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24.06.01 吹浦98


青函フェリー~青森~7号~浪岡
浪岡~7号~胎内~7号~新潟~403号~三条~8号~長岡~17号~小千谷

四時間弱の航路は寝てたらすぐで、何か一瞬くらいの感覚で船内放送で起こされた。
で、定刻通り3時半前の青森港到着ですぐに下船。港をぐるっとまわって乗ってきた船を見つつ、港を出て7号に出た。

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行きが陸奥側なので帰りは出羽側、7号を西南に進んで真っ暗な道を黙々と進んだけど、やっぱしまだ眠いー。昔は船だけの睡眠で充分でスッキリパッチリ起きてガンガン走り回ったもんだけどねぇ。。
いやー無理。セルフびんたしてなんとか浪岡の道の駅まで来て車を停めて寝袋で寝た。
 
 
 
天気いい土曜日。九連休の八日目。
ぐっすり四時間寝て8時に起きた。ここからが一日だよね。
したらなんか、道の駅構内にある蕎麦屋が朝から開いてた!ので、まだ出発せず食事休憩。

ってわけで8時半の出発。
食事前に地図見て浪岡城とか歩いてみようかなと思ってたものの、食後はすっかり忘れて素直に7号を南下。
小雨パラついてたけど雲は薄く明るかった。すぐやんでそれ以上降ることもなかった。

すぐに弘前で通勤の車で少し渋滞。すぐに抜けて郊外に出ると日が差してきた。

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後はスイスイいい流れで、9時半に県境。秋田県に入った。県境の矢立峠すぐに道の駅あったけど通過。
それよりここらで好きなのはその先で正面に見える形のイイ山。おわん型の柔らかそうな丸みで愛おしい理想形で、ナビ地図で見たら「女神山」という名だった。あーやっぱりね。モロ女性だよね。舐めまわすように見て気分良く通過。

7号の大館は市街に入る。桂城公園の赤い橋が印象的。市街では「バラまつり」という案内看板を見かけたので行ってみようかな、、と思ったけどどこだかわからずに通過。まぁバラって柄でもないけどね。

大館を抜けると次の町は鷹巣。毎回寄ってる道の駅で今回もやっぱり小休止。

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10時半の出発。引き続き7号。天気よくて青空になんか夏っぽい雲。気分よく進んでたら能代まですぐだった。あー前回登れなかった港の展望台に行こうかなーと思いつつ、走ってるだけで気分いい天気だったのでそのまま7号で通過。

南下すると八郎潟の干拓の広い田圃の道。んーみずみずしい。ジュンサイなんかも丁度季節なんだろうけど池に寄る気も起きず直進。
それでもトイレは近いので琴岡の道の駅では小休止。この道の駅といえばやっぱり「こばちゃソフト」、自分の知ってる中では一番酸っぱいソフト。食べたらやっぱり酸っぱかった。(前も食べてるので点景は割愛)

昼に出発したら45分後には秋田市街。ツルっと7号で抜けた。
7号の秋田は、臨海大橋で旧雄物川河口の秋田運河を渡って一気に市街から何もない濃い防風林の丘を進む。ドライブ的にはありがたい。

そして日本海の海沿いに出る。なんかもうどこも寄る気もなく脇道に逸れる気もなく書くこともないのーんびりドライブ。書くこと無いくらいが一番充実した時間なんだよね。

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1時半で本荘市街。本荘大橋のトラスが印象的。108号とか最近通ってないよなぁ、、とか思いつつ曲がらずに7号直進。少し先の西目の道の駅でトイレ休憩。

2時前の出発。なんばこを食べながらドライブ。
またしばらくは海沿いのいい感じの道。これだけいい天気なのに鳥海山は雲かぶってて隠れてた。あーっきっとこんな天気いい日に利尻に行っても山はこんな感じで隠れててんだろうなぁ、、とか思った。

そして半過ぎに県境、山形県に入った。十六羅漢岩に続く岩の海岸を眺めつつ、すぐに吹浦ですぐの道の駅で休憩。もう此処と言えばイクラ丼だよね。北海道帰りなのにw食事休憩した。

3時半前の出発。ん?あれ?もうこんな時間?こんなに時間かかったんだっけ、なんか明るい内に富山くらいまで行けちゃうかなぁーなんて思ってたけど全然で、こりゃ胎内の道の駅にすら夕方に間に合わないかも、、と思って少し急いだ。
まずすぐ先の日本海東北道無料区間に乗った。(どうでもいいけど名前長くてピンとこないわ羽越道とかじゃダメかね)ものすごくガラガラで長い道、海外かと思えた。

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あっという間に無料区間終わりの酒田みなとIC、降りたら下の県道も7号も空いてて高速と変わらないくらいのバイパスだった。

酒田を抜けて少しのんびり進んで、鶴岡も町を避けて鶴岡西ICからの日東道無料区間に乗った。
乗ってすぐの先に「P」とあったのでトイレ行きたかったしノド乾いてたから丁度いい!と思ったけど、何もなく道が広がっただけの区間でなんじゃこりゃとずっこけた。(「大広PA」という名のチェーン着脱場という事らしい)

少し我慢して現在途切れた終点のあつみ温泉ICで降りた目の前のコンビニに寄った。
伊藤園の「さくらんぼ佐藤錦」を買って飲んだ。おいしかった分あっという間に飲み終わっちゃって些失敗。

そしてまたしばーらく海沿いドライブ。水面に垂れて反射した眩しい西日を横目にのんびりドライブ。
10分ほど進んで県境、4時半過ぎに新潟県。

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勝木で海から離れて、朝日からまた日東道の無料区間に乗った。この区間は初めて乗った。
そしてあっという間の荒川胎内ICで降りた。っていうか丁度この先は有料だった。

113号を進みつつ適当なところで折れて黒川を抜けて、樽ヶ橋の道の駅胎内に寄ったのがギリギリ6時前で閉まる10分前。いや、まぁ、別に用事があったわけじゃないんだけどね。推しの聖地なので。(っていうかどうせまた今月来るんだけどね)ノートに記帳して「たいないの星」購入した。

6時過ぎの出発。7号に戻るともう西日は夕日に変わってた。とはいえ6時過ぎまで明るいのはありがたいね。
どんどん赤くなる夕日を追いかけて7号を進んだ。新発田からのバイパスで沈む寸前の赤い夕日を浴びてそのまま一気に新潟に進んだ。

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7号のバイパスを走ってる内にさすがに日は沈み、車も増えて混み出した。
あーじゃぁたまには新潟で食事してこうかなと思い、市街ど真ん中の紫竹山ICで降りて、前から行こうと思ってたタレかつ丼の有名店「とんかつ政ちゃん 沼垂本店」に来てみた。
店は片側三車線の広い道の対向車側だったけど、ここらは空いてたのですぐ先で転回して戻れた。店前の駐車場に停めれて食事休憩。

食事終えて車に戻ったけどすぐに出発はせずに、ここからどうするか地図見て考えた。
一応宿も検索してみたけど今日は車でいいやと予約しなかった。
方向はもう少し西に日本海側を進んで廻ろうかとも思ったけど、今日一日走ってて面白い道とか面白いルートとか何も浮かばなかったので、やっぱもうこれ以上は蛇足かなぁ。。とも思えて、もう後はおとなしく素直に帰る方向でいいかなと思った。

8時半前の出発で、新潟からは8号を南下。

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一応まっすぐ帰る方向ではあるけど、まだ西へ向かえる道だし、長岡ならまだ宿とれるという選択肢を捨てきってない道。どうもまだ決めかねてて三条でスタンドに寄って、給油はせずにスルー洗車で小休止。

10時前の出発。洗車でキレイにしたらもっと走りまわりたくなるかも、、と思ったけど、そんな事はなく、長岡はバイパスでそのまま17号に進んだ。
これで帰る方向になった訳だけど、眠気も感じたのであまり進まずに10時半に小千谷の道の駅で車を停めた。本日のドライブはここまで。寝袋に入って就寝。(本日の走行距離は560.9Km、燃費は22.8㎞/h)
 
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24.05.31 襟裳97


釧路~38号~浦幌~336号~庶野~道道~えりも~336号~浦河~235号~苫小牧~36号~室蘭~37号~長万部~5号~函館~青函フェリー

薄曇りの金曜日。九連休の七日目。
朝はゆっくり目に起きてシャワー浴びて8時のチェックアウト。
空腹のまま出発して釧路駅前をまわって和商市場へ移動。グルっと廻って裏からの地下駐車場に停めて朝食休憩。

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9時前強の出発。ゆっくりになっちゃったけどまだ日数も余裕でまったり。行先も決まってないので適当にふらりと出てSLのある公園を過ぎた。ああ、これはトンチンカンな南方向、、市役所抜けて38号に出た。
とりあえず釧路湿原は前回行ったので今回は襟裳岬かなーと38号をトレースして西に進んだ。

少し走って市街を出てバイパスと合流するとしばらく海沿いのまーっ直ぐな長い道。この区間は昔夜に通った時に海に垂れる月明かりが印象的だった道だけど、なんか高低差無くて思ったほど海見えないなぁ。。おかしいなぁ、、昔の方が車高低い車の筈なのになぁ。

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白糠を抜けると丘を越える上り坂、「M7.8パネル館」という案内が出てて興味持って寄ろうと思ったら、、前に寄ったトコだった。。(→)すっかり忘れてた。

眺めいい下り坂を下って音別を過ぎると海から離れる。少し車が増えて自衛隊の車両の列の後ろになりつつ登坂車線でなんとか抜いてスイスイで浦幌に出れた。
浦幌と言えば「おっぱい神社」こっちはハッキリ覚えてますよw(→)(いやそれより、隣りの道の駅は寄ったことなかったトコだから今回はそっちにでも寄ればよかったのに)

