かすみがうら市坂にある資料館。
先日、豊田城の点景書いててナンチャッテ天守を調べてたら茨城にはもう一軒あるそうでそれがこの歴史博物館。
そういえばこの県道を通ってて見かけてた憶えあったわと来てみて思い出した。
外から眺めて終わり
でもよかったんだけど、今日はもうこのあと大きくまわるつもりも無く時間に余裕あるので入ってみようかな。って事で門をくぐった。
これはどこの天守がモデルなのかね。(どうでもよくて聞かなかったけど、、)纏まった形でいい形。
江戸城の富士見櫓を大きくした感じかな?
とすれば、門櫓は大手門かな?
中は下足でスリッパに履き替えた。博物館なのに史跡みたいじゃないか。
入館料は210円だけど水族館との共通券が410円。百円引きなので共通券にしたけど珍しがられて「水族館は離れてますよ」とか「タッチコーナーが改修中ですよ」と、いいんですね的に念を押された。共通券を買う人は少ないのかな?
僕は単に、ここがつまらなかったら水族館で気持ちの補完をという保険のつもりなんだけどね。
で、館内は全面撮影禁止。
模型は小型の帆曳舟があるだけで、撮影禁止が惜しいようなジオラマ模型とかは無かった。
歴史コーナーは伊東甲子太郎もあっさりとパネル1枚だけでパーッと見てまわるだけな感じ。志筑藩の圧政で苦しんだ地域という印象だけ残った。
四階が展望室。スリッパ履きのせいか階段は古い旅館のようなにおいだった。
展望室は外への扉が全部鍵閉じたままだったけど、開けるなとは書かれてないので開けて外に出た。
霞ヶ浦の一番広い部分が一望できる城型展望台、、かと思いきや、南側の霞ヶ浦は木々に隠れてあまり見えず、思ったほど高さを感じない今ひとつの眺望だった。
東側は玉造のタワーがポツンと見えた。展望するならあっちだな。
以上。
石下の豊田城が意外とよかったものだからと期待した部分がないでもないけど、こちらは本来想像したままの昭和感ある地味な歴史博物館だった。(なので点景にしなくてもよかったんだけどね)
さて、ちょっとモヤモヤした感じを補完するべく移動。(予測通りになってしまった。。)
坂を下って霞ヶ浦の岸の歩崎公園にある「かすみがうら水族館」に来た。
駐車場からの入口の門がなくなって新しい公衆トイレが建ってリニューアルしてた。トイレ済ませて水族館に進む。
ここは二年前に来て好印象だった小さな水族館。微妙な気分を癒しておくれw
中に入ると館内もリニューアルしてた。改修中のタッチコーナーはコイやフナが触れたこのコーナーのことか。(前にさわったのでOK。。っていうか子供じゃないから無くてもガッカリしないってw)
それよか、前は入り口横の水槽だけだった霞ヶ浦の魚が充実されてて、筒型水槽ではオイカワがすいすい泳ぎ回ってた! オイカワかよww 珍しいなぁ、オイカワをこんなにフィーチャーして見せてる水族館てここだけじゃなかろうか。しかも水槽に寄ると逃げて裏側にまわるし、、静かに立ってたら泳いできたけどねw 今は普通に白いけど産卵期のキレイな彩りの体になったら人気出てほしいなぁ。
そしてハヤ(ウグイ)は群れで一水槽独占。いいね。腹赤いね。
その隣はワカサギと色々。さすが霞ヶ浦、年魚(一年間寿命の魚)とはいえやっぱ名物特産のワカサギがいないとね!と、見てみると、何匹も泳いていた! けれど、妙に痩せてて痛々しかった。産卵終えた姿って事かなぁ、、って事はもうすぐ。。
そしてイワナはいなくなり、外来魚のコーナー入口の大きなニジマス水槽にはヤマメっぽいパーマークのニジが、、いやそれヤマメだろ?
オオサンショウウオはまだいたけど、そういえば蛇や蜥蜴のコーナーはなくなり、海水魚もクラゲもダイオウグソクムシもなくなってた。。
そのかわり水槽が余ったのかクサガメが大きくキレイな水槽で元気に泳いでたwオイカワだけじゃなくクサガメというありきたりな在来種がこんなに優遇されてるなんて。と微笑ましく近くで見たら、、特定外来種のミドリガメも混ざってたw
あとは変わらずでタナゴとナマズとハゼが並んでた。
在来種メインにした展示は個人的にはとても好印象でいいなぁと思えた。けど、一般向けにはどうなんだだろうと少々不安にも思う。また数年たったら来てみよう。
外に出て浦岸に出てみた。目の前は「ワカサギ保護水面区域」だそうだ。こんな広い霞ヶ浦でこんなホンの一部だけ保護区域にして効果あるのだろうか?とか思いながら広い湖を眺めた。
上から眺めるより岸から眺めるほうが広さを実感できるな、、と元も子もないふうに感じつつ駐車場に戻った。
駐車場にはいろいろと案内板が立っててその中でも新しめの「ジオサイト」のは見やすく興味持てるパネルだった。なんだろう?資料パネルも新しいものはグッと見やすいんだよな。
資料館も大変だろうけど旧態依然とせずに魅力を示せるように変わって欲しいね。
ちなみに前回の水族館の点景→