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多胡碑

高崎市吉井町池字御門にある国特別史跡の石碑。

日本三古碑にも選ばれる奈良時代の古碑だそうだ。
石碑には全然興味がないんだけれど、以前宮城の多賀城に行ったとき(→)に同じ日本三大古碑の「多賀城碑」があって、ボランティアガイドの人に「同じ特別史跡の貴重な石碑なのに群馬の古碑は昔から立派な屋根付きの堂内に保存されてて優遇されててずるい、、」という話を聞いていたのが印象深く、この吉井はよく通るからこの「多胡碑」の場所はなんとなくわかってるので、一度くらいは行って見てみようかなとは思っていた。
んだけどねぇ、、
城跡とか国府跡とか神社とかにあるなら寄っただろうけど、石碑だけを見に行くのはなかなか足が向かなかった。

ファイル 2435-1.jpgで、今日は牛伏山がなかなかよかったので、この吉井町(現:高崎市吉井町)で折り返そうと思ったので、だったらやっぱりこっちも寄っておくかーと思って来てみた。

県道からの案内は鏑川の手前で曲がって吉井運動公園の広い駐車場に誘導。
ここから「吉井いぶしみの里公園」と「多胡碑記念館」を経た先に石碑があるらしい。

まず公園には古墳のような塚が並んでいた。取り敢えずスルー。
記念館は立派な大きい建物でもちろん閉まってた。スルー。

ファイル 2435-2.jpg

そして公園の奥にその石碑の御堂が見えると、その手間にも駐車場があった。。。
なんだよこっちのほうが近いじゃん。。
多分、途中の道が宅地内で細めだから、現地の案内で来るくらいの輩は広く安全な方から歩けって事なんでしょうよ。

と、
元々興味薄い上に宮城の愚痴も重ねた上でこの駐車場で、好感度低いまま石碑に進んだ。

で、
なるほど確かに「多賀城碑」がうらやむのもわかる立派な建物の中に石碑があった。
けど、暗いしガラス窓は周りが映り込んでよく見えない。敬礼するように手をかざして覗き、手をかざして写真撮った。

ファイル 2435-3.jpg

ら、
後から来た人が電灯のボタンを押してくれた。あー照明があったのね。失礼失礼。
うがった目で見てると文句付けることしか考えないからダメだよね。。w
とかなんとか思いつつ石碑を眺めた。

ファイル 2435-4.jpg地震から守るためという台座も気になったけど、それより石碑の文字が気になった。
なんか下手くそじゃね?
どうもバランス悪いというか、、小学生が書いたような拙い感じ、、
逆に言えば小学生でも読めそうな解りやすい字でもあった。
旧字もパッと見「國」くらいの今でもたまに使いそうな字くらいだし。
これ、ホントに奈良時代に彫られた字?
ホントに国特別史跡?

と、結局文句で終わってしまったw

内容は行政区分として多胡郡が設置された事を記してあるそうだ。

さて、まぁこんなもんかと公園を戻る。
帰りは少し古墳(の説明)を見ながら園内を廻った。

古墳は「片山1号古墳」と「南高原1号古墳(石室)」
子供が喜んで遊びそうな片山1号は、4世紀末から5世紀初頭に築造された32.6mの円墳で、埋葬された主体部の粘土槨だけを移築したものだそうだ。
南高原1号は7世紀に築造された17mの円墳で、入口付きの横穴式石室を有する二段築成。石材は地元の牛伏砂岩だそうで、こちらも移築したもの。

ファイル 2435-5.jpg

古墳はともかく、鳥の多い公園で鳴いて飛んで賑やかだった。
現地では種類が分からないシロートなので写真を撮って帰った。
調てみたらシメという鳥だそうだ。
へー初めて知った名前。色んな鳥がいるんだねぇ。

結局、石碑も古墳もやっぱりあまり興味深まりはしなかったけど、その割には纏めるのに手間取ってしまった。。
点景は写真並べて「こんな感じ」で余計なこと書かなくてもいいのになぁ。反省。

