記事一覧

24.05.31 襟裳97


釧路~38号~浦幌~336号~庶野~道道~えりも~336号~浦河~235号~苫小牧~36号~室蘭~37号~長万部~5号~函館~青函フェリー

薄曇りの金曜日。九連休の七日目。
朝はゆっくり目に起きてシャワー浴びて8時のチェックアウト。
空腹のまま出発して釧路駅前をまわって和商市場へ移動。グルっと廻って裏からの地下駐車場に停めて朝食休憩。

ファイル 658-1.jpg

9時前強の出発。ゆっくりになっちゃったけどまだ日数も余裕でまったり。行先も決まってないので適当にふらりと出てSLのある公園を過ぎた。ああ、これはトンチンカンな南方向、、市役所抜けて38号に出た。
とりあえず釧路湿原は前回行ったので今回は襟裳岬かなーと38号をトレースして西に進んだ。

少し走って市街を出てバイパスと合流するとしばらく海沿いのまーっ直ぐな長い道。この区間は昔夜に通った時に海に垂れる月明かりが印象的だった道だけど、なんか高低差無くて思ったほど海見えないなぁ。。おかしいなぁ、、昔の方が車高低い車の筈なのになぁ。

ファイル 658-2.jpg

白糠を抜けると丘を越える上り坂、「M7.8パネル館」という案内が出てて興味持って寄ろうと思ったら、、前に寄ったトコだった。。(→)すっかり忘れてた。

眺めいい下り坂を下って音別を過ぎると海から離れる。少し車が増えて自衛隊の車両の列の後ろになりつつ登坂車線でなんとか抜いてスイスイで浦幌に出れた。
浦幌と言えば「おっぱい神社」こっちはハッキリ覚えてますよw(→)(いやそれより、隣りの道の駅は寄ったことなかったトコだから今回はそっちにでも寄ればよかったのに)

この浦幌を出た先で38号から逸れて336号に進んだ。
こっちの道はもう対向車すら滅多に見ないくらいガラガラ。畑と牧草地の広々した景色で、牧場なんか広すぎて群れてる牛が自然の草原にいるような感じに見えた。
のーんびり走ってたけど曇ってるせいかあんまし面白くはなく、それよかトイレに行きたくなって困った。コンビニどころか店も公園も何もなく、白い花の咲いた木の神社を見かけたけど神社じゃトイレないよなぁ。。
何かないかと進んでたら「ナウマン象発掘の地」という案内が出てたので、農免道路に逸れて行ってみた。
スポットは森の中で広大な北海道のわりにたった三台ほどの狭い駐車場で停めて小休止。

ファイル 658-3.jpg

11時チョイ前の出発。なんか晴れてきた。雲は多いけど薄い所で青空透けてるトコがあって緩やかな日差しも注いできた。336号にもどってまた何にもない長い道を進んでも、やっぱ晴れてると気分違うねぇ。ありがたいねぇ。こんな感じで走れてれば何もなくても充分だなぁー。

なんて気分よく進んるとすぐに豊似で236号に合流。その236号はすぐにまた逃げて336号になるんだけど、こっちは帯広から襟裳のメインの道で町もありコンビニもあった。今更だけどw

広尾の町を過ぎると海沿いに出た。しっかり晴れてたのはここまで、海側はまたどんより曇ってた。まぁ、襟裳岬っていつもこんな天気っていう印象だけどね。すっきり晴れてた事ないかも。。
道は「黄金道路」というエラく金のかかった道路ということで愛称というより蔑称だと思うんだけど、しっかり案内板で出てた。それだけにずーっと崖の海岸でもしっかりした道で走りやすくスイスイで悠悠走れた。

ファイル 658-4.jpg

ずっと進んでたら336号は岬まで行かずに手前で逃げるので道道に出て岬に進んだ。この岬の手前に百人浜というトコで大きな駐車場があって目印の柱が見憶えあった。昔、車停めて寝たの此処かも!(別のトコと勘違いしてる気もした)

そして襟裳岬に到着。広い駐車場に悠々停めて、今回は有料の「風の館」に入ってみた。
そして前も食事した「観光センター」で食事した。

一時間半ゆっくりして1時半の出発。なんか思い切り霧に包まれてた。こんなになる前に寄れてよかった。
速度落として進んでみたら、岬の先っぽを抜けたらすぐに霧は散って小雨もやんだ。
道は道道の間は丘の起伏や覆道などあって変化が多く楽しい道だったけど、えりもの町で336号に戻ると後はずっとほぼ平らな海沿いの道。
いい景色ではあるけどどんより曇ってたし、さっきの襟裳岬で満足しちゃってやや中だるみの午後モード。ゆっくり進んだ。

