記事一覧

オオヒシクイ観察小屋

ファイル 3177-1.jpg稲敷市稲波の小野川の土手沿いにある野鳥観察地。

国天然記念物のオオヒシクイの群れが関東では唯一飛来する場所がこの旧江戸崎町の干拓地だそうで、その保護のために周りの道は全面的に駐車禁止になっていて、「稲敷雁の郷友の会」が管理するここにだけ駐車場が設けられて観察できる場所となっているようだ。
昨日の日誌を纏める作業でGoogle地図見てて気がついて初めて知って早速来てみた。

っていうか「オオヒシクイ」という鳥さえ知らなかった。
以前「国の天然記念物」というフィギュア付き雑誌を全号買い集めて読んでたけど、出てなかったよなぁ、、特別天然記念物じゃないから掲載されなかったのかな?)
知った気にならずに色々調べてみるべきだよなぁと思った。

さてさて、観察小屋といってもネイチャーセンターみたいなのがあるわけではなく、友の会のプレハブの詰め所と簡易トイレがあるだけで、干拓地側の建物は水田の揚水機場でヒシクイのパネルは立ってるけど鳥と関係ないものでパイプ柵で閉鎖されていた。

ファイル 3177-2.jpg

詰め所の前に数人の人がいて三脚のカメラと単眼鏡が田圃の方を向いて並んでたので「あれ?鳥は川じゃなくてこっちの方にいるんですか」と聞いてみたら、「夜は川で寝るけど朝から夕まではこっちに上がってくる」んだそうだ。
「触らないように覗いてみて」と言われたのでありがたく単眼鏡を覗かせてもらったら、たくさんのヒシクイが集まってるのが覗けた。おお、これか。

自分のカメラでも最大ズームでその方向を探してみたけど、なかなか見つからなかった。。

ファイル 3177-3.jpg

これか!と思って写した凹凸はただの土だった。。(なんか小鳥は写ってたのが残念賞みたいで笑える)

何度か単眼鏡を覗かせてもらい、「逆光で眩しいし、そのカメラじゃ見えないかも」といわれつつ、背景の建物や電線の鉄塔などでアタリを付けて「あのあたりですよね」「いやもっとこっちの光ってる屋根の建物の所」と助けてもらって、やっと見つけられた!

うーん、たしかにデジタルズーム最大でなんとか写せるくらいなので、単眼鏡で見たようにはっきりは撮れないけど、自分のカメラで撮れたという満足感は大きかった。(撮れなきゃ点景にもできないしw)

ファイル 3177-4.jpg

何枚か撮ってたら、翼を広げてるカッコイイのも撮れた。
これ、この友の会の人がいなかったら完全にちんぷんかんぷんで川を見てカモ見て帰るだけだっただろうね。(っていうか川は見なかったな)助かった。

鳴き声は変な声で、トランシーバーで通話してる人の声のように聞こえた。(マジで誰かが通信してるもんだと思っててしばらく気づかなかった)

「今年の渡来数はどうなんですか」と質問すると「今年はもう200羽も来て」るそうで、去年が最大の207羽だったそうだから更新しそう。「今年は来始めるのが遅かった」そうで「温暖化ですかね」とか話してたけど、それで渡来数が増えるのは嬉しい気がする。

少し話を聞きながらのんびりしてたら、群れの2羽が飛びあがった。
おーおーこっちにくるね。逆光だから影だけど、これが一番大きく写せたかな。
見た目の色模様はカモっぽいけど、大きさはカモより全然大きく白鳥より小さいくらいのようだ。

ファイル 3177-5.jpg

「1羽離れてるのの様子を見に来てるんだべ」との話で、飛ぶ先を見るともっと近いトコに一羽いるのが見えた。「ケガしてるのかねぇ」と話してたけど、見た感じ毛繕いして元気そうに見えた。一人になりたい時もあるんじゃないw

