御津町佐脇浜一号地の埋立地にある公園 (三河臨海緑地)の一部で、日本を模した島になっている区域。
10年くらい前に来て以来の二度目。前はコワクにしてたね。
まずは駐車場から「あかねはし」という橋を渡って、目の前の埋立地との間の海やその後ろの東三河の山並みを眺めた。
そして入口ゲート。
、、、なんか草生えまくりな廃れた印象。10年たつとこうなるのか。
ここは日本を模した島という事だけど、形はあまり日本ではなく、ゆるーい気分で歩いて楽しむ公園。なので、この入口がどこなのかもよくわからず、案内図ってなかったんだっけ?とチンプンカンプンなまま取り敢えず目の前の丘に上ってみた。
前は芝生だったような丘も草ぼうぼう。草の中の道を進んで丘を越えると「高知」に出た。(各県の「県の花」が書かれたプレートが地面にある)え、この丘が四国だったのか。。
っていうか、いきなり何も考えずに進んだら高知に出たというのが笑えた。どんだけ高知が好きなんだよw
高知からは目の前の海を見ながら太平洋側を歩いてみた。
海には鷺や鵜の鳥が飛んでたり休んたり、そして水面ではあちこちで魚(たぶん鯔)がぴょんぴょん跳ねていた。魚を写せないかなーとたくさん写真撮ったけど遠景で一枚しか撮れなかった。。
四国の次は大阪湾かな?と思ったらもう三河湾で現在地だった、、なので関東までもすぐで、房総半島は草ボウボウだった。こんなに高知が近ければ毎週でも行けるのにな。(めったに行けないくらいで丁度いいのだけれどw)
東京湾に進み、東京に上陸したら高層ビルの先の埼玉県は道も草に埋もれてて、軽い藪漕ぎで群馬に進む。
富士山への道はもう途中で閉鎖されていた。富士山は登りたかったなー前来たとき登って眺め良かったんだけどなー。
そのまま草かき分けて下るともう新潟だった。新潟も近くていいわ。
東北も短くあっという間に青森。そうそう何故か青森だけ立派なんだよね。その先の北海道なんて何もないのに。
そして日陰の太平洋側から北海道へ歩いた。
海では鵜が何度もダイブしてた。海鵜かな川鵜かな?(たぶんカワウ)
北海道の先には橋が架かってるけど、そっちからまわって駐車場へ戻るのは大変なので渡らずに折り返す。
振り返った日本列島は朝なのに太平洋側が日陰で日本海側が日向。あーーそうか、すごく不自然に感じてたのは東西南北逆だからか!一番南が北海道だもんな。
日向の日本海側を引き返した。
こっちにはシギ(黄足鴫)がいた。少し大きのもいるなと思ったらハトだった。ハトは多く、木の上とかにもいて焦ったりした。
そして木にはクマゼミが啼いていた。いつもどこにいるのか見つけられないことが多いけど、ここではすぐに見つけられた。
鳥や虫を見て立ち止まったり、日本海に昇った眩しい朝日を変な気分で浴びながらのんびり歩いた。これぞ「散歩!」って感じだった。
この日本海側もアッという間、さっき横断して出てきた新潟を過ぎると「親不知」「兼六園」「東尋坊」と並んで北陸が一気に終了。気がつけばもう島根で鳥取に気が付かなかった(砂場くらいあればいいのに)
どこから入ってきたのか軽トラが止まってて荷台の水を垂れ流してた。公園管理の車?、、には見えなかったけど。
そして入ってきた口に戻った。
ああ、ここは関門海峡で橋のようなゲートは関門橋なのね。草に埋もれた案内のフグが下関ってことか。
そういえば九州の方は歩いてなかったので、一応そっちにも歩いてみた。
九州は折れて東西に伸びているので、太平洋側も東シナ海側も日当たりよかった。とりあえず太平洋側を歩くと宮崎に立派な休憩所があった。これは何を表してるんだろう?
そんな宮崎にはネコがいた。いやネコはあちこちにいたけど、ここのネコが一番のんびりしてた。
鹿児島湾が一番の日陰。桜島くらいあればいいのに何もない。青森との差がすごい。
いい感じの島になってた沖縄で折り返し。
前は阿蘇山に登った気がするけど草だらけでスルー。特に何もない東シナ海側を歩いて関門海峡に戻った。
そして渡ってきた茜橋を戻って駐車場。およそ50分の朝の散歩。
形こそイマイチ日本になり切れてない感じだけど、庭園というのはそういうものなんだろう。池を琵琶湖に例えたり岩を富士山に例えたりという庭園は多く、要は見方や想像力の問題だと思う。(石を並べただけの「日本列島の石組み」というのもあったなぁ)
やっぱり僕には、簡単に一周巡れる日本列島は楽しく、簡単にめぐりながらも実際には行くのが大変な北海道や九州沖縄や各地の道のりを想像したりして楽しめた。
ちなみに前回10年前のコワク→