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片庭ヒメハルゼミ発生地

ファイル 2016-1.jpg笠間市片庭にある「楞厳寺(りょうごんじ)」の森を北限としたヒメハルゼミの生息地で天然記念物。

また性懲りもなくヒメハルゼミである。
もう自宅付近ではニイニイゼミが啼きだしたというのに、やっぱり悔しくて北限の地へ来てみた。

細い道はまだ続いてたけどこの先は行き止まりのようで、駐車場に車を停めて参道の石段を見上げたら、、やっぱやめようかな、、と弱気になった。

手摺なく苔むした石段をゆっくり登って、時折苔を眺めたりして休憩しつつ、調査のように周りを飛ぶトンボに翻弄されつつ、登り切った。
運動不足とはいえこのくらいの石段で汗ダラダラ息ハーハーはなさけない。。

ファイル 2016-2.jpg

古い御堂の先に進むと、脇にちゃんと「片庭姫春蝉発生地 楞厳寺境内」と立っていた。(あれ?境内も重文?)
境内というより周りの森のことだろうけど、本当はヒメハルゼミは森というより樹につくらしいので、どの樹なのか標示されてると嬉しいんだけどなぁ、、

とりあえず呼吸を整えて、奥の新しめな本堂で拝んだ。(神社みたいな感覚で拝んでいいんだよね?)
その本堂前あたりでウロウロして鳴き声を待ってたんだけど、、やっぱり聞こえず移動。
古い御堂には大きなスズメバチの巣が下がってた。けど、苔生えてるから蜂はいなさそうだった。

ファイル 2016-3.jpg

その横の裏に進むと並んだ仏像と収蔵庫があって国重文の「木造千手観音立像」が奉納されているようだ。どうせ閉まってるだろうと、そこまでは進まずに、手前でウロウロして鳴き声を待った。
けど、聞こえるのは野鳥の声だけ。。
足元には苔が青々と茂り、ハンミョウがひょろひょろ飛んでいた。

ファイル 2016-4.jpgイノシシよけの電線に気を付けつつ、あっちウロウロこっちウロウロしてて、寺の横の家(住職の家?)の犬に吠えられて不審者そのものだったカモだけど、セミが啼かないのが悪いんだと開き直ってウロウロしてた。

でまた30分くらい森林浴するつもりでセミを待ってたけど、やっぱり鳴かなかった。難易度高いんだなぁ。
帰りは石段を下りずに横の家の前からの舗装路を下った。

正直、セミを待ってるときは楽しかったし、啼かなくてもそれを理由に普通のトンボやチョウ(っぽい蛾)やスズラン(っぽい別の花?)を眺めつつ苔や木々の緑に囲まれて森林浴ってだけでも気分よかった。
  んだけど、それを点景に纏めようとなると、どう楽しかったのか、見返して楽しいものか、疑問になって作業が億劫だった。。(まぁ、実はそういう項目は割と多いんだけどね)

とりあえず、ヒメハルゼミはもういいや。あきらめた。

タグ:観:寺 観:庭 観:然 植:苔 植:花 動:虫 楽<残

笠間稲荷神社

ファイル 2015-1.jpg笠間市笠間にある稲荷神社。
日本三大稲荷に数えられるそうだけど、伏見稲荷以外の二つは幾つもあり、全国的に見たら三大に入るか入らないかは微妙かもだけど、選抜の神7には間違いなく選ばれるであろう関東代表の稲荷神社。

たまに通る笠間市街の中心にある大きな神社で、立ち寄ったのは三度目かな。点景にしてないからずっと前のことだな。
いつも近くを通る時は「いなり寿司でも食べていこうかなー」とか思いつつ、付近は駐車場有料だし、、神社付近の店は観光料金で高そうだし、、と通過してた。
けど、今日はたまには寄ろう!と少し離れた市営の無料駐車場に車を停めて歩いた。(前に来たときも此処に停めて歩いた)