タグ:観:石 観:史 観:遺 動:鳥

牛伏山

ファイル 2434-1.jpg高崎市吉井町多比良にある山。

山の上に城っぽいのが見えてたのが前から気になってて来てみた。
そんなのがあるくらいだから山の上まで車で行けるだろうとは思ってたものの、途中の道は細めでマイナーっぽくて不安だった。
けど、山の上は駐車スペースも広く窮屈さはなく開けてた。

すぐ手前に見えた城っぽい建物よりも先の方が頂上らしく、その中間の未舗装の駐車スペースに車を停めて、まずは少し坂を下って上ってして、その城っぽい建物に歩いてみた。
ら、こっちはこっちでちゃんと舗装された駐車場になってた。。なんだ、こっち折り返して登ってみればよかったのか。

ファイル 2434-2.jpg

「牛伏山展望台」とある案内によると「牛伏山は東西二峰から成り、西峰は金毘羅山とよばれ、東峰は一郷山という~」とあり、室町時代の永享の乱で鎌倉から退いた上杉憲実がこの一郷山に築城。
後の戦国時代に武田信玄に攻められた際、「防戦のため、山頂から落とした大石は、真下の見銘寺を押しつぶし、火災となり城は全焼、婦女子は急崖に身を投げ、落城した。」そうだ、、、

ってわけで、一応は城跡らしく、一郷山城跡に造られた模擬天守風展望台ってことらしい。ふーん。
(分類としては、天守なんかなかった城跡に造られたものが「模擬天守」、城でもなんでもなかったトコに造ったのが「なんちゃって天守」。この差は大きい)

さて展望台。ちょっと殺風景で見る気しなかった内部の資料館はスルーで階段を上った。三階最上階のジオラマ模型だけは付近の山の感じが分かりやすくてよかった。

そして眺望。かなりいい眺め。
広く群馬の中心部から関東平野が見渡せて、その周りの山も一番東の筑波山からよく見えた。
(けど、その肝心の北正面の写真は帰ってから見たら明るくとんじゃっててイマイチ、、残念)

ファイル 2434-3.jpg

東に廻って南側はゴルフ場なので割愛。西側にもう一つの山頂「金毘羅山」が見え、その脇に妙義山と浅間山が見えた。
北の群馬の市街部は群馬県庁のビルだけが高く目立っていた。あそこの展望台も眺めよさそうだね。県庁の後ろの赤城山は上の方は薄っすら白かったけど、今年は雪少なめかなって見えた。

風もなく左程寒くなく、ゆっくり二周して眺めて満足して下りた。

さて、この城っぽい展望台が目的だったからこれで山を下ってもよかったんだけど、せっかくだからと一旦車に乗って少し先まで登って停車。西側の金毘羅山も登ってみた。

こっちはこっちでいろいろあって、まず「鐘つき堂」というのがあった。取り敢えず通過。
その裏にはちいさな神社があった。こちらも取り敢えず通過。

ファイル 2434-4.jpg

その先の電波塔(FMの放送大学を発信してる所だそうだ)の裏まで進むと、そこが頂上だった。
金毘羅山ではなくて「牛伏山」とあった。
まあね、さっきの一郷山より標高高いからね。こっちこそ山頂!で異存はない。標高490.5m。

山頂ではあるけど電波発信所の裏だけにマイナーな雰囲気でいっぱいだった。
山頂の裏手には寂びれた檻があった。あーかつては案内図に書かれてた兎とか孔雀と鹿とか猿とかかが飼われててミニ動物園になってたのかな。

電波発信所の脇の崖ギリの細道を戻った。
そして一応神社をお参り。ここにあるのは「琴平神社」、金毘羅山って名前なくらいだからね。
そういえば去年も山の上の神社(神奈川の衣笠山)が初詣だったっけ。眺めよさそうで登ってみた山の上の神社で初詣ってドライブらしくていいよね。(自画自賛かよw)

