2013/9/22  
函館〜5号〜長万部(食)37号〜室蘭〜36号〜苫小牧〜235号〜富川〜237号〜上富良野〜農道経由)道道〜白金〜道道〜美瑛〜237号〜旭川(食)40号〜名寄(湯)40号〜美深(寝)
船は定刻通り早朝3時半前に函館到着。すぐに下船して半には走り出せた。

←函館市浅野町。函館北埠頭のフェリー事務所前。

いつもは船降りると方向感覚狂って戸惑うけど、去年来たばかりなので今回は平気だった。

さて、今回は函館市街をウロつくつもりはなく、227号と228号の函館茂辺地道路から5号の函館新道に出て自動車専用道路でまだ眠る函館の街を後にした。
こんな時間だけど、やっぱり出だしは慎重を期して、大人しい控えめ速度で走行。橙の街灯を伝って5号を進み、工事のライトで明るかった森町の道の駅でトイレ休憩。

そして内浦湾(噴火湾)の海沿いに出ると少し明るくなって海の先が赤く染まり始めた。

↑5号、長万部町豊野。広い夜明けの空。そして横目に噴火湾。

やっぱ到着早朝でこれから開ける北海道の朝ってイイね!前回は夕方着で雨まで降ってたからね。
そして早朝は郊外に出ればガラガラ。飛ばしても飛ばさないでも変わらないくらいの広い景色なので、慣れてきても飛ばさずにゆっくり進んだ。

今回は長万部で5号からそれて37号に出た。六年前に来た時に鼠捕りに掛かった道だ。
まぁ早朝だし、それらしい車が止まってりゃひと目でわかる明るさだし、速度だって上げてないんだけど、やっぱちょっとおっかなびっくりな感じでゆっくり通過。

↑37号、長万部町静狩。
捕まったのここら辺かなぁ、、なだらかで平らな湾岸を途切る幌内からの山並みのシルエットがきれいだった。

そして鼠ゾーンを過ぎると37号も少し山の中に入る。
山間をクネクネ進んで、礼文華でトンネル抜けると朝日が昇ったので、まだまだ寒いけど思い切って駐車帯に車を停めて屋根開けてみた。

持ってきた服を最大級で着込み初冬の格好にヒーター焚いて出発。

うんやっぱり露天はイイ!思えば冬だって日がさせば屋根明けるんだからここで開けない手はないよね。爽やかに朝のドライブ。

37号、伊達市南有珠町。over!伊達市街入口→

伊達市街を抜けて少し進むと北黄金町という地名を見かけた。漢字は違うけど地元の駅と同じ名だ!とか勝手な親近感感じてたら「史跡北黄金貝塚公園」なんてのがあったので思わず寄ってみた。

思いのほか楽しく歩けて7時前の出発。
今回は前回行かなかった道東か道北狙いだったのでそこら辺までは一気に抜けちゃおうとか思いつつ、やっぱり気まぐれに寄り道しちゃったね。まあそんなテキトーが楽しいんだけどね。

でももうしばらくは脇目ふらずに突き進むぞ!
、、なんて思いつつ、やっぱり脇目フリフリで、室蘭の工場が見えた丘の上に展望台のある駐車場を見かけて、これまた思わず展望休憩。

そして室蘭の市街を抜けて36号に出た。

これだけ天気良かったら、室蘭南端の「地球岬」とか行ったら眺めイイだろうな、、(前に行った時は曇っててガスっててイマイチだった)どうしようかな寄っちゃおうかな、、とは思いつつも、やっぱり今回はもっと先に行きたいので後ろ髪引かれつつも通過。
取り敢えず展望休憩はしてるわけだしいいか。

36号、室蘭市東町。汐見トンネル→

そして道央の太平洋側に出ると、長い海と直線の道路で朝日が海に眩しく煌めいてた。横でよかった。たまにチラチラ見るくらいが眩し過ぎなくていいね。
この区間は夜だったり曇りだったりで晴れてる時通るのは初めてだな。

