新潟市西区赤塚の県道沿いにある公園。
「佐潟」という湖を囲う公園。やっぱり新潟は「潟」だよねーとか何とか思って寄ってみた。
潟というのはつまり海から切り離された海跡湖、だけどこの佐潟は砂丘内にある湧き水だけでできた国内最大の砂丘湖だそうで、実質的には潟というより沼だね。縄文時代からすでに潟としてあって付近に人も暮らしてたそうだ。
さて駐車場から「国指定佐潟鳥獣保護区」のパネル地図を見つつ、「潟舟体験」の幟に誘われて進むと、潟の口に橋が架かってた。トイレの矢印が橋の先に向いてたけど、そっちは湖を一周するウォーキングコースなので進まずに潟に出た。
その橋の下あたりは透明度のない緑の藻の水でうわぁと思ったけど、そんなのは用水路に続く水門までの口だけで、潟は青くきれいな広い湖沼だった。
潟の先に見えるのは角田山で、その脇の奥に尖がって見えるのが弥彦山のようだ。
湖面には竿で漕ぐ小船が見えた。あれが「潟舟体験」ってやつね。
眺めつつ岸を歩いていたら船は桟橋に戻ってくるとこだった。横にはテントがあって「潟舟体験」を受け付けてた。なんと500円で乗れるらしい。おお!乗ろうかな。 と、思ったけど、なんか佐渡でタライ舟に乗ってえらく恥ずかしい思いをしたことを思い出しちゃって躊躇。ヤメといた。。
さて、公園内には「赤塚地域と佐潟の歴史」というパネルもあってしっかり解説されてたから充分な案内だと思ってたけど、それだけではなくて横の建物は「佐潟水鳥・湿地センター」というネイチャーセンターだった。近くまで来て初めて気づいた。思った以上にちゃんとしたトコだった。
中はしっかりした読みやすいパネル展示がならび、潟に面した奥の一面の窓ガラスはやや細めな鳥の観測室のような印象で潟が覗けた。
ここは晩秋から白鳥が飛来するスポットのようで、寒い時はもうこっちで見るのがベストだろうし、今日みたいな暑く眩しい日もこっちの方が涼しくて有難いね。水鳥は全然見あたらなかったけどw
そして水槽も小さめのと長いのとあって、クサガメやフナがかわいらしかった。
時季的には絶滅危惧種のミズアオイが咲く頃らしいけど、ひょっとして表の枡形の水槽に?とか思ったけどそんなことはなく(ハスとヒシだけだった)この付近では見かけなかった。
青い幟の「佐潟と歩む赤塚の会」の人にたずねると、別の所で咲いてるのは見かけたそうだけど、常にではなくて希少なようだ。
(500円の舟にすら乗らなかった者に丁寧に話してくれてありがたかった)
気分いい休憩になった。
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