ファイル 2434-5.jpg

そして神社の前の鐘つき堂。ん?なんで神社で鐘なんだ?
まあ細かいことはいい。鐘には「平和の鐘」とあったから、別に寺からの寄贈とか(戦国時代に全焼した寺の鐘だったりとか)そういう事ではなく観光用だろうね。
せっかくだから一突き鳴らした。ごーん
大きくいい音したけど、しばらく鳴り響くからヤマビコは聴こえないね。

後は周りを見ながらゆっくり下って車に戻った。
周りが樹でも隙間から展望が覗けて、高い山の上にいるって実感があって気分いい。天気よくて良かった。

ファイル 2434-6.jpg

最後に「天狗松」や、大岩で彫られた「牛伏山の牛」を眺めつつ山を下った。
ここの案内板によると、この山には昔、天狗が住んでたそうで、その天狗が惚れた村の娘の所に牛に乗ってコクりに行ったそうだ。で、むげもなく見事フラれてしまい、もっと奥の山に隠れて朝日岳という山になったそうだ。で、残された牛がこの山を牛の形に変えたという伝説があるそうだ。。
きっと、、
フッた村の娘はこの山を見るたびに天狗を思い出して「あいつなーw牛に乗って来て「つきあってください」ってありえねーつーのww天狗なら飛んで来いよなwwwマジウケル」とか言って平和に暮らしたんだろうね。

タグ:楽:眺 楽:登 楽:音 景:山 景:町 観:楼 観:城 観:閣 観:模 観:宮 観:具 観:伝 植:樹

道の駅 おかべ

ファイル 2433-1.jpg深谷市岡の17号深谷バイパス沿いにある道の駅。

何度も寄ってる道の駅だけど来たのは久しぶり。前回は、、具合悪くて第二駐車場でうなりながら寝てた時以来かな。。

ここは食堂が朝からやってて、ご飯がおいしいので、ここで朝ごはんなーんて思ってたけど到着したのは11時半前になっちゃってた。。
あーもう混んじゃってるかな、、とか思ったけど、左程でもなく悠々と席に着いた。(「おひとりさまはカウンター席へ」と移動させられた。そんな席前からあったっけ?)

そして、いつも数量限定で売り切れで食べたことなかったメニュー「煮ぼうとうセット」もまだあるそうなのでそれにした。あーむしろ11時過ぎに来れて丁度よかったかも。(と、思ったけど朝食メニューだけの時間は7時から10時だそうだ)

ファイル 2433-2.jpg

さてその煮ぼうとう。北埼玉の地元料理。
巾広めな平たいうどんくらいの麺「ほうとう」の鉄鍋焼き汁。根菜もたっぷり入っててホクホクでおいしかった。
セットで付いてるかき揚げ天は何につけて食べるのかな?それともそのままで味がしみてるのかなとか思って齧ったけど、あ、そっか鍋に入れちゃえばいいんだと気づいて半分は投入。後半は天ぷらほうとうにして変化も楽しめた。

ゆっくり食べたけど、意外と量があって食べきったらもう満腹だった。。いやーくったくった。
後から来た隣の席の女性も「煮ぼうとうセット」をたのんでたけど、食べきれるかな、、(いやいや意外と女性の方が大食いおおいし)

ファイル 2433-3.jpgってわけで、表の屋台で焼いてた「深谷ねぎフライ」も食事の後で食べようと思ってたけど無理であきらめた。(ならんでたし)
まぁ前来た時に食べてるからね。常駐の屋台だろうからまた次きたら食べよう。
 
 
前の点景 

タグ:食:鍋 餐:麺 餐:揚 観:キ 道の駅

西湘PA

ファイル 2429-1.jpg小田原市国府津の1号西湘バイパスにあるパーキングエリア。

何度か寄ってるトコ。
っていうか、先を急いで通過しがちな神奈川県内では一番寄りやすい場所かも。。

点景にも三回書いてるので今回は書かなくていいだろうと気楽に寄り道。駐車場は意外と空いてて楽に停められ、食堂もまだ11時すぎで空いていた。ここでやっと朝食。おなかすいたー。