ファイル 658-5.jpg

かぶせるように横から出てきた236号に合流すると、すぐ先が浦河町の市街。いきなり雰囲気違って洒落た街並みが現れるのでいつもギャップを楽しめる。そういえばどの建物も共通の青い帯が入ってるのに気づいた。なんとなくアイヌのバンダナっぽいイメージにしてるのかなと思った。

この浦河からは競走馬の地域、あちこちに馬の牧場があって馬がたくさんいた。天気も少し良くなってきて草食む馬も気持ちよさそうだった。

門別競馬場を過ぎると鵡川に出る。ここの道の駅は何度か寄ってるけど、襟裳からノンストップでさすがにトイレ休憩。

5時前強の出発。ここからどうまわるか考えたり調べたるするつもりだったけど、何も決めずなにも見ずで出発。なんかもう今回の北海道は充分楽しんだ気になってて、何のアイデアも沸かなかった。夕前の薄雲に透けた西日の靄っとした黄色い空をぼんやり見ながらまた長い道をのんびり進んだ。

ファイル 658-6.jpg

少し進んで厚真で自動車専用道のバイパスに乗った。ああ、そうかこれがあるから道空いてたのかーとか思ったけど、バイパスも空いてた。

5時半に苫小牧。でもまだあと一日くらいは北海道をまわっててもいいのでここから北に廻って札幌方面かなぁ、、とも思ったんだけど、イマイチ決まらず、とりあえず食事か日帰り湯でも寄って落ち着いて作戦練ろうかなぁ、、なんて思って36号を流れに乗って進んでたら市街を抜けちゃった。。

でまた長ーくて広ーい黄昏の道。なんかこうして走ってるだけで心地いいから行先とかルートはどうでもいいやって気分。ずーっと片側二車線でたまに後ろから来た車に抜かされるというのんびりの極致。温泉みたいな心地よさでまったり走った。

で、気がつくと燃料灯が点いてて、そろそろ給油と思ったんだけど、この道、全然開いてるスタンドなくて少し焦った。まー室蘭まで行けばあるだろうと思いつつ、走行可能距離の表示がどんどん減って少し焦った。

ファイル 658-7.jpg

室蘭の手前の鷲別でスタンド見かけて給油(165)
もう日が暮れて暗くなりかけの7時で室蘭。明るかったら地球岬にリベンジとも思ってたけど、市街には進まずに37号に折れた。

夜の室蘭は国道沿いの工場の灯りがキレイなのが印象的だけど、まだそこまで暗くはなくて、灯りもチョボチョボでイマイチだった。

その青く暮れなずんだ感じが意外と長くしばらく続いてて、横の山もうっすら見えていた。

7時半前に伊達市街。道の駅でトイレ休憩。いい加減ここらで食事にしようと店を検索。(びっくりドンキーでもいいかなとか思ってたけど)そういえば北海道で行ってみようと思ってたチェーンのラーメン店「味の時計台」が近くにあったのでそこで食事休憩。

8時の出発。引き続き36号、もうさすがに真っ暗。
んーこのペースだともう今夜中に函館まで行けちゃうなぁ。函館の宿検索しようかなぁ、、函館は最近通過ばかりだから明日は午前中で五稜郭とかウロウロして北海道のラストにしようかなとか思って進行。

9時に長万部で5号に出た。行きと同じ道だけど夜だからもういいやね。
真っ暗で海か野原かわからない道をひた走った。

ファイル 658-8.jpg

結局気温15℃とかあったので、車で楽に寝れそうだと思い、宿検索せずに進んで、大沼トンネルを抜けたのが10時過ぎ。函館への下り坂の途中の七飯の道の駅で車停めて寝よう。。と思ってたのに、ついつい通過。
少し夜の函館でも廻るかな、、と山側からの夜景を見下ろしながらバイパスで坂を下った。

で、
どうまわるか具体的には考えて無かったもんだから、なんとなくで進んだら、来た時の道を素直に逆走してて函館のフェリー港に進んじゃってた。
ので、じゃあ港に行ってみるか、、とフェリーターミナルに進んだら、船が来ててなんかタイミングよく乗れそうだった。
ので、じゃあもう乗っちゃうか、、と深く考えずに券買って乗船しちゃった。一日余裕を残して北海道を去るのも勿体ない気もしたけど、もう自然な流れだった。っていうか襟裳岬からこっちはずっと帰路モードだったみたい。

船は11時半発の青森行き。出航十数分前ですいてる格納庫に悠々停めてドライブ終了。(本日の走行距離は635.0Km、燃費は23.6㎞/h)

客室も空いていた。雑魚寝の客室で足のばして出航してすぐ寝入った。
 
扉にもどる

タグ:h 北海道 おおまわり わたり ねいり