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あたりや食堂

ファイル 2882-1.jpg美浦村大谷の125号沿いにある食堂。

よくある事だけど、空腹なのに店も食べるものも決まらず、もう選ばずに見かけた店で食事しよう!とか思いながらこの125号を通ってて、見かけたのに躊躇して通過しちゃった店。
後からあそこの店寄ってたら何食べれたんだろうかとネットで調べたら、ナマズ天丼とかあって、あー寄ってればアタリだったのかも、、とか思った店。

うろ覚えで稲敷市の大杉神社よりも南のイメージだったけど、全然違って美浦村に入ったトコだった。

で、今日もまたいざ来ると引っ込み思案で「もう飲み客の時間なんじゃないか」とか怯んだものの、まぁ昨日もそんな店で食事してたので(飲んでたおっちゃんおばちゃんたちが「鬼滅の刃」の話してたのが聞こえてて、ブームってスゴイな!と思えて面白かったので)、まぁいいかと怯まず入ると、広めの店内に飲んでる客は一組であとはソロだったので、落ち着いて席につけた。

メニュー見ると、ナマズ天丼は「かすみ天丼」と名が付けられてて、なんとも正直に「キャットフィッシュ使用」と書かれていた。
まぁそうだよね霞ヶ浦産アメリカナマズだよね。
最近テレビの影響で特定外来生物とか嫌われがちだからか行方市の方では「ナマズ」としか言わないのに対して素直にきっぱりと標示してて好感持てた。食べておいしきゃいいし霞ヶ浦のアメリカナマズも確認されてからもう四十年くらいいるそうだから立派な地場産。(僕が千葉県民になったのと同時期くらいらしいw)

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ってわけで「かすみ天丼」
肉厚のコロっとした米ナマズ天と蓮根天などがのった丼。
米ナマズは意外としっかりしててクセのないおいしい白身魚だった。日本のナマズってフワッとしてトロッとしてる印象だったからちょっと別でこれはこれで美味しくアリだった。
そして茨城特産のレンコンも意外としっかりしててシャクって歯応えあっておいしかった。
で、お吸い物に入ってたツミレは白魚だったけど、これまで米ナマズって事ないよなぁ、、(たぶんアジ)と思って会計の時に聞いてみようと思ってて忘れてた。。

素直においしかった。また来たいと思った。

店の入り口には小さな水槽が二つあって、片方はネオンテトラ。もう片方は、、黄色いティラピア?
水槽の魚は好きだけど、熱帯魚は興味ないんだよね。。
米ナマズも飼っててほしかったけど特定外来生物じゃ無理かな。。

タグ:食:丼 餐:魚

麻生藩家老屋敷記念館

ファイル 2879-1.jpg行方市麻生にある県指定文化財の武家屋敷。

この夏にちょっと麻生藩に興味を持ち来てみたんだけど、手前で逆に曲がっちゃって(そっち方向にも別の(三好家)家老屋敷があって駐車場がなかったのであきらめてた)ここには気がつかず、後から(日誌書いてて調べて)知って悔しく思ってたスポット。
麻生藩家老の畑家の上級武家屋敷。

小学校前にあって前の道の角が駐車スペースになっていた。

入口の門にある案内を読むと、安政3年(1856)に藩士屋敷から出た火災の類焼で失い、その翌年に再建された主屋と門だそうだ。

で、門をくぐって広い邸内を進むと立派な茅葺屋根の屋敷が見えた。
おおこれはカッコいい!此の外見は藩主の屋敷とよく似ていたんだそうだ。

そして玄関わきにメダカの鉢があった。覗くと白いメダカで今風だったけど、動きが機敏でカメラを向けると葵の下に隠れたりして一匹しか写せなかった。

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屋敷は玄関から広く開かれていたけど「あがっての見学はご遠慮ください」とあった。まぁこれだけよく見えてれば充分だよね。
そして次の間には麻生藩の年表や解説、家老の畑と明治からこの屋敷を買い受けて病院を開業し現代まで残した福田家などのパネルが並べてあってさーっと読めた。

