5/3 mon 5日目
(種子島をぐるぐるドライブ)〜西之表〜コスモライン〜鹿児島〜328号〜出水〜3号(鹿北の道の駅で車中泊)
朝は五時半に起きた。普段会社に行く時と同じ時間だ。 前の晩は結構飲んだけど全然残らず気持ちよく起きれた。いい酒だ。
朝食は七時からなので、ちょっとそれまで朝の散歩、と思ったけど、やっぱり車で一回り。
ほんのちょっとだから屋根まんまで出かけた。

島の観光地図パンフにあった近隣の見どころに行ってみた。
まずは58号をちょこっと北に進んで、納官という村落に折れた。

平鍋化石公園→
over! + click!
村を過ぎて、、あれ?みつからなかったよ。。と思ったあたりにあった。
「平鍋化石公園」公園っていうか変な形の石が並んでるだけだった。観光パンフもたまにこういう何じゃこりゃ?っていうのが混じってて面白い。
農道を整備してて邪魔になった化石混じりの石を集めたんだそうだ。石には貝殻の化石が混ざってたけど、剥されて抜かれた跡のほうが多かった。
58号に出て少し戻ってまた曲がって、次は増田の村落に向かった。
ここには隣の屋久島とこの種子島にしか生えてないという絶滅危惧種の樹「ヤクタネゴヨウ」が自生してるらしい。
村落内の道はナビに出てないし、パンフのアバウトな地図では良く分からず、少し迷った。
で、村落内の細い道脇に「ヤクタネゴヨウ自生地」という標柱を発見!
←ナビ地図にない村落の道。
over! お!標柱発見。
でもそれらしき樹はそこからは見えず。。
車を寄せて止めて標柱の前の細い道を歩いてみた。ていうかここって道じゃなくて人んちのじゃん?

牛小屋の奥の庭みたいな広場の片隅に「ヤクタネゴヨウ」の案内板と共に発見!わかりづらい。。
どんな木かと思えば五葉松の木だった。そうか!片仮名だと分かりづらいけど屋久(島)種子(島の)五葉(松)で「ヤクタネゴヨウ」ね。
昔はこの樹を刳り貫いて丸木舟を作ってたんだそうな。
見つけられてよかった。なんかちょっと冒険な感じ。

後はちょっと適当に走る。

海に向かう道とかすすんでみたら、下り坂の先でそのまま海に入りそうな港に出た。
水陸両用車だったら丁度良さそう。

少し戻って昨日の環状の道を進んで「太陽の里」という運動公園で曲がって中種子町に戻った。

45分の軽いドライブ。マイナーなスポットを巡れて楽しかった。

ゆっくり朝食食べて、パパッとチェックアウトした。
七時半過ぎに出発。
今日も快晴。屋根開けてゴー。

取りあえず昨日閉まっちゃった宇宙科学技術館に向かうべく、58号を南に走った。
やっぱりこの走りやすい国道は朝もさわやかに気持ちよかった。

白い軽トラを追い越しながらしばらく走って、国道沿いの坂井神社に寄った。ここには日本一の大ソテツがあるそうだ。
神社の脇に車を停めて歩いた。
引き続き、国道58号を南に走る。

やっぱりこの道は気持ちイイ道だなぁ〜、、って昨日とほぼおんなじ場所の写真じゃん!
いやぁ同じ道を進んでれば、やっぱ同じ場所で写真撮りたくなるのが道理。至極自然だよね。

そして南種子の町に出る。
(南種子の写真はないのか?。。ないです)今日は国道で折れずにそのまま真っすぐ南に抜けた。

この道、観光地図パンフで緑色になってたから県道かと思ってたら、違うんだ。。

その道をしばらく進むと宇宙が丘公園に出た。
一角におもちゃっぽいロケットの柱とおもちゃっぽい色の展望台があったので、車を停めて展望してみた。

宇宙が丘公園展望台→
眺めはパノラマにしてみた
2600×500
ロケットが発射される時は基地の半径3km以内は立ち入り禁止、
一般の人はここで見るんだそうだ。
真中の山の向こうの四角いのが発射台。
う〜ん。ちょっと遠すぎるよねぇ。。

