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彌彦神社

ファイル 3755-1.jpg弥彦村弥彦にある神社。
越後国の一宮。

ずっと前から気になってた神社、初めて来れた。
弥彦山は毎度遠くからもよく見えてたし、大鳥居も何度も見かけてたけど、、ドライブではいつもついつい海岸側を通過しちゃうし、内陸側から来ても弥彦スカイラインに直行しちゃうしでついついよけちゃうフィールドだった。

さて、競輪場の方から来たから横からになっちゃったかなと思ったけど正面だった。少し長めでまっすぐな杉林の間の参道を進んだ。思ったよりも人が多く賑やかだった。

そして寺のような立派な随神門をくぐって境内。
拝殿の前には茅の輪があって人が並んでた。8の字に回るやつね。案内板に「大祓え式・茅の輪まつり」とあり、六月三十日が「夏越の大祓」なんだそうだ。明日じゃん。それで少し人が多かったのかな。
少し並んでくぐって回った。

そしてお参り。拝殿の後ろは山で、真後ろの上に建物が見えたから「あれが奥の院かな?」とか思ったけどカメラでズームして見たらロープウェイの駅だった。あーね。

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その弥彦山が御神体で、御祭神は天香山命という起死回生の武の神、越後開拓の祖だそうだ。(天照の曾孫だとか)

社殿は明治期に焼失して大正5年(1915)に再建したものだそうだ。
本殿は覗けない造りになってたけどまぁしかたない。充分立派でドンとした山の雰囲気の神社だった。

さてさて、随神門を出るといろいろ見所があって、まず気になったのは赤い釜で「石油蒸留窯」明治17年製の国内初の石油精製装置で二基現存する内の一つとか。野晒でいいのかね。

そして「重軽の石」というのはよくある力石。ここのは小さめな割に重く感じた。
土俵もあった。

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「鹿園」というのもあったけど、その手前には鶏小屋が長屋で並んでて、いろんな種類のニワトリが飼われてた。
天然記念物のものが多く高知の尾長、東天紅、秋田の比内鶏、金八、名古屋のコーチン、蓑曳などなど、え?新潟のじゃないの?とか思ったけど、ちゃんと新潟のもあって蜀丸というのが高知・秋田・と並ぶ三大尾長なんだそうだ。芝地鶏というのも新潟で芝の色だそうだ。
どの子も凛々しくかっこよかった。鳴き声の品評会などもやってるそうだ。

そして鹿園。シカは大正期に春日大社より、昭和期に神田明神より譲り受けたものが繁殖してたものの減少してしまったので平成期には三嶋大社から譲り受けたそうだ。三島だけ行ったことないや。次は三島に行かなきゃ。
なんか先月北海道ででかい鹿の群ればかり見てきたもんだから、こちらのシカは集まらずにのんびりしてたのもあってとても可愛らしく見えた。

っていうか、実は鹿よりもその園内の池から聞こえるカエルの声が気になってた。ズームでアップにしたけど姿は見えず。こういうの見つからなくて悔しいんだよね。まだまだだなぁ。

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のーんびりしてそろそろ行こうかと鳥居を出て駐車場に向ってみると、競輪場の手前に「彌彦神社競技場」の石碑があった。大正8年に造られた国内初の公認陸上競技場がここにあったそうだ。揮毫は嘉納治五郎だそうだ。(一瞬YWARA‼の猪熊治五郎が浮かんだw)

そして「弥彦参道杉並木」という並木もあって、県の天然記念物。見どころ多いねぇ。
脇を緑と黄色のバスが通った。路線バスかコミュニティバスか知らないけど、なんか配色が良く杉並木に馴染んでた。

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弥彦競輪場

ファイル 3754-1.jpg弥彦村弥彦にある競輪場。

競輪場に来るのは西武園につついて2ヵ所目。とはいってもレースを見るわけでも賭けるわけでもなく、推しの声優長谷川玲奈(ぽんちゃん)が出演してる競輪のテレビアニメ「リンカイ!」での役が「弥彦巫子」という新潟出身の選手で、まぁ当然この競輪場からのネーミングなのでご当地キャラとしてパネルが置かれてるそうで。

本当はイベントとかで来たいところだけど、ここでのイベントでの本人の出演は取り敢えず予定ないし、まぁそれはともかく神社のついでにパネルだけでも見ていこうというつもりで来てみた。

