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一言主神社

ファイル 3631-1.jpg常総市大塚戸町にある神社。

わりと近隣のあちこちで案内見かける大きな神社で、気にはなってて一度向かってみたけど、県道から折れるとあやしい大きなゲートと妙に長い道の先にいくつもの広い駐車場があって神社は隠れるような奥にあって、特別な宗教の神社かと思って手前で引き返してた。

なので初めての来訪。とりとりさんは全然気にせずグングン進んで神社に到着。
来てみたら普通な感じの雰囲気いい神社。夕方の日没間近にもかかわらず参拝してる人はチラホラいて、宮司が片づけをしていた。
そう都市部にある神社のような感じなのに周りに町も村もなく(餃子屋さんだけあった)県道からも奥まった場所にあるのがなんとも不思議だった。

参道には一の鳥居が短い間隔で三つ並び、周りの砂利の中に「日露戦争終戦記念(1905年終戦)」という楠の木がまっすぐ立ってた。樹齢120年てことか。
逆に思い切り曲がって、深界六層の水もどきの害のような姿の木はマテバシイ。「1550年の兵乱で失った楼門を偲びながら鬱蒼と繁ってる」そうだ。

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そして社殿は立派な銅葺き屋根で大きく立派。やっぱり都市部にあるべき神社という風格だった。

祭神の一言主大神は出雲の大国主の長子だそうで、大同4年(809)に奈良の葛城山より奉斎したそうだ。
本殿長録3年(1459)の再建、拝殿は慶応3年(1867)に建てたものだそうだ。江戸時代にはちゃんと村とかあったんだろうか。

参拝して脇にまわると「三竹の由来」という案内があった。
なんでも千五百年前に雪の中が光って忽然と筍が生えて三岐の竹になったそうだ。そして信託があったのでこの場所を神社としたそうだ。その後も時折三岐の竹が生えるので三竹山と呼ぶようになったとか。
ああ、あの拝殿の前にあった青々した竹がそうかな?と戻ってみたら、しっかり根元で三岐になった竹だった。おお。なるほど。

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そして裏にまわると、本殿は大きな社殿と続きになってて、赤くきれいだったけどよくわからなかった。

そして裏には「御神水」と「御神木」があった。なんとも行儀よく並んで纏まってて本殿の関心を逸らしてるように見えた。

表に戻って今一度本殿を眺めた。尖りつつ丸み柔らかく流れるような屋根がカッコよかった。

他にも何気に見た木のうろの中に仏像のような根が立って見えてたりして面白かった。
伝説の竹や古い木など見どころ多く、いい神社だった。


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