ファイル 2015-2.jpgさてさて、そんなわけで目的は神社じゃなくて軽い食事のいなり寿司。
店も並んでて迷いそうになったけど、修繕された大鳥居の目の前の「鍋屋かさまカフェ」と言う店に入ってみた。
この店は食べ物は店頭で売られてる物を購入して中で休めるお店。店頭で「くるみ稲荷」のパックを、、、、買おうとしたら目の前で売り切れた。仕方ないから普通の稲荷寿司を購入して中で休んだ。(二階にも上がれるそうだけど一人だから手軽に一階で食べた)

ファイル 2015-3.jpg

正直言って稲荷寿司って立ち食いそば屋で二個120円とかスーパーの三個パックが150円とかそのくらいの価格の食べ物という意識が強くて、その三倍くらいの値段のものを食べるのを戸惑うのはケチとかじゃないよなぁ、、
とか、思ってたけど、ここのお稲荷さんは普段食べてるそれより明らかに美味しかった。
甘さ控えめで、お揚げの油感やお米のおいしさがよく分かり、とてもいいお稲荷さんで満足した。

けど、、店内見ながら食べてたら貼り紙に「辛くても一歩踏み出せば幸せに」というのがあって、、カライ物食べなきゃ幸せになれないのか、、、とイヤな気分になった。。

さて、軽い食事の後は一応お参り。
本末転倒で失礼かもだけど、そういうつもりじゃなきゃ寄ってないわけだから仕方がない。
米と豆と油の一品を味わって五穀豊穣に感謝してお礼のつもりでお参り。ああ、別に失礼じゃないよな。むしろ願い事だけの参拝より正しい気さえする。

ファイル 2015-4.jpg

濃いめの赤の山門と拝殿。境内には樹齢400年の「八重の藤」という藤棚があって、もう花は咲いていないけど緑の藤棚が涼しげでよかった。

そしてお参りした後は拝殿の横から裏に出て本殿を拝見。
この文久元年(1861)に建てられた本殿は国重要文化財。
周りには立派な彫刻が施されていた。これを見逃しちゃ勿体ないよね。

その先の美術館には行かずに引き返すと、ほかにも山門の東脇のさざれ石の先に何やら古そうな門があるのに気付いた。

ファイル 2015-5.jpg

これは文化10年(1814)に建てられた神門で、今の楼門が建てられるときに移動されたそうだ。本殿より古いんじゃん。脇に追いやって失礼な、、とか思ったけど、これが中央じゃ小さめで通るのが大変で渋滞してたんだろうね。
ここにも彫刻があって、大黒様がウサギを助けてるトコかな。、、ってキツネじゃナインかいww

あらためて歩くと意外と見るとこあって面白かった。
思い返すと稲荷寿司がおまけで神社がメインな気がしてきて真っ当な寄り道だった。

タグ:餐:鮨 楽:読 楽<残 観:宮 観:重 観:門 観:模 植:樹

中島知久平邸

ファイル 2014-1.jpg太田市押切町にある中島知久平の邸宅。

中島知久平は中島飛行機や富士重工の創設者。政治家としても幾つかの大臣を務めた人。
尾島町の銅像は去年見てて、生家に作ったというこの邸宅も一度見てみたいと思ってたのを、近くまで来て思いだした。しかも雨で寄り道するには丁度いいようなスポット。時間もバッチリ。

来てみたら長い塀に大きな寺のような門で、さすがに大きな邸宅。
昭和初期の建築で国重要文化財だそうだ。

入場は無料で、入口でどうぞと声をかけてくれた管理の人が軽くガイドしてくれた。
この建物はロの字型に作られ、回廊で回れるけど、公開されているのは来賓用の一部だけだそうだ。

ファイル 2014-2.jpg

入口の車止めに蛙又、柱や廊下の組木が立派でさすがの大邸宅。そういえば屋敷はドライブ中に何ヶ所か入ってるけど近代の邸宅とかは初めてかも?

