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乃木神社

ファイル 3251-1.jpg下関市長府宮の内町にある神社。

忌宮神社から「古江小路の街並み」に歩くつもりだったけど、裏の道の出たら「あ、ここさっき車で通った時手前に乃木神社ってあったな」と思い出して来てみた。
下関市長府といえば乃木希典の出身地、総本山とかそういうわけではないだろうけどゆかりの地で何かあるかなーと思って来てみた。

乃木希典は明治時代の軍人で日露戦争で旅順要塞を攻略した将官。明治帝御崩御の後に追うように夫婦で自決し崇められて全国各地に神社が出来た英雄偉人。近年では司馬遼太郎の酷評などによって愚将との印象が広まっているけど、個人的には小説は小説と割り切っているので個性的な侍魂を貫いたエキセントリックな人物と認識している。
亡きあとにたくさん神社ができてもナンダカナーって感じだろうけど、家の前の坂に自分の名前が付けられて、それがアイドルグループの名前になったりしたらさすがにやめてくれと言いたくなるかもしれない。

さてさて参拝。ごりやくはなんでしょうね。

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奥に進むとさざれ石が並んだ先に「御神水」というのがあった。乃木家の使ってた井戸「梅の井」からくみ上げた水だそうだ。蛇口は玉をひねるタイプ。水は普通だった。
そしてご夫妻の銅像があった。

その先は「乃木将軍舊邸」とあった。へええ、東京赤坂の旧邸が残ってるのは知ってたけど、こっちもあるんだ。
普通の平屋の小さな家もあった。
江戸の藩邸で生まれ育った乃木氏だけど、安政5年(1858)の十歳の時にこちらに移り十六歳まで暮らしたそうだ。
これは没後の大正三年に復元した家屋ということだけど、外見は幕末の家屋とも大正の家屋とも思えない普通な感じに見えた。。中の間取りを復元ってことなのかな?閉まってたから分からなかった。(戸を開ければ入れたらしいけど寄附金提示されてるので気が付いてても入らなかったと思う)

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家の周りはいい感じで木が繁り楓の葉の緑がきれいだった。梅の井とか石神社とかまでは庭の名残のもののようだった。そしてツツジがキレイに咲いていた。

で、他にも「水師営の会見」という唱歌の歌碑があったり、「二〇三高地の松」という若い松があったりした。
ちょっと雑に感じたのは、室内用のガラス水槽が幾つか並んで置いてあり、水草繁って荒れていたけど、メダカが泳ぐのはかろうじて覗けた。

こんなとこかな。
水と銅像でほぼ満足してたけど、思った以上に見どころあるメモリアル的な神社だった。

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さてさてやっぱり「古江小路の街並み」へも行こうかな、、とも思ったけど、なんかいろいろ見て充分だったし、何気に忌宮神社との間の道も雰囲気良く、「横枕小路」と標柱も立ってて、これと同じ感じ雰囲気かなー、、だったらこれでいいやとか思えちゃったので、もういいかと車に戻った。

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