和歌山市和歌浦南にある石橋。
奠供山と松を眺めた後に上から見えてたこの橋もちょっと見ていこうかなと少し歩いた。
県道の車道を横断して、川を見ながら歩いてみたら、何やら魚が泳ぐのが見えた。
まぁどうせボラだろうと思ったけど、よく見ると全然形が違ってて、あれ?クロダイじゃない?
え?クロダイって磯釣りとかでも人気で防波堤なら大当たりくらいの魚じゃないの?こんな川でこんな普通に見えてていいの?と驚いた。
(ってことで写真増えたので点景は神社とは別項目にした)
なんか別の魚かも?と思ってじっくり見たけど、形も模様の感じもクロダイにしか見えなかった。
まぁ川とは言っても陸地化した海の名残の水路のような場所(地図には市町川とあった)、汽水よりも海水に近い感じだろうから海水魚がいてもおかしくはないけど、都市部の観光地前のこんなところに、おいしく料理されるような魚で刺身にもよさそうな大きさのが泳いでるのが普通に見えててちょっと驚いた。
のんびり川底の貝をつつきまわってたり、色の濃いの薄いのいろいろいたり、ちょっとケンカしてたり、見飽きずに暫く眺めた。
で、思い出したように橋にも歩いてみた。
キレイに整ってたけど嘉永4年(1851)に架けられた橋で、紀州10代藩主の徳川治宝が東照宮の大祭の時に御成道として造られたそうだ。
古い石橋と言えば九州でよく見るけど、やっぱりこの橋も肥後熊本の石工を呼んで造ったそうだ。
渡ってみてもしっかりしてて九州のもののような古さは感じなかった。しっかり整備されてるのか石の素材が違うのか、まさか再現物?と思えるくらいだった。
橋の上からは隣りの県道の橋で海はあまりよく見えなかったけど、川の方はよく見えた。やっぱり水面が鏡のように静かで、青空をよく映していた。
この川の先にある御手洗池の隣が東照宮。あれ?この橋必要?(片男波に御旅所があったそうだ)
橋を横から見ようと脇から覗いてみたら、ここらの水面には小魚の群れが行ったり来たり。魚影濃いなぁ。
そしてまたクロダイも近くまで来てて、目が合った。。
これって餌付けされてるのかな?とか思ったけど、こっちから近寄ったらササっと逃げた。。
ずっと眺めていられそうだったけど、キリがないので橋を渡って戻った。
正面には鹽竈神社の鏡山、海の方には唯一島のまま残ってる妹尾山が見えた。全部見て行こうかな、、とも思ったけど、玉津島神社と奠供山ほどではないだろうからヤメといた。もうすでに十二分満足。少し残しておくくらいがいいのよね。
ゆっくり車に戻った。
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