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史跡北黄金貝塚公園

伊達市北黄金町の37号沿いにある縄文時代の集落遺跡。

自宅の最寄り(バスで行くので最寄りとは言えないかもだけど)駅が「北小金」という駅なので、この「北黄金」という地名とは漢字は違うけど同じ名前で何となく気になってたトコに丁度あったので寄ってみた。

そういえば貝塚って一度も行ったことなかったけど、ここはちゃんと広い駐車場のある広い公園になってた。
ちゃんと案内もあって六千~四千前の縄文人の村跡だそうだ。
ああ、そういえば前回も北海道で最初の寄り道は遺跡系だったな。

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案内読んでからまず、小鳥の多い木立の道を朝日が覗く草原の丘を横目に見ながら歩く。
うん、朝イチで気持ちいい散歩。
少し歩くと「情報センター」のあるエントランスに出た。
勿論まだ閉まってるので通過して、正面の丘が気になりつつも奥の「縄文の森散策路」という林の道も気になって歩いてみた。

普通の林の道だけど、回るように丘を登る道程だったので順路として正解だったようだ。
林を抜けると広い草原の丘の上にポコンと出た。

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この朝日を背にした丘からの眺めがなかなか良かった。
長く伸びた自分の影のずっと先には海まで見えて、清々しすぎる朝の空気と広い景色に北海道に来たことを改めて実感。

そしてその丘の上にゴルフ場のバンカーのような貝殻の窪地があった。
ほうほう、これが貝塚っていうのか。そういえば初めて見た。

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もっとこんもり盛られた塚なのかと思ってたけど、そういうわけでもないんだね。
、、、っていうか、もちろんこのまんまずっと残ってたわけじゃなくて、復元されてこういうきれいな形になってるわけで、貝が積もればこんもりしたのかもね。

そしてその先にも更に広い貝塚があった。
こっちには動物(多分シカ)の骨なども置かれてた。

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案内によると、クジラやオットセイなどの骨が出てきたそうで、人骨も発見されたとか。
この貝塚というのは縄文人のゴミ捨て場などではなく、生き物全ての墓場と捉えてた神聖な場所だったそうだ。

ファイル 1011-5.jpgゆっくり眺めてのんびり深呼吸。そして丘を下った。
その丘を下った麓には竪穴式住居が復元されていた。
最初から気になってたんだけどね。
どうせ早朝は中に入れないだろうから最後でイイヤ、、なんて思ってた。
らば、
どっこい、入り口は開放されてて中に入れた!
(勝手にキャンプできそうじゃん、、したくないけど)
おーおー太っ腹。
暗いけど土間の炭の匂いの小屋の中はしっかりしてていい雰囲気だった。

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ゆっくり竪穴式住居を見て満足しつつその先に進んでみると、「水場の祭祀場」という川原になってた。
ここは発掘したまま(昔のまま)の水汲み場跡で、壊した土器や石器が転がっているそうだ。壊れたり使わなくなった道具をここで壊して祀った儀式の場所でもあるそうだ。

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へーへー
どれが土器だろ、、、んんーちょっとハッキリ解らなかったけど、いろいろと想像できて面白かった。
なにより再現とかじゃなくて発掘したままの姿っていうのがいいね。

北海道は未開発の部分が多かったせいかこうした縄文時代の遺跡が多い気がする。
北海道の縄文人も本州と同じ文化だったそうだ。
舟で渡って行き来してたんだね。
で、そんな縄文人は西から来た弥生人と北から来たアイヌ人に侵略されつつ混血しつつ滅んだんだそうだ。
色んな要素が混ざる前のピュアな日本人は平和そうでいいね。

楽しい朝の散歩になった。
(けど、靴とズボンの裾は朝露でビショビショになっちゃった。。)

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