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くすのき公園

ファイル 3447-1.jpg紀美野町下佐々にある町中の公園。

370号を通ってて、フト町中に静態保存されたような鉄道車両を見かけて気になった先で「くすのき公園」という案内があって、鉄より樹だなーとか思って来てみたら、その公園にその鉄道車両があったという都合のいい気まぐれな寄道。
そして町中の公園だけどちゃんと三台分の駐車場があったので有り難く停めて休憩した。

で、まずはそのクスノキ。カッコイイね。
案内板には「学術推せん樹」とあって名前は無かった。推定樹齢500年、幹囲は掠れて消えてて、樹高が23mとあった。

ファイル 3447-2.jpg

ぐるっとまわると石碑があって「田渕家樟陰荘跡」とあった。なんか説明も欲しいところである。
まぁ、歴史とかそういうのはともかく、見上げて大きく葉も青く繫って元気を感じた。

そしてトイレの手前の鉄道車両。昭和9年(1934)製のモハ30形で、阪神鉄道で30年間活躍し、昭和38年(1963)に野上電鉄へ譲渡され31年間平成6年(1994)の廃線まで活躍してた車両だそうだ。へええ。

紀美野町のこのあたりは平成の大合併の前は野上町だったそうだから野上電鉄というのは文字通りこの地域の中心的交通手段だったんだろうね。

ファイル 3447-3.jpg

ちなみに、先ほど国道から見えてた車両はここのとは別で町内の医院の前に静態保存されたものだったらしい。まさか同じ町内の近くに別々に二両あるとは思わなかった。なんか見た位置とは違うなぁとは思ってたけど気にしてなかった。

それと、この公園が駅の跡なのかなぁ、、とか何気なく思ってたけど、そうでは無くこの付近の駅(下佐々駅)はもう少し西にあったようで、今通ってきた370号のバイパスが実は線路跡を拡張整備した道筋だったらしい。へええ。

今まで何度かこの370号は通過してるけど、この紀美野町も野上もとくに印象はなく通過するだけだったので、今回県道で来た時も見覚えのない町名だったけど、そんな所でこうして寄り道できてよかった。しっかり印象に残った。


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