滑川町福田にある博物館。
主な内容は「国指定天然記念物ミヤコタナゴの人工繁殖や調査研究」だそうで、つまりミヤコタナゴを見に来た。
去年8月に所沢でミヤコタナゴを見た所(→)でこの場所を教えて貰って、いつか来ようと思い、どうせならタナゴの産卵期に婚姻色で綺麗になった姿を見たいなーと思ってて、この時季に忘れずに来れて良かった。
ここ最近はそんなに魚ネタが続いてなかったので待ちに待った感じかな。
さて、図書館前の駐車場から歩くと、入口はウッドチップの小道のチップが荒れ撒かれたような感じと、なぜか線路がポツンと残ってて廃れた印象で不安になった。
何だこの線路?工場の引き込み線の名残なのかな?
入口は小さく靴を脱いでスリッパで入る。本当に入っていいのか不安になる。
コンクリの廊下を進むと受付案内に係の人がヒマそうにイス漕いでいた。声もかけられなかったけど不安だったので写真はOKか聞いた見た。「どうぞ」と一言。
中は大きな水槽はないけど整っていた。居心地悪かったけど、とりあえず真ん中のミヤコタナゴの水槽をじっくり見た。
おおお、元気なミヤコタナゴがチョコチョコ泳ぎ回っていた。ちょっと活発すぎて写真に撮れなくて困ったww
体が大きめで婚姻色で尾が赤く体が青くなっているのがオス♂。
小さめで色はなく尻からフンみたいな卵管が延びているのがメス♀。
いやはや元気すぎる。少しでいいから止まってほしい。。
そしてその横には稚魚の水槽があって拡大鏡でよく見えた。
うぎゃーかわいい。ちんこい。
水槽は他にもあって、他種のタナゴやフナなどの中下流域の河川の淡水魚がいろいろいたけれど、水族館のように眺める雰囲気ではなく、テーブルになってたりして、学習の一貫という感じのレイアウト。
外の池の中を覗けそうな窓は、何故かミドリガメコーナーだったり、飼育繁殖室は覗くだけだったりと、ゆっくり見るところはなかった。
中庭のような板床のテラスに出ると、その中に池があった。
覗くとタナゴっぽい魚が泳いでいたけど、少し濁ってたし上からだからよく分からず、写真もネットにピントがあってて失敗。
ウッドデッキの先も一面の池になっていたけど、こっちも濁ってて眺めるようなもんでもなかった。タナゴの生息地としては藻で濁ったくらいの池の方がいいのかな?
以上、あとはバケツにザリガニがいたけど、まさか和物のザリガニじゃないでしょ。
と、メインのミヤコタナゴの水槽以外は面白味薄く、放っておかれてはいるけど居心地悪く、かといって話しを聞く雰囲気でもなく、期待して来た割にはイマイチだった。。
そそくさと立ち去る気分で靴穿いて館を出た。
所沢の方が楽しかったけど、まぁ時季のミヤコタナゴはキレイだったからいいや。