この浦幌を出た先で38号から逸れて336号に進んだ。
こっちの道はもう対向車すら滅多に見ないくらいガラガラ。畑と牧草地の広々した景色で、牧場なんか広すぎて群れてる牛が自然の草原にいるような感じに見えた。
のーんびり走ってたけど曇ってるせいかあんまし面白くはなく、それよかトイレに行きたくなって困った。コンビニどころか店も公園も何もなく、白い花の咲いた木の神社を見かけたけど神社じゃトイレないよなぁ。。
何かないかと進んでたら「ナウマン象発掘の地」という案内が出てたので、農免道路に逸れて行ってみた。
スポットは森の中で広大な北海道のわりにたった三台ほどの狭い駐車場で停めて小休止。

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11時チョイ前の出発。なんか晴れてきた。雲は多いけど薄い所で青空透けてるトコがあって緩やかな日差しも注いできた。336号にもどってまた何にもない長い道を進んでも、やっぱ晴れてると気分違うねぇ。ありがたいねぇ。こんな感じで走れてれば何もなくても充分だなぁー。

なんて気分よく進んるとすぐに豊似で236号に合流。その236号はすぐにまた逃げて336号になるんだけど、こっちは帯広から襟裳のメインの道で町もありコンビニもあった。今更だけどw

広尾の町を過ぎると海沿いに出た。しっかり晴れてたのはここまで、海側はまたどんより曇ってた。まぁ、襟裳岬っていつもこんな天気っていう印象だけどね。すっきり晴れてた事ないかも。。
道は「黄金道路」というエラく金のかかった道路ということで愛称というより蔑称だと思うんだけど、しっかり案内板で出てた。それだけにずーっと崖の海岸でもしっかりした道で走りやすくスイスイで悠悠走れた。

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ずっと進んでたら336号は岬まで行かずに手前で逃げるので道道に出て岬に進んだ。この岬の手前に百人浜というトコで大きな駐車場があって目印の柱が見憶えあった。昔、車停めて寝たの此処かも!(別のトコと勘違いしてる気もした)

そして襟裳岬に到着。広い駐車場に悠々停めて、今回は有料の「風の館」に入ってみた。
そして前も食事した「観光センター」で食事した。

一時間半ゆっくりして1時半の出発。なんか思い切り霧に包まれてた。こんなになる前に寄れてよかった。
速度落として進んでみたら、岬の先っぽを抜けたらすぐに霧は散って小雨もやんだ。
道は道道の間は丘の起伏や覆道などあって変化が多く楽しい道だったけど、えりもの町で336号に戻ると後はずっとほぼ平らな海沿いの道。
いい景色ではあるけどどんより曇ってたし、さっきの襟裳岬で満足しちゃってやや中だるみの午後モード。ゆっくり進んだ。

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かぶせるように横から出てきた236号に合流すると、すぐ先が浦河町の市街。いきなり雰囲気違って洒落た街並みが現れるのでいつもギャップを楽しめる。そういえばどの建物も共通の青い帯が入ってるのに気づいた。なんとなくアイヌのバンダナっぽいイメージにしてるのかなと思った。

この浦河からは競走馬の地域、あちこちに馬の牧場があって馬がたくさんいた。天気も少し良くなってきて草食む馬も気持ちよさそうだった。

門別競馬場を過ぎると鵡川に出る。ここの道の駅は何度か寄ってるけど、襟裳からノンストップでさすがにトイレ休憩。

5時前強の出発。ここからどうまわるか考えたり調べたるするつもりだったけど、何も決めずなにも見ずで出発。なんかもう今回の北海道は充分楽しんだ気になってて、何のアイデアも沸かなかった。夕前の薄雲に透けた西日の靄っとした黄色い空をぼんやり見ながらまた長い道をのんびり進んだ。

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少し進んで厚真で自動車専用道のバイパスに乗った。ああ、そうかこれがあるから道空いてたのかーとか思ったけど、バイパスも空いてた。

5時半に苫小牧。でもまだあと一日くらいは北海道をまわっててもいいのでここから北に廻って札幌方面かなぁ、、とも思ったんだけど、イマイチ決まらず、とりあえず食事か日帰り湯でも寄って落ち着いて作戦練ろうかなぁ、、なんて思って36号を流れに乗って進んでたら市街を抜けちゃった。。

でまた長ーくて広ーい黄昏の道。なんかこうして走ってるだけで心地いいから行先とかルートはどうでもいいやって気分。ずーっと片側二車線でたまに後ろから来た車に抜かされるというのんびりの極致。温泉みたいな心地よさでまったり走った。

で、気がつくと燃料灯が点いてて、そろそろ給油と思ったんだけど、この道、全然開いてるスタンドなくて少し焦った。まー室蘭まで行けばあるだろうと思いつつ、走行可能距離の表示がどんどん減って少し焦った。

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室蘭の手前の鷲別でスタンド見かけて給油(165)
もう日が暮れて暗くなりかけの7時で室蘭。明るかったら地球岬にリベンジとも思ってたけど、市街には進まずに37号に折れた。

夜の室蘭は国道沿いの工場の灯りがキレイなのが印象的だけど、まだそこまで暗くはなくて、灯りもチョボチョボでイマイチだった。

その青く暮れなずんだ感じが意外と長くしばらく続いてて、横の山もうっすら見えていた。

7時半前に伊達市街。道の駅でトイレ休憩。いい加減ここらで食事にしようと店を検索。(びっくりドンキーでもいいかなとか思ってたけど)そういえば北海道で行ってみようと思ってたチェーンのラーメン店「味の時計台」が近くにあったのでそこで食事休憩。

8時の出発。引き続き36号、もうさすがに真っ暗。
んーこのペースだともう今夜中に函館まで行けちゃうなぁ。函館の宿検索しようかなぁ、、函館は最近通過ばかりだから明日は午前中で五稜郭とかウロウロして北海道のラストにしようかなとか思って進行。

9時に長万部で5号に出た。行きと同じ道だけど夜だからもういいやね。
真っ暗で海か野原かわからない道をひた走った。

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結局気温15℃とかあったので、車で楽に寝れそうだと思い、宿検索せずに進んで、大沼トンネルを抜けたのが10時過ぎ。函館への下り坂の途中の七飯の道の駅で車停めて寝よう。。と思ってたのに、ついつい通過。
少し夜の函館でも廻るかな、、と山側からの夜景を見下ろしながらバイパスで坂を下った。

で、
どうまわるか具体的には考えて無かったもんだから、なんとなくで進んだら、来た時の道を素直に逆走してて函館のフェリー港に進んじゃってた。
ので、じゃあ港に行ってみるか、、とフェリーターミナルに進んだら、船が来ててなんかタイミングよく乗れそうだった。
ので、じゃあもう乗っちゃうか、、と深く考えずに券買って乗船しちゃった。一日余裕を残して北海道を去るのも勿体ない気もしたけど、もう自然な流れだった。っていうか襟裳岬からこっちはずっと帰路モードだったみたい。

船は11時半発の青森行き。出航十数分前ですいてる格納庫に悠々停めてドライブ終了。(本日の走行距離は635.0Km、燃費は23.6㎞/h)

客室も空いていた。雑魚寝の客室で足のばして出航してすぐ寝入った。
 
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24.05.30 根室96


北見~道道~緋牛内~39号~網走~244号~斜里~334号~羅臼~335号~標津~244号~厚床~44号~根室~道道~根室~44号~釧路

曇り空の木曜日。九連休の六日目。
朝は6時半に起きてシャワー浴びて食事して、微妙な気分で7時半過ぎの出発。

「あれ?朝食付きでした?」とか忘れてやがってて「ちょっと待っててね」とささっと調理、怪しいクラブみたいな部屋で食べた。大浴場付き朝食付き駐車場無料の安宿なんて怪しいと思わなきゃダメだな、、と後悔しつつ、料理は焼きたて目玉焼きに魚にサラダにウインナーピーマン炒めで納豆に味噌汁、若干おばちゃんの手料理感あるのが微妙な気分だったけど味はおいしかった。ごはんおかわりしたら「え?、、あるかな」と茶碗半盛で納豆消化。なんていうか、、

狭い駐車場をミラー擦らないように慎重に抜け出して北見市街。この北見は申し訳ないけど車のナンバーになってる都市という事以外ピンと来ない印象の薄い都市で、初めて北海道に来た34年前から何度か通過はしているけど寄り道したことはなく、今回の宿泊が初めてなのでせっかくだから何かないかなぁーというつもりでひと回りしてみた。

道道の南大通りを進みつつ環状線に折れてみたらカーリングホールがあった。ああそっか、北見と言えばカーリング女子だね。
ほかはとくにピンとくるものも無く、通勤通学の歩行者を見ては冬の服装で寒々しかった。気温10℃とかこっちにすれば温かいくらいなのかと思ったけど全然違って寒さに慎重なようだ。

一回りして繁華街に戻ってみたけど、ハッカ記念館は時間前で空振り。もういいかなとそのまま39号で北見を出た。

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39号はスイスイだったけど、美幌の手前の工事相互通行で前が詰まってトラックやミキサー車の後ろになってしまった。すぐ先にバイパスの入口があってトラックもミキサー車もみんな揃って曲がってて迷ったけど、やっぱり結局自分も曲がった。
でもその前の車達はすぐ先の出口で降りてすぐ解放。ラッキーと思ったけど、そこが下の39号と交差してるトコで、あとはまっすぐ女満別空港へ向かうだけの道で、空港の真ん前でバイパスは途切れてた。ああ、そういうことね。