で、なんか森の中にうまく収まったような競輪場で、観覧席からバンクも近く観易そうで臨場感ありそうだった。

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探してたパネルはゼダーハウスという建物の中にあった。直筆サイン入り。
本編では毎週必ずセリフはあるものの、もう少し出番多いメインな話がほしいなぁと思うこの頃。(先月熊本で見てきた熊本愛の方がメインで出番多くてやや嫉妬してたんだけど脱落しちゃったので、こちらじゃなくてよかったと胸をなでおろした。。脇役は悪目立ちしちゃダメだね。。)

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タグ:楽:競 観:キ

道の駅 みつまた

ファイル 3749-1.jpg湯沢町三俣の17号沿いにある道の駅。

17号はまぁまぁ通るけど、この道の駅はまだ数回しか寄ったことがなかった。点景も二度目。できればご飯のおいしい南魚沼の道の駅に寄りたいと思ってる。(そっちも時間が合わないことが多く思ったほどは寄れていない)

で、今日はまだ午前中で時間余裕綽々なので温泉でも入っていこうと道の駅の隣りの「街道の湯」で入浴。いい湯だった。ここは前にも入ったような気がするけど全然見憶えなかった。
ゆーっくりするつもりだったのに40分くらいで出てしまった。

そして道の駅。
なんか小さくて小洒落てて落ち着かないんだよね。サーっと売店みて通過して奥の食堂で食事にした。

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食べたのは「もつ煮定食」、定食はけんちん定食との二択だったけど、こっちにはキノコ汁も着いてた。いや、もつ煮あるから汁なくてもいいくらいなんだけどなぁ。

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うんトロトロで程よくおいしいもつ煮。17号沿いだから(永井食堂の流れで)ひょっとしたら辛いかもと思ったけど辛くなくてよかった。そしていらないとか言っときながらキノコ汁もうまかった。小皿のキャラ葺もタケノコもおいしかった。
惜しむらくはメインの筈のご飯。おいしいはおいしいんだけどどうも普通においしいくらいにしか感じられなかった。魚沼産コシヒカリなはずなのになぁ。。南魚沼の道の駅のように米だけだ食べたい!という感激には遠いんだよなぁ。前来た時もそう感じてて、たまたまのコンディションかと思ったけどどうもそうではないようだ。なんだろ。

次来たら白飯の定食じゃなくて丼物でもいいかな。

ちなみに前回の点景 この日の日誌

タグ:食:定 餐:煮 餐:汁 楽:湯 道の駅

ポチョムキン

ファイル 3748-1.jpg十日町市倉俣甲の釜川の岸にあるオブジェ。

「大地の芸術祭」出展でそのまま常設になっている作品。たしか、前に来た時は有料だったので引き返したんじゃなかったかな。(2012/9/17)

現地にはこの題名と制作者と国籍(フィンランド)とあるだけでとくに解説もない。まぁそもそも芸術とかよくわかんないけどね。なんとなく面白い感じになってるのを楽しめればいいんじゃないかな。

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題名の「ポチョムキン」から察するに、この堤を戦艦ポチョムキン号と見立てて反乱と革命のオブジェとしたのかなと邪推。

艦首から進んで鉄の壁やタイヤのブランコ、中央後部に並んだベンチと、艦尾には売店が入りそうな屋根の船室。
いやまてよ、この川への斜面がオデッサの階段?んなわけないか。

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ベンチには子供が乗せたのか石で文字が書かれてLOVEとかハートとか相手の名前だとかが並んでた。革命だね。

川原には野菊が咲き、川にはハクセキレイが石を飛んで渡ってた。


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タグ:観:藝 景:川 景:原 植:花 動:鳥

田代の七ツ釜展望台

ファイル 3747-1.jpg十日町市田代にある渓谷の景勝地。

清津峡の清津川に合流する一本西の釜川の上流にある峡谷。
道の奥の奥だったけどちゃんと舗装された広い駐車場があってホッとした。

案内板もあって、七つの滝と滝壺が連続する所だそうだ。
ここから見えるのは一番上流の弁天滝で、平成7年の土砂災害で崩壊したものを元の姿のまま砂防ダムとして復元したんだそうだ。ふーん。

