。
(ああそうか、鹿屋に行ったときに知って此処に興味もったんだっけ)

ファイル 1639-2.jpg

石碑の駐車場からは工場しか見えず、あの大型飛行艇がウジャウジャ集まってた海っていうのを想像することもかなわない状態だけど、手前の津嶋神社で見た穏やかな海を思い浮かべて少しなるほどなと思えた。

遺構は滑走台が海岸に残ってるらしいけど、行って見てもわからなそうだからいいや。(そもそも行けるのか?)

目の前の県道の向かいには洞穴が三つあって、防空壕跡だそうだ。

ファイル 1639-3.jpg

碑文の解説としては、基地の建設で立ち退きさせられた住民、地元の勤労奉仕隊を加えての突貫工事、徴用工員や女子挺身隊の修理作業、被害の大きい無謀な作戦、特攻機、といった多くの犠牲を忘れず平和を祈るという内容。(空襲はなかったんだね)

戦争について真摯に考えるのもいいけど、正直、高性能の大型飛行艇がウジャウジャ集まってた基地という興味で来た人向けの一文も欲しいトコ。(そんなやつ滅多にいないか)
戦争賛美じゃないよ。歴史の舞台と武具機器類メカメカの興味だよ。
犠牲で言ったら幕末だって戦国だって南朝や源平だってあるわけで、城や古戦場なんかは観光地になってるし。

二式大艇は170機くらい造られたそうだけど、沢山集まる基地って想像つかなかったんだよね。
霞ヶ浦とかのほうが多かったのかな?

タグ:観:軍 景:洞

津嶋神社

ファイル 1638-1.jpg

三豊市三野町大見の瀬戸内海三野津湾に面した神社。
ドライブしてて、海に浮かんだ小島の神社に橋が架かってるのを見かけて、渡れるのかな?とか興味持って来てみた。

まず陸の拝殿にお参り。
この津嶋神社はスサノウを祭神とした子供の守り神の神社だそうで、子のいない自分には縁遠い気もしたけど「自分の中の少年らしい元気をお守り下さい」とか訳の分かんないことを祈って参ってみた。

そして島へ続く橋へ行ってみたけど、、この橋は閉鎖されてた。
あら、
普段は閉鎖されてて、一年に一度祭りの時だけ開いて枠木を填めて渡れるんだそうだ。。そっかー。

ファイル 1638-2.jpg

残念に思ってたら脇の案内には「津島神社の柱状節理」ウバメガシの純林や節理の岩で囲まれた天然記念物の島という解説で、ますます興味深いけど仕方ないね。
子供じゃないし諦めた。

周りを見ると、神社の左(西)側の横の扉が開いてて堤防から浜に出られた。
穏やかな瀬戸内海三野津湾の海と、重なって浮かぶ岬と島々。いい眺めだった。

ファイル 1638-3.jpg

反対側からは見れないかな?と、神社の東側に歩いてみた。
ら、こっち側は堤防から出る扉はなかった。
けど、堤防に登る段はあったので、登って上から海を眺めてみた。

塀くらいの厚さの堤防で足元狭く結構高く、落ちたらヤバイよな、、と思いつつ(子供の頃の塀登りを思い出しつつ)上を歩いて島へ続く橋を見た。
シルエットになっててイイ感じだった。

ファイル 1638-4.jpg

途中まで来て、このまま進んでも下りられないんじゃ?と思って、慎重に方向転換して戻った。

まあ、島には渡れずともイイ風景で落ち着くトコだし、ちょっと子供っぽく塀のぼりも楽しめていい休憩になった。

駐車場に戻るときにJR予讃線の「津島ノ宮駅」の踏切を渡ってたらかーんかーんと鳴りだした。お、電車くるかな。とのんびり渡ると、鳴り始めてから間もなくアンパンマンの列車が凄い速度で通過。
え、こんなすぐ来るの?と驚いた。
遮断機のない第3種踏切って結構怖いね。アンパンマンはえー。(この駅は夏祭りの時以外は停車しない臨時駅だったようだ)

ファイル 1638-5.jpg

タグ:観:宮 観:然 観:鉄 景:海 景:島 楽:眺

丸亀城

ファイル 1637-1.jpg丸亀市一番丁にある城。
現存天守がある全国十二城のひとつで、唯一来たことなかった城。つまりこれで現存天守制覇。
最後のひとつなので楽しみは残しとこうかな、、とか思ってたけど、なんか最近天守よりも石垣とか郭とか構えとか、戦場になった歴史とかそういうのがある城の方が興味深くて、江戸時代のお飾り的な城より戦国乱世の実戦の攻防のあった城跡とかの方が城としては、、、なんて思えるようになって、ホントに興味なくなる前に行っておこうと思い来てみた。

まず正面から内堀を渡って大手二の門、大手一の門とくぐる。共に江戸初期築の国重文の門。かっこいいね。
門の先では「おもてなしライブ会場」というお笑いステージがあって「丸亀じゃんご」という吉本の芸人さんが漫才をやってたので足を止めて見てみた。結構面白かった。いいねいいね。

ファイル 1637-2.jpg

そして見返り坂という真っ直ぐな坂を沢山の人に混じってえっちらおっちら登る。
一本の折返しのない坂道って城らしくないなぁ、公園造成時に造ったのかなぁ?なんて思ってたけどサニアラズ。往時からこういう造りの城だったらしい。へー。
その坂の途中で見上げた三ノ丸の高石垣が素敵な曲線で聳えていて格好良かった!