麻生藩は関ケ原で西軍に属して改易されてた近江の大名新庄氏が、家康から赦免され3万石でこの地に来て立てた藩。
一時嫡嗣がなく断絶しつつも一族の者が一万石で取り立てられ、その後明治の廃藩まで続いた外様の小藩。幕末の天狗党の騒乱の事も少し書かれてた。そうそう、夏はその天狗党の話で麻生藩に興味持ったんだっけ。

次の間に続く取次の間や内玄関の間には吊るし飾りや地蔵のぬいぐるみなどが飾られてて華やかだった。

そしてぐるっと回ると釜戸のある土間からは高い天井が覗けた。ううん立派。
茅の吹き替えの様子もパネルになって展示していたし、ここにも布団生地で作ったというセミが飾られてて暗めの土間を華やかにしていた。

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裏にもまわれて奥の間から納戸も覗けて、横にまわって上座敷の屏風が覗けた。
上がれないにしてもしっかり全室見れたし無料だし、整ってて雰囲気いいので満足だった。

表に戻ってその奥にある管理棟も見てみたら、休憩室とちょことの資料室になってた。
ので、入って麻生藩についての資料ファイルなど拝見。
なんでも麻生藩は殆どの藩士が江戸屋敷に詰めてて、この麻生には陣屋だけで城もなく町もつくらずのどかな里だったらしい。天狗党の討伐で兵を出してたから勇ましい武士の荒ぶる藩かという印章で来たけど、そんな感じではなく、むしろ一揆の農民の要求を聞いたり目安箱で意見を聞いたりする温厚な藩だったようだ。

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陣屋の見取り図なんかを眺めつつ、その陣屋ってどこにあったんだ?と調べると、個々の目の前の小学校がほぼそのまま陣屋跡の敷地だったようだ。

まぁ小学校をフラフラ歩く気はないし遺構もないそうだからいいけど、表に出てみると小学校には壁も高い柵もなく校庭丸見え。なるほど城なら二の丸くらいはありそうな広い敷地だったんだなと見通せて有り難かった。
小学校を写真撮るのも気が引けるので停めた自分の車の写真撮って出発した。

タグ:観:屋 観:史 観:門 観:飾 観:館 動:魚

真浄寺

ファイル 2850-1.jpg笠間市笠間にある日蓮宗の寺院。

ここに来た目的は、境内に移築された笠間城の「八幡台櫓」を見に。正面の写真にも写ってるのがそれ。
でもお寺ってあまり来ないから勝手に入っていいものなのか、ことわるべきなのか分からず躊躇しちゃう。
人んちだもんなぁ。

なんて思ってたら、その櫓の所でウロウロしてる人が他にもいたので、よし、大丈夫だろうとまっすぐ歩いた。

石段の下から見上げると櫓だ!って感じだったけど、登って近くで見るとお堂だ!って感じだった。これって城内に合った姿のままなのかな?すこしアレンジされたのかな?

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「七面堂」と下がる額と正面両脇の格子窓の形が寺院風に見えたし、しゃちほこも妙に立派過ぎた。

横の石碑の案内によれば明治13年に原形のまま八幡台(本丸の西端)から移築されたそうだ。(「太平洋戦争によって城郭建造物としては県内唯一のものとなってしまった」とも書かれているけど、土浦城の門櫓は数えないのかな?)
それと天保2年に赤穂に国替えになった浅野氏は、移る前に修繕してから播州に移ったというちょっとイイ話も添えられてるのがお寺っぽいなぁと思った。

入口も障子だしなあ、、と手を掛けてみたら、なんと開いた。。「七面大天女」という提灯が吊られててお堂そのものだった。慌てて閉じた。

横から見てもカッコいい櫓。物見櫓っていえば簡素な形のものが多いけどこれは立派過ぎてやっぱり疑わしく思えた。

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裏にまわってみると池があった。
妙に水の少ない池だったけど、覗くと真っ赤なアメリカザリガニが沢山いて、ふちに近づくと逃げ回ってた。(こんな小さい池でどこに逃げるというのだww)
中にはカエルの姿も見えて水中を逃げて潜ってたけど、浅いから見えていた。浮いてこなかったので種類は不明。ヒキガエルかなツチガエルかな。