中庭は少し荒れていた。池は埋められ石灯籠は倒れていた。
国重文になるとすぐに修繕とはいかないそうで、いずれ、、だそうだ。

そして玄関広間に続くふたつの応接間。

ファイル 2014-3.jpg

外観は和風なので内側からしか判らないステンドグラスというのも凝ってるし、暖炉は良く見るとストーブで、電気式というのが驚き。この屋敷はオール電化なんだそうだ。さすが飛行機王。(停電多そうな昭和の初期に、、)進んでるねぇ。

公開されているのはここまで。
広間で少し話を聞いて靴を履いて外に出た。

雨は降っているけど傘あるので庭の方へも歩いてみた。
したら、庭は広ーーい芝生でサッカーできそうなくらいだった。

そんな広い庭の端の方を建物に添って歩くと、非公開だった奥の建物も外から覗けた。

ファイル 2014-4.jpg

座敷には入口広間や応接室に使われていたという大きく立派な絨毯が置かれ、襖も立派そうな彩色だったけど、障子紙はやぶれて荒れた様子。。きっと絨毯の下の畳はボロボロなんじゃないかという気がした。
修繕できないままだから非公開ってことなのかな。


ファイル 2014-5.jpgそして、一番奥の藏まで歩いてUターン。
この藏の前の建物が居住部だそうで、ここだけが二階建てになっていた。

戻るときは庭の奥のヒマラヤ杉の大木の間を歩いてみた。
木の下は物凄い杉の香りが匂った。雨の日だからこそかもね。

ずっと雨だったけど、一通り見れていい寄り道が出来た。

タグ:観:屋 観:重 観:装 観:飾 観:庭 植:樹

千代田饂飩 あぜみち

ファイル 2013-1.jpg千代田町赤岩の県道沿いにあるうどんの店。

去年来てから気に入って、ちょくちょく来ててすっかり駐車場側の勝手口が馴染みの入口。
なんだけど、ここんトコ連続で「完売御礼」で閉まってたり、開いてても饂飩は終わっちゃってたりで食事できてなかった。
(振り返ってみたら、今年入って三度の空振り。去年の12月にオムライスを食べたものの、お目当ての饂飩は10月以来5回連続の空振りでありつけてなかった、、)
おいしいからねー人気なのわかるしねー、もう少し早く昼くらいに来店できればいいんだろうけどねー、魚道でついつい時間くっちゃうんだよねー、、

でも雨の今日はさすがに饂飩がまだあって久々の入店。
話を聞けば、ホントは自転車サークルの団体さんが来店予定だったのが雨で中止になったんだそうだ。店としてはガッカリだろうけど、僕としては大ラッキー。

ファイル 2013-2.jpgうきうきして饂飩を大盛りでたのんで待ってたら、「しばらくぶりでいつも申し訳なかったから」とポテトサラダをサービスしてくれた。
そんなそんな(いつもどおりのキュウリのお通しもおいしいから普通でもよかったんだけど)とかいいつつ、このポテサラがジャガイモの味が素直に出てておいしく、ヒンヤリしてて嬉しかった。

そしてそして「すだち醤油うどん」大盛り強で登場。
「盛りも少しサービスしました」だそうで有り難い。

ファイル 2013-3.jpg

んー
やっぱおいしい饂飩。瑞々しくて新鮮味充満。
なんて言ったらいいだろう刺身饂飩かな、、普通のうどんが釜揚げシラスならこれは生シラスて感じかな。ぷるぷるでホントおいしい。
すだち醤油の香りもよく、特に酢橘は食後もしばらく香っていて気持ちよかった。

ごちそうさま。
又何度空振りしても来店してみます。

タグ:餐:麺 餐:果

佐野ラーメン中村屋 境店

ファイル 2012-1.jpg境町長井戸の県道沿いにあるラーメン店。

今年の4月に来て気に入った店で、こんな短い間隔でまた来るとは思わなかった。なるべく行ったことない店で、、と考えがちな僕にしては珍しいと思う。
そこまでうまかったのかと云えば、そんなでもなかった気がするけど、気軽に寄れる店くらいがイイ感じ。

