2012/8/26
長沼〜337号(休)〜千歳(休)道道〜支笏湖〜276号(休)〜大滝〜453号〜壮瞥〜道道(道道で登別温泉を廻る)
登別〜36号〜伊達(休)
453号〜壮瞥〜道道〜洞爺湖(食)230号経由)道道(休)〜岩内(食)229号〜野塚(休)道道〜婦美〜229号〜余市〜(湯)5号〜小樽〜393号〜倶知安〜276号〜京極〜道道〜豊浦(豊浦の道の駅で就寝)
夏季休二日目。朝は5時に起きた。
車外は暑くないけど蒸して篭って汗だくだった。車の前で服着替えて体拭いた。

さてと、出発の前にどっちに走るか少し迷った。
昨日までは、、思い切り行けるとこまでのつもりで美瑛・富良野・旭川コースを考えてた(走ってみたい道もあったし、ネタ帳項目もそっちばっかだった)。。。んだけど、

ずっと気侭さを排除して移動移動の移動メインドライブだったので、思い切りとか行ってたら、また続きになっちゃいそうだからヤメヤメ。
これ以上範囲を広げずここで折り返す形でフラフラ気侭に寄ったり廻ったり楽しんでドライブしよう!と思った。

濃霧だったけど屋根開けて出発。南への道、337号を走った。

たしかこの道、道内の国道では珍しく走った事のない区間。
べっとりと濃霧で何も見えない景色ながら、広い畑道は北海道らしく、やっと北海道と実感しながら進めた。
んーやっぱ屋根開けての北海道はいいね。

けど、、濃霧は霧雨に変わり

、、やがて小雨になった。

誤魔化し誤魔化し進んでたけどやっぱダメ。。
どっかで停めて屋根閉じよう、、と思い始めたところで畑の合間に森があった。
ナビ地図を見ると「キウス周堤墓群」という遺跡があるらしい。それがどこら辺なのかよく分かんなかったけど駐車場があったので、屋根閉じついでに寄ってみた。

少し進むとまた337号は自動車専用道路のバイパスが延びていた。もちろん乗らずにそのまま進んだ。

そこから千歳の市街はすぐだった。
千歳からどう進むか考えてなかったし、雨で一気に下がった気分をリセットしたかったので道の駅に寄ってみた。

道の駅でバッチリ楽しめてテンション大回復。
バイパス走ってたら市街をパスしてたみたいだからやっぱり乗らなくて正解。

道の駅で見た案内図を参考に、千歳からはそのまま真っ直ぐ道道に出て支笏湖に向かってみた。

「支笏湖スカイロード」という長ーい森林の道で北海道感バッチリ。
この道はカーブの度に中央分離帯があった。長い直線の後でスピード出過ぎて飛び出しちゃう車が多いのかな。

道道、千歳市西森。支笏湖公園線→
しわしわだけど、ながーい直線道路。

で、支笏湖で276号に出たら青空が見えて晴れだした!ナイス。

支笏湖は木々に阻まれてチラチラとしか見ることができないけど、気分良く湖岸の道を進んで、差し当っての目標「苔の洞門」に来てみた。

よく見えない支笏湖→

←苔の洞門の駐車場入口。

が、、駐車場閉まってた。。9時から。。今、7時すぎ。トホホ
支笏湖を一周したらいい時間になるかな?とか思っで進んだけど、支笏湖の北側の道道は通行止。。(落石で5年間も閉鎖されたままの開かずの道道だそうだ)
仕方なく支笏湖と苔の洞門は諦めてそのまま276号で通り抜けた。
まぁ天気良かったし、長いトンネルで山を越える景色イイ道だから気分はよい。走ってこそナンボのドライブだからね。

276号、伊達市大滝区三階滝町→

山を下ると道の駅があったので少し休憩。
またここからの道を模索した。(適当すぎるwww)

近くに地名にもなってる「三階滝」というのがあるみたいなので453号に折れて行ってみた。
ダイナミックな北海道の自然の中ではそんなに凄さを感じなかった滝だったけど、爽やかで冷たい川の水でリフレッシュ。

道はそのまま453号で洞爺湖を目指す。ここも走った事のない区間。ナイス。

その先には「白絹の床」という川底きれいな場所があるそうなので進んでたら、国道の脇で普通に見えた。
けど、専用の駐車場とかはなく、対岸は立派な温泉ホテルで立ち寄りづらく通過。

←453号、伊達市大滝区北湯沢温泉町
長流川の「白絹の床」。
緑色凝灰岩の淡黄色の川床の瀬。

この温泉街からバス達の後ろになっちゃってイライラ。
気まぐれに壮瞥から道道に折れて逃れた。

この道は地図で見たら登別に向かう道。
あ!登別!そうそう(観光地だけど)行ってみたかったんだっけ。丁度良かった。
道もオロフレ峠を越える面白い道でグングン登ってクネクネ、曲がって気持ちよくドライブ。
この道は対向車側にバスが多くこっち方面はガラガラだった。

