桜井市阿部にある寺院。
何の予備知識もなく、なんとなく見かけた案内で来てしまった。
有料の駐車場払ってまで寄るほどの関心は無かったんだけど、入ったら「やっぱいいです」と出るわけにもいかず、まあいいかと払って停めて歩いた。
まず案内図を見るといろいろあった。
「三人寄れば文殊の知恵」の寺だそうで、ああ、その文殊ね。
大化元年(645)の創建で日本で最も古い寺のひとつということだ。
そして進むと、まず拝観受付の料金所。あ、また払うんだ。。
と思ったけど、拝観料がいるのは本堂の中の「国宝 渡海文殊像」と「金閣浮御堂 霊宝館」の七まいり。それ以外は見れるので別にいいやと歩いてまわった。
その有料の「金閣浮御堂」は池の中に浮いた金色の六角堂。新しい建物のようで、中の像が宝物ということだ。

すぐ脇には国指定特別史跡の「西古墳」
中に入れるので入ってみると奥の祭壇で蝋燭が50円だった。まぁそれくらいはね、灯して祈った。
そして本堂。外観だけ拝見した。
秋の大祭は11月3日とあった。明日じゃん。明日だったら混んでて入れなかったかもね。
引きかえしつつ東に進むと、不動堂の前に花畑があって「コスモス迷路」になっていた。
コスモスはあんまり咲いてなかったけど、ツボミが多く枯れ終わったわけではなかった。時季遅めだよね。

で、入園証は無料でスタンプラリーになってたし、あまり咲いてないからか中には女性のおひとり様一人だけしか歩いてなかったので、じゃあ歩いてみるかと入ってみた。
これが意外としっかり迷路で、スイスイ廻ってたら1のスタンプの箇所を見逃して出てきてしまった。。2が愛情、3が真心、んーやっぱ三つ集まらないとダメだよね。ってことで二周目挑戦で3つ揃った。意外と楽しかった。
ゲートの横にはチョコレートコスモスが咲いてて「チョコの香り」と嗅いでる人が多かったので自分も匂ってみた。ああ、たしかに。
そこの先には「十一面観音」、、、そこに顔があるのね。
そして室町時代の建立で国重要文化財の「白山堂」。
よく見たかったけどちょっと鳥居が邪魔だった。

そして「東古墳」。こっちは入れなかった。覗くと石像が見張ってた。
ここは閼伽井窟とも呼ばれて枯れることのない水が湧く泉が中にあるそうだ。
「合格門」をくぐって坂を上ると上には「晴明堂」。安倍晴明千回忌の平成16年(2004)に再建されたそうだ。安倍晴明はここで陰陽道の修行をしたそうで(あれ?そうなの)、如意寶珠という方位魔よけの球があったので撫でた。
その前が展望台となってて院内が見渡せた。
その先の町中に見えた山は前に行った耳成山。此処がどこら辺か把握できた。
手前のコスモス迷路はコスモスが終わると「干支ジャンボ花絵」になるそうで、毎年干支の姿が拝めるそうだ。いやーやっぱ干支より迷路が楽しかったので来たのがコスモスの時季でよかった。

坂を下って弘法大師像と石仏群を見つつ、来た道を戻った。
歩いている人は多く、後から後から団体さんも来て増えてたのでササッと戻った。
まぁ、正直あまりピンとこなかったけど、そんな自分でも見どころ多く楽しめた。
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