ヒシクイばかり見てたけど、鳥は他にも色々いて、なんと揚水機場の裏側のパイプ柵の上にカワセミが来て停まってたりした。(これは写真撮れなかった。。無念)こんな近くでカワセミを見れたのは初めてで感激した。
他にもツグミなんかは普通に「私も撮ってよ」と言わんばかりに近くに降りてきててかわいかった。
天然記念物は貴重だけど、他の鳥も素敵に思える素人でありたいと思った。(魚釣りで外道を毛嫌いするみたいなのはウンザリ)

ちなみにヒシクイはガン(雁)の一種でカムチャッカ半島から飛来する渡り鳥。雁は警戒心の強い鳥でその種類の中でもヒシクイは特に警戒心が強いそうだ。
友の会の人の説明のように昼間は陸で草の根などを食べて(ん?水辺の菱を食うんじゃないの?)夜水辺に移動して寝る習性で、その移動の「ねぐら立ち」「ねぐら入り」という集団飛行が見どころらしい。寒くなきゃ来てみたいけどねぇ。。

30分弱ゆっくりして友の会の人達にお礼を言って静かに出発した。

タグ:動:鳥 観:然 観:具 楽:話

珍満飯店

ファイル 3176-1.jpg稲敷市高田の県道沿いにある中華食堂。

昨日この江戸崎を通った時に(下品でモウシワケナイけど)「珍」と「満」の店名が気になって目に留まってた店。
昨日は行こうと思った店がなくなってて、もう何でもいいから気になった店で食事しょうと思ってたのに、ちょっと気になったこの店を通過してしまったのはやっぱり食事できないパターンのスパイラルにハマってたからだろう。
ってわけで今日は此処で食事してやり直しというつもりで来てみた。

ファイル 3176-2.jpgとはいえ、ホントにいたって普通の店。
店名は別に面白い意味では更々ないようで、店内に子孫繁栄のオブジェとかシンボリックな道祖神的なものが飾られているわけもなく、せっかくの店名が勿体ないとも思えるくらい普通の食堂だった。
メニューも普通で、ホワイトボードのランチメニューでいいやと頼んだら「ランチは平日だけ」といわれ「牛肉重セットとかはある」とのことでそれにした。

ファイル 3176-3.jpg

ってわけでいたって普通な食事。ラーメンも普通でホッとする。安心の味。牛肉重は少し油が強かったかな。ササッと食べてササッと出た。

店を出たらすぐには出発せずに、目の前の沼里川に架かる大正橋に歩いてみた。
なかなかレトロカッコイイ橋だけど、気になってたのはその脇のオオヒシクイの看板。昨日も何か鳥の説明してるなーと気になりつつ通過してた。まさかこれが国の天然記念物だったとは知らなかった。
看板は「保護のため夜間照明を制限します」というだけのもので鳥の説明はなかった。
橋からみる川は町中の割に自然な風景で静かな水面に青空と西日を映してていい感じだった。

ファイル 3176-4.jpg

ちょっと川に沿って歩いてみた。
ら、たくさんのカモが飛び逃げて行った。
ん、カモだよなぁ。。オオヒシクイという鳥は全然知らず、看板のイラストを見る限りではカモと変わらず、ひょっとして天然記念物を驚かせてしまった?とか思ったけど、やっぱカモだよなぁ。。(カモです)

小野川から分岐する所はやたら広い池のような風景。これは霞ヶ浦の名残なんだろうね。(対岸の干拓地も含む「榎浦」という広い入江だったそうだ)
まぁ、こんな感じで昨日この「オオヒシクイ」というのが気になっても、ここで調べることも無かったんだろうとは思うけど、今日はコンプリート版ってことで此処からは日誌作業中に気になって調べて知ったオオヒシクイのスポットに向かって出発した。