途中に広めの展望駐車帯があったので小休止。
山々を見渡して気分イイ。眺望のパノラマ2500×550

←多分、正面のがオロフレ山。

フト気が付けば燃料が少々不安。。
トンネル抜けた下り坂だったから、アクセル踏まずにスルスル下りて、登別温泉まで下ったら開いてるスタンド有った。ナイス。
(そうそう、登別の手前にカルルス温泉があった。登別とカルルスって別だったのか、、登別の副題かと思ってた)

で、登別温泉に進むと何故かいきなりまた天気悪くなった。

登別で行きたかったのは「地獄谷」。(クマ牧場じゃないんかい。。)
歩行者も多く観光ムード満点で、駐車場も有料な上に小雨舞って来ちゃってたけど、怯まずに車停めて歩いてみた。

ちょっと疲れた。景色はいいけど観光地は面倒だなぁ。。
車に戻って、そのまま屋根閉じて道道を進む。

その先は北海道らしからぬ細めの山道。ましてや観光地らしからぬ雰囲気で車も少なかった。
へーこんな道もあるんだーと進むと、地獄谷の駐車場と共通券の「大湯沼」への分岐があったので曲がってみた。

ら、これはなかなか面白いドロドロの沼。
駐車場で停めて眺めた。

←大湯沼。ボコボコいってる広い泥の沼。

また屋根開けて、その先も道道を進む。
この道は登別原始林の道だそうだ。
少し先に日和山の展望台があった。大湯沼は木々に隠れてて下ろせなかった。

日和山はその先の道からも見えていた→
over! 展望台からみた日和山。

その先には倶多楽湖を見下ろす展望台。
細い道の割に結構な観光道路だねぇ。

←倶多楽湖。
ちょっと遠いい
道は、遠くに見えてた倶多楽湖の湖岸まで下る。
相変わらずの細い道で湖岸まで湖は全然見えなかった。
道道、白老町虎杖浜。こんな感じの道→
over! で、湖畔。徐行したらカッパ出てくれるんかい。。

湖岸で横に見えた湖は、曇り空のせいかパッとしなかった。
んー上から眺めると近くに行きたいし、近く来てみたら上から眺めてた方がイイ景色に感じるジレンマ。

観光道路を一周して広い道道に戻る。

あとは観光の車に紛れながら(高速ICでみんな消えたけど)広い片側二車線の道を進んで登別の町の36号に出た。

この時点でまだ10時。
苫小牧か鵡川に廻って(ネタ帳に書いてたた店で)昼食というのも考えたけど、、やっぱ大きく回らずに洞爺湖かな、、とか思って室蘭方面に進んだ。

←36号、登別市幌別町。浜辺と団地。

36号、室蘭市東町。霧っぽく霞んでる→
over! その丘とトンネル。印象的な室蘭の入口。

室蘭の街には進まずに37号に出た。
天気が良ければ地球岬とか行っても良かったけど、室蘭はまたしても曇り空。

曇りならまだしも室蘭を過ぎるとまた雨が降りだした。

洞爺湖くらいまではモツかなー、と我慢して進んでたけど、信号待ちで濡れちゃうくらいの降りになってきちゃった。
こりゃアウトかな。
もうちょっとだけ我慢して進んで、伊達の市街の道の駅に駆け込んだ。「屋根閉じるだけ」のつもりで小休止。

。。のつもりが思いのほか長く休憩。バッチリ観光。北海道開拓の話なども聴けて勉強になった。
気がつけば昼過ぎてて空もばっちり晴れて更に暑くなってた。
37号のちょこっと先で453号に折れて洞爺湖に向かう。

伊達では時間使いすぎてイケネイケネと慌て気味に出発しちゃって、洞爺湖はどう廻ろうかとか具体的に考えてなかった。。
取り敢えずこっちにも道の駅があったのでちょこっと寄って考えて、洞爺湖は北周りに一周しようと道道に進んだ。

453号、壮瞥町滝之町→
道の駅から少し戻る形になったので、有珠山と昭和新山が見えた。

けど、、やっぱりここも支笏湖と同じで、湖岸なのに湖が見えない道が続いた。
十和田湖とか田沢湖みたいな感じで木々が薄くて覗ける箇所があればいいのになー。

←道道、壮瞥町東湖畔。

森から抜けて仲洞爺を過ぎて、洞爺湖町に入るとやっと湖が見えた。やっぱ湖岸だもん湖を見て走りたいよね。
その先では山側に烏帽子岩が見えた。

道道、洞爺湖町岩屋。洞爺湖→
over! 仲洞爺の烏帽子岩。
←洞爺湖と、真ん中に浮かぶ中島。見事なカルデラ。
湖の東半分を走って洞爺町に出た。町中に「みずの駅」というのがあったので寄ってみた。
またここからの道を模索。今日は放浪感ばっちり。
もう洞爺湖はいいかな?って気分。湖一周して戻ってもまたどう進むか悩みそうだから、先に進もう!
てことで道道を北に抜けた。

