新発田市大手町にある新発田藩の城跡。
四年振り二度目の来訪。
前回来た時はちょうど桜祭りをやってて華やかに賑わってた。
今回は真夏の緑一色でこれまた違った感じでいいもんだ。
堀越しに天守代わりの三階櫓、隅櫓と眺めながら表門に歩いた。
ここは無料なので気兼ねなく歩けるね。
まずは「本丸表門」現存物で国重文。
この門と両脇の石垣だけが往来の姿の物で、他の石垣は後から造った物で往時は土塁だったそうだ。
お、中に入れるじゃん。たしか前回来た時は入れなかったんだよな。と喜んで中に入った。
んー。いいね。門櫓の現存物。中には櫓の修復資料や模型が並んでた。
表に出て土塁から本丸を見下ろすと、そこは一面の自衛隊駐屯地。
この城は明治時代から陸軍を経て自衛隊に使われていて、復元した「三階櫓」は完全に自衛隊敷地内で行くことができない。
会津にくみせず官軍についた藩の城にしては地味な気がするのは、これはやっぱ東北の周りに怨まれないように気遣ってって事かな、、とか勘ぐっちゃうね。
そして東の端には「辰巳櫓」。平成に入って三階櫓と共に復元された新品櫓。
お、こっちも入れるんじゃん。と喜んで中に入った。
なんか新品だけに立派にできてて櫓って感じがしなかった。
でも造りは忠実らしく階段も急になってて捕まる紐が垂れていた。で、二階からは新発田の町から東の二王子岳方面の山が見渡せた。
そして歩ける範囲の城内西側には「隅櫓」。これは前回も入った記憶がある。
現存物だけど別の場所にあった移築物。元々は二の丸の隅櫓だったんだそうだ。
んーでもやっぱ現存物のしっとりした感じがいいな。
二階からの眺めは正面の堀と公園部分と南の町並み。
二回目だけど無料で見て回れてなかなかイイ城だよね。
歩ける部分が少ないから、ちょっと休憩くらいな感じで丁度よかった。
会津側から見れば官軍に早々に寝返った藩の城だけど、もともと嫌がってたのを人質とってまで無理に列藩同盟に組み込もうとしたんだよね。会津も会津だという面もあるよね。
ところで、帰ってから自分のサイトで前回行ったときの日誌を見てみたら、、「本丸表門」も「辰巳櫓」も中に入ってたみたいね。
サイトには載せてないけど写真もちゃんと撮ってた。。
記憶なんて曖昧なもんだ。っていうか色んな城の記憶が混ざっちゃってて、あんまし行き過ぎるのも良くないねー、、とか思いつつ、行っても忘れて、二度目なのに新鮮に楽しめるというのも悪くないなとか(おのれの莫迦を棚に上げて)思ったりした。