タグ:餐:ら 食:丼 観:橋 景:川 動:鳥

阿弥神社

ファイル 3175-1.jpg阿見町竹来の県道沿いにある神社。

ホントは公園を探してたんだけど、ナビ地図見てて目について来てみた。
けど、駐車場がなくて通過。。
戻ってきて脇の細道に入ってみたけど、そっちにも駐車場は無く裏にまわる道も無くまた引き返した。
で、仕方ないので向かい側の学校の方の広めの横道で路駐して歩いてきてみた。

まず入口手前に「阿弥緑地環境保全地域」とあり、その地図にもPはなかった。
そして町の天然記念物として「阿弥神社樹叢」との案内板があって、そこに創建は607年の推古天皇年代だとあった。
当初より社格の高かった神社で、千年数百年ずっと郷里で信仰さて続けてて境内の日本杉はどれも樹齢300年以上だとか。

石の鳥居をくぐって進むと、社殿までは一本の細長い参道が鬱蒼とした深い森にのびていて、背中の西日に照らされながら進んでみた。
細い参道はちゃんと整備されてて歩きやすく、森も鬱蒼としつつも青空も見えて不安も無く歩けた。

ファイル 3175-2.jpg

そしてその奥の社殿は意外と大きくてドッシリしてて、まわりも清掃されてて凛としてて、なるほど大事にされてる場所という感じがした。この広さと大きさなら初詣とか大勢の参拝がありそうな感じだけど、そもそも駐車場がないから完全に地域住民だけの神社なのかな。
裏の本殿も飾りのないスッキリした社殿。平入の伊勢家ですね。(祭神は建御雷神だそうだ)
裏をまわってたら防犯ブザーが反応してて焦ったw

もうすこしなんか伝説とか由来とかの案内板とか期待してたけど何もなかった。(帰ってから調べたら「阿見」の地名は「海」がなまったものだそうで神社よりも古いようだ)

ファイル 3175-3.jpg

森の中だけに寒くてゆっくりできずすぐに引き返した。
西日の差しこむ参道の口へ進むのは気分よくイイ感じ。とくにコレというものがあったわけではないけどいい雰囲気で歩けて良かった。

そういえば保全地域の案内にあった草木(ヒサカキ、ヤブツバキ、シロダモ、ゴンズイ、ヤブミョウガ)とかは分からなかったけど、鳥居付近に波のように茂る密集したシダが西日を浴びた感じがなんかよかった。

タグ:観:宮 景:森 植:草

食い処 克貴

ファイル 3170-1.jpg結城市北南茂呂の県道沿いにあるラーメン店。

定番ルートに最近できた店のようで、ここんとこ見かけて気になってた店。緊急事態の時期中にオープンしたのかな?その前はなかった気がする。

先日通った時に「当店のラーメンはさっぱりで美味しいよ」と大きな字で窓に貼られてたのが見えてて、コッテリっではないという安心感で次回は寄ろうと思ってた。
そして入口には「菅野製麺所 特製」とあった。僕は製麺所まで詳しいほどのラーメンマニアではないのでピンとは来ないけど、しっかりしたものだろうと期待して入った。

ファイル 3170-2.jpgカウンター席について、普通に「らーめん」をたのんだ。
ところで、待ってる間みまわしてたら、チャーシューメンの下の「無料でマヨネーズのトッピングが出来ます」の貼紙に気付いた。。
え?マヨネーズをトッピングしたくなるほどのさっぱり味ラーメンなの??とか思ったけど、よく見たら「チャーシュー丼には~」と書かれてた。麺じゃなくて丼ね。なるほどね。

そしてでてきた「らーめん」は汁がすけるいい感じ。

ファイル 3170-3.jpg

食べるとなるほどさっぱりしたラーメン。これはおいしい。
一口目は少々塩っけ強くキリっとした感じだったけど、なれると円やかさもわかっておいしい醤油感。麺は縮れ強めの中太手打ち風でもちもちで汁絡んでおいしかった。