その前回は一日三十食限定の「青ねぎらーめん」だったので、今回は普通にワンタンメンにした。

ファイル 2012-2.jpg

うん、黄色く澄んだホタテだしの汁がおいしい手打ちラーメン。
前回のは青ネギに隠れて汁の色がよく判らなかったからね。
ワンタンもおいしかったけど、ちょっと一言いえば餡の肉の味付け(胡麻油?)が強くて浮いた気がした。

店員のおばさんも感じよく気分イイ店なのでまた普通に来ようと思う。

ちなみに前回の(

タグ:餐:ら

鶴枝ヒメハルゼミ発生地

ファイル 2011-1.jpg茂原市上永吉鶴枝の八幡神社境内にある天然記念物のヒメハルゼミが生息する森。

何回か来ているものの、いまだに一度も声を聞いたことのないヒメハルゼミ。天然記念物だし珍しいし(西日本では珍しくないらしいけど)一度は聞いてみたいものだと性懲りもなくまた来てみた。
千葉県内に他にも生息地があるらしいけど(麻綿原高原とか)ここが一番近いし有名。

ヒメハルゼミの概要については前回の点景で書いてるから割愛。
確認で見てみたら、写真も内容も前回の点景とあまり変わらなくて草。。

さて、まずは参道の石段。前に来たときより明らかに運動不足で汗ダラダラかきながらも一気にのぼった。

ファイル 2011-2.jpg

少し呼吸を整えてまずはお参りした。
そして周りの森を見上げて耳を澄ませた。。 鳥の声しか聞こえなかった。まぁそう簡単には聞こえないよね。

前回と違うのは、今日はヤケに落下物が多く、ボトン!ボトン!とスーパーボール大の実が頻繁に落ちてきてて怖ろしく、直撃はなかったものの、目の前で落ちて驚いた。
何の実かと見ると銀杏?この時季だったっけ?
でも地面を見てたお陰で小さなアマガエルも発見。苔の間を跳ねててかわいかった。(梺の田圃から登ってきたのかな?)

ファイル 2011-3.jpg

ふもとから蛙の鳴き声も聞こえた。今日ばかりは蛙の声も嬉しくないや、、

しばらく境内の右側左側を入ったり来たりウロウロしながら蝉が啼くのを待った。
右手奥には石碑が並んでた。

鳥うるさい 岩に沁みいれ 蝉の声、、

ファイル 2011-4.jpg境内はほとんど自分独り占めだったんだけど、石段では鍛えてるおじさんが何度も走り込んで上り下りを繰り返してて驚いた。
毎回社殿前で休憩してて、最初に挨拶してからしばらくは接しなかった。けど、蝉の声が今回も無理そうかな、、と思えてきた頃に話しかけて聞いてみた。
ら、
ヒメハルゼミがよく啼くのは、もう少し後の七月に入ってからだそうだ。
それも昔に比べると数が大分減ってるのでタイミング次第らしく、「以前、森に竹が生え過ぎちゃったときに一気に減っちゃった」そうで、竹を苅ったけど増えることはなかったそうだ。。
気持ちよく色々お話してもらえて有り難かった。

結局ヒメハルゼミの声は聞けず、、今回も空振りだったけど、この会話と蝉の声にかこつけた森林浴だけでも気分いい休憩になったと思う。


このヒメハルゼミは古い樹にしか生息せず、樹を移ることもないみたいだから、近隣で他にいる場所もなく、唯一残った貴重な場所ということらしい。

っていうか、、
セミなんかもう少しすれば近所でイヤと云うほど鳴きはじめるんだけどね。
まぁ、だからこそイヤになる前に今年の最初に聞いておきたい声だったわけだけどね。残念。

タグ:景:森 観:宮 観:蛙 観:然 植:実 動:虫 楽<残 楽:話

つつじが岡公園

ファイル 2010-1.jpg館林市花山町にある県立公園。
名勝「躑躅ヶ岡」という国文化財でその名の通りツツジが有名な公園。
ツツジの季節に一度来てみたいもんだけど、やっぱり混むんだろうなぁ、、と思って足は向かなかった。
っていうかツツジって植え込みとかのをあちこちで見かけるからねぇ、あまり珍しい感じしないんだよね。(自宅前にも咲いてるし)