駐車場からもその節理の岩の峡谷の岩崖が見えたけど、下る道があったので進んでみた。

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一段下がった下も展望広場になってて渓流まで見下ろせた。
そういえば前に行った清津峡は下からトンネル抜けて見上げる形だったので、こうして見下ろすアングルというのもなかなかいいもんだと少しゆっくり眺めた。
カジカの声が聞こえてたのでその方向をズームで見てみたけど姿は見えず。前にズームでカジカガエルを見つけた時は運がよかったのかな?
そのかわりに鳥の声は見つけやすくホオジロはすぐ見つかった。

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滝というのはあの岩肌を滑るような滝かな?小さい緩やかな滝が続く峡谷で節理の岩の崖が見どころなんだろうなぁ、、とか勝手に納得してた。(けど実はそうではなく、上からじゃ見えてなかったらしい)

もう一段下る坂道があったので下ろう、、としたトコで雨降ってきちゃったのでヤメて引き返した。
けど雨は強くはならず小雨程度だったので少しくらいぬれても下まで行けばよかったかな?と思いつつ、上り下りはきついのでまた戻る気はなく、上から見下ろす感じが良かったので「いい景色だった」なんてこれで満足してそのまま駐車場に戻った。

(これ、その下の段まで降りれば切り立った岩から真っすぐ落ちるしっかりと高低差がある弁天滝の姿がちゃんと見れたらしい、、というのを帰ってから知って後悔。肝心なところを見ずに帰ってしまった。いつかリベンジすべし)

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タグ:楽:眺 楽<残 景:谷 景:崖 景:岩 景:川 動:鳥

とんかつ政ちゃん 沼垂本店

ファイル 3746-1.jpg新潟市中央区沼垂東の県道沿いにあるとんかつ店。

新潟のご当地グルメ「タレかつ丼」の人気店で、何店かの支店や専門店をもつ本店だそうだ。発祥の「とんかつ太郎」から暖簾分けで創業したそうで本流の店。

ちゃんとした店だったのでおひとりさまでは入りづらい雰囲気もあったけど、ままよと入ってみたらカウンター席もあってわりと平気だった。

ファイル 3746-2.jpgメニューを見ると「にいがたうんめもん三昧セット」というのが素人的に楽しめるご当地セットだったので一目でそれに決めた。
これはタレかつ丼、のっぺ、地元野菜の漬物、越後味噌のみそ汁、笹団子アイスのセット。なんともまぁかゆい所に手が届くというかわかってるねぇ。漬け物はナスで、味噌汁はなめこが入ってた。いいねいいね。

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そういえば久々に食べたタレかつ丼、ああ、こういう感じのタレなんだっけ。サラッとした照り焼きタレのような甘めながら香ばしいいいおいしさ。すっかり一般的になってあちこちでご当地丼ぽくなってるソースかつ丼とは違うちゃんとした美味しさを感じた。

そして「のっぺ」は野菜の煮物だけど冷ましてサラッとしてた。(苦手な食材はよけたけど)軽くておいしかった。
どの鉢もおいしかった。なんか新潟ってお上品だったのね。丼物って本来は上品ではないラフなものなんだけどね。違和感ないいいセットだった。

ファイル 3746-4.jpgそして後から来たのが笹団子アイス。
そこまでの料理で満足してすっかり忘れてて、ん?抹茶アイスか?とか思って食べちゃって、すっかり抹茶と思いこんじゃってた。。おいしかったw 笹の風味してたのかなぁ。。後で気がついてちょっと悔しかった。

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タグ:食:丼 餐:肉 餐:煮 餐:菜 餐:冷 観:本

まつや

ファイル 3691-1.jpg磐田市上新屋にある鰻料理店。

切符きられてる間横目に、あー反則金でうまいものたくさん食べれただろうなぁ、、なんて思って見てた店。
気晴らしで行った藤の名所はほとんど散っててちょっと気が晴れるには今ひとつだったので、やっぱうまいもんに頼ろうと来てみた。

店はちょっと高そうな感じだったけど、まぁ反則金を考えたらそこまではないだろうと気後れせずに入店。

テーブル席に着いてメニューを見た。
「九十年来の伝統のたれをからませ」「天竜川の伏流水に身を清めた活鰻を」丁寧に調理とあった。

梅とは言わず「竹定食」をたのんだ。
「活き鰻を注文を受けてからの捌き」とあったので、まぁ時間かかるだろうとゆっくり待った。けど、10分ほどで出てきたので思ったより早かった。

