伊勢崎市宮前町にある神社。
宅地の中にある町中の神社。表の県道にあった「下植木赤城神社石造美術群」という案内が目について気まぐれに折れて来てみた。
駐車場は無いけど、前の道が角で広くなってたので、ちょこっと路駐。サラっと見てすぐ戻るつもりで神社を歩いた。
鳥居をくぐると参道には「駒留石」とかあって、水のない御手水には「洗浄石」とあって、二本柱で立った屋根が二つの石の上にバランスよく乗っていた。よく倒れないなぁ。すごいなぁ。
けどまさかこういう石が「石造美術群」というわけではないだろうと見まわしつつ参道を進んだ。
横目に見た社務所はなにげに広間でもありそうな大きさで、町中の神社ながら大勢人が集まりそうな感じだった。
そして拝殿は赤く綺麗な彩りで、神額もしっかりしてて、町中神社ながら立派な社殿だった。
なんか、先月参った総本宮とされる三夜沢赤城神社よりも立派に感じちゃった。静かにお参り。
横に廻って背に続く本殿は格子で中が見えるようになっており、こちらも赤く綺麗な彩色で、龍の彫刻や錦絵が描かれていた。
そして境内奥の隅にプレハブのような小屋があって、その中に県重文の石の宝塔や石幢などが並べて置かれていた。
これが「石造美術群」。案内も立ってて南北朝から室町初期のものだそうだ。当地の法華経信仰を表したもので美術というより歴史的な文化財だと思うけど、まぁいい形ではあると思った。
本殿の裏には末社の祠が並んでたけど、逆側にはまわれず塞がれてた。なんだろうと思って表から回ったて見たら弓道場の矢場になってた。へぇぇ。
したら、稽古してる人がいてシュッと矢が飛んで的に当たった。
端の方だったので次はもう少し中に当たるかなと、脇に停まったトンボと共にじっと待ってみたら、次も近い所だった。
人が見てると集中できないかもと思い、静かに神社を出た。
なんか色々見れて雰囲気もよく、いい印象の夏の朝の町中神社だった。
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