白鷹町下山の287号沿いにある道の駅。
何度か寄ってる道の駅。その名の通り裏の最上川に掛けた鮎獲り用の柵棚仕掛の罠「簗:やな」がある場所。
っていうか、鮎ってもう初夏のイメージで秋はもう中流から下流に下ってるイメージだったので、閑散としてるかとか思ってトイレ休憩だけのつもりで寄ってみたんだけど、アニハカランヤ。
鮎の串焼きを焼くテントが出ててぜんぜん賑わってた。
まだ今時期は落ち鮎の時季らしくこれはこれで旬の子持ちでうまい季節だったらしい。そうなんだ。
車を下りて炭火で燻るいい匂いを嗅ぎつつ、トイレへ。
そして「あーでもお腹空いてないんだよなぁ。。」と残念に思いながら見て歩いた。
鮎を焼くテントは駐車場側のが少々高めで奥のテントが一番安かった。。ああ、前来た時も一番奥で買ってたっけ。
その間に池があった。覗き込んでいる人も多く魚も沢山泳いでいたけどコイだった。。そこはアユを泳がせておいてほしかったなぁ。。
そして奥に簗へ下る階段の橋が架かっている。ここはいつも閉まってるんだよなぁ、、とか思って見たら、今日は開いてて下にくだれたのでおりてみた。
魚が獲れてなくても川や谷の景色が見れればいいだろうってつもりで、橋の桁から剥がれたような赤トンボが舞う階段を下ると、簗の脇のハコには獲れたような魚が何匹も泳いでたし、よく見ると、簗の上にも正に捉えられたばかりの魚がピチピチ跳ねていた!
おお!おお!他で簗は何度か見たけど魚が捉えられたトコは初めて見たかも!と興奮しつつ、他にも見てる人いるので先におとなしく川を眺めた。
広い川幅いっぱいに水量豊富で勢い猛々しい最上川のいい景色。間近で水流を感じられ、その勢いを浚うように仕掛けられた簗は水も魚も力強くていい景色だった。
もちろんゴミも沢山浚っててそれは残念だけど、合間に現れる魚に目がいってて気にならなかった。
魚はもちろんほとんどアユで、たまにフナも交じってた。ピチピチ跳ねて川に戻れるものもままいて応援したくなった。(魚からすると応援なんて鬼の遊びのような所業に思えるかも)
アユは心なしかフチが赤みがかって婚姻色っぽい感じがしたのはそういう目でみてたからかもしれない。しばらく眺めて楽しんだ。
少し人が増えてきたので交代するように階段を登って戻った。
さて、アユを観てきちゃったからアユを食べようかなーとか思ったものの、やっぱり串焼き一匹食べるほど腹は減っておらず、もっと軽いものないかな、、と見てたら小さいのパックの「鮎ごはん」とかもあった。けど鮎じゃないけど「こしあぶらごはん」というのも気になった。
んーどうしようかなー。それ食べるくらいなら串焼きの方がイイかなー。。と迷ってて、そういえばちゃんとした店の方にはどういうメニューがあるんだろうと「あゆ茶屋」の方も覗いてみた。
ら、入り口横の階段の前の休憩スペースに鮎の水槽があった!あ、なんだ水槽もあるんだと眺めつつ、何気に木の椅子に置かれたクッションも鮎だったりしておかしかった。っていうか、今まで隣りの売店は毎回覗いてたけどこっちは入ったことなかったから知らなかった。。なんてこった。
ちなみに店には鮎の刺身とかもあったけど、混んでたのですぐ出た。
で、結局「鮎ごはん」を買ってテントの簡易テーブルで食べた。(「こしあぶらごはん」はどういうのか聞いてみたらコシアブラという山菜のご飯で少し苦いそうだ)
うん、やっぱりおいしいけどこれはこれでおにぎり二個分くらいの食べ応えあったので、素直に串焼きでよかったかなーと思った。
いやいや思いのほか色々見れて魚も見れて充実した楽しい休憩になった。満足で出発。
ちなみに前回の点景→
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