道道はくねくねグングンと坂を登る。
途中に展望台の駐車場があったから洞爺湖を見下ろせるのかな?と寄ってみたけど、森が邪魔して全然見えなかった。(むしろ走りながらの方が見れたover→)

坂を登り切った台地の上で230号に出た。
しばらくはのんびりした道。
周りにポコンポコンと山がよく見えた。

←230号、留寿都村三豊。
左の羊蹄山は雲に隠れちゃってたけど、右の尻別岳はよく見えてた。
みんな独立して分かりやすく姿を見せてて可愛らしい山々。
over! そしてルスツの町。

少し進んで留寿都の町の進入。
ここでまた道道に折れた。

この道はさっきの道の続きの道道66号岩内洞爺線、辿っていけば岩内の日本海側に出られる丁度イイ道。ってことで進んだ。

さっきの230号では雲かぶってた羊蹄山も走っている内に綺麗に晴れて、バッチリお目見え。気分良くドライブ。

道道、留寿都村豊岡。羊蹄山→

ファイル 314-5.jpg
真狩村に入ると道端に花が並んで植えられた。
さすが北海道の道で長いこと続いてて面白かった。

←道道、真狩村光。何の花かな。
over! 真狩村では真正面に羊蹄山。ここで雲晴れて欲しかった。。

そして真狩村にも道の駅があった。腹が物足りないので、何かないかなーとか思って寄ってみた。

ここからの先の羊蹄山に沿った道はニセコ迄の区間を前回のドライブ(五年前)で通ってたので記憶に新しかった。
あっという間にニセコの5号まで抜けた。ここにある道の駅は今回は素通り(前回お土産買ったトコだ)。隔駅くらいじゃないと寄り過ぎちゃうよね。
さすがに国際的に人気のあるスキーリゾートだけあって、洋風な洒落た感じのニセコの街を抜けると、この県道は「ニセコパノラマライン」という名が標示されていた。

道道、ニセコの町。花飾りも洋風→

そして、ニセコからしばらくの区間は道端に黄色いかぼちゃが置かれ続けてた。これは何?食べ物じゃないの?なんかおまじない?

↑道沿いに置かれてたカボチャ。

道道、ニセコ町中央通。ニセコ大橋→
over! 横目に羊蹄山(と、カボチャ)
click! 橋の先では正面にニセコアンヌブリの山(と、カボチャ)

さすがに「パノラマライン」と名のつく道だけあって、これまた走りやすい山道。
沿線の木々の感じがよく気持ちよく走れた。

←道道、蘭越町湯里。
ニセコパノラマライン、チセヌプリ峠への長く速度の乗る上り。

峠付近で横目に見上げたチセヌプリの山頂→
岩内への下り坂→

峠を越えて岩内側へ下る。
こっちもやっぱり緩やかで眺め良く、町ともヤーっとした海をチラチラ見ながら優雅に下る。

そして岩内に下って国道の交差点でこの道道は終点。
国道に曲がらずにそのままちょこっと進むと道の駅なので行ってみた。

小さすぎる道の駅だったけど、付近の店の紹介がプリントになってて、この時間にやってる店も分かりやすく、そういえばまだ北海道に来てちゃんとしたもの食べてなかった、、と思い出し、紹介してた市街の店に行って食事した。

さて、夕方は岩内から229号を北に走って日本海の積丹半島をひと周り。
泊の発電所はトンネルで一目も見ずに過ぎて北の海沿いに出る。なんか少し雲が多くなって来ちゃったけど、海沿いのドライブで気持ちよく駆け抜けた。
道はまた前に来たときよりキレイな新しげな区間が増えてた。
あー。そういえば前来たときとか工事してたっけ。

229号、神恵内村→
雷電国道の架橋で入江をまたぐ。

←229号、珊内村。川白トンネル手前。
正面に能蘭山とノーラン岬。

荒い海岸に岩ゴツゴツの面白い海岸線の造形を露天で臨場感タップリのドライブを堪能。

とにかく岩山の合間合間にトンネルの連続の道で、トンネル内は少し寒いくらいだった。走りながら思わず一枚羽織っちゃった。昼間は暑くてもやっぱり北海道だわ。

229号、珊内村。大天狗トンネル手前→
巨大な岩に突っ込んでいくようなトンネル。
over! 横を見上げても岩ゴツゴツ。

←229号、神岬町。正面に神威岬が見えた。
夕日に丁度よさそうな時間帯だけど曇ってた。

北西端の神威岬に寄りたいトコだけど、過去二回も寄ってるから今回は通過。

その更に北の積丹岬に行った。こっちは国道から少し外れてるから来たことなかった。
道道を進んで入舸町の裏に出ると、岬の峰中腹あたりに駐車場があったので停めて歩いた。

