愛知県と長野県の県境にある茶臼高原の長野県側にある両生類研究所「カエル館」
僕は小学生の頃のあだ名が「カエル」だった事もあってカエル好き。
カエルかわいいよねぇ。
ってわけで、前々から来たいと思ってた。
建物は「涼しい高原の小さな研究所」「昭和の避暑地の洋風木造館」といった雰囲気。
早速、400円払って入館。
前の客と入れ違いだったのでしばらく静かな館内を独占。
ゆっくりカエルを見て回った。
館内は左程広くはないけど60cm位のカエルの水槽が並び、手作りな感じの説明や資料が貼られてて、水族館とかよりも手近で親近感持てる感じだった。
まずは、ここの目玉。他では見れないカエル。
「ワン!」と啼くカエル「ネバタゴガエル」。
ネバタ?ゴ?外国のカエルか?と思ったらとんでもない。
「根羽田子蛙」漢字で書くと分かりやすい。ここ根羽村の固有の田子蛙ということだ。
水槽を覗くと五、六匹の黒っぽい蛙がおとなしくしてた。
残念ながら、そんなしょっちゅう啼いてるわけも無く、うんともすんともいわなかった。
でもすぐ隣にいつでもみれるDVDとモニターが設置されてて、啼いてる時の映像が見れた。
ホントに犬みたいに「ワン!」とか「キャンキャン!」て啼いてた。
さて、あとはじっくり行ったり来たりして見て回った。
左上から
アマガエル:アマガエルは一番一般的な蛙。これは珍しい水色の変異体。キレイだね。
僕なんか普通の雨蛙を見かけただけでもかわいくて嬉しいのに、こんな特別色の雨蛙を外で見かけたら大感激だなぁ。
中上
モリアオガエル:これはまだ二年目の子供。カワイイ!
見てたら目の前で虫喰ってた。大きくなれよ。。いや、ならなくていいぞ!
大人の森青蛙の水槽もあったけど、黒くてデカくて木の下で寝てた。。
右上
シュレーゲルアオガエル:シュレーゲル、、なんて何処の国の蛙だい?とか思ってたけど、しっかり日本の青蛙。シュレーゲルとは研究したドイツ人の名前だそうだ。
スッキリした青蛙で雨蛙より美しく可愛らしい。生態もデリケートらしい。真青蛙とか呼びたい。
左中
ニホンアカガエル:メリハリのある形の蛙だった。
多くの蛙には可愛らしさを感じてたけど、こいつはキリッとして凛々しくいなせで正にカッコ良かった!
色もキレイな褐色で、青蛙にはない美しさ。この中で一番惚れた。
中央
ナゴヤダルマガエル:ホントに達磨のようなシルエット。
この子は外に行きたいらしく、ひっきりなしに外に向かってピョコンピョコン飛び跳ねてて元気だった。
右中
カジカガエル;海洋堂のフィギュアそっくり(笑)
蛙らしからぬ凄い綺麗な声で啼くんだよね。啼いて欲しかった。。
この子はこの後ガラス面に張り付いて、滑りながらもセッセと登ってた。上を見たら登り終えた仲間が待ってた。
左下
ツチガエル:いわゆるイボガエル。でも意外とスッキリした体格でカッコ良かった。
人が近づくとすぐに水に飛び込む蛙ということだけど、この子達はこの日は殆ど動いてくれなかった。。
中下
トウキョウダルマガエル:え?東京と名古屋でこんなに形違うの? 同じ達磨蛙どうしより、隣の水槽の殿様蛙とそっくりだった。
今日一番元気だった蛙で、動き回って飛び跳ねてよく啼いた。この写真は啼いている所。頬がぷっくりと膨らんでる。
右下
アズマヒキガエル:ここで一番大型の蛙。いわゆるガマガエル。
都内に住んでた時には町中で頻繁に見かけた蛙でウチの庭にも沢山いた。
けど、名古屋から来た人は見たこと無かったらしく珍しがってた。
そんな感じで、あとから来た他のお客さん達みんなに大人気だったのは意外だった。
そういえば動きも表情もかわいらしいね。
手に持って記念撮影出来る大型の水槽も用意されてた。。(先に気が付けばよかった。。フト見ると大人気で割り込めなかった)
他にもヌマガエルやトノサマガエル、普通のアマガエル、アフリカツメガエル等もいたしイモリの水槽もあった。
殿様蛙もたまに啼いてた。この位の水槽だから、啼き声もグッと身近に感じられていいね。
そういえば殆どの水槽には「○○○○さん 寄贈」と書かれてた。
カエル好きさんみんなの好意で、充実した施設になってるみたいでいいね。
蛙グッズも所狭しと飾られて何時間でもいられそうだった。
たまたま来た時はガラガラだったけど、後から後から人が来た。
名古屋からの人は
「私もカエル好きだけど、こんな山の上で400円払ってまでカエル見に来る人なんかそうそういないだろうと思ってたら、結構好きな人多いですね」
同感です。
千葉から来たと言ったら驚かれたけど仙台から来てる人もいた。
ずっと見てたいけど混んで来たので退散。
最後に東蟇蛙のお茶目な写真。
ガラス面に掴まり立ちして力士のように突っ張りを繰り出してた。
とても隣が気になるらしい。