昔の点景を見直すと共に幾つかの食材ののった三色丼っぽいのを食べてて、もう同じメニューは無いんだけど品を変えて似たようなメニューもあった。
けど、一種類の丼で思いきり食べた方が満足感あるよねー。ってことで今日は「釜揚げしらす丼」にした。「湘南ゴールドのかほり」なんて副題がついてた。

テラス越しに海を見ながら食べた。

ファイル 2429-2.jpg

よく見ると中心にのった大根が意外と多く、しらす減らしてケチった分を誤魔化したか、、とか思っちゃったけど、アニハカランヤ、この大根としらすと卵黄の組み合わせがとてもよく新鮮味を感じでおいしかった。
一気にかっこんで遅めの朝食を楽しめた。やっぱり思いきり食べれる方が丼はいいね。

食べ終わった後は外に出て海を眺めた。
いやホントに風も無くて穏やかで朝日は燦燦眩しく心地いい。正月の日はもう高く昇って朝日とはいいがたいくらいだけど目出度い気分で日光浴。ここで初日の出見た人もいるのかな。きれいにみえただろうな。

右には伊豆の天城山、左には三浦半島まで見えたけど、正面の伊豆大島は霞んでてかすかに見えるくらいだった。
手前のテトラポットのカモメものんびりしてた。

ファイル 2429-3.jpg

海が広くきれいだったのでやっぱり点景にすることにした。
 
 
前の点景(上り)
    (下り)
    (下り)

タグ:食:丼 餐:魚 楽:眺 景:海 景:陽 動:鳥 観:P

大磯城山公園

ファイル 2428-1.jpg大磯町国府本郷にある小山の公園。

1号のすぐ脇で、通るたびに気にはなっていたけど寄ったことはなく、「神奈川県内で一カ所くらい寄道したいなー」とか思ってる時でもついつい先を急いで通過しちゃってた。
で、神奈川メインで暢びり余裕な今日やっとよってみれた。

1号から折れてすぐの駐車場は有料らしいけど正月期間中は無料開放だそうだ。ラッキー。
ガラガラの駐車場に悠々停めて、まず入口の案内地図を見てみると、城跡らしき表記は何もなかった「あれ?城山公園っていうから城跡だとばかり思ってたけど、、」
取り敢えず山の上の方には何か書かれてるかな、、と期待して坂を上った。

ちょこっと進むとお屋敷のような門があり、「三井別邸時代の建物 海會山(中門)」とあって説明があった。
奈良の寺の古材で造った門だそうだけど、写真を見ると今あるこの門とは形が違う。どうせなら似せて再現すればよかったのに。

門の先に案内所があったけど、もちろん閉まってた。

そして引き続き坂を上ると、「三井別邸時代の建物」という案内板も続いて立ってた。
ここがその三井財閥の別邸があったトコだというのは入口の案内地図を見て判ったけど、その三井別邸についての解説がまず先にあってほしかった。。城跡に造られた邸宅だったのか、その立派なつくりをして城山と呼ばせてたって事なのか、そこら辺がまず知りたかった。
案内所があいてれば判ったのかな。。

ファイル 2428-2.jpg

ほぼ坂を上り切って山の上に出ると、頂上部が八角屋根の東屋がある展望台になっていた。
そこにやっぱり八角屋根の「城山荘本館」が建ってたらしい。
その本館には四層の展望用の塔が建っていたそうで、その塔の屋根にあった鶴の飾りも一応この東屋の屋根に再現しているのは洒落てると思えた。

展望台に登って眺望を楽しんだ。

ファイル 2428-3.jpg

手前の二宮の町の先に富士山がきれいに見えてていい眺め。正月の朝にみる富士はいいもんだね。「関東の富士見100景」に選ばれてるそうだ。これは寄ってよかった。

相模湾の海も青く輝いてて、伊豆半島は霞んでたけど真鶴半島はよく見え、カメラのズームではその先の三ツ石まで見えた。
そして海の手前には大磯の遊泳施設の滑り台も覗けた。

