大津市神宮町にある神社。
ということは知らずに、なんか自然公園みたいな森があるなぁとか思ってちょっと歩いてみた。
取り敢えずは園内マップみたいなのないかなーとか思いつつ進むとすぐ先で車道に出た。ん?公園じゃなくてただの森だったかな?とか思いつつ、渡って更に進むと広い道に出て、東の森の口の方には大鳥居があった。あー神社の森だったか。
広く長めの参道の大きな神社だった。じゃぁお参りして行こうかと奥に進むと、階段の上にも鳥居が見えた。

階段を上るとしっとりとした木の鳥居だった。
ここには茶屋やベンチや御手水舎などがあり、読みづらい由緒書きの前に分かりやすい案内があって、ここでやっと「近江神宮」だと知った。御祭神は天智天皇。時の祖神で、歌かるたの祖神、古都大津宮隣接地に昭和15年に御鎮座と要点纏めてて有難かった。あぁカルタの「ちはやふる」の舞台ね。カルタくじとかちはやふる御朱印帳とかあるそうだ。
そして階段はまだ続いて、次はその上に赤い楼門があった。
一気に登って門をくぐると、もう一段上に拝殿が見えた。ここは屋根だけの外拝殿で向かいには内拝殿がある二重拝殿型、一般はこ外拝殿の中から参拝。内拝殿の裏にあるであろう本殿は見えなかった。

この外拝殿には「轟太鼓」があり毎日朝夕に鳴らして時を告げるそうだ。寺っぽいなとか思った。(それは鐘)
そして回廊っぽい感じも良く、「参拝順路」とある方に進むと林の中の栖松遙拝殿に出た。
ぐるっと脇から楼門の階に下ると菊が並んでた。毎年11月上旬からやってる「湖国菊花展」だそうだ。「巴の錦」という花の内側が赤い菊も並んでた。もう少し花が開くとキレイっぽかく、少し早い感じだった。
そして楼門から続いた赤い柱の回廊のような休憩所には塀に百人一首の札が並んでた。この一首目が天智天皇の歌なのでここがカルタの聖地ということになるらしい。僕はねぇ、坊主めくりくらいしかやったことないけど、それも何十年前かねぇ。ルールも憶えて無いや。
授与所も赤かった。

楼門を横切って進むと時計館宝物館というのがあり、その前には日時計のオブジェ、池にある漏刻というのが天智天皇が導入した水時計の復元というのが興味深かった。
そして中国の古代日時計とかは形しっかりし過ぎててピンとこなかった。
そして端にあった背の高い屋根の東屋っぽいのは自動車清祓所だそうで、明治23年建築の大津地方裁判所の玄関を移築したものだそうだ。
このすぐ下に駐車場があって、車で移動して来ればよかったなーと思いつつ、七五三の家族連れを眺めつつ、ゆっくり歩いて森を抜けた。
軽く公園を歩くくらいの気分だったのが、たっぷり見どころ多い大きな神社を歩けて楽しめて良かった。
帰ったら「ちはやふる」見てみようかなーと思った。
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