苫小牧市港町にある公設卸売市場。
朝から食事できそうだったので来てみた。
仮設住宅がくっついたような親近感あるような平たい市場を、車を停めた裏口から入ると、中の飲食店コーナーは全店普通に営業してた。ナイス!
っていうか、どの店で食べようか迷っちゃってウロウロ。取り敢えず先に一通り見て回った。
奥の方に飲食店が集まってて、表の方が海鮮市場になってたけど、飲食店の方が広い感じだった。
他にもチョイ食いの惣菜屋とか八百屋とか雑貨屋とかの生活感ある市井の市場な感じもあり、休憩スペースには手作り感丸出しの顔ハメに御当地キャラ?の「ほっきちゃん」(おにぎりにしか見えない、、)とかあったりして楽しい空間だった。
で、少し高めだけどやっぱりネタ帳に載せてた「逢海」という店で食事。
食べたのは勿論苫小牧名物の「ほっき丼」
ネットで見かけて気になってた。
ほっき丼は以前、福島県の相馬で食べた事あったけど、それは店もイマイチだったし炊き込みでホッキの味もよく解らずで失敗してた。正直、名物とは言え北海道に来て最初の食事にしてはパッとしない食材になっちゃったかな、、なんて思いつつも食べてみた。
らば、、、
おお!
これは、んまい!!
正直驚いた。
新鮮な生のホッキ刺身の丼で貝の甘味がたっぷり味わえて感激!
ホッキってこんなにウマイもんだったんだーと目から鱗。
方向性としてはフジツボのような爽やかな甘みって感じで、個人的にはホタテより好きな味!これはイイ。
北海道だからかな?福島でもちゃんとした店行けばこんなにうまいのかな?
北海道に来て最初の食事は大満足の朝食になった。
さて、
満足の朝食だったけど、次にもう一つ、さっき歩いて見ててきになった「ほっきコロッケ」を食べてみた。
これは「元気ころっけ」というのが店名なのかな。
欲張って蛇足にならなきゃいいけどね、、と思いながら購入。
おお!これも、んまい。
中はクリームコロッケになってて、ちゃんとホッキの風味が遺憾無く味わえてグー。
名物食材のコロッケとかってあんまし味よく分からない物が多い印象だけど(普通にコロッケ自体が旨いコロッケはさすがだと思うけど)これはバッチリ独得な風味を味わえて美味しかった。ほっき凄いね、こんな形でもやっぱおいしいんだ。
と、あまりにホッキに感激したのでそのまま魚介売場へ行って土産にホッキをクールで送ることにした。
まぁ一応ホッキだけだと寂しいから、シャケとボタンエビも付けた。
行きには土産を買わない主義だったけど、やっぱ旨かった物を送るのが素直な土産だよね。
さてさて
外に出ると、構内には「ホッキ貝資料館」というのがあって入場無料なので覗いてみた。
中は外見と同じように貝殻で作ったオブジェが並び、手書きのホッキ資料が張られた手作り感満載。
くじとか貝合わせとかミニゲームみたいなのもあったりして文化祭の様な雰囲気だった。
客が自分一人だったので話好きっぽい館長が色々説明してくれて、ホッキの話もたっぷり聞けて満足。
最後は貝殻に願いを書いたりして、たっぷりのホッキ三昧で楽しめた。
いやー、北海道の食材と言ってホッキ!とはなかなか出てこないかもだけど、こんなに旨いなら、もう少し有名になって欲しいなぁと、思った。
朝早くからいい食事の寄り道になった。