那須烏山市滝を流れる江川の本流にある滝。
前に一度立ち寄って好印象のスポット。だけど、その後立ち寄ることはなく十一年振りで点景も二度目。前の道は何度か通ったりしてたけどねぇ。
今回は妹が「滝に行きたい」というので来てみた。普段ならここが浮かぶことはなさそうだけど、最近見てる旅アニメで先月ここらが舞台になってるのを見たので「滝」と言われて思い出した次第。
「龍門ふるさと民芸館」の裏の駐車場に停めて歩いた。この民芸館は前回休館してたので今回は寄ろうと思ってたんだけど、先に滝を見ようということで取り敢えず通過して滝への坂道に出た。
その坂は緩やかに下って、途中で滝が覗けたし、折り返しの所で竹林が見えたりアジサイが咲いてたりして妹に好評。「ちょっと待って」と写真撮りながら下った。
そして中間の少し下の折り返しに観瀑台の広場があって、一番下まで降りずとも広く見渡せた。そして滝の中間正面なので飛沫も風に流れてきてて広場は霧雨状態。
ひんやり涼し気で気持ちよかったけど、飛沫がかかってメガネ濡れて見えなくなるので、気持ちいいとのんびりする妹をおいて先に下にくだった。
そして一番下で川を渡って中央で滝を見た。こっちは飛沫は来ないので濡れないけど涼しくはなかったけど、やっぱ正面下から広く大きく全体が見れるのでいい眺め。
少ししたら妹もおりてきて「いいねいいね」と写真撮ってた。
この滝のいい所はこの広く見えるところと、山奥まで行かずに来れて駐車場からそう歩かずにすぐ見れるところ。
マイナス点は水があまりきれいではないところ。少し濁ってて足ポチャする気にはならない。
妹はそこにはふれず喜んでたのでホッとした。
しばらく眺めて対岸側に渡って少し先まで歩いてみた。
対岸側は暫く広場の公園のようになってて、先まで行って何があるわけではないけど少し先まで歩いて折り返した。
広場には外国人ぽいパーティーばかりで、はだしになってなごんでた。
また川を渡って坂を戻った。観瀑台の広場で少し涼んで、またアジサイで写真撮ってゆっくり登った。
登り切った後は滝の上の方にまわってみた。滝が落ちるキワが見れたと思ったけどその奥には滝不動の堂があるだけで木々の合間は何も見えなかった。そうだったっけ。。
ここで戻る時に誰かに耳元で話しかけられたような気がしたんだけど、近くには誰もおらず妹も少し離れてたし低めの声だった。気のせいかな。
さてそして、「龍門ふるさと民芸館」に入ってみた。無料だしね。
「龍神堂」という額の部屋に入ると、椅子が並んでて「龍神様夏バテの為しばらくお休みとなります」とあり暗い壇上に龍がいた。夏バテじゃ仕方ないね。
地域の案内のコーナーには6月までやってた「ざつ旅」の原作者のサインと原作マンガの龍門の滝の部分が飾られてた。雑な旅と言いながら割とリッチで恵まれた旅行で、いった事あったトコが多かったのでくすぐったい作品だったけど全部見てたのでなんか巡礼になってしまった。
それよか「シモツケコウホネ」という栃木県内の4カ所にしかない希少野生植物種の情報が気になった。
そして建物の中央は階段で上がれる塔楼になってて、妹も意外と乗り気だったので階段を登ってみた。
壁にかかった大きな龍の絵を見ながらグングン上ると、上には「八龍神社」の祭壇があった。
ガラガラや由緒がきもありちゃんとこの「民芸館の最上階に八龍神社を建立しました」と書かれてた。
それと天井の大きな龍の墨絵も迫力あってよかった。
窓には網が張ってあったけど龍門の滝が見下ろせた。ずっと下の滝はなんかこの天井の龍の尾の先のように見えた。
のぼって来て良かったなとは思ったけど、あまり上がる人が多くないのか冷房が効いてなかったので、長居はせずに降りた。
下ではまだ売店がやってたのでササ―っと見て「龍門サイダー」というのを買ってみた。ここまでなにかと肯定的だった妹だけどこれだけは「やめときなよ、高いだけだよ、普通のサイダーだよ」と反対してた。「いいんだよイメージなんだから」と買って飲んだ。高くて普通だけど、汗かいた後でノド乾いてたので冷たくておいしかった。