甲州市万力にあるほうとうの店。
140号からたまたま入った横道でたまたま見かけた店で、道はフルーツ公園(ほったらかし温泉)へ行く道の口だから以前に何度かは通ってる筈で割と新しくできた店だとおもう。
何か食べたいと思ってたトコなのでばっちりナイスなタイミング。
ちょっと半端な時間だけに店前の未舗装の駐車場も空いてるところあって楽に入れた。
入口に来ると、意外とちゃんとしてそうな感じでちょっと怯んだけどままよと入店。
店内はお座敷オンリー。そうだよね、ほうとうの店ってそういえばそうだよね。ちょっとデブにはお座敷席はキツいけどまぁいいかと通された席についた。背中寄っ掛かれる席で助かったw
席に立ってたミニ登りに「これが黄金ほうとう」とあった。なんでも「ほうとう味くらべ大会三連覇」で殿堂入りしたほうとうだそうだ。
メニューは立派なパンフレットのような装丁で「秘伝の歩成黄金味噌」「あわびの肝のペースト」「無添加の自然だし」と続いてて、なんかスゴイ店に来ちゃった、、と怯んだw
そして「あわびの煮貝」というのが山梨の名産品だそうで(海ないのにね)、「信玄あわびステーキ」なんて云うヨダレ出そうなメニューもあり、煮貝入りほうとうとかもあったけど、庶民なのでふつうに「豚肉入りほうとう」にした。(山梨ワイン豚だそうだ)
そして待つ間もメニュー読んだり店内の貼紙を見まわしてみたりで飽きなかった。面白かったのは「空中かぼちゃ」ここのカボチャはブドウ棚で吊り下げて栽培したものだそうだ。
そして「黄金ほうとう〈豚肉入り〉」登場。ぐつぐつですぐには食べれなかった。
いやぁ、これはうまいわ。
黄金とまで銘うった汁は鮑肝が効いてるのか、まるで先月大洗で食べた鮟鱇鍋に通ずるまろやかさ。いやぁうまい。
そして、ほうとうって何となくいままでは荒切りの饂飩みたいなのがメインの食べ物と思ってたけど、これはもう野菜から何からうまい鍋物。いや、むしろ汁が滲みた野菜の方がメインではなかろうか。一番うまく感じたのはエノキダケだったし、そして実はいつも邪魔に感じてたカボチャが甘くてうまくて全面的に考えを改めた。
これは妹を連れてきたてやりたいなぁ。そして贅沢に「信玄あわびステーキ」も食べてみたいなぁ。とか思ったけど妹には内緒である。
いやいやいや、適当に見かけた店で食事というのは大概何も食べられずに通過のパターンだけど、たまにはこうして大当たりの勿体ないくらいに感じる食事にありつけることもあるんだよなぁ。ドライブの神様ありがとう。