なんか城じゃないみたいだし眺望で満足したからこれで引き返してもいいかなーとも思ったけど、案内地図はあちこちにあって他にも見所ありそうな公園みたいだったからもう少し歩いてみた。

山頂から下って奥に進むと、石蔵のギャラリー(もちろん閉まってた)の先にもうひとつピークがあってその横に芝生の広場があり、手前は「法雲堂」という御堂の跡地に東屋があって東の三浦半島方向が臨める展望台になっていた。(太陽方向でちょっと眩しすぎた)

こっちの頂上もさっきの展望台と同じ標高だそうで、城なら天守台にして広場を本丸にしたいような位置に思えた。広場では小鳥(ハクセキレイ)が戯れていたので眺めるだけで進まずに坂を下った。

ファイル 2428-4.jpg

大磯町郷土資料館(もちろん閉まってた)の裏から下の広場に出た。
城で言ったら三の丸ってとこかな。ここには国宝の茶室「如庵」が移建されてあったそうだけど、今は愛知に移ったそうだ。

こっちも小鳥が飛び回ってて、一羽だけ何とか写真撮れたけど影になっちゃった。。(ツグミかな?)

資料館を周るように南側に進んだ。こっちの森には赤い紅葉が残っていてまだ紅葉っぽくキレイに見えるのはサングラスしたままだからかな?とか思ってたけど撮った写真を後から見ても紅葉っぽかった。正月なのにポカポカだし秋っぽくて気分いい。

その先の南の丘には「横穴古墳群」というのが案内地図にあったので来てみた。
ら、なるほど群というだけあって洞穴が幾つもあいていた。けどその説明はとくになく、石碑がたってるくらいだった。

ファイル 2428-5.jpg

穴を覗きながら丘の斜面を歩いて、最後は急な階段を上って上に出た。

この丘は森の覆われてて展望はゼロ。
でも運動不足で息が切れたので少し立ち止まって周りの鳥の声を聴きながら休憩。
歩いてる時はなかなか姿が見えなかった野鳥だけど、立ち止まってると油断するのか近くに下りたったり頭上を飛んだりしてた。さすがに素早くて写真は追えなかった。
けど、近くでトントントントントンと気を突く音が聞こえ、キツツキかと音の方を見てみると、、いました!コゲラ。キツツキはシロートにも見つけやすく写真撮りやすくてイイね。

ファイル 2428-6.jpg

そして駐車場に戻った。
神奈川県公園協会のオレンジの上着を着た人がいたのでちょっと尋ねてみた。ら、
ここは室町時代に城があって合戦もあったとされる場所だけど、城跡ではなくて三井別邸跡地として公園になった所だそうだ。んー室町時代かぁ、、じゃあ仕方ないなぁ、、
でも自分みたいに城だろうと思ってくる人もいるだろうから、簡単な説明くらいあってほしかったなぁ。

ってわけで、1時間ほどの展望散歩休憩。思いのほかのんびり楽しめた。
ついついどこも寄らずに過ぎがちの神奈川で、初っ端から寄道できて年始から幸先いい。
こんな感じで気ままに寄って歩ける1年になればいいな。

タグ:観:園 観:城 観:遺 楽:眺 楽:歩 景:山 景:海 景:季 動:鳥

寿美吉

ファイル 2427-1.jpg印西市大森の356号沿いにある鰻屋。

あまり通らない古くからの356号沿いなので知らなかった店だけど、純正ナビで初めて音声入力でまともに検索できて喜ばしいので来てみた。
町中だから駐車場ないかも、、と思いつつ、来てみたら向かいに駐車場があるのも気づいて停められた。ナイス。

店は老夫婦でやってる古くからの店で、創業から100年以上になると他のお客との会話で聞こえた。

献立を見ると「天然うなぎの天ぷら御飯」というのも気にはなったけど、ここはやっぱり「うな重」ですな。
松・竹・梅とあって松が一番安く梅が高い、、、ん?普通逆だよね?なんか意味あるのかな?
歳末のウナギは一年間頑張った(?)自分へのご褒美なので奮発して「梅」にした。(奮発して「梅」ってどうもしっくりこないが、、)