39号に戻るのは悔しいからそのまま空港前の道道で北上。こっちの道もダンプだらけだったけど流れは良くてストレスなかった。

そして女満別で39号に突き当たって戻った。
ちょこっと進むと道の駅があったので寄ってみた。

9時半前の出発。
道の駅を出てすぐ先が「メルヘンの丘」天気悪いから横目に見るだけで通過した。

けど、ここが黒澤明監督の「夢」のロケ地だと後(この日の昼)に知って、車停めてゆっくり眺めればよかったと思った。。道の駅でしっかり近隣案内を観とくべきだった。。まぁでも写真は撮っててよかった。
「夢」(1990)は映画館に女の子誘って観に行ったら豪く不評だったのが思い出深い。隣の席でズッコケてやがったw
自分は(女がなに言おうと)好きでお気に入りの作品でDVDになった時にはすぐ購入して何度も見てるけど、ここもロケ地だったのは全然しらなかったなぁ。どのシーンだろ?(ゴッホのパートの麦畑らしい)

そして網走湖沿いを進んだ先で横道に折れて「網走監獄博物館」に行ってみた。天気悪い日は博物館だな。ってことで広い駐車場に停めて観覧休憩。

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二時間で車に戻って11時半前の出発。
引き続き39号。すぐ先の239号と合流する丁字路は三叉の分岐になってて中央に柱が立っててカッコよかった。ちなみにこの交差点の先の網走川の対岸が網走刑務所。(ゴールデンカムイ見てなんとなく)海沿いかと思ってたけど川沿いだったんだね。

東に曲がるとすぐ網走市街。39号は網走駅前で折れて網走川を渡るけど、トレースせずに直進したら市街の港の手前に道の駅があった。食事できるかなと思って寄ってみた。

12時チョイの出発。網走からのオホーツク沿岸の道244号に出る。
暫くは片側二車線の幹線道路。確か昔オービスに撮られたのってここらへんなんだよね。。ってことで、ガラガラだけど模範囚くらいのつもりで更にゆっくり走行。

車線減ってもガラガラで後ろの車に追いつかれることもなく直進。左にオホーツク海、右手には池とか川とか湿地とかが続いてて、小清水町に入るとずっと湿原だった。いや、これは濤沸湖の湖畔なのかな?その広く長い湿原の中ほどに広い駐車場があって「小清水原生花園」とあった。トイレがてら寄ってみた。

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1時前の出発。引き続き244号。すぐ先のJR釧路本線の浜小清水駅が道の駅だった。あーこっち寄った方がよかったかもーと横目に見ながら通過。ここから内陸側に折れて海から離れた。やっぱり道はガラガラのスイスイ、ながい直線を横の牧場の馬とか見ながらのんびり進んだ。っていうか、少し前から燃料灯ついてたので低燃費走行ということで。

斜里で給油(170)。割とギリギリかと思ったけど其程でもなかった。ともあれ一安心。
この斜里の町は国道沿いではなくて町中の道道沿いに道の駅があるようで、さっき一個飛ばしたからこっちは寄ろうかと市街へ折れてみた。
JR知床斜里駅近くの町の真ん中にある新しく小さな道の駅で、駐車場がわからず一旦通過しちゃったけど駅前にまわって二回目で裏の駐車場と分かって停められた。

2時前の出発。斜里からは知床半島の付け根を横断する244号には進まずに、半島の中ほどまでの海側を進む334号に出た。
この334号の直線が妙にカッコよくて湧いた。(実はこの道「天に続く道」という愛称がついてて先に展望台もあって逆方向に見る方が良いらしいというのを帰ってから知った)雨で霞んでもいい感じなんだから晴れたらもっとイイだろうね。
なーんて先ばかり見てたら手前でキツネが横断した。ゆっくりめで走ってたからヒヤッとすることもなく、横目にキツネを撮れた。昨日と今日しか見かけてないけどね、今回の北海道で唯一撮れたキツネの姿となった。

森の中の道を少し進んでやっと海沿いに出るってトコで。今度は「秀逸な道」という表記があった。(これは愛称ではなく国交省が選定した景勝区間で道内に十二ヵ所あるそうだ)
さすがにいい海沿いの道だったけど、撮った写真は全部窓の雨の水滴にピント合っててぼけぼけ。無念。

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海沿いを進んでたら雨は止んだし路面も乾いてた。そんな先に「オシンコシンの滝」があった。っていうか、道から見えていた。そうだったっけ?何度かは通ってる道だけど憶えてなかったなぁ。こっちの方で滝というとカムイワッカの滝に行っててその印象が強すぎて他の滝は気にしてなかったのかもしれない。今回は寄ってみた。

2時半過ぎの出発。その先のウトロは少し町になってて道の駅や立派な世界遺産センターがあった、けど通過。
このウトロのチョイ先までが海沿いで、334号はぐんぐんと坂を上って知床峠の道になる。
「ヒグマ生息地」という標示がいくつも出てて、まぁ道に出てくることはないだろうけど、森の中にはいそうだなぁと周りをよく見ながら進んだ。けど、熊どころか鹿や狐も、っていうか対向車まで皆無で静かな森をグングン登れた。

そして森を抜けると残雪の筋と雲を羽織った羅臼岳が見えた。おーまだ残雪があるのかーなんて思ってたら、道脇にも雪が残ってたし、気温も3℃とかで「外気温低下注意」のアラートが出た。まじか、昼間なのに。
路面は大丈夫だよなと慎重になりつつ、がらがらスイスイの道を楽しみつつ進んで知床峠を登りきった。

峠には広い駐車場があったけど、どっぷり濃い霧というか雲がかかってて眺望もきかなそうなので通過。
でも峠の先はその濃い雲が高所だけに纏まってて、先の方に青空の気配。これは晴れるんじゃない?と期待したらその通りで、半島の裏側の羅臼側は晴れていて驚いた。やっと晴れてくれたー。最初薄っすら見えていた周りの景色もグングン下る内にスッキリ見えて、周りの山から下の根室海峡、そしてそこに横たわる国後島までよく見えた!うわ、これは最高だ

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薄い雲で緩い陽が注ぎつつ、濃い雲で陰ったりしてたけど、峠の葛折りを抜けて通行止用ゲートまで来るとスッキリ割れた青空と日差しの晴れ間になった。うれしい。このゲートの前が「熊の湯」という天然露天温泉。昔一度寄ったことあるけど清掃直後で入れなかった野湯。(無料の野湯にハマってた時期もあったなぁ)リベンジしたいのはやまやまだけど、車が何台も停まってたのでついつい通過。その先には羅臼のビジターセンターがあって空いてたけどやっぱり通過。

そして海に出たトコの脇が道の駅だった。晴れた海沿いを走りたいのでここも通過の気分だったけど、ちょうど濃い雲で日が陰ってたからタイミングずらしてもいいかもと思って道の駅で小休止。

思いのほかゆっくりして軽く食事までしちゃって4時前強の出発。
やっぱりまだ陰ってたけど、334号を進むと一旦入った森でスッキリ晴れて、抜けた峯浜で晴れ間の海沿いを走れた。やっぱ晴れてこそだなぁ。

その先の道はなだらかそうな海沿いだったけど意外と起伏もあって、まだ先の野付半島まで見下せる下り坂もあった。

そして斜里からの244号と合流して、鮭のような赤い橋を渡って標津の町に入ると「サーモンパーク」という案内が目について思わず西に折れてみた。
西日がクソ眩しい道を進んで行ってみたら「あ、ここ前に来たトコだ」った。。しかもこんな明るくてももう4時半で。ちょうど閉まるトコだった。引き返した。

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標津からは釧路に向かう272号には逸れずにそのまま244号で引き続き根室海峡の道。野付半島へは行かずに通過。これなら明るいうちに根室の先まで行けるかもと思って少し急いだ。

道はガラガラの直線でいい感じ。海沿いは、数本の木の先に海面が覗けて十和田や中禅寺の湖のような印象の湾岸、野付半島とその先の国後島が対岸に見えてたからモロに湖だった。

別海町に入ると「ここまでくるとべつ・せ・かい」というおやじギャグ崩れの柱が立っていた。
そして道の駅もあった。根室に急いでるから当然通過ーと思ったけど、なんか展望台っぽくなってるっぽかったのでやっぱり休憩。

5時苺過ぎの出発。道の駅の前の池のような川はこの先に河口があるもんだと思ってたけど、海へは開いてなく逆でこっちが上流で池にそそぐ川を橋で渡った。騙されたみたいで面白かった。

そしてしばらく長く広い海岸の道。だんだんと日が傾いて黄色くなってきた。雲も厚黒い雲が伸びていたので、やっぱ根室半島は暗くなっちゃうかな。。行かずに釧路に早く出ておいしいもの食べようかな。。とか思い始めた。

風蓮湖をよけて内陸にまわって、湿原と牧場の牛を見ながら進むとJR厚床駅の前で44号に突き当たる。この時点で根室に行くかやめるかは決めかねていたんだけど、やっぱり行くだけ行ってみようと東に折れて根室に向かった。

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44号を進むと見えてきた湖がこれもまた風連湖。西日が湖面を照らして輝いていた。対岸は春国岱という砂州の島というか湖の蓋。自然の宝庫で小動物や野鳥が沢山見れる所、あー歩きたいなぁ。根室で一泊して明日歩こうかな?なんて思いながら道の駅もネイチャーセンターも通過して、温根沼大橋を渡って根室半島に進んだ。感覚的には半島というより島だよね。

すぐ先から根室道路という無料バイパスがあったのでそっちを進んだ。そんな変わんなさそうだけどスマートに根室市街に進入。市役所前に6時苺過ぎ。歩道にピンクの花が咲きまくっててキレイだった(エゾムラサキツツジ?)。「汐かぜ花街道」と出てた。

そしてギリギリ夕日見れるかもと思い、半島の西側の道道に進んだ。

したらバッチリ。今まさに沈まんとしてるくらいの夕日が海を照らし低く低く光を伸ばしていた。どこか止まれるトコないかなぁ、、と思って横目に見てたけど、なんと道が西に向く区間もあって、正面全面の海と夕日とか見れて気持ちのいいドライブ。これは止まらず走って気分いい光の汐風。ドライブ冥利に尽きる。

そしてその先も平らな半島の草原を橙に染めた中を悠々ドライブ。横目にはまず放牧の馬が見えた。馬だ馬だと燥いでたら今度は大量の群れの鹿が歩いてた。(馬の次に鹿とはコハイカニ)あっちは野生なんだよなーと思って過ぎると、その先にも鹿、その先にも鹿、探すまでもなくあちこちに鹿の群れだらけの鹿天国だった。すっげぇこんなにいるの?放牧の馬の方がレアで珍しく思えた。
しまいには道路を横断しようとしてる群れもあったのでクラクション鳴らした。ゴメンね。貨物列車のような群れだったので待つのもつらいから。

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岬の手前には展望塔が立っていた。けどこれは廃墟。。(「オーロラタワー(元:平和の塔)」という名で2020年の元旦の後からずっと休館中だそうだ。もう一階崩れてるけど)荒廃を感じつつも、着いた納沙布では猫を見かけてなんかホッとした。そういえば北海道でネコ見かけたことあったっけ?