好きでよく行く八千代町の香文のラーメンに近い感じで、定番ルートの県道沿いでこのラーメンはありがたい。これは八千代まで行く必要なくなったなーと思えた。ナイス。

タグ:餐:ら

餃子の丸満

ファイル 3143-1.jpg古河市本町の県道沿いにある餃子店。

お気に入りで何度も来てる店だけど、一人では入ったことのない店。(ちなみに前回は2019/06/29で妹と来てた)
連れて来る人みんなに好評で、とくに妹なんかは近くに通る度に「古河の餃子!」と言う始末。
ってわけで、今日も三国橋を渡る所で「餃子!」とやっぱり云いだして「昼も餃子食べたけどいいのね」と聞くと「もちろん!」ってわけで橋の先で市街に折れて来てみた。っていうか、そういうつもりだったけどね。
混んでるかなぁと思ったけど駐車場すんなり停められた。ナイス。

ファイル 3143-2.jpg小さめのテーブル席に着いて、まず妹は遠慮なくレモンサワー。

そしてまず、「焼餃子」は1.5人前で分けて食べた。
丸く厚めの皮にシナモンの感じが洒落たおいしい餃子。僕は塩で食べるのがお気に入り。
似た形の野田のホワイト餃子はテレビなどでたまに見かけるのに、こっちは見たことないのが意外に思う。

そして、実はこっちの方が意識的にはメインの「ほんとん」というワンタン汁。
これがやっぱいうまい。汁もいいし青梗菜もさっぱりおいしいし、なんといってもこのワンタンが最高。ビラビラ感極上。妹も「やっぱこれだねー」と賞賛。

ファイル 3143-3.jpg

ファイル 3143-4.jpgあともうひとつ「どれにしようか」と少し考えてたのんだ「丸蒸餃子」
「これってたべたことあったっけ?」と妹が言ってて、帰ってから点景見返したらしっかり食べてたけど、少し変わったかな?前は丸くなくて餃子の形だった。
これは辛子と醤油でおいしく食べれた。

いいねいいね、それぞれ違って贅沢な感じの食事で満足至極。妹も大満足。
妹には佐野にくるたびに「帰りは古河で餃子」と言われ「ラーメン食べたばかりだからパス」と却下したことが何度かあったけど、今日みたいに佐野ラーメン昼に食べても充分うまくてアリだよな。。(逆に佐野ラーメンが記憶かすむけど。。)
一番いいのは大根そば食べてからの丸萬餃子かな。今日は蕎麦食べられなかったのだけが残念だけどいい一日だった。

 
ちなみに前回の点景

タグ:餐:餃 餐:汁

虹の塔

ファイル 3139-1.jpg行方市玉造の霞ヶ浦ふれあいランドにある展望塔。

初めて来た。 ってわけではないんだけど、前に登ってみようかと思って来てみたものの、料金ケチってやっぱヤメたと踵を返したことが二度くらいあったと思う。
でもまぁ今日は筑波山もキレイに見えそうな感じだから少しはけちらずに奮発して登ろう!って気で来てみた。 ら、 300円だった。。
あれ?料金変わった?300円でやめるほどのケチだったのか自分?(以前は600円だったらしい)

館内一方通行で帰りは違う所を通って出ると聞いて、先に案内板を見た。
高さは60mの展望塔で、展望室は55mくらいの高さだそうだ。
中へ進むとまずはループ状のスロープで二階へ上がる。
その途中にあった「玉のミュージアム」という展示室は封鎖されて中も何もなかった。。
けど、スロープの壁は新選組のコーナーになっててパネル資料展示が並んでて、二階には書面などの展示もあった。ここ玉造は芹沢鴨ら水戸一派の出身地だからね。

ファイル 3139-2.jpg

二階は芸能人のサインが並んでるだけでガラーンとすっきりした感じ、改装した新しい感じの渡り廊下(なぜか天井のパネルがはずされてて)吊り構造丸見えだった)を進んでエレベーターに乗った。

