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20.09.20 虻田52


弘前~7号~青森
青函フェリー~函館~5号~長万部~37号~室蘭~36号~苫小牧~235号~浦河~236号~大樹

天気いい日曜日。
敬老の日と秋分の日を含む連休に有休を足した五連休の二日目。

ファイル 224-1.jpg朝は5時に目覚めた。気温は早朝の冷え込みもなくて丁度よかった。(寝た時と同じ17度だった)
寝てる間に強い雨があったのに気づいてたけど一応雨は止んでて雲が割れそうな感じ。んーこのままサンダル短パンでいいか少し迷ったけど、北海道に渡るなら冷えるだろうからとここでジーパンに履き替えて靴も履いた。
窓の曇りも薄かったのでデフで飛ばして半前の出発。(これは拭いた方が早かったかも、、)
7号を北上。取り敢えずまっすぐ青森港に行ってみよう。と、ガラガラの国道をスイスイ進んでたら、すぐ脇に幟が立ち並び土塁の整備された城跡が見えた。なんかカッコイイ城跡だったので思わず寄ってみた。

思いのほか歩きまわっちゃって6時丁度の出発。
あさイチから気分のいい寄道が出来るとドライブ気分が乗ってくるけど、逆にもうこのまま東北ドライブでいいよなぁ、、とか思えてきちゃった。
けど、取り敢えずまた青森に向かって7号を進んでみたら、ガラガラのスイスイで気分良く、いつもは意外と長く感じる弘前―青森間があっという間だった。

ファイル 224-2.jpg

途中からは雲のわれ間から朝日が差してきてて、そんな朝らしい感じで青森について7時前に青森港のフェリーターミナルに到着。
次の便は8時過ぎで予約で満車だそうだけどキャンセル待ち申し込んで休憩。
無事にキャンセル出てすんなり乗船。まぁいつもそうだけどね。
何だかんだ言ってたけどすんなり流れのように北海道に渡った。
 
 
函館までおよそ4時間の定刻で到着。12時過ぎに下船して上陸。久々の北海道。天気もバッチリ晴れて清々しい。
函館の市街を進むだけでもうやっぱり北海道だ!と実感。道幅とか建物とか余裕ある感じかな。
まずは産業道路をまわって5号のバイパスに出た。なんかガソリン安めだったのでちょっと早めの給油を済ませた。
で、無料の自動車専用道のバイパスが増えたもんだなぁ、、と函館ICで感心しつつ真っすぐ5号の函館新道に出た。函館の町は最終日に早めに戻ってウロウロしようと思い今日は先へ進もうと思った。

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いやーなんかバイパスも北海道って感じ。周りの山が長く広く雄大に町を包んでる雰囲気がそう感じさせるのかな。
と気分良く走ってたらミラーで給油口の蓋が開いてるのが見えた、、、あちゃー。速度上げたりして閉じたもののカッチリとは閉まらず気になってた。
ら、ちょうど函館新道終わった先の七飯町の5号沿いに新し気な道の駅があったので、対向車側だったけど思わず休憩した。

ちょっとゆっくりしちゃって1時半前の出発。
日差し強くて暑いくらいだった。あーこれサンダル短パンでよかったかも。。
さて、5号に戻って北上。ぐんぐんと長い坂を上ると車線減少の合流地点から渋滞して詰まってた。。
こーの渋滞が結構こってりした詰まり具合。しばーらくトロトロだった。
工事の渋滞だったけど、まぁおかげで普段はチラリとしか見れない右手の小沼もよく見えたし、左の尊菜沼なんかはガードレールの隙間からだったけど初めて見れたと思う。

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その尊菜沼の先で工事区間は終わって流れたし、森町に入ると高速へ捌けて車が減ってスッキリした。
右手の北海道駒ケ岳を見ながら気持ちよく走れた。この山はゆっくりとよく見えてて、ズームしたら山頂とかゴツゴツでカッコいい山だった。

