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24.05.28 利尻94


利尻島~ハートランドフェリー~礼文島

天気悪い火曜日。九連休の四日目。
朝は軽くシャワー浴びて7時のチェックアウトで出発。
そういえば燃料灯が点いててちょっと不安だったけど、この沓形の町の道道沿いのスタンドは朝からやってたので給油(189)少々高かったけど離島だから当然だよね。安心が大事。

今日は道道を反時計回り。なんか昨日より天気悪いかも。雨は小雨ながら風もあって荒れた雰囲気だった。やっぱダメかぁ、、と気落ちしつつ、まぁ予報通りだから仕方ないね。

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少し進むと昨日気になりつつ横目に通過した小さな赤い鳥居と磯の祠があったので車を停めてみた。

半濡れで車に戻って出発。そしてやっぱりすこし先の「麗峰湧水」でも車を停めておいしい水を汲んだ。
そして8時前に鬼脇の町の手前でコンビニに寄った。今回の北海道で初のセイコーマート。なんかセコマってトイレあるイメージなかったから7とかばっか寄ってたけど、ちゃんとあったので次からもセコマにしようと思った。で、ここで朝用の食糧を軽く補充。食べれるトコなさそうだけど、もしもあったらと思って少なめにしといた。

鬼脇の町を抜けたら雨がやんだ。一時的かと思いきやそうではなく島の東側は雨降ってなかった。昨日と逆だわ。
雲は立ち込めてるもののすっきりしてて気分も上がった。海の先に北海道らしき陸地が見えた。
いいぞいいぞと嬉しくなりながら進んでたら「野塚展望台」という駐車場があったので寄ってみた。

8時半前の出発。天気こんななら感じいいかもと期待して、昨日行かなかった姫沼への道に曲がってみた。

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その沼への道はやや細めで少し勾配。対向車来たらヤダなーと思いつつ、来る気配はなく、それよりもだんだんとまた曇ってきちゃった。
そしてその姫沼への入り口は細めの道の先のわりに広い駐車場だった。悠々停めて観湖休憩。

団体客から逃げるように9時の出発。っていうか観光バスの対向車が来る可能性が高いことが知れて下り坂ながら少し慎重に進んだ。小雨は霧雨程度で道道に出るまでに止んだ。

どうやら今日の天気の分かれ目がこの辺りのようで、向かう鴛泊の方向はしっかりどんよりしてた。でもまだ海はすっきりしてて、出港したフェリーの朝便が見えた。

ってわけで鴛泊港。港には朝9時からやってる食堂があるようなのでやっと朝食ー!と期待して来たけど、うに丼が食べれる筈のその食堂は閉まってた。。えー。ネットの情報はあてにならないなぁ。車を停めてフェリーターミナルに入ってみたけど、ラーメン食堂もまだやってなかったし、窓口で聞いてみてもやってそうなのは喫茶店だけだった。がっくり。

港はトイレだけで諦めて9時半前の出発。マジでこの時間にやってる店は無いか調べてから出た。なかったけど。
島の北側は天気は意外とそこまで悪くなく、雨は降ってこず、雲も下の方は割れてて、海の先の礼文島は足元だけ見えてた。けどやっぱ利尻富士は全然見えてなかった。手ごわい。
空港からの山裾の草原区間を進んで、その途中の「ミルピス商店」という所に寄ってみた。食事ではないけど、ミルピスとは利尻名物のオリジナル自家製乳酸飲料だそうで、利尻でしか飲めないそうなので興味持ってきたけど、店はかなーり怪しかった。。怯まずに奥に進んで車を停めた。

15分ほどゆっくりして出発。そこからはちょこっと進めばすぐ沓形の町。10時前で一周。セコマも寄らずに通過。そして二周目。
で、やっぱり沓形からの島の西側は天気悪くまたすぐに雨。それでもすぐ先で道道を逸れて「神居海岸パーク」に進んでみた。キレイな広い駐車場とトイレのある海岸で、トイレの後傘さしてちょこっと歩いたら、海に突き出たテラスあったり、浜は有料でウニとりできる所だったらしい。

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さて、朝寄った龍神の岩あたりもさっきと変わらない雨で通過。しばらく雨の海沿いをおとなしく進んで、今回は水も汲まなかった。
そして仙法志でも道道を離れて仙法志御崎公園に来てみた。駐車場のトイレに寄って出てきたらバスの団体客がおりてきてたのですぐに退散。ここは道の前にとろろ昆布の加工工場の直売店とかあるんだけど、団体さんに占領されててもちろん素通り。灯台も横目に道道に戻った。