←36号、室蘭街道から太平洋。
over!しばーらく長いだけの道。
click!左側には巨大要塞のような溶岩ドームが乗った樽前山が見えた

そして苫小牧に到着。さてここらで朝食。
まだ8時過ぎだけど、朝からやってる店をネタ帳にチェック済み。

36号、苫小牧市錦町。市街は少し混んでた→

市街の真ん中で国道を離れて苫小牧港の西側の「海の駅ぷらっとみなと市場」というトコに来てみた。
おお、ホントだ朝市とかではないけど、朝から普通にやってる。ありがたい。ってわけで車停めて朝食休憩。

苫小牧では道道に進み給油して、そのまま235号に出た。
この道はしばらく無料の自動車専用道路の「日高道(苫東道路)」になるけど、敢えてのんびり上には入らず下道を走った。

←235号、厚真町浜厚真。
とにかく真っ直ぐ。馴れても気持ちいい。
over!すぐ横に牛とかもいる。

長い直線が途切れたトコに鵡川の町があった。
あ、鵡川と言えば!と前から気になってた物を思いだした。町中で国道から逸れて道の駅に寄った。
さてさて、やっぱり思いのほか寄り道が続いちゃって、ここらで11時前。しばらくはまたのんびりドライブに専念しよう!とか思ってたんだけど、ナビ地図で鵡川橋を渡ったトコに「ししゃもパーク」なんてのをナビで見掛けちゃって、行ってみよう!って気になっちゃった。。

←235号、むかわ町洋光。鵡川に架かる鵡川橋手前。

でも案内もなく、入り込む道が解らなくてそのまま通り過ぎちゃった。(帰って調べたら何もない只の広場だったらしい。。)

235号は富川まで走って237号に折れた。ずっと東に進んでたけどここから北上。
まだ道東に進むか道北に進むか決めかねてたけど、取り敢えず去年廻った範囲からは抜け出れた気がして開放感が増した。

237号、平取町本町→
over!すぐ横に馬。日高の馬の産地だ。

雲が多い割に青空クッキリといい天気。露天ドライブ日和の北海道なんて最高だね。そしてもう夏の暑さと違って逆に気持ちいいくらいの暑さで嬉しかった。
237号、平取町長知内。沙流川→

道は沙流川に沿って進み、やがて山間を抜ける。

←コスモスが咲いていた。
正面に岩内岳。駄洒落を言いたくなる名前の山だね。

そして274号と交差する。
道東ならこれを東に右折だ。
んーどうしよっか。。

道東の方がネタが多いんだけど、六年前来た時に結構廻ってるから、やっぱ今回は道北かな、、
今回は寄るより走る方向で行こう!と直進。

少し進んでまた森を抜けて、その先の占冠に道の駅があったので休憩した。

昼過ぎてのんびり出発。引き続き274号を進む。

←274号、占冠村中央。村役場前。
広々した町の大通りはアメリカみたいな感じがする。

そしてすぐに山間の森の道。
雲は千切れてはいるけど多く浮いてて、たまに日陰になると極端に明るさが減ってメリハリが大きい。目は疲れそうだけどこのくらい変化あったほうが楽しい。
トンネルで峠を越して山を下ると広い富良野の盆地に出た。少し走って38号と合流するとだんだんと車も増えてきた。自転車も多かった。
←274号、富良野市南扇山。赤い実の七竈の並木。
右手には富良野岳から十勝岳に連なる山並み→
富良野の市街は若干混んで渋滞気味。
昼時とあって歩行者も多く、沿線には行列の並ぶラーメン屋をよく見かけた。富良野のラーメンてどんなんだろう?でも洒落てるトコが多く立ち寄る気ゼロ。

ちょっと窮屈な富良野の街を抜けて、前々から気になってた道、友達もオススメの「ジェットコースターの路」に向かった。場所は漠然としか覚えてなかったので友達にメールで聞いてよかった!案内もないただの農道だけど、すぐに分かってばっちり曲がれた。

というわけで「ジェットコースターの路」。
直線の坂を上って越えると急な下り坂の文字どおりの快速の道。写真で見るとちょっと雲が出てきちゃてて冴えない感じになっちゃってたけど、走る分には関係なく気分イイ。
↑農免道路、上富良野町西11線北。
写真見て気付いたけど、ちゃんと脇に「ジェットコースターの路」って出てた。。
over!