森町を抜けて海沿いに出たのが2時。まぁまだ早い時間。広い内浦湾を眺めながらのんびり流れた。
しばーらくは丘の脇の海沿いの道だけど、八雲町からは丘が離れてだだっ広い平らな道になる。この荒野な感じも北海道ーって感じで好き。
そんな広い荒野と少し離れた海を見まわしてたら、すぐ隣の線路を特急が通った。貨物じゃないのが通るのを見るのは珍しく感じた。

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なんにもなーい区間が長いけど、国縫の町の先は割と寄りやすそうな飲食店もチラホラある道で(カニとかちゃんぽんとか)、さっきの道の駅では軽くしか食べてなかったからどれかの店に寄ってもいいなと思ってたのに、結局素通りで長万部に着いてしまった。

長万部は北海道に渡って一番最初のアイヌ語っぽい難読漢字地名の町。いよいよこれから北海道の本番って感じで更に気分が乗るトコロだけど、さてそのまま5号を進んで北に走るか、それとも37号に曲がって東に向かうか、、そんなことさえ決めてない気侭ドライブだったりする。わりと東からまわることが多いから今回は北への5号かなーと思ったけど、札幌は避けたいと思ってたのにそっち向かうのも変かな、、と咄嗟の変更でやっぱり37号に曲がった。

37号はまだしばらく平らな荒野風景。13年前にネズミ捕りに弄ばれた区間。
まぁ車つながってて列の前後に合わせて大人しく進んでたので平気だろうけど、やっぱり少し気にはなるねw
そんな区間を抜けて静狩で海から離れて山道になるとホッとした。電光掲示板には「雷 注意」と出てた。(いままで北海道来た時には見たことなかった掲示だけど、今回はこの先道内至る所で見かけた。最近はそんなに雷が多いのかな?)

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峠の道を越えて豊浦に出た。この町の先に道の駅があった。寄った事ないトコだけど小さくて何もなさそうだったので通過した。(と、思ってたけど日誌見返すと八年前に来た時にここで車停めて寝てた。。憶えてないもんだ)

ひとつ丘を越えると虻田の町。今は合併して洞爺湖町だっけかな。噴火とかサミットとか色々あった町で国道に面したJRの洞爺駅は昔の雰囲気皆無の駅前になっていた。
その町の先にまた道の駅があった。海の眺めもよさそうなのでこっちは寄ってみた。

食事して思いのほかゆっくりして4時半の出発。
国道に出るときちょっと遠慮したら遅い車の列の後ろになっちゃって些後悔。伊達の市街まで低速でちょっと苛々しちゃった。
その伊達では前に寄った史跡「北黄金原貝塚 世界遺産推薦決定」なんて横断幕を見かけた。行ったことあるトコが世界遺産になるのは嬉しいけど、やっぱ世界遺産は海外の人が訪れても感激できるトコであって欲しいと思うので微妙。。

そろそろ夕暮れで横目に見る海に夕陽が落ちそうな感じだった。
前に寄った「白鳥大橋展望台」が見えて夕陽も眺めよさそうだと思ったけど、どうせだったら白鳥大橋を渡った先の西の岬の展望台(絵鞆岬展望台)に行ってみよう!と通過。

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だのに、、白鳥大橋へ逸れる道までうっかり通過してしまった。。マヌケ―。あざ笑うかのようにまたすぐ隣を特急が通過。。まあいいかとそのまま進んで36号に出た。

36号は広く長い直線の道。建物はわりとあって荒野感は無い海沿いの平らな道。陽が沈んで徐々に暗くなった。
虎杖浜温泉とか前に寄ったなーと懐かしみつつ日帰り湯は対向車側なので通過。