昨日から気になってた南浜湿原は結局一度も寄らずに通過。それより10時半前だから土産屋も開くだろうとオタトマリ沼に寄った。バスがいないのをほくそ笑みつつ駐車場に停めて土産屋休憩。

11時前の出発。これでもうあとは港に向って乗船準備だな。と、気負いなく道道を進む。
やっぱりこの島の東側は雨もなく路面も乾いてた。けど朝の方が雲も薄くてイイ感じだったから、一周目で寄り道しててよかったーと思いながら大人しく進んだ。

鴛泊港に11時半前、さすがに港前の食堂も開いてたのでやっとちゃんと食事できるかと思って入ってみた。けど「ウニは解禁前だから無い」とのことでホッケ焼き魚定食じゃ悔しいからヤメ。港で食事した。

結局利尻島でウニは全然食べられず「何しに来たんだ」とガッカリしながら乗船。バックで乗ってすぐに客室に上がった。
客室は昨日より少し混んでたけどそれでも悠々。45分ほどの航行だったし、スマホいじってたらすぐ着いた。

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1時に香深港に到着、10分で礼文島に上陸。ここでもまた前の車がみんな右に折れて行くので、逆の左に折れてまずは南に進んでみた。

礼文はコーンカップのような形で、丸い利尻と違って周りを一周できる道路はなく、東側は南北端までメインの道道が縦貫しているけど、西側は殆ど道がなく横断できる道も一本しかないようだ。

まずは取り敢えずそのメインの東側の道を南下して行けるトコまで行ってみようと進んでみたら、礼文は利尻と違って道道でも貫禄が薄く、村落に入り込んで細めの区間が続いて離島って感じが強くてなかなか良かった。

南の底の知床の村落も抜けて進むと、少しだけだけ西側に出たかなってくらいの道道が途切れる所で道路終了。未舗装路が続いてはいたけど「民有地のため」進入ご遠慮とあった。ぱっと見、断崖の岩場が続いてそうな感じで、ナビ地図見ても名前の付いたスポットもなにもなさそうなので引き返した。。道道の端は少し広くなってて転回も楽だった。

ところでこの礼文はさすが「花の浮島」と銘打つだけあって海沿いの村落でもあちこちに青い花(ミヤマオダマキ?)が咲いていた。雨でもなんか華やかだった。
そんな村の中ほどに「北のカナリアパーク」への案内が出てたので、道を折れて向かってみた。道は細い軒先の急勾配で最初不安だったけど、すぐに抜けて広々とした丘の上に出た。
そしてその丘の先に「北のカナリアパーク」があった。車を停めて傘さして歩いてみた。

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30分ほどゆっくりして2時前の出発。雨降って来ちゃった。けど、丘の道はイイ感じで気分良く下って道道に出た。

そして来た道を香深港に戻った。港を過ぎるとすぐに香深の町、細めの市街の道を進むと礼文町役場の先の交差点で西側に横断する道道に折れてみた。
曲がってすぐの上り坂をグングン登る、このまま山越えかと思いきや、町の端からナビ地図に無い長いトンネルが通ってて一気に楽に島の西側に抜けられて驚いた。

島の裏側は少しは天気いいといいなと思ってたけど、全然変わらず小雨のドンヨリ。
道道はすぐ先で終わり、その先も海沿いに道が続いてたので進んでみたけど、これはナビ地図通り少し先で行き止まり。「地蔵岩」と標柱のある未舗装の駐車場で折り返し。一応車を停めて傘さして降りてみた。

2時過ぎの出発。来た道を戻り、トンネルの手間で脇に逸れる旧道道の道に出て少し南下。ナビ地図では折り返すはずの道はなくそのまま真っすぐ坂を越えると大きな岩山が見えた。これが桃岩かぁとすぐ分かり、その先に「桃台猫台展望台」の広い駐車場があった。車を停めて傘をさして登ってみた。

2時半に車に戻って出発。礼文は天気悪くてもこうして見れるスポットがあって有難い。
来た道を戻ると旧道道のナビ地図では折り返すはずの所はしっかり廃道になって草原に戻っていた。そっか、トンネルしかルートはないんだね。
天気悪くて丁度いいくらいの荒い岩の海岸の坂を下って、道道のトンネルを香深に戻った。

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あとは他に道はないので東側の道道を北に進んだ。香深の町は狭く密集した感じで店はあまり見かけなかったけどセコマはあった。町をを抜けると海岸に出て、しばらくはずっと海沿いの道。所によっては波打ち際に近くて岩ゴツゴツの浜辺がよく見えた。

