富士宮市上井出にある神社。
ここは旧日本陸軍の九七式中戦車(通称:チハたん)が置かれてるそうで、それ目当てで来てみた。
案内を読むと。ここは戦車兵学校の跡地だそうで陸軍少年戦車兵と教官を祀ってるそうだ。
なるほど。ちゃんと縁ある場所なんだ。
まずはお参り。
そして奥の戦車を拝見した。
これは玉砕したサイパンで掘り起こされた残骸を昭和後期に発見し返還されたものだそうだ。
キレイにレストアされることはなく、残骸の姿の侭、赤錆色の侭、コーティングされてて、長い月日を感じさせる姿だった。
ところどころというか四方八方に無数の弾痕が残っているものの、みんな小さな穴で、戦車ともあろうものが機銃くらいで蜂の巣にされたような悲惨で無念な最期を想像させられた。
歴史はさておき、戦車としてのフォルムは、思ってたよりかっこよかった。
実はこれも昔、プラモデルで作ったことあって、迷彩を塗るのが面倒なので、放置されたバージョンとか言って茶色一色に塗った憶えがあるので、正にコレ。
当時からカッコ悪くてショボい戦車だなぁ、、とか思ってたんだけど、こうしてみると宮崎駿が書きそうな肉感があって好感持てる形に思えた。
最近では「チハたん」などと呼ばれて、「アッガイ」並のマスコット兵器として人気があるというのも解るような気がしてきた。
やっぱ実物を見るって違うね。
百聞は一見に如かずだね。