のんびりゆったり走って完全に暗くなった6時半に苫小牧に着いた。
工業地帯のガスの煙突から昇る炎がえらく明るくて目立ってた。あーこの時間で真っ暗かぁ、、秋分の日は明後日だけど随分日が短くなったなぁ。。なんて思うより先にこの後どう進むかちゃんと考えればいいのに、市街に入ってからも行き先を決めかねてて慌てた。
で、道を考えてて何軒も見かけてたジンギスカンとかの食堂も通過しちゃった。都市部でもなきゃ暗くなってからの飲食店なんかなさそうなのに深くは考えずに都市部は迂回しようと、36号から離れて234号に進んだ。
けど「鵡川」という字を見て、鵡川のシシャモのにぎりが食べれる寿司屋はやってるかな?とか思って咄嗟にその235号に逸れてみた。

ファイル 224-8.jpg

この235号はしばらく自動車専用道路の日高道の無料区間。そういえば前回も235号を進んでるけど敢えて上は進まずに下道だったし朝だった。ので鵡川まではしばらくかかると思ってたけどスイスイの独走であっという間に鵡川を過ぎてしまった。。あちゃー。

まぁいいかとそのまま進む。うちのナビ地図ではその次の富川までしか開通してなかったけど、道はもっと先まで続いてて厚賀で終点だった。こんな距離を無料高速であっという間だった。
下の235号に出たけど、もうやってる店はセイコーマートしかなかった。まさか北海道初日の寄道が道の駅二軒だけになるとは思わなかったけど、それだけ気侭にのんびり考えもなしに散歩感覚の自然体でドライブ出来たって事でよきよき。

道は暗い中、ペースのいい列で流れた。
やがて浦河町に入ると三つの玉の街燈がずっと並んでて洒落ていた。ああ、浦河町は不思議な感じに洒落た街だったっけ。
そしてその浦河町の中心街あたりでは街燈は黄色に変わり建物の洒落た感じと相まって昼間通るよりも更にメルヘンチックな町並みだった。何もないような所でいきなり現れるからこの町には何があるのかと不思議に思う。まぁ「市」ではなくて「町」でも日高支庁(現在は振興局と言うそうだ)の中心地だからね。

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さて、このまま襟裳岬まで進んで岬の駐車場で寝ようかと思ってたけど、そういえば襟裳岬は夏でも寒かった憶えがあるのでやっぱヤメ。
少し先の日高幌別で山側に折れた。あ、こっちが236号だったんだっけ。(そのまま襟裳岬にいくのが336号)たしか馬の産地で馬の牧場が並ぶ沿線の道だけど、夜なのでただただ真っ暗。

そして牧場地帯を過ぎるとぐんぐん山を登って日高山脈を横断する道。
こりゃ野生動物出てきそうだからと速度も抑えめに進んでた。ら、案の定大きな鹿の横断。これには当たりたくないのでちょっと焦った。
で、一頭見かけたら必ずその先でも見かけるんだよな、、と思ってたら案の定出てきた。っていうか一頭どころじゃなく何頭も横切ってエゾシカパーク。。停止しても飛び出してきてぶつかりそうになるくらい。流石に夜でも何頭かは写真に撮れた。逆にいつもは先に見かける筈のキタキツネは山を越えて下ってから一匹見かけただけだった。

そして襟裳をまわってきた336号に合流。北に折れてすぐに分離。236号を真っすぐ北上して隣の町の大樹の道の駅で停車。
ここで寝るつもりだったけど、「大樹町経済センター」という建物の広い駐車場で道の駅らしからぬ雰囲気だったのでヤメ。。今夜もまた一つ先の道の駅に移動。

で、また236号を真っすぐ進むと、隣の町の忠類にも道の駅がある。ここは昔わさびソフトを食べたトコ。大きな公園の前の長い駐車場なんだけど、停まってる車が多くキャンピングカーも多かった。みんな微妙に入り込みずらい感じの等間隔で並んでて広くあいてるところがなかったし、朝のトイレとか混みそうな気がしたのでヤメ。。結局また大樹に戻ったw

一時間以上無駄にして11時半に大樹の道の駅で落ちついた。北海道初日のドライブはここまで。いい出だしだったと思う。(本日の走行距離は522.7Km、燃費は22.8㎞/h)
外気温表示は12度。朝はもっと寒いだろうから横着しないで寝袋出してしっかりくるまって寝た。
 
 
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