七飯町峠下の5号沿いにある道の駅。
初めて寄った新しい道の駅。前来た時にもあったかな?(18年3月のオープンだそうだから前来た時には影も形もなかった)
北海道に来て最初の寄道が道の駅というのも何か面白くないけど、まぁいいか。
駐車場は連休なのに誘導もなく混雑してたけど、出る車も多くタイミングよく停められた。
そして建物は新しく、中に入ると洒落てる新型の道の駅。そして飲食店やチョイ食いスナックのメニューも色々そそられて目移りした。
まず名物のガラナソフト。気になったけど冷たい物より先に何か食べたかったので取り敢えずスルー。
ちゃんと食事しようと思ってたけど、座席は少なく空いてなさそうだったので、ちょっと軽く「きみこばあちゃんの いももち」を買ってみた。これは店の前で「87歳 きみこ」の名札を付けたおばあちゃんがホットプレートで焼いてる手作り感満点の芋餅。パックも少しベトベトなのも御愛嬌w
入口近くのイスに腰かけて食べた。
んーんー柔らかくて最高。おいしくペロリと食べちゃった。
そういえばいつの間にかどこの居酒屋やコンビニでも見かける様になった「いももち」や「揚げいももち」だけど、昔からあったものでもなく、自分は初めて食べたのがこの函館。
初めて友達と来た北海道(90/8/1)で一泊した函館の居酒屋で初めて食べて「これいいなぁ東京でも食べたいなぁ」とか思って帰ってしばらくしたら都内でも見かけ始めた品。なので函館が発祥だと勝手に思ってた。そんないももちを今回最初に食べられて、なんか嬉しかった。
で、ガラナソフトは列になってたのでやっぱパス。
(北海道の人はガラナが好きらしいけど、馴染みなさ過ぎてそんなに魅力的に思えないし)
外に出てみると隣りにもう一棟別の建物があったのでそっちも覗いてみた。
「男爵いも発祥の地」とある街燈に食い込んだジャガイモのモニュメントの先の「THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)」という建物は、入ると倉庫風でお洒落な空間。
まず入口最初にあったのが日本初の自家用自動車「ロコモビル蒸気自動車」の展示。そのオーナードライバー1号が「男爵いも」の生みの親である川田龍吉男爵なんだそうだ。
おおお かっこい!蒸気で動いたのか。男爵が横浜にいた明治35年(1902)に購入してそっちで乗ってたようだけど、後に函館にも運んでこの七飯の農場でも乗ってたそうだ。
ついつい車が先になっちゃったけど、その男爵と芋をテーマとした素敵なラウンジで、工具や道具も飾り並べて土産売り場前には小さなステージもありチムニーを囲んだ座席も洒落ていた。PAと共にさりげなく「ラブレターを大切に保管してた金庫」とか並んでてこれまたお洒落。英国嬢との遠距離恋愛とかかっこよすぎ。
何か土産を買って行きたかったけど、見るトコ盛りだくさんで土産など見ずに奥に進んだ。奥には食事処もあったけど並んでたのでパス。けど、脇のファストフード風テイクアウトコーナーは一組だけで早そうだったので並んでみた。
買ったのは「ザ・男爵プレミアムチップス」というフライドポテト。オイルフレーバーとディップを選べるんだけど、よく分からないから店員さんのおススメを聞いてオイル:プレーンとディップ:塩辛にした。
外で食べようかと思ったけど階段の上の客席がガラガラだったのでそこでラウンジを眺めながら食べた。
これはウマイ芋。外はフライドポテトだけど中はふっくら蒸かし芋で芳ばしく優しい美味しいポテト。
そしてちょっと変化球の塩辛ディップがまたすごくイイ味で最高だった。
ポテトも北海道を代表とする象徴的食材だけど、そういえば北海道に来てそのポテトをメインとした食事は初めてかも。
一番おいしいポテトで北海道ドライブの始まり!ドライブの神様ありがとう。
食べ終わって外に出ると、他にも戊辰の役の幕府遊撃隊隊長「人見勝太郎」の案内円柱とか、芝生の中に親水コーナーとか(遊んでたのは犬だった、、)見どころ満載の濃い道の駅だった。
来た時は混んでるしー 洒落てるしー 広大な北海道で何でこんな密なトコに最初に寄っちゃったかなー とか正直思ってたけど、これは寄ってよかった!気分上がった。