そんなツツジスポットだけど、もう空いてるだろうからどんなもんかと寄ってみた。

付近には駐車場が何ヶ所もあってガラーンとしていた。
奥の方の入口はゲートがあって参道のように並ぶ土産屋は全てシャッターを閉じていた。そのゲート前の瓦屋根の小屋は券売所、、え?ここって有料だったの?
もちろん見頃の時季だけのようで今日は無料。

さて、入口の広場の先にはさっそく名勝「躑躅ヶ岡」。
こんもり盛り上がった塚のような岡がそのままツツジ林になっていて、冒険チックでワクワクするような岡の遊歩道を進んでみた。
ツツジはもちろんほとんど咲き終わっていたけど、たまーにチラホラと残っているものもあって探しながら細道を歩いた。

ファイル 2010-2.jpg

まっすぐ岡を縦に横断すると、その先に池が見えた。
「城沼」という沼で館林城趾からのびている天然の湖沼。湖に名称変更しなかったのは好感が持てる。

その城沼に出て水面を眺めた。鵜が飛んできてた。
公園内はすっかり普通の週末の午後のゆるーい感じで、歩いてる人や猫や雀がチラホラいた。
僕ものんびりした気分になってもう少し歩いてみた。

その先の城沼から芝生広場までの間にもチラホラと咲き残ったツツジはあったけど、全体的に終わってたので目立たない程度。でも画像で集めたらけっこう咲いてるように見えるでしょ。
悠々と歩けてこれだけ見れたら全然納得。公園はすいてなきゃね。

ファイル 2010-3.jpg

ツツジ区間の端(公園としては中央)にある「つつじが岡公園ふれあいセンター」という建物まで歩いた。
ここには4Dシアターコーナーや、フードコーナーとかあるみたいだけど、さすがに5時じゃもうやってないだろう、、と見てみたら、フードコーナーと売店はまだやっていた。

ファイル 2010-4.jpgそしてフードコーナーのメニューを見ると「つつじソフトクリーム」なんていうのがあった!
おおーナイスナイス~
汗ばんでたしちょうどいい!ナイス館林!さすがツツジと灼熱の町。

さっそく注文、、 したら 「すみません、只今ソフトクリームは機械のメンテナンス中なのでお出しできないんですよ」と、、
なに~~~~
それだけが目当てで千葉からはるばるやって来たというのに(大嘘)
がっかりしてトボトボと建物を出た。

ここで折返し。
戻りの道は公園の南端に続く土塁のような斜面の道、案内地図には「新つつじ園」とあった区間に上って歩いてみた。

ここもなかなか細くて冒険チック。覆い被さるようなつつじの木をくぐりぬけたりして妙に楽しく、人の通りが少ないからと油断してたトンボやチョウ(蛾)も慌てて飛びまわっていた。

ファイル 2010-5.jpg

やっぱりチラホラと咲き残ったツツジはあって、満開の状態を想像しつつ半エア花見。でもこの道で人が多かったらイヤだなぁ、、
絶対つまってイライラするよなぁ、、それに比べたら、花は咲いてないけど今時季に来て良かった。

「新つつじ園」をまっすぐ抜けて「躑躅ヶ岡」の前の広場に出た。
広場を歩けば早いけど、まぁ折角だから、もう一回「躑躅ヶ岡」に進入。
ネコちゃんをよけながら今度は横に横断。

城沼側には東屋もあって、投句箱とか置かれてた。ちゃんと下の扉に用紙が入っていた。
混雑していたら句を読む和やかさもなかっただろうに、、どれどれ、、とか思いつつ、静かでも何も浮かばなかった。。

