加賀市大聖寺地方町にあった城跡。
北陸の歴史には詳しくなく城も有名どころくらいしか知らなかったけど、そういえば何年か前に大聖寺駅の駅前のホテルで泊まった時に駐車場にあった案内板で「大聖寺藩のあった町」と知って、それで今回「大聖寺城跡」の案内が気になって、気まぐれで立ち寄ってみた次第。気になった先からなのでこんもりとした小山をぐるっとまわっちゃった。
その小山の東側に城址公園の駐車場があって、案内板がいくつも立ってた。
まず案内を読むと、南北朝時代に構築された城で、戦国時代には一向一揆の拠点となり、その後に入った豊臣秀吉家臣の溝口氏が天正11年(1583)に修築して現在に残る城郭になったそうだ。
江戸時代初期の元和元年(1615)に一国一城令で廃城。藩政時代は入山禁止だったそうだ。。あら、大聖寺藩の城じゃなくてもっと前の時代の城跡だったのか。
んーどのくらい登るんだろうか、、と躊躇しつつ進んでみると、登り口にはパンフレットが木箱にあった。ありがたい。
パンフはカラーで見やすいイラストマップになってて、約100分のじっくりコースと、約30分のいいとこどりコースが紹介されてた。ありがたすぎる。よし行こう!
と、登り始めるとすぐ先に「贋金造りの洞穴」というのがあった。
明治元年に新政府に弾薬の供給を命ぜられた大聖寺藩はこの洞穴で贋金を製造したそうだ。責任者は後に切腹。。あんまりだ。
坂をちょこっと登ると城郭らしい急斜面が見えた。「切岸」と案内板が立ってて「自然の傾斜を人工的に絶壁にした防御施設」とあった。ほんと案内丁寧で楽しんで登れそうだ。
と、気分乗ってきたとこで雨降って来た。。雨具もってなかったから引き返した。
うーんどうしよう。ポンチョのカッパはあるけどそこまでして登るほどではないし、、なんか熊注意とかあるし、、と言い訳ばかり考えて城歩き諦めた。
「ご城印ご希望者へ」というのにあった「歴町ふるさと館」というトコに行ってみようかな、、とか思ったけど朝の8時に開いてるわけないかと諦めた。
公園の入口だけで退散してしまった城廻りだけど、まぁ概要分かったし興味持てたからいいかな。
最後に駐車場の裏の忠霊塔を見て出発。またいずれゆっくり来れたらいいな。
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