そして納沙布岬灯台に7時前強、夕まずめのギリギリ日が沈む寸前で到着。少しの間だけど車を降りて海と島を眺めた。

7時の出発。復路は南東側の海沿いの道道。でも暮れなずんだ空が橙と桃で雲を染めててしばらくは彩られていた。こういう時にもう少し雲がいてくれたらいいのにそう都合よくはいかないものだ。しばらく平らな丘の上を戻る。明かりのついた家や対向車を見かけると嬉しくなるね。下り坂になったら少し明るくなって、ヒキウス沼の水面が光ってた。

根室市街に7時半。JR根室駅前で停車。ここらで食事しようと思って店を検索。前に空振りだったエスカロップの「ニューモンブラン」に行ってみた。けど、また閉まってた。。あれ?なんなの? 
諦めて店の前で停車して検索して市街を進んで「あんくる&チボリ」という店に来てみた。店先で停車して駐車場を聞いたら「隣とめちゃって大丈夫ですよ」というので保険会社の駐車場に停めて食事休憩。

食後駐車場で宿検索。もう失敗したくないから極端に安くなくてもいいけど。根室はちょうどいいくらいも無かったし時間も早いので、やっぱり釧路かなぁ、、と釧路の宿にした。

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8時半前の出発。44号を戻った。あとはもうこの道一本、真っ暗な道を黙々とドライブ。そういえばこの区間はいつも夜だった気がする。。濃霧の印象が強いけど今日は小雨もなくて楽だった。道幅を示す道脇上の矢印(固定式視線誘導柱)だけが連なって光っててキレイで、変なトコに誘われているような気分になった。。

途中、浜中に「茶内駐車場」というのがあって灯りのついたトイレがあったので寄って小休止。コンビニもなかったから助かった。(実はココ、すぐ裏に展望台があるトコだったらしい)

10時過ぎに釧路に着いた。ここまで真っ暗だっただけに光があふれてた。釧路川の手前を曲がって、川は旭橋で渡った。あーどうせなら幣舞橋まで進んで渡った方が釧路っぽくて良かったかなーとか思ったけど、横目に見た釧路川に連なる電灯がキレイだったのでOK。渡るとすぐ先が釧路駅だった。宿は駅近くの「ホテルエリアワン釧路」駐車場もすぐ分かってすんなり停められた。(本日の走行距離は499.9Km、燃費は22.6㎞/h)

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24.05.29 礼文95


礼文島~ハートランドフェリー~稚内~238号~宗谷~238号~紋別~238号~計呂地~道道~若佐~333号~端野~39号~北見

天気いい水曜日。九連休の五日目。
朝風呂入って朝食たべてゆったりしつつ、なんか天気良さそうなので気持ち逸って8時前の出発。宿の目の前の「久種湖畔展望台」は結局登らずにそのまま道道を北に馳せた。
で、岬の先まで見える天気に喜びながら進みつつ、途中で丘の上をまわる道を見逃さずに逸れた。

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丘をぐんぐん登ると道は北にまわって、昨日宿で話を聞いたお勧めのスポット「ゴロタ岬」から離れみそうな感じだったので、すぐ先の広いとこで車停めた。まぁここなら大丈夫かな。「ゴロタ岬」へ歩いた。

これは完全に山登り。岬巡りと思って侮ってて参った。けど晴れて最高だった。汗だくで車に戻って9時半の出発。青空見えて転がりまわりたくなるような草原の丘陵をドライブ。
目の前の山頂を廻り込むように登った先の展望スポットみたいなトコは、観光バス停まって団体さんがわらわらと溢れてたので止まらず通過。今しがたもっとすごいとこから景色見てきたとこだもんねーと譲った。っていうか、車でゆっくり進んでるだけで海を見下ろせるので充分だった。

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もう一つの少しとがった山頂も廻り込んで進むと、あとは下りで岬の先まで見下ろせて、スコトン岬の先のトド島までよく見えた。
その先も歩行者の一行を何度もよけつつ、昨日引き返したとこまで進んでまっすぐ海にダイブするような感じで道道に下った。

そして一応やっぱり晴れた状態で眺めたいスコトン岬に進んでみた。うわぁ、やっぱ晴れてると全然違うねぇ。昨日と同じトコかぁ。
駐車場で車を停めて岬休憩。

10時過ぎの出発。岬の復路は昨日も往復した海沿いの道道。やっぱ晴れてるとイイ。丘は高く聳えてかっこいいし海は煌めいてるし対岸の金田ノ岬もハッキリ見えた。

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ウキウキしながら岬の付け根まで戻って横道にそれた。レブンアツモリソウ群生地の道。今日もまず通過して東側の海岸に抜けて、西上泊の港の前の駐車場に来てみた。少し曇ってきちゃってたのと観光バスもいたけど、折角だからと車を停めて、その先の澄海岬に歩いてみた。

ここも満足で11時前強の出発。来た道を戻ると道の先にもゴロタ岬が見えた。大自然だなぁと感じながら丘の道を戻った。で、またレブンアツモリソウ群生地には観光バス。もう今日はいいかなと通過した。
宿まで戻って「久種湖畔展望台」は登ろうか少し迷ったけど、もう登るのは疲れたので通過。ここだけは惜しいことしたかも。
まぁ今日乗る船は1時半なのでそんなに余裕ある方でもなくなってたので妥当かな。船泊の町を抜けて久種湖を廻って港へ向かった。

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道道でメインの西側の海に出ると、煌めく海と雲の先に利尻島が見えた。けどやっぱば残念ながら利尻富士は雲をかぶってて裾しか見えなかった。
長い海沿いの道を進んでいるうちに雲流れて顔出さないかなぁ、、と期待したけど、15分走って香深についても隠れたままだった。んー強情だなぁ。
なので利尻富士が見えたならまた北のカナリアパークに行ってみようと思ってたけど、やめてトンネルに曲がって桃岩を見に行った。

けど、トンネル抜けたらどんより曇ってた。。
取りあえずまた地蔵岩から先に行ってみたけど、昨日とあまり変わらない印象。んーなんか悔しい。
駐車場のトイレに寄りつつ、その横の店のメニューを見てみたら「ホッケバーガー」とかあって面白そうだったので
その店「Dining cafe 海」で食事休憩。

店を出たのが12時ちょい過ぎ。まだ少し余裕あるかと桃岩に向ってみた。
まだどんより曇ってたけど今日はさすがにてっぺんまで見えて桃らしい姿を拝めた。ので、展望台の駐車場では車を停めずに転回して戻った。
そしてトンネルを戻ってすぐのトコを旧道道に曲がって峠を越えて、山側から見る「桃岩展望台」に向ってみた。さっきの店で是非とお勧めされてたのだ。

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けど、途中で別れるその展望台への道は歩行者が団体で歩いてて入り込みがたく、まっすぐ旧道道をすすんだら広い駐車場で途切れてた。ここは南の方への遊歩道の山道の入り口で、やっぱりさっきの道だったかとあきらめた。

で、あとは素直に香深に戻って港に向った。こっちはやっぱり雲が割れててそんなに天気悪くもなかった。
12時半過ぎ強で港に着いちゃったけど、そのまま休憩して乗船した。最後まで利尻富士は隠れたまんまだった。正直、利尻がメインで来たドライブだけど、完全に礼文が好印象でこっちがメインの主役だった、
 
 
 
稚内に4時半前強の上陸。あーあ戻ってきちゃったぁ。っていうか稚内はまたどんより曇ってて礼文の魔法も解けた気分。国道には出ずに港側の道道をそのまま進み、40号の先の238号に出た。
広く長い宗谷湾の道をのんびり走った。ゆっくりだったので大きなRVにスパッと抜かされた。今までの北海道で追い越しされることなんかなかったもんだけど、点数ないしね。ゆっくり進んでたら少しは天気回復しないかなとか思ったりした。

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けど、天気はそのままで宗谷村、道道に折れて丘を登って「白い道」に向ってみた。天気悪い日に通るのはもったいないかなぁ、、と思いつつ、そこまでの丘の道もいい感じ。真ん中の小山のレーダー基地が白みたいでかっこよかったし、横目には牛もいたけど、野生の鹿の群れもいてダイナミックだった。

そして「白い道」貝殻を敷き詰めた丘の一本道。
この道は何かで見て知ってたんだけど、どこだったか具体的な場所を忘れてて一度も来てなかった道。今回は礼文の宿で話した人に勧められて思い出してやっと来れた。
やっぱり天気悪いのは残念で勿体ないけど、それでも不思議な感じの一本道、坂の下りでは海の先に稚内のノシャップ岬が島のように見えてて一瞬礼文か?なんて思っちゃった。