ファイル 2427-2.jpg

うん、プリッとしてしっかりしたウナギおいしかった~。
天ぷら御飯が天然なんだからこれも天然なのかな?
そして肝吸いに入った肝も大きくてまろやか。

今年の暮れは数年続いて恒例だった映画のスターウォーズが無くてちょっとつまらない気分もあったけど、(次のep9も夏らしい、、)恒例のウナギは食べられて良かった。
ホッコリ満足。

タグ:食:丼 餐:魚

さざえ堂

ファイル 2426-1.jpg太田市東今泉町の祥寿山曹源寺にある三階観音堂。

さざえ堂というのは貝のサザエのような螺旋状の回廊で廻れる御堂のことで、会津の飯盛山にあるさざえ堂を知ったのが友達同士で会津旅行ドライブした後の事。すぐ近くの白虎隊の墓には行ったのに、こっちを知らなかったのは非常に残念。もうそういう機会は無さそうだしモロ観光地なので一人で行く事もなさそうで惜しい事をした。
と、
悔やみつつ、会津以外にさざえ堂というのは無いのかな?と調べたところ、幾つかはあるようだけれど、日時とか申し込みとかなく常に内部を拝観できるのはここ上州太田の曹源寺のさざえ堂くらいのようだった。
ので、
いつかは行ってみようと思ってた。んだけど、太田というと焼きそばばかり気になってなかなか来れなかったw
だけど実は去年の夏に近くを通った時に思い出して寄ってみた。けど、保存修理工事中で拝観できなかった。。
そして今日、もうさすがに工事も終わってるだろうと来てみた次第。

まず色々と飾りの多い入口で、赤い山門の脇にはガラスケースに入った石塔に綺麗な彩色で十二支が彫られてた。新しいものだろうけどちょっと素敵。もちろん来年の干支の猪もあった。年賀状を作ってた以前なら「丁度いい!」と喜んでキレイに写真撮ってたかもね。。

そして門からの参道は「百観音 御砂踏参道」という石の下に秩父百観音霊場からの砂が敷かれているそうで、踏んで歩けば霊場巡礼した功徳が得られるそうだ。

ファイル 2426-2.jpg

他にも色々あったけど割愛。目的はさざえ堂、まずは外見を眺めつつ進んだ。
特異な感じはしないバランスのいい建物だよね。江戸中期の寛政5年(1793)に建てられたものそうで、今は県重文だけど近々国重文になるそうだ。

銅鑼を鳴らしてお参り、そして靴脱いで御堂の中に入り拝観料を払った。

堂内の撮影は一階中央の本堂部分だけが禁止でほかはOKだそうだ。ゆっくりと並ぶ観音像を見てガイド音声を聞きながら進んでたけど、一体一体見てたらキリないので、写真撮って拝観気分を補完できるのはありがたい。

ファイル 2426-3.jpg

堂内の順路は螺旋ではなく四方を曲がって階段を上る形。
写真で見た会津のそれと比べると普通な構造の建物で味気ないけれど面白くはあり、ずらっと並ぶ観音像の雰囲気にどっぷり包まれて二階も廻り三階に上がった。

三階も二階と同じ構造だけど天井が見え、心なしか仏像も立派に見え、窓からは金山が見えて西日が差しこんでいた。

ファイル 2426-4.jpg

そして三階をひと回りすると下り口は別の階段で、ちゃんと行き帰り別で一方に進むだけで帰れるのはなるほどと思った。

その下り口の前にカエルの像。来た時にも見えてたけど、帰りに正面になるとは思ってなかったなぁ。
「ぶじかえる」というありがちなパターンだけど、このカエルが堂々としてカッコよかったので気分よく階段を下れた。

ファイル 2426-5.jpg

そして行きには気がつかなかったけど、行きの順路の外側に見えていた隙間の部分が帰りの順路になってて、通ってみると思ったほど狭くはなく、さりげなく小さな口の階段も難もなく下れた。