ファイル 2010-6.jpg

いくつか咲き残ったツツジを見てきたけど、この「躑躅ヶ岡」に昔から自生していたというオレンジ色の「ヤマツツジ」は残ってなかったかぁ、、と思いつつ探し歩いてたら、辛うじて一輪だけ咲き残っているのを見つけられた。ああよかった。

あとは幾つもある石碑や、高くのびた松の木や、時折覗く城沼を見ながら、眩しい西日を背に受けて歩いて岡を一回りして終了。

なんかいい散歩になった。

タグ:楽:歩 楽<残 景:森 景:湖 観:園 観:具 動:鳥 動:獣 植:花

哲麺 幸手店

ファイル 2009-1.jpg幸手市神明内の広域農道内にあるラーメン店。

よく通る道だけどこの店はまだ二度目の来店。
すぐ先にラーショもあるし少し手前の道の駅にもラーメン屋があるし、そのずっと手前の大勝軒は一度も入ったことない。

この店は前食べた時おいしかったけど、そういえば点景にしてなかったね。チェーン店だからかな?

さてこの店は豚骨ラーメンの店で食券機には、醤油と塩と味噌に別れて色々あって少し迷いそう、、あれ?前回何食べたんだっけ?醤油でも塩でも味噌でもない白い豚骨だと思ったけど、、
とりあえず、基本らしい醤油豚骨にしてみた。

ら、
あ、これだ。前食べたやつだ。ん?これが醤油豚骨なのかな?茶色くない白い汁だった。

ファイル 2009-2.jpg

うんおいしい。
初めて食べた豚骨ラーメンのような濃いしっかりした味。博多より熊本な感じ。(初めて食べた豚骨が熊本のだった)
麺はしなしなもちもちで弾力あって九州のとは別物。だけど、これなら熊本ラーメンの店を探さなくてもいいやと思えるくらいだった。(熊本に行ってもラーメンにこだわることもないやとさえ思えた)
しっかりした豚骨に醤油が加わってるって事かな?塩だとどう違うんだろ?次回はそっちいってみよう。

替え玉のサービス券をもらった。けどたいてい期間が切れた頃くらいに来たりするんだよね。
今後も損得関係なく気が向いたときに寄ろうと思う。

タグ:餐:ら

トキワ荘通り

ファイル 2001-1.jpg豊島区南長崎にある南長崎ニコニコ商店街を中心にした界隈。
昔、手塚治虫をはじめとした有名マンガ家が多く集まって暮らしたアパート「トキワ荘」のあった地区。
手塚治虫が実力有る若手を東京に呼んで住ませたんだったかな。みんな有名になってすごいよね。

僕も子供の頃はマンガ家に憧れたりして、落書き並みのマンガを描いたりしたこともあり、勿論、手塚、赤塚、石森、藤子などのマンガは読み漁ってたりしてたので、一度は来てみたいと思ってた有名な場所。

先に「トキワ荘おやすみ所」っていうのに寄っていこうと思ってたんだけど、目の前で五六人の集まりが入っていったので通過、、帰りに入ろうと、取り敢えず歩いた。

まず見かけたのがそのマンガ家さん達が通ったラーメン店。腹は減ってたので寄って食事休憩した。

あとは、気がつく物もなく「南長崎花咲公園」まで進んじゃった。
この公園には「トキワ荘のヒーローたち」という記念碑があって、マンガ家さんの自画像イラストとサインやトキワ荘の部屋の見取り図が銅板に描かれ、上にはトキワ荘の銅製模型が乗っていた。

ファイル 2001-2.jpg

すごい場所ではあるけど公園内は至って普通で近隣の親子などが遊び回っていた。

ここに地図もあったので近隣を再確認。
商店街を折り返した。

そして横道に折れてトキワ荘跡地へ行ってみた。
え、こんなトコ?と思うくらいムードのない大きな建物の脇の袋小路で、奥には「トキワ荘跡地」の碑とトキワ荘の石製模型があった。

ファイル 2001-3.jpg

んー東京はこんなもんだ。跡地は跡地。でも何の感慨もなく、昔は昔ってことかな。

ファイル 2001-4.jpgその何本か先の横道の奥には「子育地蔵尊」があって、これは手塚治のマンガに描かれてるものだそうで、300年鎮座してるもの。これはさすがにどかしたりなくしたりはできなかったかね。