で、この道は東から西への一方通行推奨だけど、道路的に進入禁止ではなく、対向車が登ってくるのが見えたので、少し広がった休憩用の『「よっこらしょ…」と、お休みください』というスペースで待って停車。行かせてから少し車を降りて写真撮ったりした。

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下りきって238号に出たのが5時過ぎ強。さっき進入した道道の少し北だった。宗谷岬に進むとこっちに「白い道スタート地点」という案内があった。あーこっちの道からが正規のルートなのね。
で、礼文より若干北の最北端の宗谷岬は横目に通過。何度も寄ってるしね。そのまま東のオホーツク海側の海岸にまわって南下。
このここらの丘ボコボコのワイルドな海岸の景色は天気悪くてもやっぱり好き。多分歯舞の平らな島ってどこもこんな感じなんだろうなと思った。

しばーらくは対向車にも合わずにひたすら独走。猿払まで来てやっと家が見え、道の駅もあったので寄ってみた。なんかいくつもの建物が分かれてあって、それぞれ車でまわったけど、やってたのはホテルの一階の食堂だけ。名物「ホタテ丼」とかあったのでここで食事しようと思ってたら、宿泊客がぞろぞろと食事に降りて来たのでなんか場違い感強くてヤメ。逃げるように出てきちゃった。

ってわけで引き続き238号、40号のとはちょっとタイプが違うスノーシェルターを抜けてこの先もほとんど独走で黙々と南下。
浜頓別が近くなると山の先で雲が割れてるのが見えて、夕暮れギリギリで夕日が見れるかなーと思ったけど、見れたのはサイドミラーにチラッとだけだった。けど、枝幸から先は雲が切れて空が見えた。さすが広い北海道、場所場所で天気違うのね。

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雲がなくなって少しは暗くなるのが遅れたものの、さすがに7時半近くなると青暗くなった。このあたりで道路わきをトボトボ歩く犬っぽいのを何回か見かけてたけど、それがキタキツネだと気が付いたのは三匹目をすれ違ってたから。ああ、写真撮れんかった。

日が暮れると気温がまた下がって4℃とか出てた。やべ、北海道やっぱ寒いんだ。牛とかそのまま外にいて寒くないのかな。
暗くなったトコで雄武の町に入って街灯が有り難く思えてたら道の駅もあったのでトイレ休憩。

8時前の出発。もう食事は無理かなと思い始めた。真っ暗な道を進むととうとう3℃で「外部温度低下注意」のアラートが出ちゃった。こりゃ車で寝るのもやめた方がいいな。(岩手では4℃で寝たけど)

紋別の町に出たのは8時半。ここは国道から逸れて町中に進入。ラーメン屋でも何でもいいから開いてないかなぁ、、と進んだけど、飲み屋街が明るく賑やかだったためかどの店も飲み屋に見えてしまって、蕎麦屋っぽい店はあるにはあったけど駐車場あるわけでもない町中の店はやっぱり入れずに通過。へたれー。
で、コンビニだけは寄ってそこで宿検索。ここからだと網走あたりかな、、と思ったけど、見つかったのは北見。まぁ北見でもいいかと予約して向かった。

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北見へは網走から36号かなぁ、、と思ってたけど、スマホで宿までナビさせたら、サロマ湖から道道に入って333号に出てトンネルで山越えたら北見だった。
北見市街には10時半前の到着。ナビに従って進んだら飲み屋的に市街中心ぽい賑やかなとこだった。
裏の通りのあまり広くない駐車場に何とか停めてドライブ終了。(本日の走行距離は379.3Km、燃費は23.5㎞/h)

宿は「あれ?予約してた?」とか言われ、風呂は故障してるとか言われ、部屋はくさいし外うるさいし、ここ最近で一番ひどい宿だった。。(フロントがおばちゃんの宿は変なトコが多い気がする)
 
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24.05.28 利尻94


利尻島~ハートランドフェリー~礼文島

天気悪い火曜日。九連休の四日目。
朝は軽くシャワー浴びて7時のチェックアウトで出発。
そういえば燃料灯が点いててちょっと不安だったけど、この沓形の町の道道沿いのスタンドは朝からやってたので給油(189)少々高かったけど離島だから当然だよね。安心が大事。

今日は道道を反時計回り。なんか昨日より天気悪いかも。雨は小雨ながら風もあって荒れた雰囲気だった。やっぱダメかぁ、、と気落ちしつつ、まぁ予報通りだから仕方ないね。

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少し進むと昨日気になりつつ横目に通過した小さな赤い鳥居と磯の祠があったので車を停めてみた。

半濡れで車に戻って出発。そしてやっぱりすこし先の「麗峰湧水」でも車を停めておいしい水を汲んだ。
そして8時前に鬼脇の町の手前でコンビニに寄った。今回の北海道で初のセイコーマート。なんかセコマってトイレあるイメージなかったから7とかばっか寄ってたけど、ちゃんとあったので次からもセコマにしようと思った。で、ここで朝用の食糧を軽く補充。食べれるトコなさそうだけど、もしもあったらと思って少なめにしといた。

鬼脇の町を抜けたら雨がやんだ。一時的かと思いきやそうではなく島の東側は雨降ってなかった。昨日と逆だわ。
雲は立ち込めてるもののすっきりしてて気分も上がった。海の先に北海道らしき陸地が見えた。
いいぞいいぞと嬉しくなりながら進んでたら「野塚展望台」という駐車場があったので寄ってみた。

8時半前の出発。天気こんななら感じいいかもと期待して、昨日行かなかった姫沼への道に曲がってみた。

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その沼への道はやや細めで少し勾配。対向車来たらヤダなーと思いつつ、来る気配はなく、それよりもだんだんとまた曇ってきちゃった。
そしてその姫沼への入り口は細めの道の先のわりに広い駐車場だった。悠々停めて観湖休憩。

団体客から逃げるように9時の出発。っていうか観光バスの対向車が来る可能性が高いことが知れて下り坂ながら少し慎重に進んだ。小雨は霧雨程度で道道に出るまでに止んだ。

どうやら今日の天気の分かれ目がこの辺りのようで、向かう鴛泊の方向はしっかりどんよりしてた。でもまだ海はすっきりしてて、出港したフェリーの朝便が見えた。

ってわけで鴛泊港。港には朝9時からやってる食堂があるようなのでやっと朝食ー!と期待して来たけど、うに丼が食べれる筈のその食堂は閉まってた。。えー。ネットの情報はあてにならないなぁ。車を停めてフェリーターミナルに入ってみたけど、ラーメン食堂もまだやってなかったし、窓口で聞いてみてもやってそうなのは喫茶店だけだった。がっくり。

港はトイレだけで諦めて9時半前の出発。マジでこの時間にやってる店は無いか調べてから出た。なかったけど。
島の北側は天気は意外とそこまで悪くなく、雨は降ってこず、雲も下の方は割れてて、海の先の礼文島は足元だけ見えてた。けどやっぱ利尻富士は全然見えてなかった。手ごわい。
空港からの山裾の草原区間を進んで、その途中の「ミルピス商店」という所に寄ってみた。食事ではないけど、ミルピスとは利尻名物のオリジナル自家製乳酸飲料だそうで、利尻でしか飲めないそうなので興味持ってきたけど、店はかなーり怪しかった。。怯まずに奥に進んで車を停めた。

15分ほどゆっくりして出発。そこからはちょこっと進めばすぐ沓形の町。10時前で一周。セコマも寄らずに通過。そして二周目。
で、やっぱり沓形からの島の西側は天気悪くまたすぐに雨。それでもすぐ先で道道を逸れて「神居海岸パーク」に進んでみた。キレイな広い駐車場とトイレのある海岸で、トイレの後傘さしてちょこっと歩いたら、海に突き出たテラスあったり、浜は有料でウニとりできる所だったらしい。

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さて、朝寄った龍神の岩あたりもさっきと変わらない雨で通過。しばらく雨の海沿いをおとなしく進んで、今回は水も汲まなかった。
そして仙法志でも道道を離れて仙法志御崎公園に来てみた。駐車場のトイレに寄って出てきたらバスの団体客がおりてきてたのですぐに退散。ここは道の前にとろろ昆布の加工工場の直売店とかあるんだけど、団体さんに占領されててもちろん素通り。灯台も横目に道道に戻った。

昨日から気になってた南浜湿原は結局一度も寄らずに通過。それより10時半前だから土産屋も開くだろうとオタトマリ沼に寄った。バスがいないのをほくそ笑みつつ駐車場に停めて土産屋休憩。

11時前の出発。これでもうあとは港に向って乗船準備だな。と、気負いなく道道を進む。
やっぱりこの島の東側は雨もなく路面も乾いてた。けど朝の方が雲も薄くてイイ感じだったから、一周目で寄り道しててよかったーと思いながら大人しく進んだ。

鴛泊港に11時半前、さすがに港前の食堂も開いてたのでやっとちゃんと食事できるかと思って入ってみた。けど「ウニは解禁前だから無い」とのことでホッケ焼き魚定食じゃ悔しいからヤメ。港で食事した。

結局利尻島でウニは全然食べられず「何しに来たんだ」とガッカリしながら乗船。バックで乗ってすぐに客室に上がった。
客室は昨日より少し混んでたけどそれでも悠々。45分ほどの航行だったし、スマホいじってたらすぐ着いた。

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1時に香深港に到着、10分で礼文島に上陸。ここでもまた前の車がみんな右に折れて行くので、逆の左に折れてまずは南に進んでみた。