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うんうんやっぱりうなぎはいいねぇ。味わいたっぷりでたれもいい。凹んだ時はおいしいものが大事だわ。
関西風地焼きもいいもんだね。
でもそういえば関西と関東の中間のこの辺りってどっちの店が多いんだろうか。東か西かで言ったら東だよなぁ。
正直言うと関東風蒸焼きの方が好きなんだけど、おいしけりゃどちらでもだね。

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タグ:食:丼 餐:魚

熊野の長藤

ファイル 3690-1.jpg磐田市池田の行興寺境内にある藤棚。

白バイに案内されて来てみた。
警官曰く「もう咲き終わってるけど白藤はいくらか残ってるかと思います」、「盛りは四月でしたね。満開時期は天竜川河川敷のずっと先まで駐車する車でいっぱいで大変混雑します」「それではごゆっくり、お帰りも気を付けて」だそうで、まぁ駐車場がガラガラなので花の期待は最初からなく、侘しく情けない気持ちを愚痴のように書ける点景項目にできたらいいかなってくらいの暗いマイナスな寄り道。

入口の門の脇にあった説明には「国指定天然記念物一本 県指定天然記念物五本」とあり、「平安時代の終わりに熊野(ゆや)御前が植えたとの伝承がある」そうだ。

国指定の平安の藤かぁ。。と少しは興味増して境内に進んだ。

中は全面的に藤棚で、確かに花は終わってた。
けど、完全に散ってるわけでもなく、中には咲き残ってる房もわずかながらあって、取り敢えず花は見れた。全然見れないかと思ってたのでよかった。

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そしてこの藤棚の広さのわりに木は多くなく、その五本の県指定の藤が広がった結果のようで花はなくとも小さな莢をつけた蔓は垂れていてなんかすごいもんだねと思えた。あーこれは確かに満開なら凄そうだわ。

一旦表に出たトコに白藤があった。確かに白藤は咲き残ってるのが多く見えた。けど、よく見ると、白藤は花が落ちた後の莢まで白っぽいので、散ってても花が残ってるように見えるだけだった。なーんだよ、だったら普通の藤は莢まで藤色だっらたいいのにー。

さてそういえば「国指定」のを見てないなともう一回藤棚に入ってみた。ら、奥の横にありました。
推定樹齢850年。平安時代から咲き続ける藤。ピンとこないけどすごいや。

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国指定のトコでちゃんと咲き残ってる花もわずかにあったし、花が散った房は小さな莢がたくさん残ってた。

その国指定の手前の小さい堂はゆやとゆやの母の墓だそうだ。
ゆや御前はたいそう美人で、平宗盛が見初て京に呼ばれ妾女となったが、母親の重病で帰郷。この地で平家の滅亡と宗盛の死を知り尼になったそうだ。

愚痴だらけの点景にならないでよかった。歴史の片隅を想えていい寄り道だった。

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タグ:植:花 植:樹 観:寺 観:然

そば処 小木曽製粉所 梓川店

ファイル 3659-1.jpg松本市梓川倭の県道沿いにある蕎麦チエーン店。

前にどこかこっち方面のたまたま通った道で見かけてて(たぶん安曇野店)チェーンぽいからよく通る方向にあればいいのになぁ、、と思ってた店、まさかてきとうにまわってたら見つかるとは思ってなくて超ラッキー。
手前でイチかバチかのラーメン屋に入らなくてよかった。。

でも駐車場ガラガラだったので、終わっちゃってないよなぁ、、と恐る恐る入ってみたら、まだやってた。平日の夜だからかな。客は自分一人だった。

店はうどんチェーンのようなセルフでまわるタイプだけど、最初の所にそばやミニ丼の札が並んでて選べるのがありがたい。(うどん屋だとたまに違うの食べようかなと思ってても申告する時はついつい「かけ、並」と言ってしまうし、丼ものはよく分からなくてたのめない)

そしてやっぱりこっちの店だからミニ丼に「山賊丼」(山賊焼という松本名物の揚げ鶏がのった丼)とかあって、「おろし山賊丼」なんてのもあったのでそれにした。
ざるそばは小も中も大も同価格だそうで「大ざる」にした。

