琴浦町赤碕にある花見海岸の浜。
「物産館ことうら」でもらった琴浦さんのPR漫画を見て来てみた。
雨が降って来ちゃってたからちょっと難しいかなぁ?とか思いつつ、傘差して海岸に下りた。
ら、
おお、鳴る鳴る。
中華饅くらいの大きさのきれいな石がびっしりの海岸で、雨の音なんか関係無しに、波が引く時に面白いようにカラコロカラコロとかわいらしく鳴っていた。
へーこれはいいね。
大きすぎず小さすぎず丁度いい大きさの石だらけの珍しい海岸。
こんな面白い場所でPRもバッチリなのに、海岸には自分と素潜りダイバーの二人組しかいなかった。(雨だから?)
何か獲ってる地元の人みたいなので「何が獲れるんですか?」と声かけてみた。
ら、ワカメなどの海草を獲ってる地元の人だそうで、ずっと昔からこの海岸を愛して潜り続けてるんだそうだ。
で、なんと!このおじさんが「鳴り石の浜」の名付け親だとか。
そして、ノーメイクの忌野清志郎みたいな優しい目でこの浜の魅力、石の不思議、そして海草の素晴らしさを語ってくれた。
ここの石って波で流れて数日で目まぐるしく海岸線の地形が変わるんだとか、美味しいワカメは筋が緑に輝くんだそうだとか、云々。。
一緒にいた女性は、魅了されて弟子入り宜しく何度も通って潜ってる東京の人なんだそうだ。
雨の降る中、タップリ興味深い話を聞いて、獲れたての「クロモ」を生でたべさせてもらったり(シャキシャキコリコリで美味しかった)、ワカメも土産に持っていきなって言われたんだけど、これからまだ三日間も放浪するので遠慮した。
申し訳ないです。ありがとう。ぜひまた立ち寄りたいイイ場所だった。
で、最後に戻る道にあった観光地っぽいおまけの物。
「石絵馬」といもので、備え付けのペンで石に願い事を書いて海に流すと「良くなる(=良く鳴る)」というもの。
なぜると御利益がある「よくなる石」なんていうのも置かれてた。
なるほどね。
こういうのがなくても充分に魅力的な浜だけど、こういうのがあった方が一般の客は喜びそうだよな。
一応石だけなぜて、賽銭鳴らして車に戻った。