礼文はコーンカップのような形で、丸い利尻と違って周りを一周できる道路はなく、東側は南北端までメインの道道が縦貫しているけど、西側は殆ど道がなく横断できる道も一本しかないようだ。

まずは取り敢えずそのメインの東側の道を南下して行けるトコまで行ってみようと進んでみたら、礼文は利尻と違って道道でも貫禄が薄く、村落に入り込んで細めの区間が続いて離島って感じが強くてなかなか良かった。

南の底の知床の村落も抜けて進むと、少しだけだけ西側に出たかなってくらいの道道が途切れる所で道路終了。未舗装路が続いてはいたけど「民有地のため」進入ご遠慮とあった。ぱっと見、断崖の岩場が続いてそうな感じで、ナビ地図見ても名前の付いたスポットもなにもなさそうなので引き返した。。道道の端は少し広くなってて転回も楽だった。

ところでこの礼文はさすが「花の浮島」と銘打つだけあって海沿いの村落でもあちこちに青い花(ミヤマオダマキ?)が咲いていた。雨でもなんか華やかだった。
そんな村の中ほどに「北のカナリアパーク」への案内が出てたので、道を折れて向かってみた。道は細い軒先の急勾配で最初不安だったけど、すぐに抜けて広々とした丘の上に出た。
そしてその丘の先に「北のカナリアパーク」があった。車を停めて傘さして歩いてみた。

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30分ほどゆっくりして2時前の出発。雨降って来ちゃった。けど、丘の道はイイ感じで気分良く下って道道に出た。

そして来た道を香深港に戻った。港を過ぎるとすぐに香深の町、細めの市街の道を進むと礼文町役場の先の交差点で西側に横断する道道に折れてみた。
曲がってすぐの上り坂をグングン登る、このまま山越えかと思いきや、町の端からナビ地図に無い長いトンネルが通ってて一気に楽に島の西側に抜けられて驚いた。

島の裏側は少しは天気いいといいなと思ってたけど、全然変わらず小雨のドンヨリ。
道道はすぐ先で終わり、その先も海沿いに道が続いてたので進んでみたけど、これはナビ地図通り少し先で行き止まり。「地蔵岩」と標柱のある未舗装の駐車場で折り返し。一応車を停めて傘さして降りてみた。

2時過ぎの出発。来た道を戻り、トンネルの手間で脇に逸れる旧道道の道に出て少し南下。ナビ地図では折り返すはずの道はなくそのまま真っすぐ坂を越えると大きな岩山が見えた。これが桃岩かぁとすぐ分かり、その先に「桃台猫台展望台」の広い駐車場があった。車を停めて傘をさして登ってみた。

2時半に車に戻って出発。礼文は天気悪くてもこうして見れるスポットがあって有難い。
来た道を戻ると旧道道のナビ地図では折り返すはずの所はしっかり廃道になって草原に戻っていた。そっか、トンネルしかルートはないんだね。
天気悪くて丁度いいくらいの荒い岩の海岸の坂を下って、道道のトンネルを香深に戻った。

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あとは他に道はないので東側の道道を北に進んだ。香深の町は狭く密集した感じで店はあまり見かけなかったけどセコマはあった。町をを抜けると海岸に出て、しばらくはずっと海沿いの道。所によっては波打ち際に近くて岩ゴツゴツの浜辺がよく見えた。

この海岸の道は意外と長くて、雨だからゆーっくり走ったのもあって45分くらいでやっと海から離れた。
少し内陸に入って「久種湖」に出た。意外と広い湖で日本で一番北の湖。っていうか潟って感じだけどね。
コーンカップ型の島の上辺の中ほどで、湖の先で船泊の町に出た。北辺の道道を西に折れて進んで船泊の町を抜けた。町で見かけた店は閉まってたけど「ファミリーマート」という名でちょっと興味もてた。

島の上部は亀の口のように左右尖がってて西側の方が長い岬になっている。その西の岬に進んでみると町を抜けたトコに予約したホテルがあった。確認して通過。
岬への道は船泊湾の海沿いの道で湾曲してるので先の岬への丘が見えていい感じ。真正面から低空で飛んでくるウミネコをかわしつつ(よけてないけど)進んだ。

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岬の先っぽは海辺から丘に登ってその上を穂先に進む。まるで霧多布岬のような草原の岬の丘で、小雨の天気でもなんか素敵な所。ぐんぐん進んで先の「スコトン岬」には駐車場と店とトイレがあった。ナイス。その先にも進んでみたら岬の先端の崖の行き止まり、、わお。転回するスペースはなく、岬の先の海と島を少し眺めてから駐車場までバックした。

3時半の出発。岬の道を折り返した。戻る景色も続く岬が見下ろせてていい感じだった。
その丘の途中に交差点があって、丘の上から戻れる道に出れそうだったので折れてみた。けど、少し進むとその先の道は一方通行でこっちは出口だったようだ。んー残念。まぁいいやまた明日逆から通ってみよう、と引き返した。

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そして湾沿いの道を戻って、途中のさっきの丘の入り口を確認しつつ通過して、半島の根の交差点を曲がって道道じゃないけど西側に進む道に出た。

この道は途中に「レブンアツモリソウ群生地」とかあって、そこに寄ろうと思ってたけど観光バスが停まってたので通過。そのまま草原の丘の中の雄大な感じの(だけど雨で霞んでた)道を進んで、西側の海岸の西上泊漁港に進んでみた。この漁港の先に「澄海岬」という絶景スポットがあるんだけど、雨ふってて歩く気にならなかったので車から下りずに引き返した。

来た道を戻ると、さっきの群生地にはバスも車も停まってなかったので、ラッキーと思いつつ、雨は止まずにトントンかなと思いながら傘さして歩いてみた。

雨でササっとだったけどちゃんと花を見れて満足。4時苺過ぎの出発。来た道を道道に戻った。
んーまだ宿に入るのは早いよなぁと通過して、船泊の町を抜けて今度は東側に尖がった金田ノ岬に進んでみた。

こっちは意外といい道で走りやすく、その代わり海と丘以外なにもなく、灯台上が丘の上にちょこっと見えてるだけだった。岬の先まで道路でつるっと抜けて東側の海に出た。ナビ地図で見るとこの丘の上が空港なのでもう少し栄えてるかと思ったけど、そんな気配もなかった。(礼文空港は20年前から定期便が廃止されててずっと休港中だそうだ)

そしてそのまま海沿いでさっきの道道に出て、そのまま南下。引き続き雨の海岸を走った。

30分弱で香深の町。ちょっと道道の一本東の港の道に逸れてみた。意外とこっちの方が賑やかで立派なホテルもあり日帰り温泉とかあり、港もこっち側には土産屋が並んでた。夕方のフェリーも着いていた。ああ、ちょうど礼文をひと回りして普通に通れる道は走り切ったから、これで夕方の便で北海道に戻ってもよかったのかぁ、、とか思ったけど、どうせ北海道に戻っても雨なんだから、少しは最果てで持て余して過ごすのもアリだよねーとか思って折り返した。

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また東側の海岸の道道を北に進んだ。外気温標示6℃の寒々しく荒々しい海。うん、北の果てだと実感。
今回は中間の少し先の高校のとこから丘の上を抜ける道道じゃない道に逸れてみた。これは廃棄物処分場というトコに行くだけの道って気がして不安もあったけど、進んでみたら意外といい道で丘と草原の阿蘇みたいな感じで道も悪くなかった。

山間をスイスイ抜けて下ると最後は平らな広い湿原のような草原に出た。ミズバショウ群生地とあったからほぼ湿原でアタリかな。その先が久種湖だった。なんかこうして湿原から進んでみると、高山の湿原の大きな沼のようにも見えて、逆にそんな沼が海の近くにあるのが不思議なような感じがした。(けどやっぱり湾が堰き止められた海跡湖だそうだ)

その久種湖の南東で道道に出て船泊、西に折れて今日の宿「ホテル礼文荘」に到着。今日はこれでドライブ終了。チェックインした。(本日の走行距離は199.1Km、燃費は21.7㎞/h)

まだ5時苺過ぎで明るいけどあとは宿でゆっくりした。
 
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24.05.27 稚内93

旭川~40号~稚内~ハートランドフェリー~利尻島

天気悪い月曜日。九連休の三日目。

朝は5時半に起きて6時苺過ぎの出発。
スパッと風邪がなおったりすることもなく、天気も小雨でイマイチな朝。
また引き続き黙々と一気に北上と思い40号に出た。このロータリーが旭川!って感じ。起点でも何でもないんだけどね。
石狩川を渡った先に自衛隊の基地があるんだけど、そういえば前に小説で旭川の陸自基地が出てきたときに想像してた風景そのまんまだった。そんなに何度も通ってないけどちゃんと憶えてたんだ、、と、自分に感心した。

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40号はほぼ直線でまっすぐ旭川市街を抜けて比布に進む。無料の自動車専用道路の案内が出てたので入口に折れてみたら、上川方面が無料で名寄方面は有料とあった。ん?上川ってどこだっけ、、とハッキリしないまま無料に進んでみたら、道はグングン東に進んじゃって逆方向、うわー違う違う間違えたー。
しかたなく次の愛別ICで降りてターンしてまた乗って引き返した。あー愛別ね。39号ね。愛別って出てたら分かったんだけどなぁ。。(上川はその先の町)

ってわけで比布で41号に戻ってやり直し、15分程度のロスだけど時間より自信の方が痛手だった。(エレキバンで癒されたい)引き続き黙々と北上した。
この41号はいい間隔で道の駅があって、まずは剣淵の「絵本の里けんぶち」を通過。次は士別の市街ど真ん中の「羊のまち 侍・しべつ」通過。まだ7時半だし、この朝はトイレも平気だった。通過なのに印象に残ってたのはどの駅も町も特産や名物をハッキリ揚げてて面白かったからかな。
士別の先で事故で片側相互通行。消防車が何台も並んでて間に焼焦げたトレーラーが見えた。。こわ。