あとは正面に戻ってすこし見下ろす街を眺めて石段を下った。

ちなみにこの笠間城は三基の同型の二階櫓があったそうだ。
ああそっか、天守台にあった「殿主櫓」(殿主=天守)も同型なのか。なら立派でカッコよく見えても不思議じゃないわけだ。
どうせならその殿主櫓を移築してほしかった気もするけど、同型なので本丸の隅にあったこの「八幡台櫓」の方が管理修繕もしやすく状態が良さそうだし、近くで見るから少し立派だったのかもしれない。。などと邪推するとむしろ天守よりこっちの方がシンボルに思えて勝手に満足。
欲を言えばやっぱり元の場所にそのままあって欲しかったけど、山の上だから保存大変すぎるよね。(心霊スポットだし)
なにはともあれ貴重な城の現存建築物。見れて良かった。
 
 
ちなみに笠間城跡を歩いた時の点景
もう八年も前だったんだっけ。。

タグ:観:寺 観:城 観:櫓 観:池 観:蛙 動:虫

道の駅 さかい

ファイル 2845-1.jpg境町の県道沿いにある道の駅。
定番コースのいつもの道にある道の駅で点景ももう五回目。でもここんとこ暫く寄ってなくてちょっと久々。

というのも、奥の隣に新しく「茶蔵」という洒落た飲食店の建物がオープンしてしまって、ラフな散歩では近寄りがたかった。。(へりくだる必要はないと思うけど「気軽な感じが削がれてた」くらいなら違ってないと思う)

で、今日は平日の半端な空いてそうな時間なので、ちょっと思いきって洒落た食事にアタックしてみようかと思って寄ってみた。

駐車場前の建物は前のままの蔵っぽい道の駅。奥の新しいのとは雰囲気ちぐはぐだよなぁ、、とか思いつつ中に入って進むと、以前食堂があった奥のコーナーは沖縄の物産展にリニューアルされていた。。これまたちぐはぐw

建物はつながっておらず一旦外に出て「茶蔵」という方に行ってみた。ら、もう一階も二階ももう閉まってた。。閉店早っ。

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まぁいいや、そんなに乗り気でもなかったし、、と、引き返して沖縄の物産展を見てみた。
ここは「沖縄県国頭村公設市場」とあり、アンテナショップ?ってくらい揃ってて濃かった。(国頭村の道の駅のアンテナショップだそうだ)

で、その店の奥にスナックコーナーがあるのかと思ってたけど、見てみたら「沖縄そば」とかある軽食コーナーだった!
のでここで食事。
メニューには「猪豚丼」とかあって迷ったけど「ソーキそば」にしてみた。

んー沖縄以外で沖縄そばを食べることは殆どなく、妹家族が市内に住んでた頃は近くの沖縄料理屋とかよく行ってたけど、沖縄に行ってからはやっぱ本場のとは違うコレジャナイ感が強くて、とくに飲みに行ったときの新宿で食べた沖縄そばは全然ラーメンじゃん、、ってくらいのガッカリだったので、本場に行かなきゃダメだよな期待してなかった。

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けど、出てきた「ソーキそば」はにおいも味もしっかり沖縄そば(すば)で、麺もあの変な沖縄そば(すば)だった。おお、これこれ。
汁は少し甘めのさっぱり味で、だしの味がちゃんとしてラーメンじゃなくてそばなんだよね。
もっとも、正直に言えばもう沖縄に行って来てから軽く10年以上たってるので、多少こっち向きにアレンジされてても判らなかったかもしれないけど、おいしく懐かしくペロリと食べられた。ごちそうさま。

正直、茨城で沖縄ってどうよ?という気で食べるまで点景にするつもりも無かったんだけど、おいしかったし満足したのでアップ。また来ようとまで思った。

ファイル 2845-4.jpg食後に物産店を見て、Tシャツ買おうかな、とか思いつつ、飲みものだけ買て出た。

買ったのはバヤリースのシークワーサ―。
これは沖縄に行ったときには見かけなかったけどね。。
なんか一時期シークワーサ―が流行った時期あったよね。その時にできたのかな?
最近は四国や九州の柑橘系がお気に入りで(居酒屋や缶チューハイでもそっちの方が見かける気がする)ちょっとしばらくぶりのシークワーサ―。甘いけどおいしかった。

