小清水町浜小清水の244号沿いにある自生の花咲く草丘の公園。
まぁ、天気悪くて花を見るって雰囲気じゃなかったし、花の浮島礼文島から戻った後だし、ヤメといた方が、、と思ってたんだけどねぇ。
駐車場広くてトイレも行きたかったからちょっと寄ってみた。
で、広い駐車場の中間にはドライブイン的な売店の建物があり、入ってみたらモロ昭和の雰囲気の店が並んでて、商店街に必ずありそうな高齢者向け衣料店みたいな店の一角に網焼きのチョイ食いスタンドがあって、おばちゃんが声かけてるのをすり抜けて進むと、商店街の奥はわりと新しいビジターセンター風な原生花園の案内コーナーになっていた。
園内の写真のパネル(鉄道が多かった)や開花情報のスナップをサラッと見て通過、その先がトイレだったので。
で、外に出ると原生花園の遊歩道の入り口で、すぐ前が線路でJR釧網本線の原生花園駅だった。
時刻表を見ると一日上下6本。三時間くらいこなさそうだ。運賃表は釧路まで3830、北見まで1880。あんまし駅ないから近そうに思えるけど釧路までは三時間くらいかかるようだ。僻地だよなぁ。
さて、煉瓦敷きの遊歩道を進む。ゆるやかな坂道で楽に丘を登る。
花はぱっと見咲いてないように見えたけど、よく見ると黄色いユリのような花がチラホラり。これは案内板に「代表的な花」とあった「エゾキスゲ」かな。
小さな丘の上の展望台(展覧ヶ丘展望台)から眺めると、東に波が寄せるオホーツク海、西に静かな涛沸湖。北方向を向けばその間の挟まれた丘の地形のいい眺め、これは花が咲いていなくとも単に展望休憩としてもイイ感じだった。
ゆっくり眺めていたかったけど、雨が降ってきてしまっててすぐに降りちゃった。残念。(そして晴れてたら知床の山並みが海の先に見えたらしい。残念)
花は、気にして見ればチラホラと見かけた。白いのはハマハタザオ、黄色いのはハルザキヤマガラシ(外来種で駆除対象、、)。
そして小さいけど一番綺麗だったのがエゾエンゴサク。優しい青と紫の面白い形の花だった。エゾと名に入ってるのが嬉しい。
下りの柵の元に咲いてた黄色いのがセンダイハギかな。これも此処の「代表的な花」とあった花。他に代表的とあったクロユリやエゾスカシユリは探したけど見あたらなかった。
さて、雨だったので建物に戻って、商店街をゆっくり抜けた。さっきの網走監獄でも見かけたようなTシャツが沢山並んでた。
そして端の網焼きのチョイ食いスタンドでメニュー見てみたら「魚のすりみだんご」というのがなんか気になったので一本買ってみた。
「すぐ食べてっちゃいます」というとお茶とお盆をつけてくれた。寒かったので温かいお茶はありがたかった。
これは意外とおいしかった。ふわっと軽くて優しいけどイイ弾力のかわいらしいすり身。甘みもあっていいおやつ。ベンチでゆっくり味わっていい休憩になった。
来た時はささっと避けるようにすり抜けちゃったけど、戻って来て急がずに寄ってよかった。
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