真岡市東郷にある神社。
294号の方にも案内の看板出てて、「日本一の恵比須様」というのが気を引く神社。自分はずっと前に一度寄ったことあってガッカリというか胡散臭く感じて点景にもしなかった(見返してみたら日誌にも書いてなくて寄ってなかったことになってていつだったかわかんない。。)。
で、今日は妹に「真岡って何かある?神社とか」と言われて「胡散臭くて怪しい神社があるね」とか答えたけど、妙に乗り気で「行こう行こう」というので寄ってみた。
駐車場は表の県道沿いの方に停めたけど、奥の方にもあったようだ。妹はそっちの方がイイと不満のようだったけど「ちゃんと参道から行こう」とこっちから進んだ。
ので、鳥居と森の川沿いの参道から進んだ。
イイ感じの森で横の川沿いに出ると堰があった。確か前に来た時は二宮尊徳さんが治水したと案内あったように覚えてたけど、そういう案内は見当たらなかった。別のトコと記憶違いか?ここで唯一印象良かったトコなんだけどなぁ。
そして神社。右正面が重要文化財とあった「大前神社」。
で、左側に何とも胡散臭く感じてた「大前恵比須神社」。塗り直されてた恵比須像は日本一の大きさらしいけど、なんかねぇ。リリーフランキーか大泉洋かって感じのイメージでどうも好感持てない。
けど、一応こっちの大前神社とは別なんだね。こっちはちゃんとしてるのかなと期待して進んだ。
ら、ビー玉の沈んだ手水や、フォントがカワイイ「夏詣」の提灯などあちこちに手がかかってていい感じだった。
そして参拝。国重文という拝殿はなるほどと思える装飾で彩られつつカッコよかった。
あれ?大きな恵比須はともかく神社はちゃんとしてて、全然イイ感じの神社じゃないじゃないか。前に来た時はあなんでそんなに印象悪かったんだろう、、と不思議に思った。
拝殿から「参拝順路」という案内に誘われつつ脇にまわると、まっすぐ立派に伸びた御神木はスタジイだった。え、スタジイってクネクネに伸びる魔法使いっぽい木じゃなかったっけ。
その横には天明3年(1783)建立という「唐金燈籠」がさり気無く立ってた。
そして風鈴の棚も設置されていた。「ちょっと少ないね」と妹、でもくぐった先の苔の休憩スペースはいい感じで、振り返って見る社殿がいい感じに見えた。その本殿を見つつ裏に進んだ。「幸せ参道」というのが気になってたんだけど、進むと料金所があってその奥は有料だった。。あーそうか、ここ、やたらと有料の箇所があってお守りとかも充実してて金運がつく前の投資を促されてるように思って胡散臭く感じてたんだっけ。。
とか思ったけど、よく見るとこれは瑞垣内の神庭の拝観料で、「幸せ参道」は無料でご自由にどうぞとあった。よく見なきゃダメだね。一応妹に「有料の国重文は見たい?」と聞いて無料の方に進んだ。
で、無料の「幸せ参道」は摂社末社の並ぶ本殿裏。どこの神社でも本殿裏などには摂社末社があって地味にフーンと眺める程度だったけど、ここは違った。
まずはバイクの神社があった。よそでも見たけどここが「発祥」とあった。バイク絵馬や写真だけでなく、顔ハメや川崎カラーのボンベや本田や山葉のカラーのネコなんかもあって面白かった。
先に進むとキキョウの花がキレイに咲いており、その前には「明眼神社」五感回復とボケ封じの神という事でここはちゃんと拝んだ。
この隣りの「淡島神社」からの末社摂社の祠にはそれぞれカラフルな幕が飾られていた。どれもヘビの絵があったからヘビ年の今年の物だろう。参拝者をなごませつつそれぞれのお社に興味を引いて楽しんで参れる気配りが感じられてこれはすごいと思った。
「皇大神宮」の脇には筧と蹲があって庭園ぽく瑞々しくなってたんだけど、その上の木の葉にアマガエルがいて、しかも沢山。今年は全然見かけてなかった雨蛙が不意に何匹も見れて嬉しくなった。
「大物主大國魂神社」の足元には鯉の置物、「天満宮」には牛の置物が愛らしく置かれ、牛は撫でた。
一番大きいのが「荒神社」、小さい「稲荷神社」と並んだ「琴平神社」は金の幕が目立ってた。
「幸せ参道」は神社としての見せ方と持成しにほっこりした。胡散臭いなんて言っちゃってゴメンナサイ。すごくいい神社でした。
とか思って表に戻ると大きな御守授与所。お守りも絵馬もお御籤も種類豊富で、ああ、やっぱりお金なのね。
授与所はお茶屋を挟んでもう一カ所あった。「大前神社」と「大前恵比須神社」は別なのね。
そしてその「大前恵比須神社」。やっぱりなんかねぇ。
この大前恵比須神社は中に入るのが有料。お水取り拝観料という事でいろいろできるようだけど、自分が胡散臭いと言い過ぎたか妹もあやしく感じてて入る気なし。
それより最後にやっぱ御朱印がほしいと大前神社の方に戻った。で、参道の方の授与所で何種かある御朱印を迷いつつ「一粒万倍日」の米型の物にしてた。「日付以外手書きじゃないけど一粒万倍日だからねっ」とやけに一粒万倍日を口にしてた。(自分は知らない言葉だった。。「一流バンバンエビ」と聞こえて「エビ?」と頓珍漢に聞き返してた)
さて、車に戻る前に一服と喫煙所に行く妹を追ってみたら、喫煙所のある裏の駐車場にはバイクの参拝者用の駐輪場が「ツーリングオアシス」と洒落てて、奥に国道のようなおむすびまで立っていた。819はバイクってことね。いやぁこってるねぇ。なんかバイクの人達が羨ましく思えた。車のドライブの神社は無いモンかねぇ。
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