坂東市大崎と常総市菅生町の境にある沼。
沼としてはもっと北の坂東市神田山から続く細長い沼なんだろうけど、ほとんど湿地で中間に堤があるので上沼と下沼に分かれている。
白鳥の飛来地で、今まで何回か白鳥を見に来ているのは北の上沼。
地図で見ると下沼の方が水面面積広く見えて、下沼の方をよく見れるところ無いのかなぁと調べたら、西岸の「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」と東岸の「水海道あすなろの里」間に歩道の橋(ふれあい橋とあすなろ橋)がかかってて眺め良さそうだった。
けど、その両方共に有料施設。んー橋だけでも行けないもんかなぁ、、と、調べててちょっと気になったのが「茨城県自然博物館」の裏にある「大六天神社」。駐車場もあるし、ここから行けないのかな?とか思って来てみた。前置き長くて申し訳ない。
車を降りて堤を上ると鳥居のあるこんもりした森が「大六天神社」
手前の駐車場の前の柵の先には「反町閘門橋」というレンガのメガネ橋がある。これは菅生沼の水が氾濫しないように明治末期に作られた物らしいけど、こんなトコロに船が通ってたんだね。。(そうではなく、これは元々は菅生沼の中間の堤の位置にあったのを復元した物だそうだ)
堤の道の反対側は菅生沼の畔の湿地なのかな。薮で木々が重なってここから沼までは見えない。大雨の後とかここまで水が来ることあるのかなぁ?(ないだろうね)
堤の近くは小鳥だらけで、橙色の腹のジョウビタキも近くで囀っていた。
さて、ここから沼が見えないのは想定内。
気になってたのはその神社の横の道。進んでみた。
ら、 迂回した神社の裏口の前には博物館の裏口があって閉まってた。。
ああ、やっぱ博物館やってない日はダメなのか、、と思ったけど、その神社の裏口の脇に足跡が続く雪道があった。お、これは行かれそうだぞ!と、こんもり積もったままの雪を踏みながら進んでみた。
博物館の柵に沿って沼側に進むと、端の斜面の手前も柵に沿って曲がれた。
このあたりで沼が見えて欲しいところだけど、やっぱり木々と薮で視界は開けてなかった。。
地図ではもうこの辺りで目の前が沼な筈なんだけどなぁ、、水のない湿地や水位低く陸になった部分も地図的には沼なんだよなぁ。
折れて沼と柵に沿って進むと、、その先も博物館の裏口のようで閉まってた。開館中は開いているそうだけど、この先で工事してるとかで1/29までは閉鎖中と書かれていた。って今日じゃん。。
休館日じゃなくても橋には行かれなかったのね、、(橋も三月まで修繕工事で渡れないそうだ)
柵を覗くとたしかにすぐ先で工事していた。雪についてた足跡は作業員のものかな。横の斜面を下れば工事現場には行けそうだった。(行くわけないけどw)
なんか、空振り。
でも、まぁ、この工事が終わる頃にはこの裏道で橋には行けそうだとわかったから収穫ゼロでもないかな。
あ、でもその時期には白鳥いないからつまらないか、、いやいや、また来年冬に来ればいいのか。
っていうかこの目の前の薮がもう少し開けてたらなぁ、、
とか思いつつ、木々の合間から覗いてみてみた。ら、
あ、白鳥みたいなのがいる!
デジカメのズームで見てみた。
手前の枝にばかりピントが合っちゃって一苦労。。
やっとその奥に焦点が合って、見てみると、、
なんだ白いのは雪か、、と、がっくり。
でもやっぱ引いて見てると何か動いてるように見えるので、再度じっくり位置を確認しながら覗いてみた。
ら、
いました。白鳥。コハクチョウ。
オオハクチョウより小さいけど、距離は遠くの北極圏から飛来する渡り鳥。(オオハクチョウはシベリア)
何か葦の根をつっついて何かをとって食べてたみたい。少しお顔が茶色くなってた。
そして良く見ると水上に浮いた白鳥も数羽いて、合計四羽の白鳥が覗けた。
それだけでも、ダメそうな所で見れたのは嬉しい。
それに、いわゆる餌付けをして呼び集めた白鳥飛来スポットとは違って、自然に休んでる感じのところを、バードウォッチャーみたいに遠隔から覗いて観察っていうのが本格的な感じがして楽しめた。
雪道を歩いてまできてみてよかった。
また雪の道を戻って、帰りは裏口から神社に入ってみた。
境内も残雪でいっぱい。ざくざく歩いてお参り。
白鳥見れて感謝の気持ちで拝んだ。
隠れるようにある場所の神社にしてはちゃんとした大きさの新しめの社殿で、ブランコや滑り台の遊具もあり憩えそうだった。
特にブランコは「帽子取り」(僕が小学生の頃に都内の一地域で流行ってた危険な遊び。ネットで探しても全然載ってないからかなりローカルな遊びで、危険なので伝えられずに消滅したのかな)に丁度良さそうな感じで親しみをおぼえた。
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