往路と復路は同じような場所を通っても感覚は違い、通ってきた場所を今一度眺めながら戻るのも楽しいものだと気づいた。
ひょっとしたらこれ、ドライブも一緒で、行きと同じ道を戻る時には、往路の気分を踏まえて広い目で見て復路を進めばそれはそれで楽しめるのではないかと思え、今までなるべく来た道は戻らずに廻るように別の道で帰るようにこだわってたドライブだけど、気の持ちようでトンボ返りも悪くは無いんじゃないかとか思えた。

お寺に来て、事に気づき思い至るなんてことは初めてで、ありがたい気分になりながら御堂を出た。

タグ:観:寺 観:建 観:塔 観:重 観:像 観:蛙 景:山

金山モータープール展望台

ファイル 2425-1.jpg太田市金山町の県道の先端の駐車場にある展望台。

この山は国史跡の金山城跡。ずっと前にその金山城を歩きに一度、いやその後にもう一度くらいは来たことあったかな。
町を見下ろせる山がある市街というのが北関東にも幾つかあって、栃木とか佐野とか此処とか、たまに通らないとどこがどの道だったか記憶混ざっちゃいそうだけど、ここは久々なのでしっかり他と混ざってたw

駐車場は広めで悠々停められて、山歩きシーズン以外なら一番来やすいトコだと思うけど、山というか金山城跡のてっぺんはここから少し距離と高低差があったと思ったので、寒い今日は歩く気ゼロ。
駐車場では止まらずに下るつもりだったけど、登りで遅い教習車に閉口してたので、少し間隔開けるつもりで車を停めて休憩した。
ちょうど展望台もあったしね。


で、その展望台に上ると、さすがにいい眺め。
ああ、これは別に城跡歩かなくてもココだけの目的で来るのでもアリだなぁと思える眺め。広く関東平野が見渡せた。

ファイル 2425-2.jpg

東京方面の高層ビルとかも見えたけど、やっぱりスカイツリーはポツーンと立ってて分り易いね。

風もなく落ち着いて眺められたけど、やっぱり寒いは寒いのでほどほどで下りた。
展望台の下のトイレに寄って、その後はちょっと金山城の案内板でも見ようかな、、なんて駐車場を歩こうとしたら、さっきの教習車も止まって休憩してたのに気が付いた。
え、休憩付きの講習コースかよ、、優雅だなぁ、、じゃなくて、だったら先に下られる前に出発しなきゃと慌てて車に戻った。

車に戻ると、駐車場前で眺望してる人が多かった。登った方が眺めいいのに、、とも思ったけど、お陰で静かに展望できたのでOK.。
先に来た人や、そろそろ出発しようとしてる教習車に先んじて出発した。
 
 
ちなみに金山城跡を歩いた八年前の点景

タグ:楽:眺 景:町 観:P

代々木PA

ファイル 2424-1.jpg渋谷区代々木神園町の首都高4号新宿線の上り車線側にあるパーキングエリア。

昔からあるパーキングで工事してたのは知ってたけど、こんなきれいにリニューアルしてたのは知らなかった。
何度か通ってる筈なのに、、行きにも通って見てた筈なのに。。(っていうか、調べたらリニューアルは10年前とか。。今更すぎるだろw)
最近は中央環状線でまわったりして、この区間をあまり通らなくなったからなぁ。

取り敢えずキレイになってからは初めての立ち寄り。リニューアル前も自分の車で寄ったことあったかどうかあまり自信がない、、
けど、タクシーでは寄ったことがあったりするw

足立区の職場の先輩宅でガンガン飲んで帰りの電車で爆睡しちゃって、、
多分、北千住から松戸を通り越して我孫子で折り返して、そのままずっと千代田線を逆まで寝てたんだと思う。起きて気がついたら豪徳寺という馴染みのない小田急線の駅で、駅でポカーン。
また戻ったけどもう最終電車で代々木上原どまり。降りてタクシー乗って(どこかのカプセルでも泊まればよかったのに)帰ってくるときに気持ち悪くなってこの代々木PAに寄ってもらったという情けない記憶。
ここのトイレでカエルの歌。情けないw

