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鶴枝ヒメハルゼミ発生地

ファイル 1411-1.jpg茂原市上永吉鶴枝の八幡神社裏の山が天然記念物の姫春蝉発生地。
以前にも来てて二度目の来訪。あーでも前回は点景に書いてなかったね。ヒメハルゼミ啼いてなかったもんね。
なんかこのヒメハルゼミが妙に気になってた時期があって、他にも新潟の「能生白山神社」とかも行ってた。こっちは啼いてなかったけど書いてた。(→)

その能生と共に発生地として国指定天然記念物になってるヒメハルゼミは、明治三十五年にこの八幡神社の森で発見されて新種として学会に発表されたので、学名が「Euterpnosia chibensis」とついた。「千葉に棲む蝉の種」という意味らしい。千葉県民として親近感沸きそうだけど、「chibensis」でググると有害な細菌の名前にもあるようで、、名前で喜ぶのは微妙かもしれない。

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解説には「発生時期は六月二十五日頃から一ヶ月ほど」とあった。丁度イイ時期だよね。
さぁ今日こそは大合唱するというその声を聞けるかなと期待して神社の石段を上った。

神社はどっしりした社殿の落ち着いた境内で、手水舎に水はなく天然記念物の標柱は苔生していた。
あまり人が来ない雰囲気でもあるけど荒れた感じはなくさっぱりしてて居心地は良かった。

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そして気になる音だけど、、
やっぱり蝉の声は聞こえず、逆に鳥の啼き声は賑やかで色んな囀りが入り混ざって響いていた。
まぁこれもタイミングだろうから魚道の魚を見るのと一緒でしばーらく待ってないと聞こえないものなのかな、、と思ってのーんびり森を眺めて待ってみた。

けど、やっぱ鳥だらけ。
虫はといえば、蜻蛉も蝶も揚羽も飛び回ってたけど、蝉はニイニイゼミすらいなかった。蚊に刺されずに済んだのだけはありがたい。

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んーやっぱ今日も駄目か。
やっぱ希少種でそうそう滅多に聞けるものではないのかな。。

っていうか、、実はまだ一度も聞いたことないのでどんな声なのかも知らないのだ。
名前に「姫」って付くくらいだから流麗な声で啼くんだろうなぁ。。(そんな事は無いらしい)

っていうか、、逆に此処に拘らずに西日本とかならもっと普通に聞けるのかな?(そういえば西日本じゃGWくらいから蝉の啼き声きこえてるもんな。。)

っていうか、、春蝉っていったって、六月下旬ともなればウチの近所でさえもうニイニイ蝉が啼き始めてたりするから、そんなに有難味はないんだけどね。。

と、ぶつぶつ考えながら三十分ほど森や鳥を眺めて待ち望んでみてたけれど、駄目そうなので諦めた。

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