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そしてそばも汁もおいしく気持ちよく啜れた。チエーン形態とはいえさすがそば処本場の信州で構える店だけあって間違いはない。まぁ極端にこれはうまいってほどではないけど、気軽に寄れそうな店でおいしいそばが食べれるのはアリガタイ。

「おろし山賊丼」はタレかかってるけど大根おろしで薄れるから味薄め。思わずおろしに醤油たらしちゃった。乗ってた鶏の山賊揚げは普通においしかったので、ミニじゃなくてガッツリ普通に「山賊丼」を食べてもよかったかも。。
ちなみに駒ケ根ソースカツ丼なんていうのもあって長野スペシャルな献立だった。

食べ終えて店を出たら、店の外の照明が消えていた。ラストの客だったようだ。時間は8時チョイ前。ラストオーダーが15分前なのね。いいタイミングだった。やっぱりラッキー。


帰ってから調べてみたら、やっぱり長野メインのチェーン展開で松本市内が一番店多いようだ。イイ場所に見つけられて良かった。また寄ろうと思った。


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タグ:餐:麺 食:丼

旧平田家住宅

ファイル 3608-1.jpg北杜市小淵沢町にある古民家。

国重要文化財ということで、前に通過した時に気になってたのを赤信号の交差点で気付いて気まぐれで立ち寄った。

敷地内の駐車場前にある郷土資料館が受付になってて、210円の入館料でガイドが付いた。なんとも親切なありがたいスポット。
屋根の断面が覗ける模型も細かくしっかり作れていた。

この平田家というのは武田信玄の家臣の末裔だそうで、合戦で武功を上げたそうで、ああそれで信玄と謙信の対決の像があるのね。
その駐車場と資料館からは一階分上の段に屋敷があって階段を上った。

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近くで見るとまるで裏のような勝手口のような入り口しかない平らな長方形の屋敷で、今日は風が強いからと戸は半開きにしてて中は真っ暗。あぁでも古民家ってこんな感じかも。

屋敷は六割以上土間で、厩が片側にあって曲がらずにそのままワンフロアなので相当馬のニオイしただろうなぁと思った。今はワラで作った馬があるだけだから全然くさくないけど。

囲炉裏の火も消されていたけど、普段は屋根の強度維持の為に閉館までずっと点けてるんだそうだ。「今日は風が強かったものでごめんなさいね」だそうだ。

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と、いろいろ説明してもらってたトコで、後からの観覧客も来て、もう一回ガイドを最初からリピートになった。気にして謝られたけど「急いでないからいいですよ」と返した。その分ゆっくり天井を見たりできた。

そして反対側から外に出てみると、あ、こっちが表だった。
でもなんで日陰側が表なんだろうと思ったら、「この地域では東の金峰山を信仰していたのでそっちに向かって家を建て」てたんだそうだ。そういうもんなんだ。
表側は少し広さがあったので下がって全体が納まる堂々した姿が写真に撮れた。うーんすごい藁葺だよなぁ。

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後から来た客は感激しつつササっと帰っていったので、また女性のガイドさんとマンツーマンになった。
「いろいろ古民家に立寄ったりするけど、ここまで土間がメインのお屋敷もめずらしいですね」とか「それにしても凄い屋根と柱ですね」という話して屋根の吹き替えの話や木材の話などを聞き、栗の柱と聞いて栗の話になったりして、ガイドさんは「お客さんの話の方が専門的なことが多くて日々勉強になります」と逆に感心されて、いえいえ自分なんか全然浅くてと気恥ずかしかった。

そしてこのスポットはJR小淵沢駅から歩いてこれる所なので、小海線と中央線の乗り継ぎ時間で来られる人が多く、来るときは下り坂だから早いけど戻るのは上り坂だからと時間を気にしてササッと帰られる人が多いそうだ。「ゆっくり見てゆっくりお話できるお客さんは嬉しい」とか言われていい気になって、色々話しちゃった。

前に長坂の焼そばを食べに寄った後に前の道を通って気になってて今日やっと来れた、という話をしたら「長坂に焼きそばの店なんてあるんですか?」と返されてびっくり。テレビでも出てたしネットでも見かけるので有名だと思ってたけど、意外と地元の人は知らないもんなのかな。隣りの駅なのになぁ。
「やっぱり勉強になります」とまた言われつつ、気をよくしつつ、ある程度の所で遠慮して「どうもありがとうございました」と礼を言い階段を下りた。

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