あーなんか沖縄行きたくなっちゃうさー。 それが困るw

 
 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:麺 餐:飲 道の駅

清水屋

ファイル 2824-1.jpg潮来市(旧牛堀町)永山の51号沿いにある川魚料理店。

ちょっと変わった川魚料理の第三弾
今回はワカサギ
ワカサギと言えばフライが唐揚げが一般的。でも主な原産地の霞ヶ浦周辺の家庭では白焼きで食べるのが一般的というのをテレビで見たことがあって、そういうのを食べれる店は無いのかと調べたりしていた。
けど、意外と少なく「ワカサギの塩焼き」で見つかった店が二店。そのうちの一店がこの清水屋。51号沿いでわかりやすく行きやすくいつか行こうと思ってた。

で、淡水魚料理が続いてたので今日はこれだと来てみた次第。
51号から店に入ると、表の道からは見えなかったから知らなかったけど何か思ってた以上に立派なちゃんとした店で驚いた。
短パンサンダルに「洲崎西」のTシャツという格好で入るのは気が退ける印象で怯んだ。

けど、半端な時間で停まってる車も他一台だけだったので、まぁいいかと、おもいきって入店。
中もやっぱりちゃんとしてたんだけど、店の人は感じ良く席へ案内された。

ファイル 2824-2.jpgメニューを見ると「ワカサギの塩焼き」は一品料理だけ。天ぷらやフライは定食セットであるけど一品料理でも塩焼きの倍近い値段。そんなに違うのか。。
店の人に聞くと定食にもできるとのことで「ワカサギの塩焼き」の定食でたのんだ。

メニューの他に雑誌の切り抜きのような店の記事と、「天狗党の乱銃撃事件」という記事があって、軽く読むとなんとこの店、創業245年以上の老舗(安永3年(1774)の創業)の名店だそうで、利根川の天然ウナギに創業以来の秘伝のタレなーんて記事を見て、これはウナギも食べてみたい!と思ってメニュー変更。「やっぱり鰻重をおねがいします」と、うな重(梅)にワカサギの塩焼き単品に変更した。

そして記事を読んで待った。
何やらこの店、天狗党が幕軍に追われた時に訪れてて、麻生藩と佐倉藩で取り囲んだんだけど、佐倉藩がやる気がなくて攻撃せずにうだうだしてる内に天狗党は転進して去って行き、やっと攻撃を始めて発砲したころにはもぬけの殻でその弾痕が柱に残ってるそうだ。
佐倉藩のへっぴり腰という笑い種の跡だけに佐倉からのお客は面白くないかもね。
っていうかまさか魚を食べに来てそんな歴史にふれられるとは思わなかった。
更にこの店は清朝ラストエンペラー愛新覚羅溥儀の実弟「溥傑」が来店し宿泊滞在したそうだ。戦後も森繁久彌や三船敏郎、梅宮辰夫に坂本九も来てたそうだ。へー。 そして、ちる蔵さんも来店w

そして先に「ワカサギの塩焼き」が出てきた。銀の肌も崩さず焼いててきれいだね。

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まず一つ、頭から食べてみると、、ん?シシャモと変わらない?って感じだったけど、身の方は全然おいしく風味あっていい魚だった。(なんかカジカと同じような感想でもうしわけない)フライや天ぷらより塩焼きの方が個性出るね。素直においしい魚だった。
塩焼きだと頭は少し食べずらいのが難点かな。それに崩れずに焼くのは難しそうだから出す店も少ないんだろうね。頭だけフライで身は塩焼きとかできないかなーw

ワカサギ食べ終わって余韻にひたってたところで鰻重(梅)登場。

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あ、鰻食べるならやっぱり老舗がいいんだね。これはうまかった!
この夏は安食で鰻重を食べただけでなくスーパーでも鰻弁当買ったりして何度か鰻を口にしてたけど、なんかまるで今年初めて食べる気分で「ああ、やっぱりウナギはうまいなぁ」と感嘆した。
ふっくらの身と程良い皮と流石のタレ。にやけちゃう。肝吸いもしっかりおいしくごちそうさま。
来年夏のボーナス入ったならまずここに来ようと思った。(あ、冬でもいいか)