ジェットコースターの路→
だーーーーーーーーっと下る
over! で、ぐーーーーーーーーっと上る
click! んでまた、だーーーーーーーーっと下る。
これは楽しい。

なかなか面白かったけど、曇っちゃってたしトラクターがいて詰まってたり(農道だからね)したので、引き返して逆送も楽しみつつ再挑戦。
でもまた脇道から前に車が出てきたり、してもう一回ww
三回目は気分よく悠々楽しめたけど、やっぱり晴れ間は見えず終いだった。
キリ無い気がしたので、そんなトコでやめて、ナビを見ながら少し先まで進んで東に折れた。

←上富良野町西8線北。

このなんでもない脇の道も、長い直線の下り坂で、その先正面に十勝岳が見えてて、そこに真っ直ぐ向かう道って感じでカッコ良く気分のイイ道だった。

237号を突っ切って山に向かう道道に出た。

ややクネクネの森の道を進むと、ちょっと洒落た雰囲気の白樺の道に出た。
これはその名のとおり「白樺街道」という道。観光地ムードで車も多かった。
その観光地ムードのせいか、どうもあざとく、わざとらしく感じた白樺だけど多分天然の森。

道道、美瑛町白金。「白樺街道」→
その先に見えた十勝岳がカッコイイ。
over!

そんな白樺の森の先に次の目的地「青い池」。ここは思った以上に観光地で駐車場待ちらしい列になってた。。けど、入口まで数台くらいだからいいかと並んだ。
その先の駐車場も混雑してて停めるのに一苦労。しっぱいしたーと思いつつ、何とか停めて歩いた。
来た道を戻ると対向車の駐車場待ちの列は来たときより長くなってそのまま渋滞になってた。ひょっとしたらいいタイミングだったのかもしれない。

そんな白樺の森を今度は北に抜けて、畑の広い道に出ると車の列も伸びて悠々広々。

道道、美瑛町美沢→

そのまま美瑛の町に進んだ。
美瑛の町も洒落た町並みでリゾート的な観光地的な感じだったけど、ここらでちょっとトイレ休憩。(青い池にはトイレなかったからね)町のど真ん中にある道の駅に寄ってみた。
美瑛では他にも「パッチワークの路」という丘の連なる景色や、色んな名前(主に見てないテレビコマーシャル)の付いた木とかも行ってみようとは思ってたけど、もう3時回って夕方っぽいからイイヤ、と、今回はパス。

渋滞を避けて北美瑛駅まで道道で回ってから237号に戻った。

237号もすっかり夕方の行楽帰りっぽい車の列になってて、車間開けてのんびり流れた。

←237号、旭川市西神楽2線。
横目に見えた旭川空港では飛行機が離陸して
た。

美瑛から旭川まではそんなに距離もなく、三十分チョイくらいで到着。腹ぺこでいい加減ここらで何か食べたかったんだけど、取り敢えずナビ地図を見てたら町中に道の駅があったので寄ってみた。

237号、旭川市神楽5条→

いよいよ道北へ一気に走るか!と気合い入れて40号に出た。

←40号、旭川市8条通。
旭川常盤ロータリー交差点手前。
over!石狩川を渡る旭橋。

あーでもやっぱ旭川を抜けたら食べるトコなさそうだよな、、
折角の旭川だからラーメン食べたいよな、、とか迷いながら進みつつ、、やっぱラーメンは食おう!と思い直した。でも夕方4時とかってラーメン屋的には開いてるか微妙だな、、