歩いてる間に小雨降ってきちゃったけど駐車場では止んでたので、屋根開けようか少し迷った。
んー、もう暗くなるし、また降りそうだから、、と、閉じたまま出発。
したら、
閉めてて大正解。少し走るといきなり降り出した。今度は小雨などじゃなくシッカリした降り。

で、それが瞬く間に土砂降りになっちゃった。。
開けてたら今までで最悪のビショ濡れになってたとこだった。
あぶねーあぶねー。

入舸町町内↑
パラパラではなくポタポタ。
over! で、少し走って幌武意町ではダダダダダ。
なんか局地的な雨で、すぐ先は止んで道も乾いてたりした。
けど、
またすぐ降りだしたり、、土砂降ったり、、の、めまぐるしい天候。驚きながら翻弄されながらも積丹半島を一周した。
↑229号、美国町。すっかり雨上がって油断しそうになる。
over! けどすぐ先でこれ。
click!で、そんなのを繰り返して余市の梅川町まで来たらこんな空。余市湾眺めて町に下ると、、、またいきなり→

でも雨は余市の市街で一番強い降りだった。
晴空からいきなり降りだす落差も凄く、うわーまさか冠水しないよなぁ、、と怖いくらい。

思わず余市の道の駅に入った。
とりあえずどっかで休憩しようと日帰り温泉を検索。

ちょうどいい雨宿りで、じきに雨は弱まったので5号を東に走って「鶴亀温泉」で温泉休憩にした。

風呂上がったらすっかり雨止んでた。ちょうどいい温泉休憩。もう真っ暗だけどね。
さてどっちに進むか、、考えもなしにそのまま5号を進んだ。昨日走った道を重複してしまった。。
まぁいいか同じ道走っても、夜だし、また札幌行っちゃおうかな。昨日より2時間半くらい早いからもっと別の札幌ラーメン屋探せそうだ。
なーんて思ってたけど、その前に小樽に進入。
あー夜の小樽運河とかフラフラ回ってみようかな、、とか思いつつも通過。(洒落たイメージで気がひけた)

横目にJR小樽駅→

それよか、小樽から伸びてる国道をナビ地図で見つけた。393号。ああ、車に積んでる古い地図では未開通区間が有って通り抜けられないから走ったことない道。
ナビ地図見たら繋がってそうなので思わず曲がってみた。

地図確認でコンビニで珈琲休憩してたらすぐに雨降ってきちゃった。。

で、道は市街から細めの急勾配で九十九折をぐんぐん登る面白い道。北海道らしからぬサイズの国道で一気に小樽市街を抜けた。
(この時期だから楽しい道だけど冬は怖いだろうね)

←393号、小樽市朝里川温泉。毛無峠への登り。
楽しんで走ってたけど先行車に追いついちゃった。

上の方に街が見おろせそうな展望台もあったけど、雨だし通過。

夜だし雨だし、ずっとこのサイズの道だったらちょっと大変かも、、とか思ったけど、峠を登りきると道は普通な走りやすい道になった。(地図で見ると峠じゃなくて毛無山のモロ山頂付近を通る道のようだ)
あとは列でのんびりで赤井川村を走る。前を走る車が一台減りまた一台減りでいなくなる頃には、すっかり雨もなくなって路面も乾いてた。

さて赤井川村を抜けて独走で以前の未開通区間の山越え。やっぱり新しい道でキレイな橋と長いトンネルでスイスイ難なく駆け抜けられた。(08年に開通したそうだ)

歌いながら393号を倶知安まで走りきった。
この先は?あれ?これで終わりか。北海道にしては短い国道だな。

で、276号を京極に回った。
京極では水を汲みたかったけど夜は無理かな。。雲が割れ初めてやっと月が覗けたものの真っ暗だからやめてそのまま道道に逸れて南下。

真狩で昼間の道と交差しつつ、そのまま道道97号をトレース。
一気に内浦湾側の豊浦まで走りきった。

豊浦は37号に出た目の前が道の駅。
ここで車を停めて就寝。寝たのは10時ちょい。

今日は意外と走行距離は短いけどこれで狙い通り、細く寄ったり森や湖や峠や地獄や海や岬やいろいろ走って充実満足の北海道ドライブになった。写真で見返しても景色だけでなく天気も様々で、何日分?って位の充実感。あーやっぱり北海道に来てよかった。

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