三階を通過して四階が展望室。
エレベーターを下りると東側でこの展望塔の影が正面に見下ろせた。

けっこう広めで余裕のある展望室で客もチラホラなので悠々と展望。
反時計回りにまわると霞ケ浦もよく見え、思った通り筑波山から加波山などの筑波連山が全部きれいに並んで見えた。

ファイル 3139-3.jpg

東の霞ケ浦大橋の横の水面に西日が反射して眩しかった。
この部分は霞ケ浦を手の平とすると人差し指中指の付け根くらいの辺りなので上から見下ろすとそんなに大きい湖面には見えないけど、東南側の手の平中央方向は海のように広く見えて、やっぱり日本二位の湖沼だよねと実感した。

展望室は壁もすっきりしてて、余計な説明や宣伝のポスターはなく、案内は吊られた絵地図くらいで好感持てたし、この絵地図も味があって「4700㎞先の実ヤンマーの山の上に玉の形をした岩があります」とか、霞ケ浦には「網いけす」とあるだけだけど、あーあれは網いけすなのねと判りやすく面白かった。

ファイル 3139-4.jpg

東北東方向は13000㎞にコスタリカのトーンボール。ここには写真パネルがあって平成29年に足元で田圃アートをやってたそうだ。

ぐるっと回って北西方向は10000㎞先のフランス・パリにジェオドという玉の形の建物があるとか、、
それはそうと、牛久大仏とか出てたので見てみたら小さいけどよく見えた。スカイツリー見見えるとあったのでカメラのズームで探してみたら、大仏の前の少し先にそれらしいものがボンヤリ見えたので写真撮ってみた。(帰ってから見てみたら、塔の上の部分だけ頭出して見えてた。っていうかその倍とするとスカイツリーデカすぎ!光の屈折で大きく見えてるのだろうか?)

ゆっくり三周くらいまわって存分に楽しめた。

ファイル 3139-5.jpg帰りの順路は階段で三階に下りてからエレベータに乗る。なんだろ、コロナ対策か従来からの混雑対応なのか、空いてるからまどろっこしい。でも話の通り「何にもない」という三階は小さい三角窓だけでホントに何にもなくて面白かった。

これで300円なら全然安いわ。眺めよさそうな日にはケチらずにまた来よう。(600円に戻ってたらまたパスだけど)

タグ:楽:眺 景:湖 景:山 景:陽 観:楼 観:塔 観:像 観:橋 観:装 観:館

西蓮寺

ファイル 3138-1.jpg行方市西蓮寺にあるお寺。

県指定天然記念物のイチョウの紅葉を見によく来るお寺。
で、だいたいいつも少し早かったり遅かったりで、11月じゃまだ早いというのは分かっていたけど、来る途中で黄色い銀杏を見かけて思い出したので来てみた。

来たのはちょっと久々。駐車場の辺りは広い畑になってて売店も頑丈になってた。
国重文の仁王門をくぐって進み、数段の石段から見えた銀杏はやっぱりまだ黄色くなってなかった。。

ファイル 3138-2.jpgまぁいいかと境内に進むと、脇の手水のトコに花が浮かんでいた。
花手水っていうんだっけ。キレイでいい感じ。

さて樹齢1000年以上という銀杏は2つあって手前が一号。
何度も点景にしてるので説明は省きます。あしからず。
やっぱりまだまだ紅葉には早いけど、日が当たってる上の方は黄色くなっているようにも見えていい感じ。人も少ないし、基本散歩がてらなら悪くはない。

ファイル 3138-3.jpg

そして奥に二号。こちらは一号以上に緑でぜんぜん色づいてなかった。まぁ12月はいってからだね。
横から見ると、傾いた西日が葉の間から零れる感じがよかった。

ファイル 3138-4.jpg

今日は珍しくお堂の方にも歩いてみた。少し開いてて中が覗けた。
横に白いツツジがチラホラ咲いていた。え??ツツジ?こんな時季に咲いてていいのか?