そして
「トキワ荘おやすみ所」まで戻ってきたので入ってみた。
中はちょっとしたマンガ図書館みたいにもなってて、館の人が丁寧にトキワ荘の案内をしてくれた。

ファイル 2001-5.jpg

靴を脱いで二階にあがると資料室になってて、アパートの一部屋が再現されていた。
「写真撮影はOKだけど、SNSには載せないでください」と言われた。
このサイトはSNSじゃないけど、まぁ載せない方がいいんだろうね。
ここにもかなーーり作り込まれたトキワ荘の五十分の一模型があって、じっくり部屋の中まで観察できた。

館内を案内する人は丁寧で質問したり、脱線して昭和の話とかいろいろ話せて楽しかった。
そういえばなんでも、さっきの「南長崎花咲公園」に実物大のトキワ荘を再現しようという計画があるとかないとか、、
できたらまた来たいな。
とても楽しく、マンガと言うよりは昭和にひたって胸熱だった。


そういえば今日は、久々にまともに都内をまわったドライブ。
パソコン始めた頃のよく都内に買い物に来てた頃を思い出したり、レースとか見てホンダを応援してた頃を思い出したり、バイトで行ってた日比谷新橋赤坂を思い出したり、そしてそしてマンガが大好きだった頃を思い出したりして、ひたりっぱなしの都内だった。
千葉に住んで長いけど、やっぱ東京で育ったんだな。。(職場も都内だし)
ドライブでは避けがちの都内だけどたまにはいいなと思えた。

タグ:楽:歩 楽:話 楽:懐 観:街 観:石 観:模 観:絵 観:ロ

中華料理 松葉

ファイル 2002-1.jpg豊島区南長崎の「南長崎ニコニコ商店街(トキワ荘通り)」にあるラーメン店。
トキワ荘のマンガ家さん達が常連として通っていたと言う伝説のラーメン店。
やっぱり一口食べてみたくなるよね。

入口の戸や窓には藤子不二雄の「まんが道」でこの店のことが描かれたページが貼られてた。

中は暗いけど暖簾かかってるし戸も開いてるし、、やってるのかな?
と、覗いてみた。

ら、休憩中だった。

けど、ラーメンだけだったらいいよと火を入れてくれた。ありがたい。

ファイル 2002-2.jpg店内に並んだサインなどを見ながら待ってたら、他にもお客が来ちゃって普通に注文してた、、
なんか休憩なくしちゃってごめんなさいね。

そしてラーメン登場。

ファイル 2002-3.jpg

ああ、なつかしい。東京の普通のラーメンのおいしいやつだ。
そういえば最近、地方でおいしい醤油ラーメンを食べては、東京が失った味ーとか言って喜んでたけど、やっぱ違うわ。東京はこれだわ。
自分が育った杉並でよく行ってた街角の中華料理店はもうとっくになくなっちゃってたけど、都内に済んでればまだあちこちにこういう店は残ってるのかな?(職場の近くは無くなった)

そしてそんな馴れ育った味のラーメンをかの大漫画家さん達もおいしく食べてたのかと思うと嬉しくなった。

そう、ラーメン屋とマンガって切り離せないものだよね。中学生くらいの頃は気軽に行って週刊マンガ雑誌を読みあされるのがラーメン屋だった。(ラーメン一杯270円だったし)
マガジン、サンデー、チャンピオン、キング(ジャンプは発売日前に自分で買ってた)の四誌はラーメンと一緒に味わってた。なつかしいなぁ。
マンガ好きだったなぁ。
描いたこともあったし。漫研部長やらされたりしたこともあったし。

いつから読まなくなったんだろう、、

最近全然読んでないよなー

と、ひたりながらも、ラーメンはおいしくぺろりと完食。ごちそうさまでした。

タグ:餐:ら 楽:証 楽:懐 観:絵