いかんいかんワカサギを食べに来たんだけど、やっぱりウナギにもってかれたね。先に出てきてなかったら感想もなかったかもしれない。いやいやでもワカサギもおいしかったのは間違いない。

食事の後はデザートに柚子ゼリーと番茶のサービスまであって、心地よく食事の余韻を楽しんだ。

食べ終わって会計に立ったけどお会計場所が無くて慌てた。席で済ませばよかったらしい。ロビーで「ナツワカ(霞ヶ浦名物の夏のワカサギ)」のチラシを見ておつりを待った。

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おつりを受け取って店の人とワカサギの話をしつつ、店を出る前に「そういえば天狗党事件の銃撃跡の柱ってどこにあるんですか?」と聞くと、「あ、これです」と店内に移動されてあった。気付かなかった、、
店の人が「おはずかしながら歴史に疎くてよくわからないんですよ」というので「説明文によるとこういうことらしいですよ」とか調子に乗って解説して、更にずうずうしく天狗党の乱の顛末まで語り「福井の処刑地も行ってきました」などとつらつらと話した。
これもひとえに店の人の話の聞きだし方がうまく、喋らせて気分良くさせてもらってるんだろうなぁと思えた。老舗の料理店のおもてなしだろうね。こんなラフな格好の客にも丁寧に接してくれてて有難く思った。

っていうか、昨日の水族館といいついつい話し込んでしまいがちで、人との会話に飢えてたんかな。。
そういう面でも満たされたいい食事になった。ぜひまた来たい。

タグ:食:丼 餐:魚 餐:菓 観:史 楽:話

らーめん金次郎

ファイル 2804-1.jpg筑西市折本の294号沿いにあるラーメン食堂。

かなり昔から気にはなっていたけど一度も寄ったことのなかった店。
たしか、「道の駅ハンドブック 470駅 99年度版」の「道の駅にのみや」の項目で紹介されていて(最初は道の駅で「金次郎ラーメン」というメニューが食べられるのかと思ってた、、)気にしてたので20年間通過してたことになるかな。
なんか家族向けというか宴会向けというか一人じゃ入りずらい印象の店だった。

そういえば逆にこの向かいに以前あった「徳次郎食堂」という店には一度入ったことがあった。(リーズナブルで品目の多い定食の店だったけど味がイマイチすぎて日誌では触れてない筈)

で、今日はこのまま戻ったら、食事は吉牛か松屋あたりかな、、とか思えたので、ちょっと冒険してみるかとここに寄ってみた。

ファイル 2804-2.jpg店の入り口には小さな二宮金次郎像がちゃんとあった。
やっぱ二宮だし金次郎だしねー、、、とか思ったけど、よく考えてみたらここってもう茨城県だから二宮町じゃないんだよなぁ。(っていうか道の駅の本にもよく載せてたもんだよなぁ)

店内に入るとちゃんとカウンター席もあって一人でも大丈夫だった。なーんだ、もっと早く来ればよかった。
席についてメニュー見ると特に変わった個性的なメニューはなかったけど(金次郎ラーメンというメニューもなかった、、、あれ??)ラーメンは500円と安く、セットメニューも安かった。
ので、普通に醤油ラーメンで半チャンのセットにした。

で、ラーメンセット。半チャーハンに餃子も3つ付いて770円は安いねー。

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店先の看板にあった「昔懐かしいラーメン」という表現通り、懐かしい普通のラーメンだった。
最近見かけなくなった普通のラーメン。都内に住んでた子供の頃から普通に食べてたおいしいラーメン。こういうのでいいんだよ。
チャーハンもおいしかったし餃子は普通にニンニク効いてておいしかった。

今日は醤油だったけど塩ラーメンでも同じセットにできるらしい。
あーこれはいいわ。
冒険するよりも気に入った店で気楽に食べたいと思えてきたこの頃。この店も今後何度も寄るだろう。

でも、、そういえばここんとこ何度も行った場所の点景が続いてたので、やっと久々の初めての店が上げられたのはやっぱ嬉しい。
どっちもどっちだなぁ。

タグ:餐:ら 餐:餃 餐:飯 観:像

食事処 京平

ファイル 2801-1.jpg結城市武井の県道沿いにある寿司食堂。

500円ランチの看板目印で何度も寄ってるお気に入りの店。でも車が沢山停まってる事が多く、通過が続いててちょっと久々の来店。前回は、、去年の10月かぁ。
そういえばなんか看板が新しくなってた。