名寄市街より全然手前の風連にある「もち米の里☆なよろ」も通過。
名寄からの無料バイパス道は前にも通ったことあったし稚内方面とあったしで安心して通行。
この道は美深で途切れて下の41号に戻る。少し先に道の駅「びふか」、ここは何度か寄ってる所だけど一度も併設の「美深チョウザメ館」に入ってなくて気にとめてた所。今回も8時半前なので惜しみつつ通過。(時間合ってもどうせ月曜休みだったようだ)

美深から先は車もあまり見なくなってガラガラ悠々。雨は相変わらずだったけど。大型に追いついても悠々追越できた。

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次の道の駅「おといねっぷ」、ここでやっとトイレ休憩。今回の北海道は二日目の此処で初めての道の駅休憩。まだ8時半で店は閉まってたので点景は無し。ここも何度か寄ってて温泉に入ったことあったけど、温泉はなくなってた。。(敏音知のピンネシリ温泉と記憶違いしてた)

ここからの40号はしばらく天塩川沿いの森と谷の景色いい道。とはいえ相変わらずの雨で時折強く降ったりで残念。
森と谷を抜けると、沿線に黄色い花が咲いた広い花畑が見えた。菜の花かな。雨でも鮮やかで左右両側にしばらく広がってた。天気よければねぇ。。

そして中川にも道の駅があった、もう9時過ぎてたから何か食べられないかなーと思って寄ってみた。

9時半前の出発、引き続き雨の40号。
幌延から無料バイパス道、乗ってすぐ先で北緯45度を抜けた。

バイパスが終わった豊富北の先に「開源パーキングシェルター」があった。トイレ平気で通過しちゃったけど、これがなんか毎回通るたびに最北の玄関ってイメージで印象のこってた。
なので、もう稚内まですぐ、、だとばかり思ってたので稚内市街まで意外と長く感じた。

ファイル 654-3.jpg

10時半に稚内市街。割とストイックに北上しつづけて丸二日間で到着、体調と天気の不安を抑えて何とか来れた。まずはそのまま市街を港に進んだ。
この稚内フェリーターミナル、有料の駐車場しか無くてどこ停めていいかウロウロして何回もまわっちゃった。。結局目の前に路駐して中に入った。

船は10:10で出たばっか、次は14:30。四時間後かぁ。んーこの天気だしなぁ悩むなぁ。。その前に泊まるトコはあるんかいと宿検索、安い宿があったしやっぱ初志貫徹で渡ることにした。券買って港を出た。

さて、四時間どうしようかな。。と思いつつ、まずは食事だろうと手前で見かけて気になってた「稚内副港市場」というトコに行ってみた。港側から行ってみたらこっちには入口はなく表の道道に戻って駐車場。

結局食事せずに昼前に車に戻った。岬に行ってみようと道道を北上、灯台を正面に進んでノシャップ岬。前に来た時ここらの食堂で食べてすごくおいしかったからと来てみたけど、岬は雨風強くてガラーンとしてた。それでも店はやってて、前回寄った店もあったけど、今回は別の店にしようかなと「みなとや」という店で車を止めて食事休憩。

ゆっくり食事しても12時半、まだ時間たっぷり。ドライブして廻りたい天気でもないし、前から気になってた稚内公園の展望台に上がる気にもならない。そういえば岬の灯台前に水族館があったっけ、雨と言えば水族館だな!とか思ってまた岬に移動して駐車。雨風強くて車から降りるのも大変だったけど半濡れで魚観休憩。

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思った以上に面白く、もっとゆっくりしていたかったけど船の時間考えて1時半に車に戻った。
っていうか、この駐車場に歩くだけでボロ靴びしゃびしゃ。安靴でいいから水吸わないの買いたいと思い、港を過ぎて市街に進んでみた。けど、靴屋は見かけず45分で諦めて折り返した。(港の手前で見かけたホームセンターに寄ってみればよかった、、と後悔した)

港に2時に戻った、ら、もう乗船はじまってた。はや。
ここの船は乗降一方で、船の前で切り返してバックで乗船。なので少し時間かかるから早くからの乗船なのかな。無事に乗れた。



そして4時過ぎに利尻島到着。半前に鴛泊港に上陸。
久々の離島、この離島マップも久しぶり。
やっぱり天気ドン曇りの小雨パラパラだけど、とりあえず島の周り一周ドライブ。

港を出たとこで前の車はみんな右折で西に進んでたので自分は逆の時計回り。
しばらくカモメだらけの海沿いの道で家も建物も少なかったけど、道はしっかりしてて路面もきれいで走りやすかったためか、あまり最果て感がなく、離島という実感も薄かったというのが第一印象。
でもやっぱり初めての道はワクワクで小雨ながら先行車もなく対向車もたまにだけで悠々自分のペースで進めた。

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さてこの島の東側はしばらく町らしい町はなく、雨の中黙々と進んで鬼脇でやっと町に出た。雨も弱まっていい感じで通過。町の先にはセイコーマートもあった。
で、雨やんでたので、その先のオタドマリ沼は道道から逸れて寄ってみた。

5時前の出発。なんかストイックに北上してきた流れでついつい黙々と走るだけになりがちだったとこで寄れてよかった。
道道に戻って引き続き時計回り、少し進むと山影が見えて「おお、利尻富士かな」なんて思ったけど、こんなに小さいわけはなく、裾の小さい山(仙法志ポン山?)だろうね。ホント利尻富士が見えないのが残念。その先にあった南浜湿原は歩く気なくて通過。

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島の南端の仙法志崎を過ぎると、雨はやんで雲も割れてきた。そして道沿いに湧水の水汲み場が見えたので車を停めた。

そして5時半前に沓形の町に出た。ここが今日の宿をとった町。道道を折れて宿の場所を大凡把握しつつ通過して、港に出て折り返すと正面の雲の端に利尻富士の裾がちょこっと覗けてた。あーもう少し見えないもんかなぁ、、
港の横の小さな丘は沓形岬公園になってて「P」の案内もあったので細い道に進んで丘を回るとすぐ先に駐車場があった。停めて眺望休憩。

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6時前強の出発。こんな時間ながら何カ所か寄れてナイス。だんだんドライブの気分ものってきた。
まだチェックインは早いので道道に戻って引き続きの時計回り。島の北側の空港までの道はまるで富士の裾みたいな広い草原の区間。まぁやっぱり利尻富士は見えず、その裾の小さな山だけが申し訳なさそうに見えてただけだった。
この北側はそんな小さめの山というか丘が海岸にも並んでて、ひとつは「夕陽ヶ丘展望台」になってた。晴れて夕日が見えるなら登ったろうにねぇ、、と通過。

そして6時過ぎに最初の鴛泊港に戻った。寄り道しつつも1時間半で一周の島、もう一周してもいいかもとそのまま通過して二周目。

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やっぱり東側は雨が強いやと思ってたけど、今度は鬼脇でも雨はやまずにずっと雨だった。
南端の仙法志崎は海側の道に出ずに道道を進んだ。ら、こっちの方はウミネコだらけで、何羽も寸前を横切ったりでヒヤヒヤもの。ちょっと前の八戸の蕪島なみの濃さでなかなかワイルドだった。

で、この二周目は横道にも逸れず寄り道もせずシンプルに一周、沓形も過ぎて鴛泊港に戻ったのが7時。一時間かからなかった。さすがにもう暗くなったのでこれで折り返し、宿に連絡して道道を戻った。そして鴛泊の町を出たあたりにあったホームセンターに寄って靴を買った。

今回、出発はサンダルで出てきつつ勿論靴も持ってきてて安心してたものの、一日目の福島で履き替えてみたら違う靴の左側だけを持ってきててアウト。。なにやってんのよ。
でも、以前から車に積んだままのボロ靴もあったのでそれ履いてここまで来たんだけど、雨の稚内ですでにビシャビシャ。靴下濡れ濡れ。正直、水族館より靴屋だろーと言いたいとこだけど、水族館は面白かったので靴の濡れは我慢できた。
で、この利尻にあったホームセンター「ニコット」、北海道ではあちこちで見かけてた店で、実は稚内の港の手前にもあった。そこで寄っとけばよかったのにねぇ。
でもここで安い靴買えて、意外と履き心地よく、水も通さず、歩きやすく重宝してバッチリだった。ナイスナイス。
でもホームセンターもだけど、コンビニもドラッグストアも見かけてますます最果て感が薄く感じた。下手な北海道の町よりちゃんとしてるよね。

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戻りの道は一カ所工事片側相互通行があったくらいでほぼノンストップで一気に沓形まで真っ暗な雨の道を進んだ。

7時半に沓形についたけど、やっぱり宿の場所がよくわからず、その住所のはずのパチンコ屋の駐車場で停車。
宿に電話したら「今から行きます」と、少し待って迎えに来た車に追従して町中を少し回って二筋くらい裏の道がその宿だった。なんか、カラオケボックスみたいな宿だった。。前に車を停めてドライブ終了。(本日の走行距離は409.5Km、燃費は22.5㎞/h)

夜はその宿の人に聞いたすぐ近くの店に歩いて飲んで食事した。
 
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24.05.26 江別92


石鳥谷~4号~青森~津軽海峡フェリー~函館~5号~札幌~12号~旭川

ファイル 653-1.jpg天気いい日曜日。九連休の二日目。
朝は4時半前に起きた。っていうか寒かった。寝袋出しててよかったー。
窓拭いて半過ぎの出発。外気温標示は4℃とか出てた、まじか。危惧してた風邪の調子は、悪化はしてないけど良くもならずと言ったトコで、喉をいたわりながら引き続き4号を北上。

