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高須の一本松

ファイル 2741-1.jpg行方市玉造甲にある茨城百景の樹木。

この前の道は何度も通ってて、前の車のナビではこの「一本松」というのが名勝地マークで出てて気になってたんだけど、いまいち場所がよく分からず通過してた。。
のに、今日通ったら「茨城百景」という門柱みたいな石柱が立ってるのに気づいて、あれ?こんなトコにあったっけ?と今更のように驚いて一旦通過したけど戻って来てみてその脇道に下ってみた。

ら、一応車停めるようなスペースもあって停められた。

で、、その一本松とやらは、、これか?
と石碑の立った後ろの木を見たけど、どう見ても松には見えない。
(帰ってからWebで調べてみたら、この木をそれと勘違いした人がけっこういたw)
これは関係ない木で、周りを見て気がつけば低い柵で囲われた中に小さな松が三本植わっていた。

ファイル 2741-2.jpg

案内板を読むと、元の樹は松くい虫被害で枯死したそうで、その実から育った二代目を平成29年に植えたんだそうだ。
古くは永承6年(1051)に前九年の役で東北に向かう源義家が詩を詠んだ樹だそうで、後に水戸藩でも大事にされて藩から肥料代を賜ってたそうだ。(ってことは、霞ケ浦がまだ香取海の一部だった頃もここらの地形は今と変わらず岸だったんだね)
そして江戸時代の木版画や昭和50年頃の写真も出てた。
「天に昇る龍が湖岸で水を呑んでいるような樹相」とあったけど、タコのようなうねった笠松という感じだったみたいだ。

ファイル 2741-3.jpg

二代目は三本植わっててすでに一本松じゃないわけだけど、芽も元気そうで力強そうないい幼松だった。ぐるーっと眺めてひと回りした。

先代はいつまで植わってたんだろう?
僕はてっきり背の高い松を想像してたから知らずに過ぎてただけで、点景をつけ始めて寄り道が増え出した10年前くらいだったらまだあったのかな?
枯死したとはいえ樹齢1000年にはなるタコのような松の木、見てみたかったなぁ。。

と、残念がりつつ、二代目の成長に期待しつつ、ひとまわりして車に戻った。
けど、その車の先の浦岸の道の土手に沈む夕日に誘われて、ちょこっと霞ヶ浦に出てみた。

ファイル 2741-4.jpg

霞ヶ浦は北に分かれた部分で一番広いところではないけど、それでも広々して広く静かな水面に夕日が眩しく映ってた。
そして水鳥(オオバン)もゆったりと泳いでて気持ちよさそうだった。

ここに来るまでに車からずっと見てた景色だけど、降りて見た方がゆっくり見れるね。
とかなんとかのんびりしてたら道の駅の方からホタルの光が聞こえてきた。あ、たまにはタワーとか登ってみようかとか思ってたけど、ひょっとして終わりか?と、思ってその後行ったらバッチリ4時半で閉館だった。。
まぁいいや。こんな時間に閉まるんだから夕日の霞ヶ浦なんかタワーから見ても面白くなかったんだろうな。

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