大崎市古川穂波にある公共学習施設。
愛称として「パレットおおさき」と言うらしい。
ここはネタ帳にのせてた場所。連休じゃなくて週末くらいの中距離周りくらいで来てみようと思っててなかなか来れなかった。
建物は「生涯学習」という名からも真面目そうな公共施設で、何やら講習会などが催されているような感じだけど、プラネタリュウムとかもあって、「コナン」とか「宇宙兄弟」とか子供向けな要素もあった。(子供は見かけなかったけど、、)
さて目的のはどこにあるんだ、、、と歩き回ってみたら、「体験展示室」というのがあり、入口から天体系の展示だったので、ちがうかな?とか思いつつ覗くと部屋の中に水槽があった。これが目的。ここだった。
展示は天体だけじゃなく、地域の地質や気象、そして生物なども展示されてたんだけど、照明も暗めでどうしても入口の天体の印象が強く、なんか水槽だけ場違いに浮いて見えた。
その目的の水槽の中に泳いているのが「鉄魚」という魚。
古川から西に進んだ県境の手前の深い山中にある魚取沼に生息する天然記念物の魚。
僕が子供の頃には「金魚の元になった魚」とはっきり本に書かれててそう覚えてたヒレの長い鮒の変種「鉄魚」。一度見てみたかった。
(因みに「金魚」は昔の中国から輸入されたものなので、普通に考えてもその沼の在来種の「鉄魚」とは無縁)
その鉄魚たちは尾鰭も優雅にヒラヒラと泳いでいた。
けど、
あれ?
鮒のままの自然な鉄色のテツギョも勿論いるけど、なんか半数以上の白いのと黄色いのは何?
自然に変異した色付きのテツギョ?鉄色じゃなきゃ金魚じゃん、、
個人的な趣味では、錦鯉より野鯉、金魚より鉄魚!と、自然なのが素敵だと思ってたんだけど、、
「水槽には純粋なテツギョたちが泳いでます」という説明だけで、そこらへんの白や黄色い種の説明は何もなかった。。
色付きは置いといて、鉄色の純朴なのは可愛らしかった。
色がない分、ヒレのヒラヒラ感が優雅で面白い。
どうして自然の沼で鮒がこういうヒラヒラの変種になったのか謎で不思議。
でも、この鉄魚とは無縁の金魚も交配中の変異でヒラヒラの種が出来た事を思えば、鮒の種はヒレをヒラヒラさせるのを好む趣向が強い魚なのかもしれないね。