少し進むと右手の山並みに朝日が昇り、道がカーブすると一瞬真正面に眩しく照らされた。
昼間ならちょっと弱ってほしいくらいの陽光だけど、こんな朝には嬉しい限り。それでもまだ冷えた空気がすぐに温もることはなくキンとした朝だった。

そしてやがてガラガラの道の先に岩手山が見えて、だんだん近づいて大きくなって、5時過ぎに盛岡市街を抜けた。

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そしてその岩手山を左目に盛岡を通過。この盛岡の北の牧場の森のような日陰の道が一番気温低く、3℃の外気温低下アラート出たし道路上の標示では2℃とか出てた。うわ、岩手でこれじゃ北海道はどうなんだ?と不安に思った。(けどそれよ下り低くなることはなかった)

そしてその後もスイスイ。岩手町沼宮内の道の駅は5時半過ぎに通過。一時間の距離か。

一戸を過ぎると車が増えてくる。いつもだいだいそうだね。この男神岩の谷のあたりは詰まりがち。まだ流れてたのは朝早いからかな。

そして六時半に県境、青森県に入った。三戸の手前で朝からやってるラーメン屋を見かけたけど、トイレ行きたかったので通過して道の駅で小休止。ここは寝足りない時に補眠する印象の道の駅、三回くらい寝た憶えがある。でも今日は眠気もないし混んでたしでトイレだけ。で、さっきのラーメン屋調べてみたらおいしそうだったから引き返してみた。朝ラーの店で食事休憩。

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7時半過ぎの出発。うまいラーメンで気分出てきた。ここまでストイックに移動メインで点景ネタにするような寄道を控えてきたけど、これで少し気が緩んでペース落ちるかも、、とか思ったけど、やっぱり今回は風邪の不安が効果を成してたか引き続きストイックに黙々とそして悠々と4号を北上。七戸の「奥州街道 松並木」でそろそろ4号もラストかなと思えた。

野辺地を過ぎて陸奥湾をチラ見、浅虫で青森湾。ここらで少し詰まったので道の駅で朝風呂、、、とも思ったけど通過。

7号バイパスとの分岐を過ぎると道も空いてすぐに青森市街。
10時丁度で県庁前。真っすぐ流れて280号で折れた。

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市街ではドラグストアだけ寄った。ちょっと頭重いので頭痛薬を購入。熱っぽくはないから感染症ではないと信じて出発。

そして青森のフェリーターミナル。大きなフェリーが停まってて、何時の便だろうと思いつつ乗船券売り場に行ったら10分後出航だった。。ササッと手続きして券買ってすぐに乗船。そしてすぐ10時半の出航。
正直、風邪気味で北海道行って大丈夫かなとか考える余地もなくトントン拍子で船に乗れてよかった。
そういえばいつもは少し安い貨物向けの「青函フェリー」を選びがちだったけど今回は旅客向けの「津軽海峡フェリー」に乗っちゃった。まぁいいか。(調べたらこの時期2000円弱の差しかなかった)

船はキレイで大きく客室ガラガラで二等のザコ寝スペース自分だけで悠々大の字で寝転がって、イビキも気にせず寝れた。

二時間ほど寝て1時前に起きた。いつも船の中は冷房ガンガンで冷えるイメージだったけどこの船は適温で程よかった。体調は相変わらずで良くは無く悪すぎもせずで、一応船内を歩いてみたけど弱ってるのであまりいつものような好奇心はわかなかった。自販機には青森名物や北海道のものがあったけど、食欲もさほどなくスルー。甲板に出るともう北海道が見えてた。曇って肌寒かったのですぐに客室に戻った。

 
2時過ぎに函館に到着。船から下りたのが半前。九度目の北海道上陸。
風邪気味で来たのは初めて。。なのでいつものような高まりはなく、まだ引き続きストイックに北上しようと函館はまわらずに227号を北斗市に進んだ。そして無料の函館江差道に乗って函館新道で坂を上った。
それでも景色はやっぱり広々と北海道。うっかり速度出し過ぎないように自重して大人しく進んだ。

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前回寄ってよかった七飯の道の駅もスルー。大沼トンネルで函館を抜けた。
それはそうと給油灯ついてて給油したかったんだけど、なぜかここらはエネオスだけ高かったので躊躇して通過。(最近エネオスアプリ入れてるから極力エネオスにしてる)まぁまだ慌てることもないと景色眺めながらスイスイドライブ。大沼はあまりよく見えなかったけどその先の蓴菜沼はよく見えたし、駒ケ岳はきれいに良く見えていた。

そしてそういえば前からくるたびに見かけて気になってて食堂があったので寄ってみた。さすがに腹へってたので食事休憩。

一息つけてここから少しは楽しみながら進もうかと思ったけど、天気よかったのはここまでで、だんだん曇って来て森町で内浦湾の海に出る頃にはすっかり曇っちゃってた。
広い海沿いの道も曇っていてはパッとせず、気分落着いて引き続きストイックに北上。

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そしてそろそろヤバめの八雲でもやっぱりエネオスだけ5円以上も高かった。ナビ地図には一本横の旧国道っぽい道にもエネオスマークがあったので駅前に折り返して向かってみたけど二軒とも高かった。ので諦めて、5号に戻って出光で給油(165)。もうこだわるのはやめよう。

引き続き黙々と5号。広い草原は天気悪い方が荒野っぽくて廃ドライブインとマッチしてたけど、それよりもメガソーラーが邪悪な印象に見えた。

5時前に長万部。今回は引き続き5号を進んで海から離れた。
こっちの内陸の道はしばらく長ーい直進と少しカーブが繰り返す森の道。ガラガラだったので晴れてたら気持ちいいんだろうけどねぇ。ひたすら黙々と進んだ。
過去に来た八回の北海道の内、5号で長万部から札幌に向かったのは1990年と2012年だけで2012年の方は夜だったのでなんかすごく久々な感じした。(帰りの逆方向では何度も通ってるんだけどね)

だので途中で見かけた道の駅はそれぞれ寄ったことないトコだったんだけど、トイレ平気で腹も減ってなく寄り道のタイミングと感じず通過、通過、通過。(寄ってももう夕方で閉まってたかもね)

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ニセコでは羊蹄山がよく見えた。牧場もあって牛がいた。まぁ牛くらいいるわな。別の北海道じゃなくても、、とも思うけど、やっぱ初めて見た牛で妙に北海道に来たと実感してしまった。

5号のニセコは町の外だったので俱知安でやっと久々の街に出た。まだ夕方の6時だけど人通りが無くて妙にさみしかった。むしろ途中で通過した小さな町の方が歩いてる人見かけてたよなぁ。

そして日本海側の余市に出たのが7時で、さすがにもう暗くなってきてた。なんかドン曇りだったからどこらへんで日が暮れたのか分かんなかった。前に寄った日帰り温泉を見かけて入っていこうかなーーーと思ったけどついつい通過。これは寄っとけばよかったなーと暫く思った。

海辺ももう青暗かったけどどんな感じのとこかくらいは見えていた。初めて来た1990年夏の泳げそうな海岸を探りながら進んだ時の事を思い出して懐かしく思った。

小樽では国道を曲がり損ねて洒落た運河の方に進んでしまった。1990年だったらはしゃいでただろうけどねぇ。夜で雰囲気いい感じではあったけどそそくさと通過。すぐ先で5号に戻った。

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この先の小樽と札幌の間は方側二車線の区間が長いけど、車が増えて少し道が混んだ。というかやや渋滞。そんな中ちょこちょこ車線変更を繰り返して少しでも前に出ようとするちょっと乱暴車が多く、ちょっと雰囲気よくなかった。自分は極力移らずに大人しくトロトロ流れていたけど、最後は車線運よく流れる側でちょこっと出し抜けた。

そして8時に札幌。ここらで食事したかったけど、沿線で見かけて入りやすそうなのはラーメン店くらいで、そういえばラーメンは朝食べたしなぁ、、などとまごまごしてたら5号は札幌道の高架下の市街を環状する道になっちゃって沿線に店はなかった。
そして市街中心は迂回してぐるっと回り、いつのまにか274号になってて、あれー12号ってもっと先だったっけーと訝しみつつ、厚別区まで進んで12号に出た。

12号は街道の幹線道路なので店は色々あったけど、やっぱり何を食べようかはっきりしてないとそうそう寄れるものでもなく、牛丼チェーンでも入っちゃえば良かった、、と思いながら黙々と進んだ。

大麻駅という漢字では凄い字面の駅を過ぎると、電車は入ってたものの町を抜けた感じで寂しくなって、あーまた食事できないパターンだわ、、とか思い始めた。
けど、すぐに江別の市街に入って、対向車がわに回転ずしの「トリトン」を見かけた。そういえばちょっと変わった名前でたまたま憶えてた北海道の回転ずしチェーンだよな!と思い、すぐ先でターンして戻って入店。食事休憩。

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おいしいく満足で9時半の出発。少しの待ちで宿も検索出来て完璧。やっぱ車で寝るのは体調的に不安だからねー。
引き続き12号を北上。暗い真っすぐな道を進んで静かな外灯の町を過ぎての繰り返し。あれ?日本一の直線区間
ってどこだったんだっけ?と気付かないまま黙々と直進。道の駅も何カ所もあり、あれ?ここがずっと前に寝た道の駅かな?とどれだかわからずに通過。(日誌によると1999年に寝てた。どこだか書いてないけど、その年に開いてたのは「三笠」だけだったらしい)

そして11時半過ぎに旭川に到着。
宿は「ホテルメイツ旭川」駅の近くだった。目の前の契約駐車場に停められてドライブ終了。(本日の走行距離は661.8Km、燃費は22.9㎞/h) 

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