島の一番南を走る県道に出た。
門倉岬に向かう手前の広い田圃の辺りだ。

←県道、南種子町西之。
田圃の中に島のような森がポッコリと可愛かった。

ここで「ドラメルタン号漂着の碑」という案内が目についた。
特に興味はなかったけど、まだ8時半過ぎで真っすぐ宇宙科学技術館に行くにも早すぎだろうと思って、ちょっと寄ってみた。

だだっ広い駐車場に悠々停めて歩いてみた。

「ドラメルタン号漂着の碑」のというか
「前之浜海浜公園」の広い駐車場→
皆既日食の日はいっぱいになってたらしい。

一人海ではしゃいで車に戻り、駐車場でビショビショのズボンを短パンに着替えて出発。

←前之浜海岸から戻る道。
こういういかにも海岸への扉っぽい林の小道って、不安だけど好きだな。
over! あちこちに咲いてた野アサガオが綺麗だった。

県道に戻って東へ進む。
次は「宝満の池 観望所」というのがあったので、それも寄ってみた。

宝満の池→

案内板には名勝地と書かれてたけど、特別いい景色とは感じずピンと来なかった。

少し進むと今度は「たねがしま赤米館」という新しい感じの展示館があった。
ちょっと興味もって覗いてみたら無料のようだった。おお!ふとっぱら。
ってわけでまた寄り道。
そしてやっと「宇宙科学技術館」に来た。
朝は何時からなんだろ?
十時前だったけどここだけは人が集まってて、駐車場も手前のゾーンは満車だった。(たまたま空いた一番手前に停められたけど)早速入館。
←館内から見えた駐車場。
何か観光地に来たって感じ、そうかGWだったんだよなと思い出させてもらった。
っていうか、ドラメルタンも赤米も全然人いないで皆こっちかい。。散ればいいのに。。(おかげで優々廻れたけど)
宇宙科学技術館から出て十時半。
そろそろ港方面に向かっとこうかな。

ちょっと思いのほか観光が続いたので、しばらくは思い切りのんびりドライブ。
走ってない道を、、とも思ったけど遠回りでの道しか見当たらなかったので、昨日走った県道を北に走った。

県道、大浦川河口→
メヒルギの生えた湿地帯。

↑熊野海岸。岩の島が見えた。

昨日とは逆の方向だけど、写真撮るのはやっぱ同じような場所だったりする。。
かと思えば、それもつまらないので何でも無い所を写してみたり。

そして中種子の町に戻る。
チェックアウトしておさらばの積もりだった中種子町に戻るのは少しくすぐったいけど、島の真中で軸になる位置なので仕方がない。

58号を走る。
ここはもう一気に走って海岸沿いに出た。
この道は多分北から南に向かう方が海がよく見えてイイ景色だと思う。
でもやっぱスカッと晴れてこそだね。

58号、西之表市 住吉→
駐車スペースがあるけど駆け抜けたい。

走ってたら「ガジュマル防潮林」というのが目についてちょっと寄り道した。

明治初年に沖縄から移植されたものだそうだ。
ほんの一区間だけで駐車所もなかったので横目に見て通過。

ガジュマルは思ったほどでは無かったけど、それをネタに村落の普通の道に入り込めて、それが楽しかった。
南の島っぽく仏桑花も咲いていた。

58号に復帰して引き続き西之表に向かう。

←58号、よきの海岸。
やっぱりここの海はいいね。

西之表には十一時半に着いた。
種子島宇宙センターからちょっと寄り道したけど一時間か。思ったよりも早かったな。
船の時間まで余裕があるので西之表あたりを少し回れるな。
ってわけで、まずは赤尾木城跡。
島主種子島氏の居城。駐車場がなく脇に路駐。。
当時の物らしい石垣だけど、石が小さくあまり城らしくないね。(城というよりお屋敷って感じだったらしい)
で、石垣の階段を上ってみたら、、小学校になってた。この御時世、小学校って入りズライよなぁ。。てわけでやむなく退散。トホホ。

赤尾木城跡の入口の階段。over! っていうか小学校の入口→

次はその近くの種子島博物館「鉄砲館」に行った。
「鉄砲館」は有料¥420。ちょっと怯んだけど入った。

奇抜な外見だけど中はちょっと昭和の香りのする展示館。すごく空いてた。
だけど金とるだけあって中身は充実。
種子島の地質から文化と歴史と自然と、、総合博物館じゃん。鉄砲メインてわけじゃないんだ。これ、興味のかぎりゆっくり見てたら時間かかりそう、、