ところで、境内にはもう一本若い銀杏があって、その樹はいい感じに黄色くなってた。
けどなんか他の木に混ざって見づらいんだよね。正面側からだと半分日陰だし。 ってことで木の近くまで歩いて見上げようとした。 

ファイル 3138-5.jpg

ら、、足元に落葉に混ざってびっしりギンナンの実が落ちてて、踏むとぷにょぷにょで気持ち悪かった。。(更に、靴にニオイがついて車の中まで臭くなった、、)

見上げるとギンナンの実が生ってるのが見えた。へーあんな風に生るのね。(そういえば葉の根から実が生る銀杏っていうのもあったけど、それはかなり特殊だよね)
ちなみに千年銀杏の一号二号は雄株なので実を付けないそうだ。てことは、一号と二号の分の実が全部ここについたって事かな。。

そんな感じでゆっくり見てまわって境内を出た。
出たとこで地元のおじさんに「まだまだですね」と話しかけられて「やっぱり12月でしたね」と応えると「神社仏閣が好きでして」「ここは仁王様もいいんだけど修復しないんですかね」と話し続いていろいろ聞けて、少しのんびりしちゃった。
(「お墓の墓石も好きなんですよ」というのはちょっと共感できなかったw)
 

ちなみに前回の点景

タグ:観:寺 観:門 観:重 観:像 植:花 植:樹 植:実 楽:話

炭焼焼豚定食 平家

ファイル 3136-1.jpg稲敷市犬塚の広域農道沿いにある食堂。

「焼豚丼」の看板を見かけて寄ってみた。
【準備中】、、と出てたけど、店の人が出てきて「大丈夫ですよ」と声かけてくれたので車を停めた。
常連の団体さんが帰ったばかりで営業中の札を返したところだったので気づいてくれたそうだ。本当は営業時間何時までだったんだろう?(昼は2時までらしいからかなりのサービスでありがたい)

そして店に入ると券売機の前で店の人が直接メニューを案内してくれて、やっぱり一押しの「焼豚丼」と、こっちもおススメのモツ煮込みのセットにした。

カウンターの席もあってそこに着こうとしたら「奥へどうぞ」といわれたので、それではと座敷に上がって大きなテレビの前のテーブル席に悠々着いた。

ファイル 3136-2.jpgテレビはドラマをやってたので見るとなく眺めるくらいで、それよりもその周りに飾られたプラモデルの「陸奥」や分冊百科模型の「大和」や「零戦」の箱とかが気になって見てた。

それとテーブルにあったメニューファイル。あれ?券売機でオーダーしたよな、、とか思って見ると、飲みの客のつまみのメニューと、焼豚や角煮のこだわりの製法の説明などのファイルだった。へー。

そして「焼豚丼 煮込みセット」登場。
ちょっと丼の大皿が大きくて洒落てるけど、ぱっと見少なく感じたのは正直なところ。そして立体的に盛ったタレかけご飯のまわりに配された焼豚は面白く見た目はいいけど、どうやって食べたらいいか迷ってたら、「温泉卵をかけて食べてみてください」といわれ、更に迷った。。

ファイル 3136-3.jpg

箸と匙を使って食べてみると、これは初めて食べたようなホロホロの柔らかいチャーシュー。ちょっと普通のとは別物で独特!美味しさと共に面白く感じた。
そして途中から温泉卵投入でまたまろやかさも加味されて少し感じ変わって楽しめた。

