那珂川町(旧馬頭町)和見にある国指定史跡の横穴墓。
なんか洞穴とか涼しそうだなぁ、、なんて思って来てみた。
駐車場にある案内には「1300年前の横穴墓」とあるだけで、それよりも平将門の女が将門滅亡後に逃れてきてここで出産し「唐土帝妃」を名乗ったので「唐の御所」と呼ばれるようになったという伝説が大きく書かれていた。(気がふれてたのかね?)
なんかよくわかんないけどまあいいや。
駐車場から歩いてみたら、すぐ裏の斜面に洞穴があるのかと思ってたけどそうではなくて、杉林に道が続いてて意外と登るスポットだった。
日陰で涼しげだけど、この夏はこんなトコでも蒸し暑く、冷たいもの沢山飲んで運動不足の僕はすぐさま沢のような汗が流れた。
でも「少しくらいは歩かないと体に悪いな」とか思ってちょっと頑張ってみた。
ちょっと歩いたらいきなり鳥の群(山鳩?)がバタバタと飛んで逃げてビックリ。
鳥はその一回だけだったけど、虫は先までずっと多く、すぐ脇の茂みや木の幹からはセミがビービーと騒いで逃げたり、逃げるのにまた近くに止まったりというのが何回も繰り返した。
そして目の前には案内するようにシジミチョウやイトトンボが舞って、足元にはカエル(アカ?アマ?)がピョコピョコ飛び出してきた。
なんか歓迎されてる?もののけ姫の森の精霊みたいに周りをバタバタと虫たちが逃げたり寄ってきたりしながら取り囲まれて進んでるようだった。
そしてまずは「廐穴」。
これは長くえぐれた岩に幾つもの横穴があいていて、幾つかの大きな穴は四角くちゃんと室に形成されていた。
なるほど墓なのね。1300年の間には崩れたり荒らされたりいろいろあったんだろうね。
通過して先へ進むと、道の周りに幾つかの洞穴のような横穴が見えた。これらも横穴墓なのかな?
立ち止まって写真撮ってるとそぐさま蚊の羽音が聞こえた。。刺されたくないからなるべく立ち止まらずに進むことにした。
その中で入口が立派なものはちゃんと「遠見穴」と名前が付いていた。
中にも入れそうだけど、、んーやっぱ電灯持ってなきゃ暗いしやっぱ窮屈そうなのでヤメといた。
そしてぐるっと回って一番高いトコにあったのが「唐の御所」
これだけが国指定史跡だそうでちゃんと説明版があって、中には入れないように柵があった。
中には前室と玄室があり、玄室は奥行九尺六寸九分、幅六尺六寸、高さは六尺一寸九分、、一尺は30.3cmだから充分暮らせるね。
これだけは他の横穴とは大きく違って大型で精巧な造りなんだそうだ。(見れないけど)
その少し下には「姫穴」というのがあった。こちらも柵格子があった。ちょっと名前的に惹かれるものがあり覗いてみた。(姫の穴って、、)
これで一回り。意外といろいろ見れて面白かった。
虫が多く夏の森の自然を感じられたけど、汗だくずぶずぶで夏はやっぱキツイなぁ。
ああ、沢山見たのは虫だけじゃなくてキノコもいろんなのが生えてるのが見えた。毒なのかなぁ美味いのかなぁ、、これも名前憶えたらおもしろいのかもね。