で、気持ち急いで見て回ってたけど、鉄砲の展示に辿り着く前に入港した船の汽笛が聞こえた。。ぶぉー!
益々気持ち焦って、一番見たかった国産第一号の火縄銃も、その他の沢山の珍しい鉄砲の展示も急ぎ足でぱーっと見て出ちゃった。。モッタイナイ

車に戻ってフト時間見たら、まだ十二時十五分。四十五分も余裕あるじゃん。。
船の汽笛に惑わされずにちゃんと時間見て回ればよかった。。まあいいや。残った時間で軽くドライブ。
取りあえず適当に県道を北に走った。

二十分走って二十分で戻ろうと思った。
珊瑚礁らしい浦田海岸まで行けるかな?と思ったけど、思いのほか車多くてペース悪く無理だった。

ちょっと手前の国上で山側に折れて登った。
この道は何でもない道で不安なレベルの細い道だった。
やっぱこういう道もあるんだね。
高い位置から海が見下ろせるかな?と思ったけど、そういう開けた所はなく、森の道を戻った。
地図的には西京ダムの裏側を通ったけどダム湖は見えず、種子島牧場を横断してみたけど、牧場らしき景色もなく、ひたすらマイナーな森の道だった。。すべて裏の道を通ってたみたい。まあこういうこともあるさ。
長い下り坂をクネクネッと下って西之表の町に戻った。
こうしてみると西之表はやっぱり玄関口の港の町だけあって、ちゃんとした町だと感じる。
時間いっぱいの一時に十分ほど早く港に到着。
あーあと十分回れたのか。。少し悔しい。(船から見ればもっと早く来てろよってトコだろうけど)乗船手続きしてすぐに乗船。
車を載せてから一旦船を降りて旅客ターミナルで昼飯。
二時の出港。
さらば種子島。思ってた以上に楽しめて丸一日じゃ足りないくらいだった。

←西之表港の埠頭の小さな灯台は赤いロケットの形だった。

船では、また甲板でベンチに座って、海を眺めながら行きに一緒だったあんちゃんとずっと話してた。(お互い宇宙科学技術館は評価低かった)ので、またまた三時間半の船旅は飽きる事なく短く感じた。

桜島。噴煙上がってるね→

五時半過ぎに鹿児島港到着。
すっかり夕方。この船はドライブ的にはイイ時間帯を洋上で過ごす形なのでちょっと勿体ないよね。

←鹿児島港で傾いた太陽と城山。

58号、鹿児島起点。over! それと西郷隆盛像→
そか、鹿児島市街を回ったのって昨日の事だったっけ。。
鹿児島で何か食べたいところだけど、今日のうちにどのくらいまで進めるかで翌日翌々日の余裕度が変わるので、停まらずに出発。
道は、3号を進む。 っていうか動かねー。

←3号、鹿児島市 新照院町。夕方渋滞。ヤムナシ。

そんな渋滞も高速入口までの辛抱だった。ああ、そんなもんか。後はいくらか流れた。
ずっとひたすら3号を進むつもりだったけれど、小山田町で328号に出た。
こっちの方が近回りだよね?
方向を外さずに幹線道路を避けてのルート。
一気に駆け抜けるにしても、すべからくこういう道を進むべし。

328号、川内市入来町浦之名→
入来峠からの下り。
車は並んでたけどみんないいペースで流れてた。

走っているうちにすっかり日が暮れてしまった。
みんな熊本方面に走る車だと勝手に思ってたけど、そんな車は自分以外に無く、みんなここら辺の車だった。そんなもんだ。

←328号、さつま町 宮之城屋地。

そして夜の山道、紫尾峠を越えて出水に出る。
と言っても走り易い道で峠はトンネルだったけどね。

出水から3号。あとはひたすら3号。八代で「あ、そうかここは県道の方が早いんだっけ?」と後から気付くくらいひたすら3号を走って、熊本に出たのは十一時になった。

熊本では性懲りも無く「この時間でもやってる熊本ラーメン屋ないかなぁ。。」とか思ってたら、対向車線側に小さなラーメン屋を見かけた!でも躊躇してて通り過ぎた。
その先で給油。やっぱ気になったので折り返してラーメン屋に行ってみた。

引き続き3号を進む。でも少し走ると眠気発生、、県境も越えられずに鹿北町の道の駅で車を停めた。
って事でここで車中泊。寝たのは十二時半。

翌日戻る