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川越城本丸御殿

ファイル 569-1.jpg川越市の城跡。
去年来た時は(→)保存修理工事中でこの本丸御殿には入れなかった。
ってわけで(たまたまだけど)再訪。
入館料は100円だった。

この本丸御殿は現存物。
掛川でも書いたけど全国に四箇所しかないらしい。
だいたいどこでもそうだろうけど、明治の維新後は新政府やらの庁舎などに転用されたりで、この川越城本丸御殿も県庁舎から修練道場、中学校舎を経ている。
その都度都合良く改装されたりしたんだろうから往時の姿とは違ってるんだろうけど、そういう歴史を踏んだ建物ということで、飾りか物置にしかならない櫓や天守とは違った趣がある。

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さて、本丸御殿の中は、意外と飾り気がなく実務的で質素な御屋敷だった。
部屋は小さ目の部屋と大広間が並んでて、大広間だけは入室できるけど撮影禁止。
日当たりいいけど冷たい板間の廊下から覗き見て回った。

裏側には明治棟という明治期に増築された小棟があり、渡り廊下の先には家老詰所という独立したような屋敷があった。

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ファイル 569-4.jpgこの家老詰所は元はもっと長い渡り廊下の先の端にあったそうだけど、富士見市の農家に払い下げて移築してたものを又戻して再現。
奥に談合する家老人形が置かれてたのが不自然だったけど、それをのぞけば本丸御殿と言うことを忘れそうな長閑な雰囲気。

日当たりのいいポカポカの縁側がある屋敷だった。
庭先ではネコがやってきて水飲んでた。
おっとおっと、、
なんか和んじゃいそうだけど、こんな天気イイのに勿体ない。。
ドライブで和みたい!
ってわけで後はサラリと早足で廻る。

ファイル 569-5.jpg順路は大広間の裏側を廻る。
撮影禁止の大広間だけど、この裏側の廊下に面した絵板戸は写していいんだよね?

最後にその大広間に入って見る。そんなに広く感じなかった。

本当に残ったのは一部だけのようでこれでおしまい。全体の六分の一くらいだろうか。
ちょっと物足りないような気もするけど、凛としたイイ雰囲気の建物だった。

そしてまた今回も、本丸御殿前の神社の売店で川越やきそばを食べた。
んー。太麺の焼きそばだけど、これはやっぱりうどんだよね。。

タグ:観:城 観:屋 観:飾 動:獣

調神社

さいたま市浦和の市街にある神社。
「調」と書いて「つき」と読む。
ツキと言えばウサギって事で、ウサギがマスコットの神社。
狛犬ならぬ狛兎でお出迎え。

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んー、ちょっと高くてよく見えないなぁ、、
と嘆くことなかれ、手水舎の水口もウサギの像で可愛らしく水を吐いてた。

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手と口を濯いで参拝。

ファイル 568-3.jpg祭神は天照皇大御神、豊宇気姫命、素戔鳴尊の三柱。
紀元前に建てられた延喜式内の古社だそうだ。
とはいえ、ウサギの神社になったのは江戸時代くらいかららしい。
たぶん、今で言うところの「ゆるキャラ」みたいなもんだろうね。

本殿は享保十八年(1733)の建立だそうだ。
拝殿の周りにもウサギが掘られた部分が点在してたけど、参拝者が多く、あまりじっくり見てられなかった。。

ファイル 568-4.jpg境内には「百度盤」なんかもあった。
おお、百度盤って初めて見たかも。
お百度参りする時にカウントするものだよね。今でも使われてるんだね。へー。

舞殿には今年の干支の龍の巨大絵馬が飾られてた。

あれ?
そういえばウサギ小屋があってうさぎさんが見れるって情報だったような、、探して回ったけど見当たらなかった。
もうなくなっちゃったのか?気がつかなかっただけか?んー残念。

そして裏にあった池にもウサギの像が水吐いてた。
あれは、ひょっとして手水舎のウサギと同型かな。。(と思ってて写真で見比べたら全然違うじゃん!)

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浦和の繁華街すぐ脇なのに、静かでなかなか雰囲気も面白みもあり、ちょっと参拝休憩にいい感じのところだった。

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