自販機で飲み物だけ買うつもりだったけど、上はどうなってるんだと興味持ってエレベーターで二階に上がってみた。

その二階は、コンビニのような売店の先のドトールと一緒になった食堂の客席が広く開放的な休憩室になってて、目の前の首都高がよく見下ろせた。
これは意外と通る車を見てのんびりしてても飽きないかも。

ファイル 2424-2.jpg

そして食堂のメニューも色々あって面白そう。
とりあえず気になったソフトクリームを思わず購入。
代々木名物「森のクマさん はちみつソフトクリーム」だそうで、岩手・藤原養蜂場のはちみつたっぷり♪とあった。
代々木名物なのに岩手?とか思ったけど、森のイメージってことで深くは考えないほうがよさそうだ。(ちなみに「代々木の森」は前の東京オリンピック後に公園を造成してできた森だったりする)

ファイル 2424-3.jpg

ハチミツ味のソフトにさらにハチミツをかけた濃密な味のソフト(蜜だけに)
これはおいしかった。

食べながら車に戻って出発。運転じゃないからゆっくり舐めれた。
あ、飲み物買おうと思って寄ったのに、かえって飲み物欲しくなりそうなもん買ってきただけになっちゃった。。
とか思ったけど、あと味よく飲みものが欲しくなる感じでもなかったので良かった。

タグ:餐:冷 楽:眺 観:道 観:P

日光味噌ラーメン いろは商店

ファイル 2423-1.jpg宇都宮市下平出町の県道沿いにあるラーメン店。

前の県道を何度か通って「日光味噌」というのが気になってた店。でも味噌ラーメンは滅多に食べないし辛い可能性が高いから気になったからと言って足が向くわけではなく保留。
あ、そういえばと思い出した時に検索して調べてみて、どうやら辛くなさそうなので行く気になっていた。

実は先週も宇都宮の市街から周ってここで食事とか思ってたんだけど、市街を抜けてきた県道は全然南の違う道だった。

それで今週リベンジというわけではないけど、ここまで何軒か腰引けて通過してきちゃってたので、ここで食事しようと来てみた。

ら、二組の待ち。。またここでヤメたら今日も何も食べられないドライブになりそうなので並ぶことにした。

タイミングというか悪かったようでしばらく待ったけど、後から来た人と同時にカウンター席に案内されて悔しかった。
待ってる間にメニューを見てて席ついてすぐにたのんだのは「日光味噌ラーメン」
それと二個からたのめた餃子をつけた。
でも結局ラーメンも後から来た人と同時に出てきた。こういうのって仕方ないとは思うけど面白くなくイヤな印象が残りそう。

ファイル 2423-2.jpg

さてその「日光味噌ラーメン」見た目豚骨のような透けない白い汁、すすると濃い味の味噌で、麹のきいたような酸味ある甘さでおいしかった。めったに味噌ラーメンは食べないから知らないだけかもしれないけど、初めて食べるタイプの味噌ラーメンで独得で楽しめた。
少し困ったのが熱くてなかなかさめないトコ。ゆっくり食べた。
ほんの少し辛味もあるね。僕がイヤじゃないくらいだから微少だし、熱さより気にならなかった。

ファイル 2423-3.jpgそういえば「10分ほどお時間いただきますがよろしいでしょうか」といわれてた餃子だけど、ラーメンとほぼ同時に出てきてた。
餃子は熱いから麺のあとでと思ってたけど、ラーメンの方が熱くて、、休憩がてら途中で食べた。
大きいというか丸い感じの焼売みたいな餡が詰まったどっしりした餃子で、味は普通だけど思いきり食べれるのがいい。

そして、後から来て同時に食べ始めた人が食べ終わって店を出てもまだ半分くらいのローペース。
食べ終わるころにはカウンター席も空いていた。
そんななので、もう面白くない印象もすっかり忘れて食べ終えた。

すいてるならまたきてもいいな。午後遅めの半端な時間に通る時ことがあればまた来ようと思った。

タグ:餐:ら 餐:餃