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熊野の長藤

ファイル 3690-1.jpg磐田市池田の行興寺境内にある藤棚。

白バイに案内されて来てみた。
警官曰く「もう咲き終わってるけど白藤はいくらか残ってるかと思います」、「盛りは四月でしたね。満開時期は天竜川河川敷のずっと先まで駐車する車でいっぱいで大変混雑します」「それではごゆっくり、お帰りも気を付けて」だそうで、まぁ駐車場がガラガラなので花の期待は最初からなく、侘しく情けない気持ちを愚痴のように書ける点景項目にできたらいいかなってくらいの暗いマイナスな寄り道。

入口の門の脇にあった説明には「国指定天然記念物一本 県指定天然記念物五本」とあり、「平安時代の終わりに熊野(ゆや)御前が植えたとの伝承がある」そうだ。

国指定の平安の藤かぁ。。と少しは興味増して境内に進んだ。

中は全面的に藤棚で、確かに花は終わってた。
けど、完全に散ってるわけでもなく、中には咲き残ってる房もわずかながらあって、取り敢えず花は見れた。全然見れないかと思ってたのでよかった。

ファイル 3690-2.jpg

そしてこの藤棚の広さのわりに木は多くなく、その五本の県指定の藤が広がった結果のようで花はなくとも小さな莢をつけた蔓は垂れていてなんかすごいもんだねと思えた。あーこれは確かに満開なら凄そうだわ。

一旦表に出たトコに白藤があった。確かに白藤は咲き残ってるのが多く見えた。けど、よく見ると、白藤は花が落ちた後の莢まで白っぽいので、散ってても花が残ってるように見えるだけだった。なーんだよ、だったら普通の藤は莢まで藤色だっらたいいのにー。

さてそういえば「国指定」のを見てないなともう一回藤棚に入ってみた。ら、奥の横にありました。
推定樹齢850年。平安時代から咲き続ける藤。ピンとこないけどすごいや。

ファイル 3690-3.jpg

国指定のトコでちゃんと咲き残ってる花もわずかにあったし、花が散った房は小さな莢がたくさん残ってた。

その国指定の手前の小さい堂はゆやとゆやの母の墓だそうだ。
ゆや御前はたいそう美人で、平宗盛が見初て京に呼ばれ妾女となったが、母親の重病で帰郷。この地で平家の滅亡と宗盛の死を知り尼になったそうだ。

愚痴だらけの点景にならないでよかった。歴史の片隅を想えていい寄り道だった。

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