煮込みは(危惧した辛さはなく)好きな感じのおいしいモツ煮!イイねイイね。落ち着いて食べれた。

ファイル 3136-4.jpg食べてたら店の人に「ご飯おかわりいかがですか」と声かけられた。え?丼物でおかわりって、、と戸惑ってたら別の大きな茶碗でご飯が出された。
「肉味噌も付けましたので食べてみてください」ということで、まだモツ煮も残ってたし腹は平気なのでいただいてみた。 ら、この肉味噌がまたうまかった!むしろ白ごはんの味が引き立って、モツ煮なくてもこれだけで何杯もいけそうだった。

焼豚、モツ煮、肉味噌とそれぞれ違った味の三様の豚の味わいを楽しめて満足の食事。こんな変な時間の来店なのに妙にもてなされて気分良かった。

「初めて食べたような焼豚でおいしかったです」と素直に感想を言うと、製法とかこだわりとかの話を聞けた。
そして更に「焼き鳥丼」などの他メニューのこだわりも聞けて興味持ち、「この冬はおでんを初めてみようと思ってます」という話に流れ、「富山出身なので富山風の」おでんを考えているとか、ゴボウのエキスの話とか、話し広がっていろいろ聞けて楽しかった。
そして店もご夫婦でされていてとても仲良さそうな感じのいいご夫婦で好印象。

ファイル 3136-5.jpg焼豚チャーハンや(辛くないと言ってた)カレーも食べてみたいし、おにぎりも面白そうだし、スタンプカードも貰っちゃったから是非また来ようと思った。

店を出るともう西日が低くなっちゃってて、すごいゆっくり長居しちゃったような気になった。
いやぁしかし、何度も通ってた道でほんとたまたま寄った店がこんな面白い店で驚いた。知った気になってた定番コースでも発見あってドライブは楽しい。

タグ:食:丼 餐:肉 餐:煮 餐:飯 楽:話

女化神社

ファイル 3135-1.jpg龍ケ崎市馴馬町にある神社。

「女化」という字面的には前から何となく気になってたけど「おなばけ通り」という道路名から「おなばけ」と読む名前の神社なのかと気づき、その流れで来てみた。

表の県道からずっと案内があるくらいの神社だけあって駐車場は広く、っていうかどこに停めたらいいのか分からないようなトコだったので鳥居の近くにドンと停めさせてもらってあるいた。

鳥居は石鳥居で社殿も立派なものだったけど、前にあるのが狛犬ではなくキツネだったので稲荷神社のようだ。
まぁ女が化けるんだからキツネの神社ってなんとなくスンナリくるよね。まずは参拝。

ファイル 3135-2.jpg

社殿は文久2年の物が老朽化して平成10年に再建したそうで、その竣工記念の石碑はしっかりしたものだったけど、御由来の彫られた木板は薄く擦れて読めなかった。。残念。

拝殿の横から裏にまわると、黄色くなり始めの銀杏の木がいいかんじだった。このくらいの緑を残した紅葉はじめが好きだなぁ。そして青空と相まって鮮やかだった。

裏の本殿は建物に取り込まれているタイプだった。

ファイル 3135-3.jpg

その本殿はガラス窓から少しだけ覗き込めるんだけど、映り込みがキツくて少ししか見れなかった。なんか稲荷にしては彫刻などもある宮で、昔の額とかカッコよかった。
ぐるっとまわって表にまわった。

駐車場からは横に来たけど、参道はやっぱり社殿の正面らしく、鳥居が並んでた。
一応その鳥居の横を歩いて進んでみると、参道は森の中を先の道まで続いてて道への口に鳥居が見えた。そんな先まで歩き気はなく、森の口で鳥居が途切れたトコで振り返ると、標柱には「女化稲荷神社」とあった。

参道を戻って途中の社務所をチラリと覗いたけど、ちゃんとしてそうだった。(突飛な形の絵馬とか御守とか神籤とかはなさそうだった)