で、汗かきながら三ノ丸に登ると、登ったすぐの所から突き出るような出丸風な櫓跡があったので、そこまで一気に進んで展望休憩。

ファイル 1637-3.jpg

ここは多聞ノ櫓跡。
北正面の港側から西の讃岐富士まで広く見渡せて風も気持ちよかった。

ここからはもうそんなでもなく、すぐ上の二ノ丸に登って、ささっと本丸へ登城。
同じくらいのペースで登った人達が天守の写真撮り捲ってる間に、先に天守に入ってみた。入場料200円。空いてそうな頃合いに入れてナイスだった。

天守は簡素な造りに見える三階櫓並みの建物。雰囲気も櫓って感じだった。
急な階段を登って三階に上がると、格子の窓ながらイイ風吹いてて気持ちよかった。

ファイル 1637-4.jpg

眺めはさっきの多聞ノ櫓跡と少し角度違うくらいだけど、格子から覗く効果かな?町も海も手に取るようによく見えた。
これで十二城の現存天守コンプリート。だけど、雰囲気が櫓って感じなのでイマイチ実感無く、だったら現存櫓も全部行きたいなぁとか思った。(でも現存櫓は中に入れない所の方が多いんだよね。。)

しばらくひとりで悠々と東西南北周りながらゆっくり展望してたけど、次の人が登って来たので譲って下りた。

そして天守の写真撮りながら本丸を一回り。
やっぱどう見ても櫓、、弘前城とどっちが小さいだろう?さっき見た高松城の櫓より小さいのでは?

ファイル 1637-5.jpg

本丸は四角に隅櫓跡があってそれぞれ眺めよく、北東の隅櫓跡は天守の裏側だったので誰もいなかった。ここは続きの櫓だったんだろうな。一緒に残ってればもっと格好良かったろうに。
表の広場の先の南西の隅櫓跡には三角点があった。おお、山だね。

周りを見てると割と登ってきても天守に入らない人も多かった。公園気分で来てる地元の人とか犬連れてる人とかいろいろだね。金比羅山よりは楽に程よいくらいで登れて眺めイイから、気軽に来れて親しめそうな城山公園だね。
ひと周りゆっくり歩いて二ノ丸に下りた。

二ノ丸からは登ってきた見返り坂には戻らずに桜林から北の表に進んでみた。
その木々の中に井戸があった。
この井戸は案内によると65mの深さがあって日本一深い井戸なんだそうだ。へー。
覗いたら真っ暗で底なんか見えなかった。けど試しに小石を落としてみたら、---ぽちゃん!と音が聞こえた。

ファイル 1637-6.jpg

そして人気のない北の正面に回ると、天守の真前の下にあった長崎櫓跡は柵もなくガクブルで覗ける気持ちイイ櫓跡。石垣高さを実感できていい眺めだった。

そして三ノ丸に下って振り返ると石垣とセットになった天守が風格あって格好良かった。
ああ、此処の城は石垣とセットで栄える勇姿なんだね。これは大きな天守要らないわ。
二層分以上の重圧感と造形美で立派な城。むしろ大きい建物は維持修繕費もバカにならないから理に適った城だね。納得納得。

ファイル 1637-7.jpg

三ノ丸からは見返り坂に戻って素直に下った。


現存天守十二城は天守に入った順番で並べると
・松本城(93/5、11/5)(※12/7)
・松江城(94/3)
・姫路城(94/3)
・犬山城(94/8、13/5)
・備中松山城(06/4)
・高知城(06/4)(※98/5)
・松山城(07/9)
・彦根城(07/9)
・宇和島城(08/7)
・丸岡城(11/9)
・弘前城(13/7)(※93/5)
そしてこの亀山城(16/5)
(※は、城内を歩いたけど天守に入らなかった時)
元はといえば93年2月に名古屋城に行って、あまりに城らしくない天守閣の中身にガッカリして興味を覚えた現存天守の城巡り。二十三年かけて楽しませて貰いました。
どの城も印象的でよかったなぁ。

冒頭で書いたような「お飾り的な城より実戦の攻防のあった城跡」に興味が広がってきたいたものの、やっぱり立派な城郭というのはいいもんだなーとこの丸亀で改めて感じ、気が向いたら二周目も悪くないなと思えてきた。(松本、犬山は二度目も楽しかったし)

タグ:観:城 観:重 観:閣 観:門 観:石 観:装 景:町 観:一 楽:登 楽:眺