点景にも何度かしてると思ったけど、見てみたら初めて寄った2年前(っていうか、そんな最近だったんだっけ?)に一度上げてるだけだった。
というのも、毎回食べるメニューがほぼ一緒だからで、実は「500円ランチ」に魅かれて来ておきながらその500円ランチは食べた事がなくて^^;、毎回+100円の「ハマチのづけ丼」(「カジキマグロづけ丼」だったこともあった)を食べて満足してた。
やっぱり元が寿司屋なので酢飯のづけ丼はとても美味しく、それで600円なら大満足。500円の白身魚フライやハンバーグなどのランチもたまには食べてみようかと思うこともありつつ、一度として食べた事はなかった。。(いやいや、最初の点景を読むと以前はそのづけ丼も同じ500円メニューのひとつだったようだ)

で、今回こそその500円ランチにしてみようかとも思いつつ、やっぱりづけ丼だよね、、という気分。
で、今回はせっかくだから逆にたまには高めのメニューで1000円の「マグロづけ丼」をたのんでみた。
500円ランチずっと続いて欲しいから応援のつもり。こういうのは夜とか普段来てくれる客へのサービスだろうけど、そんなサービスでしか来ない客なので、賞与入った月くらいはケチらないようにしたい。

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で、はじめての「まぐろづけ丼」
いやいや1000円は妥当。ていうかむしろ安い。十二分おいしい。
そしてランチ仕様で選べるドリンク付き。(いつも通りアイスコーヒーちょいす)
満足の昼食でなごんだ。
 
 
ちなみに前回の点景

タグ:食:丼 餐:鮨

神宮寺城跡

ファイル 2800-1.jpg稲敷市(旧桜川村)神宮寺の県道沿いにある城跡。
走行中に入口の案内板に気付いてふと見てみると駐車スペースもあったのでちょこっと引き返して休憩がてら寄ってみた。

神宮寺城という神社なのか寺院なのか城塞なのか判りかねる名前の此処は、案内板に丁寧な解説があった。

なんと南北朝時代の城だそうで、南朝方の中心人物の北畠親房が奥州に向かう時に寄った城。
だけどここで北朝方の佐竹に攻められて落城。。北畠氏は近くの阿波崎城に逃れ、更に筑波の小田城に逃れて転戦したそうだ。(奥州には行かずじまいで常州をまわってたらしい)
歴史はあまり詳しくないから南北朝時代などはとくに知識薄いけど意外と茨城は戦の歴史が多いんだね。
っていうか、北畠親房が来る前から小田氏方の城だったってことかな。(それまではそれこそ寺だったり神社だったりしてたのかも)

さて、案内には土塁と土堀が残ってるとあったけど、車を停めた前のこんもりした土盛りがそれかな?、、とか思ってたら、その先の林の中にそれっぽいのがあった。

ちょっと雨の後の草が足元を濡らしそうだったけど、今日はサンダルじゃなくて靴だったから気にせずに進んでみた。
雑草の中にぴょこぴょこ跳ねるカエルを何度も見かけたけど、みんな草に隠れてじっくり見れなかった。。ざんねん。

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で、そのそれっぽい土塁は近くで見たらキレイな土塁跡で、700年も昔の室町より前の時代の遺構とは思えなかった。
発掘とかした時にある程度の整備をしたってことかな。
そこいらの戦国時代の城跡に比べても全然まともな土塁と土堀で驚いた。

梯子を登って土塁に上り、まず手前の大正4年建立という石碑を見た。
そしてその土塁の上を歩いてみたら、意外とちゃんと囲う形で先までつながってた!