と、そこで思いだしたのが「旭川ラーメン村」、半分観光っぽいこういうトコならやってるだろ!と思ってナビで検索。
ちょっと気付くの遅くて大きく回っちゃって対向車側から行き過ぎて戻ったりしたけれどたけど南永山の「旭川ラーメン村」に無事到着。店もばっちりやってそうなので良かった。車を停めて寄ってみた。
というわけで、一旦通り抜けそうになった旭川市街をもう一周。
牛朱別川を渡った南側を西に折れると、太陽正面ですげー眩しかった。。しかも直線の長い北海道の市街だけにずっと太陽正面が続いてしばらくキツかった。
←道道、旭川市豊岡12条。眩しすぎ。
↑横目には渋い建物も見えた。
「旧宮北邸」大正初期築の石造り建造物。
本日二度目のロータリー交差点→

そしてまたロータリーで40号に出て仕切り直し。
iいやぁロータリーの交差点なんてドイツを思い出すね。でもちょっと標識少なくて戸惑う。40号はどっちだ?

さて時間はもう5時半前の夕暮れ時。日本最北の都市部からの帰りの車で北行きの道はやっぱり列になってたけど、速度も丁度よく車間広く悠々進んだ。

旭川の市街を抜けると、すぐに暗くなってきた。
西の空に少し雲が多くあまり夕焼けにはならずに一気に暗くなった感じ。もう寒いから、コンビニで止まったときに屋根閉じた。

←40号、比布町基線。

でも少し走ってたら雲が割れて、ほんのり赤い空が明るく見えた。
これだけいい天気だったんだから夕焼け見て終わりたいトコだけど、その中間はなくて明るいのが消えるとあっさりと暗くなった。

40号、比布町北2線→
「ぴっぷ」というと、エレキバンのCMを思い出す僕はやっぱ昭和な人間だよなぁ。

そして、真っ暗で真っ直ぐな道を黙々と進む。
ここらで風呂入りたいな、、とナビ検索してみたけど、ヒットせず。旭川で入って来ちゃえば良かった。。
途中で何度も見掛けた「剣淵温泉 レークサイド桜岡」という案内も、日帰り入浴出来るのか解らずやめて進んだ。(入れたらしい)
士別の町あたりにあると丁度いいんだけどなー、、とか思ったけど見当たらず通過。(あったらしい)

暫く進んで名寄の郊外に日帰温泉がナビの検索でヒットした。
まずは市街で給油して(安めのトコがあった)、一旦町を北に抜けて、名寄川を渡った。

←40号、名寄市西4条南。夜は真っ黄色の町。

名寄市街の北のピヤシリってトコに向かう道道は真っ暗で、動物が飛び出してきそうだな、、と思ってたら案の定キツネが出てきてた。
写真には撮れず。アシアラズ。
←なよろ温泉サンピラー。
灯りに手の平位の大きな蛾が集まってた。
暗いと長く感じるね。結構遠かったのか?と思ったあたりで到着。
温泉はスキー場隣接ホテルの大浴場で、内風呂のみのやや古い印象。昨日の秋田の温泉に比べちゃえば雰囲気無くイマイチだった。
でも湯に浸かれて良かった。気分よく来た道を戻って名寄市街で40号に復帰。相変わらずの暗い道を進む。
雲に隠れてた月も、たまに顔出して闇を弱く照らしてたけど、ぜんぜん効いてない1ルクスの灯りだった。

すぐ隣の町が美深の町。ここに道の駅があった。
以前、雨降ってるときに寄って混んでて窮屈だった道の駅。でも夜は広々。まだ9時半とちょっと早めだけど、今日は早くから走ってたから眠気出てきたのでここらでいいかな。と、寝支度。

寝袋は出さないまでも、持ってきた服を最大限着込んでブランケットにくるまって就寝。
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