この海岸の道は意外と長くて、雨だからゆーっくり走ったのもあって45分くらいでやっと海から離れた。
少し内陸に入って「久種湖」に出た。意外と広い湖で日本で一番北の湖。っていうか潟って感じだけどね。
コーンカップ型の島の上辺の中ほどで、湖の先で船泊の町に出た。北辺の道道を西に折れて進んで船泊の町を抜けた。町で見かけた店は閉まってたけど「ファミリーマート」という名でちょっと興味もてた。

島の上部は亀の口のように左右尖がってて西側の方が長い岬になっている。その西の岬に進んでみると町を抜けたトコに予約したホテルがあった。確認して通過。
岬への道は船泊湾の海沿いの道で湾曲してるので先の岬への丘が見えていい感じ。真正面から低空で飛んでくるウミネコをかわしつつ(よけてないけど)進んだ。

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岬の先っぽは海辺から丘に登ってその上を穂先に進む。まるで霧多布岬のような草原の岬の丘で、小雨の天気でもなんか素敵な所。ぐんぐん進んで先の「スコトン岬」には駐車場と店とトイレがあった。ナイス。その先にも進んでみたら岬の先端の崖の行き止まり、、わお。転回するスペースはなく、岬の先の海と島を少し眺めてから駐車場までバックした。

3時半の出発。岬の道を折り返した。戻る景色も続く岬が見下ろせてていい感じだった。
その丘の途中に交差点があって、丘の上から戻れる道に出れそうだったので折れてみた。けど、少し進むとその先の道は一方通行でこっちは出口だったようだ。んー残念。まぁいいやまた明日逆から通ってみよう、と引き返した。

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そして湾沿いの道を戻って、途中のさっきの丘の入り口を確認しつつ通過して、半島の根の交差点を曲がって道道じゃないけど西側に進む道に出た。

この道は途中に「レブンアツモリソウ群生地」とかあって、そこに寄ろうと思ってたけど観光バスが停まってたので通過。そのまま草原の丘の中の雄大な感じの(だけど雨で霞んでた)道を進んで、西側の海岸の西上泊漁港に進んでみた。この漁港の先に「澄海岬」という絶景スポットがあるんだけど、雨ふってて歩く気にならなかったので車から下りずに引き返した。

来た道を戻ると、さっきの群生地にはバスも車も停まってなかったので、ラッキーと思いつつ、雨は止まずにトントンかなと思いながら傘さして歩いてみた。

雨でササっとだったけどちゃんと花を見れて満足。4時苺過ぎの出発。来た道を道道に戻った。
んーまだ宿に入るのは早いよなぁと通過して、船泊の町を抜けて今度は東側に尖がった金田ノ岬に進んでみた。

こっちは意外といい道で走りやすく、その代わり海と丘以外なにもなく、灯台上が丘の上にちょこっと見えてるだけだった。岬の先まで道路でつるっと抜けて東側の海に出た。ナビ地図で見るとこの丘の上が空港なのでもう少し栄えてるかと思ったけど、そんな気配もなかった。(礼文空港は20年前から定期便が廃止されててずっと休港中だそうだ)

そしてそのまま海沿いでさっきの道道に出て、そのまま南下。引き続き雨の海岸を走った。

30分弱で香深の町。ちょっと道道の一本東の港の道に逸れてみた。意外とこっちの方が賑やかで立派なホテルもあり日帰り温泉とかあり、港もこっち側には土産屋が並んでた。夕方のフェリーも着いていた。ああ、ちょうど礼文をひと回りして普通に通れる道は走り切ったから、これで夕方の便で北海道に戻ってもよかったのかぁ、、とか思ったけど、どうせ北海道に戻っても雨なんだから、少しは最果てで持て余して過ごすのもアリだよねーとか思って折り返した。

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また東側の海岸の道道を北に進んだ。外気温標示6℃の寒々しく荒々しい海。うん、北の果てだと実感。
今回は中間の少し先の高校のとこから丘の上を抜ける道道じゃない道に逸れてみた。これは廃棄物処分場というトコに行くだけの道って気がして不安もあったけど、進んでみたら意外といい道で丘と草原の阿蘇みたいな感じで道も悪くなかった。

山間をスイスイ抜けて下ると最後は平らな広い湿原のような草原に出た。ミズバショウ群生地とあったからほぼ湿原でアタリかな。その先が久種湖だった。なんかこうして湿原から進んでみると、高山の湿原の大きな沼のようにも見えて、逆にそんな沼が海の近くにあるのが不思議なような感じがした。(けどやっぱり湾が堰き止められた海跡湖だそうだ)

その久種湖の南東で道道に出て船泊、西に折れて今日の宿「ホテル礼文荘」に到着。今日はこれでドライブ終了。チェックインした。(本日の走行距離は199.1Km、燃費は21.7㎞/h)

まだ5時苺過ぎで明るいけどあとは宿でゆっくりした。
 
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