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土塁の上を歩いてて跳ねたカエルはさすがに姿を捉えて写真撮れた。アカガエルの子供だね。最近カエル見るのも減ったよなぁ、、とか思ったけど、こういう所をフラフラ歩く機会が減っただけなんだろうと思った。

土塁の郭は四角というより円形で、上を一周まわれそうな感じだったけど、途中雨水含んで垂れ下がった笹がかぶさって道を塞いでたので、そこで引き返した。

北畠親房は僅かな期間しかいなかった筈だし、城というよりは拠点にしてただけの屋敷サイズでそれこそ籠って砦にした寺か神社だったのかもしれないけど、こうして後世に残る城跡というのはたいしたもんだし、何気に気まぐれで寄りつつ歴史に興味持たせてもらえて嬉しい。

タグ:観:城 観:石 景:森 観:蛙

ミュージアムパーク茨城県自然博物館

ファイル 2799-1.jpg坂東市大崎の菅生沼の畔にある県立の博物館。

入り口前の県道は何度も通っていて昔から気になってた施設。
裏の菅生沼が白鳥の飛来地でそれもよく見えそうで興味ある場所で、一度裏にまわって沼を覗いたこともあった。(→)
博物館は勿論有料で、サイトで調べると恐竜の展示がメインぽく児童学習向けで子供連れターゲットの施設ってイメージだったので長年入る気は更々なかったんだけど、どうやら模型展示も評判いいようで自然や生物の資料が充実してるという部分で最近気になり出してた。

で、楽しめるならばケチらず怯まず行ってみようと、たまたまこっちまで廻ってきた今日は思いきって寄ってみた。

ら、やっぱり子供連れだらけ。駐車場から入口の間で既に場違い感満点で腰が引けてた。けど、わいわいと楽しむためにやって来てる子供連れよりもじっくり見て楽しんでやるぞと意気込んで入館。
館内もやっぱり八割は子供連れで、場違い感でいっぱいだったw

まず最初にマンモスの骨格を見上げてくぐって順路通り進んで宇宙の第1展示室。
普段は触れる筈らしい隕石の展示もコロナの影響でおさわり禁止。んー意外と興味ない。。ぱーっと見て抜けた。

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そして地球の第2展示室に恐竜が並んでた。等身大模型のティラノサウルスとトリケラトプスは作り込み細かく迫力あり毛が生えたティラノは意外と強そうに見えつつ、こんな感じの爺ちゃんいるよなぁ、、って感じにも見えた。
鉱物のコーナーは興味薄くパーッと見てスルー。

つづく自然の第3展示室は、まずシーラカンスのコーナーをじっくり楽しんだ。
そして森のコーナーには実物大の森の模型があって、細かくリアルに出来てるけど凄いんだか何だか面白い空間。双眼鏡で隠れた動物が覗けるようになってるけど、コロナで使用できなくなってた。。

森の先には水辺のコーナー。こっちも水槽に模型かと思いきや、魚だけは生きた本物が泳いでてプチ水族館になっていた!おお!ナイス。しかも個体もキレイで元気に群れていて好印象。

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渓流(家族連れはイワナを見てもヤマメを見ても「ニジマスだ」とはしゃいでた、、)から清流、湖沼(キンブナが綺麗だった)、そして海と続いててじっくり楽しめた。
海の先は世界の海で、こっちは剥製ばかりでぱーっと通過。

渡り廊下からは外にダイオウイカの実物大模型が草中にあるのが見えて面白かった。(ダイオウイカは来週末からの企画展でいろいろ並ぶそうな、、)

その先の生命の第4展示室はDNAとか難しめ。環境の第5展示室とあわせて学習って感じで、ぱーっと見て通過。

これで終わりかな?と下った一階に地元茨城の展示室があった。
そうそうこういうのの方が興味あるんだよね。県内で出たナウマンゾウの骨格とかは入り口の中国のマンモスのに比べたら正直お粗末に感じるけど、2011年に高校生が発見した「ステゴロフォドン」という古代象の化石とかロマンあるじゃない。

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そしてここの生物のコーナーが見ごたえあって、剥製だけかと思いきや下の引き出しにアクリル標本がしまってあって見れたり、植物の拡大模型や小動物の産卵ジオラマ模型はウミガメ、イモリ、ヒキガエルとそれぞれリアルで細かく見入れた。特に水たまりの中の枯葉とか再現凄かった。

あとは来週末から始まる企画展コーナーを過ぎて展示出口。
どれも丁寧な造りと見やすい展示で好印象の博物館だった。この展示をまわって子供たちが何かしらの興味をもって探求するきっかけになったらいいなっていう感じの施設だなと思え、やっぱり中年一人客は場違いだったかもとも思いつつ、模型も魚も楽しめたので悪くは無かった。