ファイル 3135-4.jpg

その社務所の横にあった「親子狐の石像」の案内板を見てみると、石像の話だけでなくここに神社の由来が書かれてた!
御祭神は穀物の神の保食神(うけもちのかみ)。永正2年(1505)の創建だそうだ。
そしてこの神社にはキツネの恩返しの伝説があるそうな。
ある商人がここ女化原で(伝説以前からもう女化という地名はあったんだね)猟師に狙われてた狐を助けて逃がしてやったら、女性に化けて恩返しに来たそうで、妻になって三人の子をつくったものの、うたた寝した時に尻尾を出してしまって正体ばれて姿を消しちゃったそうな。
えー自分なら正体わかってもずっと一緒にいてくれって言いたいけどなぁ。実際は罪人だったとかそういうことかなぁ。
そして、江戸時代からこの伝説と共に広く庶民に進行されてた神社だったそうで「明治以降は東京の芸者衆がこぞって参拝に来てたことがわかっている」とあった。てことは、狐は逃げ出した芸者さんだったって事かな。
あー狐でも鶴でも亀でもなんでもいいから助けて恩返しされたいなぁ。。

タグ:観:宮 観:像 観:飾 観:伝 景:季

御食事処みのわ食堂

ファイル 3134-1.jpg常総市向石下の県道沿いにある中華食堂。

前の交差点の赤信号で減速してた時に「レインボー餃子」の看板を見かけて面白そうだと思い寄ってみた。
店は見た目普通の街角中華ってかんじで、看板も年期入ってそうに見えたので古くから主張されてたメニューだろうと思うけど、なんだろ、今まで気付かなかったなぁ。

ファイル 3134-2.jpg店内も落ち着く感じで、風変わりなメニューはその「レインボー餃子」くらいで後はやや懐かしめな普通のお店。
今日は昼に奇抜なもの食べてきたトコロだからむしろ普通なくらいで充分だと、ラーメンとレインボー餃子をたのんだ。

レインボー餃子も店内の案内では辛そうな具材も突飛な具材もなくて安心だった。

まずはラーメンから先に出た。

ファイル 3134-3.jpg

普通の醤油ラーメン、、だけど、うまかった。
いいじゃんいいじゃん。最初薄時すぎるように思えて油に慣れてくるとまろやかな味が広がる質のいいラーメン。「これは牛骨ですか」なんてきいたら「うちは全部鶏ガラ」といわれ自分の舌を疑った。。「牛テールを試した時期もあったけど合わなかった」とか。
もう最近ではまずいラーメン屋って絶滅したのかな。。そんなのを期待するわけじゃないけど、普通のラーメン屋の質がこういうものなら普段からもっと迷わず選ばずにホントに見かけた店に入っても大丈夫なような気がしてきた。

さてさて、そしてレインボー餃子登場。

ファイル 3134-4.jpg

右の白い普通のから順番に食べた。うんうんどれもおいしくハズレのない七色の餃子。
ちょっと変わったアピールで気を引きつつも味がしっかり落ち着いてるのがいいね。
個人的にはエビのとトマトのがうまかった。ヨモギと黒ゴマは少しパサッとしてたかな。

食べすすんでたら店のおばちゃんが解説してくれて「10年くらい前から」出し始めたメニューだそうで、出すまでは試行錯誤で苦労したらしい。

それはそうと、、今日の昼間に店にフードファイターの三宅智子さんがYouTubeの撮影でスタッフと商工会の人を引き連れて来てたそうで「こんなに食べたのよ」と写メを見せてくれた。
ここに来る前も他で食べて、ここの後も石下の他の店でも食べてたらしい。すごいなぁ。ちゃんと美味しく食べれるならうらやましい。僕はラーメンと餃子でもう充分。

店のおばちゃんも感じよくいい店なのでまた来たいと思った。

それにしても茨城、なんか面白いのいろいろあるねぇ、、っていうか、茨城なんか普段から何度もまわってるけど、今日に限ってこうも面白いのが続けて見つかるってのが不思議な一日だった。

タグ:餐:ら 餐:餃 楽:話