館を出る前にエレベータで屋上に上がって展望を楽しんだ。
ここからは菅生沼が広く見えるのかと思いきや、草木繁って筋になった川のような湿原のような状態の部分だった。あ、そういえば下の裏から覗いた沼もこんなかんじだったっけ、、
カメラのズームで覗くと右奥の下沼の始まるあたりにカワウが見えた。恐竜見てきた後だから翼竜っぽくカッコよく見えた。

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そして館を出た。
館の前は広い自然公園になっていて、色んな散策コースが案内されていた。
個人的には「トンボの池」をまわるコースを歩きたいところではあるけれど、歩いてて雨が降ってきちゃったらヤだなーとか思いってヤメタ。

出口へ向かう木陰の苔原にいろんなキノコが生えてて、これは模型じゃないよな、、とか思いながら眺めつつ歩いて終了。
あーキノコのコーナーももう少しちゃんと見とけばよかったかなぁ、、とか思った。


まー正直言えば、ひとりでドライブ中に(短パンサンダルで)気まぐれに寄る雰囲気の所では無く、ここ目当てで興味趣向の合う人と周って楽しみ学習するようなスポットだと思えた。(つまり興味趣向の合う人がいないのが問題なのだろうねww)
でもやっぱり怯まずにどんなとこでも興味もったら寄ってみた方がいいね。

タグ:観:館 観:石 観:模 楽:眺 景:川 景:原 動:魚 動:鳥 植:茸

和食処むらさき・はなな

ファイル 2780-1.jpg古河市仁連の県道沿いにある和食レストラン。

通るたびにその味噌煮込みうどんの看板がおいしそうで気になってて、でも一人じゃ入りずらい雰囲気の店だったので、誰かと一緒の時にでも寄れたらなぁ、、なんて思ってた店。

今日はもう食事には半端な時間だし、自粛要請もあるから空いてるだろうと考え、思いきって寄ってみた。
けど、駐車場には意外と車が停まっていた。。

ままよと店に入ってみると奥の座敷や大人数の席にはお客がいたけど、六人掛けのテーブル席が並んだ客室には一組しかおらず、空いてはいた。(っていうかやっぱりカウンター席とかは無かった。。)


ファイル 2780-2.jpg気にせず席に着いてメニューを見ると、一応イチオシっぽく「味噌煮込みうどん」はメニューに大きく出てた。ものの、それ以外のメニューも豊富な和食レストラン。てっきりうどんがメインの店かと思ってたけど違ってて、やっぱり食事よりもゆっくりした会食を楽しむような店。一人で来てササッと食事したい者としては場違い感あった。

いや、俺は味噌煮込みうどんだけ食べるぞとそのページだけ見、「赤味噌」か「白味噌」かだけ悩んで「赤味噌煮込みうどん」にした。

少し待って「赤味噌煮込みうどん」登場。、、っていうかグツグツ煮立って出てきたので、小鉢に移してもそうそうさめず、まだしばらく食べられなかった。

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うんうんおいしい味噌のおいしいうどん。たまには食べたいイイお味。
でもやっぱ一人で食べるには向いてないよね。話さないで集中して食べられるから味はしっかり感じて美味しくは食べられるけど、どうも焦って食べて口の中やけどしがち。先月のほうとうもそうだけど、鍋系は人と話しながらゆっくり食べるくらいが丁度いいんだろう。なので、そういう風な店ってことなんだろう。

いやいや別に急いで食べる必要はないんだし、店も空いててテーブル席コーナーは自分一人だけになってたのでゆっくり食べようとペース落として後半はゆっくり食べれた。

いや、ゆっくり食べると気にしてなくても周りに耳や目が向く。。奥の座敷や大人数コーナーでは昼から宴会になってるようで、飲物のオーダーや氷の要求などで店員さんは忙しそうだった。
っていうか、宴会かぁ、、茨城ではクラスターの恐れも薄いのかな。

ともあれ、「赤味噌煮込みうどん」はおいしくゆっくり残さず食べられた。
「白味噌」も食べてみたいなぁ。

タグ:餐:麺 食:鍋